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ああ、勘違いだった。
胡蝶って襲撃されるまでは素村の見分けつかないんですね……。
そもそも村1ならダミー以外素村になるわけないし。
インターフェースでわからない役職があるの失念していたー。
― 少し前・仕立て屋 ―
[紅茶とパイを頂きながらの、エルナとの会話>>8>>9。
彼女の仕事への姿勢やら、意匠や刺繍へのこだわりを聞けば、感心しつつふんふんと頷いている。
エルナの内心はわからないから、努力を目に見える形にしている彼女はすごいという素直な反応だった]
[話の流れでこちらの気に入った本を訊かれれば、夢診断やら幻想風景やら、どことなく心の内から空想を引き出す術を探しているようなラインナップが返ってくるだろう。
そこで今日は何も借りなかったのかと問われ>>10]
あっ、……そうなんです、うっかりしててー。
ま、また改めて借りに行けばいいことですし?
[そこだけ何処か焦ったような笑みとともに答えたのだった]
『さっき、近所のやつがいきなり眠っちまって、いくら声掛けても目を覚まさなかったんだ。
とりあえず医者の所に任せてきたが、もしかしたら……』
[その証言に触発されたように、似たような出来事の噂が飛び交い始め、その場の花精たちの顔には一様に不安が浮かんだ。
貼り紙の真正面にいた赤髪の花精も、例外ではなく]
そ、そんなこと……。
本当に、起こってるの?
[信じたくない気持ちが強いけれど、末尾のサインは街の長のもので間違いないらしかった。
噂でざわつくその場を抜け出すように、人ごみを擦り抜けると宛てもなく駆け出した*]
― 大通り ―
[逃げ出すように駆けている途中で、聞こえたのは馴染みのある声>>21]
あっ、ファミル……さん。
[常にはない不安に揺れる声で相手の名を呼びつつ、足を止める。
重そうな鞄を携えた様子に、何処かへ向かう途中かとも思ったが、どうかしたかと問われれば居ても立ってもいられぬように口を開いた]
あの、さっきそこに貼り紙が出ていたんです。
原因不明の病が流行ってる、って。
それと、突然眠ってしまった人もいるみたいで……それは治療のため、みたいなんですけど……。
[そうはいっても、それはそれで異常事態に変わりないとしか思えず。
困惑したように、やや伏せた視線を周囲へ彷徨わす]
ファミルさんは……もしかして、何処か向かわれる途中ですか?
[ファミルの方でも、何かあったのだろうかと。
ちらと鞄にも視線を向けつつ、こちらからも問う*]
え? あ、あの……大丈夫です。
いえ、落ち着いてないのは確かなんですけど……。
[言葉に困ったように首を振る。
不安は確かにある、けれど、それを無闇に口にするべきではないと踏みとどまるだけの冷静さはあった]
ファミルさんも、大丈夫ですよね?
あ、いえ、体の方ですけど……。
[心情面は自分が心配する方が失礼かと、少なくとも表面上は冷静に見えるファミル相手に、体調の方の心配を向ける。
病の性質に関してもまだわからないけれど、顔見知りに何かあったらとの不安が勝ってつい問うていた*]
それなら良かったです。
あの、お忙しいみたいですけど、まずはご自身の健康が第一ですからね……?
[苦笑と共に返ってくるのはやわらかな声。
気休めの部分はあるのかもしれないけれど、少しの安堵を受け取りつつこちらからも心配を向ける。
今後図書館の書が求められることも多くなるのだろうか、などと考えながら*]
― 大通り ―
[辺りには不穏な囁きが行き交い始めていた。
一連の出来事になんだか胸が詰まったような気分になってしまったけれど、食べ物を捨てるのも良くないからと、食べ掛けのクレープはどうにか全て飲み下した]
……何が出来るわけでもないんですけどね。
[道の片隅で木陰に座り込む。
専門知識もない以上、やるべきことは普段通りに過ごすこと、なのだろうけど。
わたしの普段通りってなんだっけ、なんて作家を夢見るだけの花精は考える]
[博物館は図書館同様、『資料集め』と称して赤髪の花精が入り浸っている場所のひとつだった。
実際には何か特定のものについて調べたいということはなく、物珍しいものを眺めたり解説を聞いたりするのを楽しんでいるのだとは、学芸員にもとうに気付かれていることかもしれない。
それでも、フレデリカはこの熱心な来客を常に歓迎してくれるので、赤の花精もまたそれに甘えてしまうのだけれど]
珍しいですね、フレデリカさんがこの時間に博物館を離れてるなんて。
[金髪の花精に駆け寄りつつ、常連として気に掛かったことを口にする。
この学芸員は基本的に、お昼も家から持参して、博物館内の休憩スペースで食べているはずだ。
無論厳密なルールがある訳ではないだろうけれど]
『そうね。
でも、クララちゃんも気付いてるだろうけど、この騒動でしょう……。
何があったのか確かめたいというのもあって、ちょっと出て来たの』
[そう言って、フレデリカが視線を送るのは貼り紙があった方角]
『それにちょっと、気になってることもあって。
うちの資料にも当たってみないと……』
フレデリカさんのところ?
既にファミルさんが医術書を持ち出したりしてるみたいですけど……。
『ううん、ちょっとした勘よ。医術だけで解決するのかな、って……。
全然的外れかもしれないけど、手掛かりは増やすに越したことはないでしょう?』
[そう言って微笑むフレデリカの表情は前向きなもの。
釣られたように赤の花精も微笑んで]
そうですね。古文書に意外な答えが、なんてこともあるかもしれないですし。
[博物館の収蔵物の数々を思い浮かべながら、何処かにヒントがないか、などと夢想した*]
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