情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[どうやら注意する声は無事届いたようだ。手を上げて合図を送ってくるフランツ>>83を見ながら、ホッと胸を撫で下ろす。
その間にもこちらの攻撃を受けたことで、妖術師の怪しげな術から解放された生物たちが、どんどん元の姿へ戻っていった。]
それにしても……あの妖術師、一体どのくらい力を持っているんだろうか?
[新しく矢を補充する間に、そんな独語を漏らす。一匹ごとの戦力には限界があるらしく倒せないほどではないが、何せ数が多すぎる。生物を魔物化する原理はよく分からないとはいえ、一度にこれほどの影響を及ぼせるとなれば、(戦いを仕掛けた動機やら心根の程度やらはさておき)一筋縄ではいかないほど能力が高いに違いないと思えてきた。
これは油断できないぞと考えていれば、壁に藻の足ががりを作ろうとしているゲンゴロウ集団に、塀の外で直接攻撃を主体にして戦っている人々が気づいた>>88。フランツが危険だと言葉をかけてくれたお陰と分かると、即座に呼びかけ>>93へ応じる。]
こっちは大丈夫!だから、にーちゃんにはそっちを任せた!
[絶対に侵入させないとの決意を込めて、藻を持つ大型の魚型魔物の手元へ矢を射る。手にした藻がちぎれそうになって慌てた魔物の横から、フランツの注意を受けた青年が槍を突き入れた。
その間にも、ゲンゴロウ集団は黙々と壁を登りつつある。あと少しで到着しそう……な瞬間を狙い、二人の騎士が運び込んだ樽を傾けて油をたっぷりと流した。ゲンゴロウたちは目的達成の直前で、足をばたつかせながら脱落していく。一匹だけしぶとく壁にしがみついていた奴は、上から剣で切られた。]
よし!これでしばらくは足止めできそうだ。
[この隙にと火矢の準備を整えていると、チャールズからの壁登り部隊の攻略情報>>91が伝わってくる。念のために持ってきた、かの頼りになる武器職人の手によるロングソードを確認しながら、”分かった。”と頷いた。
藻の一部は壁にへばりついているけれども、油を警戒した大型魔物たちは登ってこようとしない。切り札の使用はとっておきのタイミングでと思い直し、陽動作戦を選択したフランツの援護射撃にしばし没頭する。
しかしこちらも余裕があるとは言えない状況であるため、西門付近で異変>>89が発生したことには気付いていないし。また伝達もまだ届いていない。]
[そのとき、川岸に火の手が上がった>>104。明らかに周辺の魔物たちは動揺している上に、水の中に潜んでいた連中もあぶりだされたせいで、上陸数が減ってくる。]
これぞ待ち望んでいた瞬間!いけえーっ。
[掛け声と共に、壁にへばりついていた藻目掛けて火矢を放った。油をかけられて緑色の導火線と化した藻を、大型魔物が慌てて手放す。
ある程度の知恵は有していても、一つの戦略が駄目になった直後、すぐさま代案を持ち出せるほどには高くないらしい。彼らもまた、右往左往している間に次々と元の姿へ戻っていった。*]
/*気がつけばあなたの隣に。蕎麦です。
そういえば、入村以来独り言まだ一度も使ってなかったですね。
>>106ぶっちゃけ、水を含んだ藻がそんなに簡単に燃えるものかな?とは疑問だけれど、そこは描写重視で行かせていただきます。
[ついにベルガマスコによる人質の拘束と降伏の勧告が宣言された>>96との知らせが届いた。
しかも捕われの身となったのは、昨日知り合いになったクレステッド・エンバーという名の騎士であるらしい。]
一体何があったんだろう。心配だな……。
[周囲の動揺に影響されて、川辺から流れていく黒煙の行く先を不安そうに見つめたが、すぐさま首を横に振った。]
いや!この聖地に妖術師の脅しに屈する者など存在するはずもない。
それに気高きかの騎士を助けたいと願い、実際に行動する人々もきっといるだろう。ここは西門の方は信頼と共に任せて、今オレができる最善を考えよう。
[自分では黙って考えていたつもりだったが、いつの間にか思考が駄々漏れになっていたようだ。
幸い周囲にいたのが気のよい人ばかりだったお陰で、この意見に反対の声は出ない。突然肩を叩かれたので慌てて振り返ると、騎士の一人が”大丈夫、我々は必ず君の信頼に応える”と言い聞かせるような、優しい目を向けてくれた。]
[無言で頷いた直後、フランツの呼びかけ>>121が耳へ届く。残る魔物を排除せよとの言葉に力強く”おうっ!”と応じた。
塀の上から雨あられの如く矢が降り注ぎ、下で魔物と対峙する者も獅子奮迅の働きを見せる。其れを確認しながら矢を補充し、下へいる人々へ声をかけた。西門付近で妖術師が人質を取り、降参を勧告している>>96ことを知らせるために。]
オレは、西門へ助太刀に行ってくる!フランツにーちゃん、ここは任せた!
[そう告げた直後、従者に火付け用の布を用意してもらうよう指示を出す。
ただし火つけ用の厚手のものではなく、幅30センチ×長さ50センチ程度の大きさで十分だとの言葉には不思議そうな顔をされたものの。たまたま廃棄直前の古布が大量に見つかったので、油の樽と共に塀の上を伝って西門へ運んだ。]
― 西門・塀の上 ―
[こちらではチャールズの指示により火矢作戦が中止されていた>>108ので、思ったよりも魔物が残っている。しかも門を突破せんと積極的に攻撃をしかけてくるので、若手騎士達がどんなに奮闘しても、新たな敵が次から次へと現れる始末だった。]
手助けに来ました!
[そう言いながら、門へ近づこうとする魔物へ油に浸した古布を片っ端から投げつける。あるものは前が見えなくなってうろたえ、またあるものは足に古布が絡んで転倒する。
今までとは違う攻撃を食らって悪戦苦闘している隙を狙い、西門に詰めていた人々が剣や弓で魔物たちを撃退していった。]
[クレステッドが捕われている付近から撤退する気配が近づいてくれば、無事聖地に逃げ込めるまで援護射撃を行う。どうやら追撃はなさそう>>128だが、炎の影響が少ない西門付近には魔物が残っているからだ。]
「皆様、どこか具合の悪いところはありますか?」
[門の中へ皆が逃げ込んだ直後、駆け寄ってきた救護班が、ケガや体調不良など、緊急事態には何でもすぐに対応しますと心配そうに声をかけていた。]
― 聖地の食堂 ―
[クレステッドが無事解放され、妖術師が逃亡するに到るまでの活躍は、皆が聖地へ戻るとすぐに伝わってくる。凄いなーと感心しつつも、騎士たちに護衛されて戻ってきたローズマリーの凛と気高い美しさに少しぽーっとなった。]
……あんな綺麗なひと、初めて見た。
[しかし妖術師が明日再び聖地を襲撃しに来ると情報を入手した途端、表情を引き締める。次は一体どんな手で攻めてくるのだろうと。
そんなことを考えながら食堂へ向かえば、ちょうど中からゲオルグの大声>>150とチャールズの呼びかけ>>152が聞こえてきた。]
チャールズのおっちゃん!左腕を診てもらったんだって?大丈夫?
[店に入った途端、心配そうに声をかける。万が一にも武器職人が腕をケガしたら、当分仕事ができなくなってしまうのではないかと思ったからだ。*]
[適当なテーブルへ従者と共に座りつつ、一足先にゲオルグにも手を振る。]
あー、ゲオルグのおっちゃんも久しぶり!おっちゃんも魔物たちと戦ったのー?
[去年弟子たちが材木を運ぶ最中、うっかり崩してしまった現場に居合わせて、片付けの手伝いをした際知り合いになった棟梁を見つけて挨拶をしたあと。]
オレ、いつもの肉料理ちょうだい!
[勢い良くウエイターへ注文した。*]
それなら良かった。
[敢えて左腕で力瘤を作ってみせるチャールズの言動>>166を素直に受け取り、たちまち顔をほころばせる。当然ながら、まだ痺れなどが残っているなど思いもしない。]
オレ、おっちゃんの武器作る腕を信頼しているからさー。しばらく道具持てないとか、そんなことにならなくてほっとした。
お疲れ様ー。
[しかし北の壁についての話題が出ると、真顔で両腕を大きく広げた。]
オレは大丈夫!
こーんな大きなゲンゴロウが魔物になって壁を登ってきたけど、皆が油流してやっつけた!
[……と言っても、本当は50センチくらいだった>>82ので、大分話を盛っている。]
でも、壁登る方法考えるとか、魔物は案外知恵が回るっぽいな。明日も気をつけないと。*
[声をかけてきた騎士>>165を見つけると、既に分かっていても無事戻ってこられたんだと安堵する気持ちと、自分の父親があんな風に捕われたらどうしようという思いが複雑に混じりあって、一瞬どんな表情を浮かべるか迷ってしまった。
それでも何とか笑みらしきものを浮かべ、こくりと頷く。]
はい!明日も妖術師が攻めてくると聞いていますから、たくさん食べて体力をつけておこうと思いまして。
そちらも無事の帰還、何よりです。
[クレステッドに何事もないとはいえ、どんな手で妖術師が攻めてくるか考えると、なかなか悩ましい。
頑丈な魔物の倒し方>>174については、まず他の人の意見を聴いてみようと考えたので、自分はひとまず口を閉ざした。]
嬢ちゃんじゃないっ!
[ゲオルグの戯れ>>176とは全然気付く様子もなく。相手の語尾へ被せ気味に反論する。テーブルをバンバンと叩く伴奏つきで。]
オレは!男だって!何度いや分かるんだよ!!
[思惑通りぶーぶーと盛大にふくれっ面を披露していたが、ゲオルグの本日の予定を聞いた途端首を傾げた。]
魚釣り?大工仕事しながら?
なんで。どうやって。
[魔物と戦ったなら魚?が手に入りそうな気はするが、ゲオルグ本人は違うと否定しているし、わからねーと思い切り怪訝そうに顔をしかめてみせる。]
魚?うーん、ゲン担ぎは理解できるけどー、肉いっぱい食ってお腹に余裕があったら考えてみる。
[食事をするときは、いつも好物から食べるという習慣をここでも遺憾なく発揮して、即答は避けた。*]
[フランツ>>180から声をかけられれば、途端に笑顔へ変わる。]
うんっ!オレ、もうお腹ぺこぺこー。店に来てすぐ頼んだよ、親父さんの特製肉料理!
聖地に来たときは、ここの料理食べるのが一番の楽しみだからな!もちろん、いつもよりたくさん食べる予定ー。
[今回はいつもの巡礼じゃないくて、親父が村の試合に出場することになったから、その必勝祈願!と、聖地訪問の理由も説明する。フランツの仕事の邪魔をしないよう、なるべく手短にまとめるよう心がけながら。*]
[捕われの身となった際、どんな様子だったか伝聞でしか知らないが、見た限り騎士の体調や外見に妖術が残っているような気配は感じられない。そのことに多少緊張を緩めて、クレステッドのアドバイス>>193にはいと返事を返した。]
今夜は早めに寝ることにします。巡礼者のために聖地の中央付近には共同浴場があって、大きな浴槽に効き目ばつぐんの温泉の湯が引き入れてありますから。
[湯に浸かって疲れを取りたいと思っていますと締めくくったところで、ポプリの小袋を渡されて、目をぱちくりさせたあと。]
ありがとうございます!おまじない、とっても嬉しいです。
……いい匂いですね、どんないい夢が見られるか、楽しみですよ。
[満面の笑みを浮かべて、大きな声でお礼を言った。*]
[チャールズの言葉には納得できるし、注意するとの言葉>>196を聞けた以上、この話を引っ張る気はない。分かったと首を縦に振ることで意思を示すだけに留める。]
騎士団の人たちが予め火で攻撃するために、用意した油を使ったんだって。相手が水生動物だから、火で攻めるのが有効だし。実際、川と堀の合流地点を燃やしたときは、かなり魔物を倒せたみたいだ。
[誇張を察しているとは気付かず、でかいゲンゴロウに続いて自分の見ていたことを伝える。しかも結構満足げ。]
うん、妖術師のじーさんの入れ知恵は絶対あると思う!
でもさ、おっちゃんたちと力を合わせれば、絶対やっつけられると信じてるよ!大丈夫。
[ゲオルグに続いて、頑丈な魔物対策>>201を小耳に挟んで、さすがだなと感心していたから、力強く言い切った。
その際、クレステッドの言うキサンの武器職人チャールズ>>194はこの人で合っている、更には宣伝した食堂はここだよと追加説明した。*]
[笑うゲオルグ>>204の真意は全く理解できず。そんな返答をするあたり、今のやりとりを忘れて、また嬢ちゃんとか言い出すんじゃないだろーな?と怪訝な視線を向けた。
棟梁が無事であることは良いことだと思うけれど、今はそれを考える余裕はない。]
……は?
[続いて弟子たちがこぼす愚痴?合戦に、思い切り疑問を返した。
かろうじて、彼らの前に魔物が出たことは理解できても、具体的に何をどうしてどんな行動を取ったのか。肝心な質問の答えがさっぱり分からない。]
なーんで大人って酒なんか飲むのかなあ?
自分がすっごく変なこと喋ってるって分かってる?横から見ていると滅茶苦茶おかしいよ。
[まだ飲酒を許される年齢ではないため、常日頃考えていたことが思わず口をついて出てしまった。*]
平気!美味しいものを食べるときは、待つ時間もご馳走になるんだって、うちの親父にいつも言われているから。
[フランツ>>214へは気にしないでとの意思を伝えつつ、明日もまた頑張ろう!と励ましの言葉をかける。]
にーちゃんも戦って帰ってきた直後なのに、すぐ仕事が入って大変だもんな。今日はお互いケガがなくてよかった。
[そんな話をしている間に、肉料理のつけあわせのサラダとスープが出てきた。
早速いただきまーすと両手を合わせて食べようとしたとき、ふと思いついたことをフランツへ告げた。]
オレ明日は朝早く起きて、壁のどのあたりが集中的に攻撃されたか確認しようと思っている。
もしもなんか分かったら教えるよ。*
任せて!オレも、フランツにーちゃんがいる聖地をしっかり守り抜いてみせるよ。
言われた通り、今日はしっかり食べてしっかり休むね!
[フランツは仕事中なので、頼むとの返事>>235をきっかけに話を切り上げる。それからサラダとスープを口へ運んだ。相変わらず美味しくて、思わず頬が緩んだ。
気にしなくていいと言い切る姿は格好いいと思う。
大人になったら、守るべきものや自分がこなすべき仕事を見極めて、フランツのように頼りになる男になりたいものだと改めて決意を固めた。*]
任せて!オレも、フランツにーちゃんがいる聖地を守り抜いてみせる。
そして言われた通り、今日はがっつり食べてきちんと休むね!
[フランツは仕事中なので、頼むとの返事>>235をきっかけに話を切り上げる。それからサラダとスープを口へ運んだ。相変わらず美味しくて、思わず頬が緩んだ。
気にしなくていいと言い切る姿は格好いいと思う。
大人になったら、守るべきものや自分がこなすべき仕事を見極めて、フランツのように頼りになる男になりたいものだと改めて決意を固めた。*]
だよな。
[頷くチャールズ>>238へ、同意してもらえた嬉しさを笑顔で表現する。年齢は父親よりも上だけれど、自分の意見をしっかり聞いてくれるから大好きだし、とても信頼しているのだ。
やがてクレステッドやゲオルグとキサンの町へ潜むという相談を始める武器職人。その話は、時折小耳に挟んでいたが、やがて思い切って話しかけた。]
挟み撃ちにするなら、魔物たちが東の跳ね橋より西を集中して攻めてくれた方が都合がいい、よな?
オレ、東の方が厳重に警備しているって見せかけたら、妖術師のじーさんは西に魔物を寄こすかもって思いついたけど、これどうかな?*
[弟子たちへ意識を集中させていたから、ゲオルグのにやーり笑い>>241は見ていなかった。
しかし続いてかけられた言葉が耳に入ると、すぐさま振り返る。]
……っ!
そっ、そんなことない!オレはもう立派な男だ!
[即座に否定したつもりでも、一瞬の間が雄弁に動揺を語っていた。
酒のどこに魅力があって、何が楽しいのか本気で疑問だったが、やはり飲めるようにならないと認めてもらえないのだろうかとか何とか、ぐるぐると考えている。
しかし弟子の制止により、ゲオルグが”明日もある。”と酒を飲む提案を引っ込めたように見えたときは、心の底からほっとした。元からそのつもりがないとは露とも知らず。]
あったりまえだ。おっさんも飲みすぎてヘロヘロになったりすんなよ。
[あくまで強気な姿勢を崩さずに返答する。*]
[戦いを有利に進められる>>253、その一言で分かりやすく目が輝く。
よかった、自分は的外れなことを言ったのではないと、思い切り顔に書いてあった。]
うん、分かった!
ご飯食べたあとで他の人の意見を参考にして、いろいろ考えてみる。聖地を守る騎士様とか、聖地で暮らしている人から話を聞けば、きっといい情報を教えてもらえると思うし。
クレステッド様が考えた作戦、上手くいくといいな。
[手段を託された喜びで、尻尾があったら振っていたに違いないほどの勢いでにっこりする。
情報操作は戦いに於いても重要、との知識も大切に頭に刻み込んだ。*]
お疲れ様です。
[席を立ったクレステッド>>231とゲオルグ>>246を見送った直後、待ちに待った注文品が登場した。
溢れる肉汁をたっぷり閉じ込めるよう大きな塊のまま焼いたあと、厚く切った肉に特製ソースをかけてある。じゅうじゅうと良い匂いと音を立てるそれに、うっとりと目を細めた。
何年か前にフランツの父親へ、”このソース、どうやって作るの?”とずうずうしい問いをかけた際は、「それを教えたら、おっちゃん聖地で店続けられなくなっちゃう。10年以上かけて生み出した、秘伝の技なんだ」とはぐらかされてしまった。
この台詞は未だに本気で信じている。
一族に古くから伝わる食事の前の祈りを小さな声で呟いてから、肉を大きく切ってかぶりついた。]
おいしー♪
[その喜ぶ様と匂いに釣られたらしく、近くにいる他の客が”あの肉料理を頼む。”と追加注文を出し始めた。]
リアンさんが聖地で手助けしてくれるの?それはとても安心できるな。
おっちゃん、ありがとー!
[キサンに潜むときに頼りになる人手が欲しいだろうに、わざわざ従弟を残してくれるチャールズ>>258へ感謝した。
元々全力で依頼に応える予定だったのが、更にやる気が涌いてくる。頭を撫でる動作にも嫌がる様子は全く見せず、むしろ素直に受け入れて、うんうんと頷いた。]
オレさ、危ないことがあったときに団結して協力できるキサンの町や聖地の人たちが大好きだ。
その人の笑顔を守るためにも、聖地は絶対妖術師のじーさんには渡さない!
おっちゃんも頑張ってね!
[席を立つチャールズへ力強く断言した直後、入ったフォロー>>259に首を傾げた。]
そう、なの、か?
ゲオルグのおっちゃんが本気だったらどうしようって思っていたけど、気にするなって言うなら、大丈夫そう……?
っていうか、いつかオレも飲めるようになる?……だったらいいな。
[まだ酒の良さは理解できていないが、チャールズが一緒に飲もうと誘ってくれるならと思いなおしつつ。そうなれば、本当に飲酒できるようになるか不安もぶりかえしつつの複雑な心境で、食堂を後にするチャールズを”任せて!”という返事と共に見送った。*]
[やがて小魚とカニのフライが運ばれてくる。ゲオルグのゲン担ぎ>>176を受けて、従者がわざわざ注文していたものだ。]
妙な色の泡吐く二本足で立ってるカニ>>204、なんて話を聞いたあとだと、このメニュー食べにくいんだけど?
[皿の上を指差して告げれば、”祖先の教えでは食べ物は天の恵み、残したり好き嫌いしたりしてはなりませぬ!”と返された。
年長者が祖先の教えという単語が出した場合、それは絶対逆らってはいけないという意味がある。
肉を食べている最中、ずっと横目で眺めた末にようやくフライをお腹に収めると、食堂を後にした。**]
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