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めりーはもふもふして可愛いから、私は食べようと思えないですっ…。安心してください!
その、毛皮はちょっと、ほしいですけど…。
『めーの毛でめーか?』
[…は自身を見ながら]
『そろそろ刈って貰いたいめーが、ごしゅじんさまがい ないめーよ。刈って欲しいめーよ』
―回想:1(5x1)年前の狂人と園芸家―
「やっと次の村、か」
[溜め息混じりの声で呟く男は自身の目立つ赤い髪をかきあげた。
無断で村の中に入り、辺りを見渡す。どう見てもあまり栄えていなそうな村。
ここなら教会の手も回らないだろう、そう思っていると何処からか風に混じって花の香りが。]
(……なんだ?)
[微かな匂いを頼りに香りのする方向へ足を運ぶ。
2(10x1)分後、匂いの元であろう場所に辿り着いた。]
[どのくらい眺めていただろうか。
ディーターはふと後ろからかけられた声に我に返った。]
「きれいでしょ?」
[振り替えると一輪車を押している、物腰が柔らかそうな男が立っていた。
男は一輪車を下ろすとディーターの隣に立ち、ニコニコとした顔で話始める。]
「2(10x1)年前から初めてね。仕事の合間合間を縫ってやって、やっとここまでになったんだ。」
[ディーターは耳を傾けるフリをして隠してあるトカレフを手にする。
追われてる身である彼は簡単には人を信じない。それより何より、胡散臭かった。変な自称恋天使とは違う胡散臭さだったが。
不意に男に向かれ、ディーターは身構えた。
しかし男は特に気にする様子もなく、ニコッと笑った。]
「僕はこの庭園の主のローゼンハイムだ。
見たところ、君は旅人かな?」
「……ああ。そうだ」
[ディーターは身構えたまま、短く答える。
相手を油断させるため自分から名乗る。よくあることだった。
しかしディーターの考えなど知らないローゼンハイムはまるで機関車のように喋りだした。]
「そう、なら僕の家に泊まるといい宿屋もあるけどお金はあまり使いたくないでしょ?炊事をしてくれればお金はいいよあ、野菜は近くにヤコブって言う農家の人がいるから……」
「待て何でそんな話にな」
「書斎で仕事をしているから場所は後で教えるよそこにいなかったら村の何処かにいるだろうから書斎にあるマイクを使っ……」
「ちょ……人の話を……」
「僕はこう見えても一応ここの村長みたいな仕事をしてるから僕の名前をだせば……」
「ストーーーップ!!」
[我慢できなくなったディーターは大声で黙らせた。この男、全然人の話を聞かない。
話の腰を折られたローゼンハイムは無邪気そうな顔で首を傾げる。]
「何だい?部屋の心配ならいらないよ?」
「んなこと心配してねえよ!!人の話を聞け!!
俺はお前の家に泊まると言ってねえし、第一名前も知らない奴を気安く泊めるどころか飯を作らせようっつーのがどうかしてるぞ!」
「ああ、そういえば君の名前を聞いてなかったね。名前は?」
[笑顔で名前を尋ねられた。こいつ変だと思ってねえ。
ディーターは目の前にいる変人に関わるんじゃなかったと後悔しながら名乗った。]
「で、ディーターだ……」
「んじゃディーター今夜の夕食は舌平目のムニエルがいいなー」
「だから待てっての!!」
[何か相手のペースにずるずる引き摺られている。
何とかしないとマジで押し付けられる。]
「俺は狂ってるんだ!狂人だぞ?!飯作らせて毒盛られたらどうすんだ?!」
「本当に狂ってるなら自分から言わないし、毒を盛るぞって言ってくる人が盛るわけないじゃないか」
[平然と答えられ、押し黙ってしまう。
……こいつ、正論を言って来やがった……。]
「てことで、よろしく」
「だから何でだよ!」
「えー、ムニエル作れないの?」
「作れねえことはねえけど……」
「ならよろしく。僕は書斎にいるから。
あ、ちゃんとローズマリー使ってね。
ご飯食べ終わったら僕の仕事の手伝いよろしく」
[じゃ。と言ってローゼンハイムは屋敷の中に入っていってしまった。
反論する時間もらえなかったディーターはその場で口をパクパクさせた。やがて彼の背中が完全に見えなくなった頃。]
「……だから人の話を聞けよお!!」
[何気に仕事が増やされたディーターは薔薇庭園の中心で叫んだ。*]
―現在:ローゼンハイム―
[自分の住んでる村から少し離れた街。]
「うん。おいしいね」
[サボり外交に来ていたローゼンハイムは、街一番と評判なパン屋で買った*カレーパン*を食べていた。]
「おっと、いけないいけない。
*花浜匙*の種を買いに来たんだった」
[新たに埋めようとしている種。
村では手に入らなかったのでここまで来たのだった。]
「ついでだから、彼女の所へも行こうかな」
[グリードが始まっているだろうけど、ディーターがいるから大丈夫か。
そう気楽に考えながら花屋を目指す。
――ディーターを怒らせるのは、いつものこと。*]
でででも、
私が刈ると手をすべらせてめりーがジンギスカンになたっちゃうかも……っ!あわあわ…
そうだなぁ、器用そうだし、<<少年 ヨセフ>>に頼んでみましょうかっ…
『ジンギスっ……?!
め、めー……頼んで欲しいめー……』
(@´‐`@).。o(でもそこも狙ってそうめー……)
[…はめりーに花瓶を手渡した]
この花瓶はとあるところからもらったものだが、我には必要がない故、お前にやろう。
使い方はお前次第ぞ。
めりー、おはようございますっ!
もふもふもふもふ。
んーー……そうですね、ヨセフくんも危ないかもしれませんね…
私、今包丁を使う練習中なんですっ!だから、うまくなったら切ってあげますね、その、不格好になるかもだけど…。
いざとなったら ラテンドレス 着てごまかしましょうっ!
めー?
『花瓶めー?ありがたくもらっとくめー♪』
[…は感謝の印にアデルの服をむしゃむしゃした]
『おはようめー。
包丁使う練習めーか。頑張るめー。
多少不恰好になっても問題ないめー。
刈ってくれるの待ってるめーよ』
[…は大人しくもふられている]
めりーさん、おはようくり♪
いっぱい食べて大きくなってねくりv(むじゃきえがお
ふわふわなめりーさん、なでもふさせてもらってもいいくり?(どきどき
わあいくり♪
なでくりなでくり
もふくりもふくり
めりーさんなでてると幸せになるくりv
あ、そうそうくり
この花瓶めりーさんにあげるくり
ちょっと硬いと思うけどくり、どうぞ食べてくださいくり
実はアデルさんにあげようと思ったんだけど返品されてしまったくり
もし食べなければ、捨ててくださいくり
我には手に余る代物だった故、受け取ってもらえて助かった。
が……、
我の服を噛むでないわっ!
[…はめりーを払おうとした]
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