情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
5人目、銀華の騎竜師 ゾフィヤ が参加しました。
銀華の騎竜師 ゾフィヤは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[一番最初は、ただ竜のお世話をするだけがお仕事だった。
騎竜師ではないのに竜に好かれやすくて、竜舎に入っても厭われない。
そんな人間が二人いて、夫婦になって。
丁度良かったから、生業になった。
そうして成り立った家は、けして太くはなれずとも
始まりの騎竜師から興ったこの地においては不要となるわけもなく
連綿と受け継がれてきた家系は今なお健在なわけなのだが]
…まさか家業が騎竜師になるなんて、
御先祖様もきっと思ってなかったわよねぇ
[よしよし、と撫でる手に柔らかな感触を返す
ふかふかの羽毛の主は、己の相棒。
かつて竜の世話役だった家の子は、
今は騎竜師の家の子なのである]
[竜に好かれやすい血筋が血を重ねることでより濃くなったか、
仕えていた貴族の家の竜の子に相棒と見初められた。
そんなことが何回も続いてしまって、
これ以上迷惑を重ねる可能性なると判断した結果、
騎竜師として改めて家を興すことになったのが、今から三代前。
幸い祖父母、父母と騎竜師を継ぐことは叶っていて
次は自分が継いでいく番───なんて、大仰な覚悟はまだ無いけれど]
なんとかここまでは来れたんだし。
卒業くらいはしっかりしなくちゃね。
[がんばろうね相棒、とばかりに
もふもふの羽毛にぎゅうっと抱き着いた**]
― ─ 十年以上前のお話 ─ ―
[三代続いた騎竜師の家は、
今代においては実は存続の危機を迎えていた。
というのも、竜の世話役をしていた頃は大家族だったが
騎竜師として独立する際の家屋や竜舎やらを整える費用に
拵えた借金を早く返済するため出費は最低限に抑え
子供は一人だけ、と決めたからなのだが。
幸い祖父母の代で順調に借金も返し終わり、
また大家族に戻っても大丈夫と太鼓判を押されたものの
こればかりは授かりもの、中々子が出来なくて
ようやく生まれた一粒種の娘は、
それはそれは可愛がられ、甘やかされていた結果]
いーーーーやーーーーー!!!
あっちであそぶのーーーーー!!!!
[どこに出してもはずかしいわがまま娘に育っていた]
[その日は珍しく両親と祖父母、家族全員でのお出かけで。
可愛いお洋服を着せてもらえたのは嬉しかったけれど
どこか、大きなおうちの前に連れてこられて
ここで大人しく待っててね、と言われたのに駄々をこね
困った母が父を頼ろうとした隙を狙って手を振り解き
駆けだした先、山の中に飛び込んだのは
ここなら容易には捕まらないだろうと思ったから]
ふふーん、だ
これくらいのみち、へっちゃらだもんね!
[わがまま放題甘やかされていたとはいえ、
未来の騎竜師として教育は始まっていたから
多少の山道にてこずることも無く、
目についた野兎の愛らしさに思わず追いかけて
更に奥へと進もうとした矢先、だった]
[どのような手段であったかはもう覚えていないけれど。
視線の先の兎が、一息で物言わぬ塊に変わった。
何が起きたかなんてすぐには理解できなかったけれど
その兎に近寄り、迷いのない動作で処理をする
私とそんな年も違わないような男の子が
それをした、とは一連の行動を見て理解できて]
ひどい!!
そのこ、わたしがおいかけてたのに!
[真っ当な思考が出来るなら、
兎を追い回す方も大概酷いのだが、
そんな自分を棚にあげて少年を責め立てた。
少年にとっては理不尽も良い所だっただろう]
[もっとも、そんな理不尽はいつまでも続かなかった。
勝手に山に入った娘を心配して追いかけてきた
父と祖父がこの場に駆けつけて
自分の味方をしてくれると思った娘が
満面の笑みでそちらを向いたから、だが]
あ、おじーちゃ…
『ゾフィヤ!!
お前は坊ちゃんになんて口を聞いてるんだ!!』
[返されたのは、生まれて初めての父と祖父の叱責で。
ごちんと叩かれた頭はそのまま
少年へとむりやり下げさせられることになったのだった]
[仕えていた貴族の家の竜に見初められることを繰り返し
迷惑をこれ以上重ねるのを避ける為独立した家は
仕えてきたこれまでの恩を忘れることなく
今も折々の挨拶は欠かさずにいて。
今日の来訪も、その挨拶の為だと聞かされたその場で
兎を狩った少年がその恩ある貴族の家の子だと教えられた。
今までお姫様よろしく扱われていた娘は
ようやく自分が特別じゃなかったことを知らされて]
……しつれいなことして、ごめんなさい
シェンさま。
[ぶす、と不貞腐れた顔で謝ったものの、
更に両親に怒られることとなり。
少年のせいで怒られた、としばらく拗ねたこともあったが
長い目で見れば、このおかげで
ワガママ放題のまま育たずに済んだのだから
感謝するべきかもしれない**]
─ 現在 ─
[そんな訳で成長した娘は、
無事養成学校の門戸をくぐることが出来た。
とはいえ、多少成長したところで
気質というのは中々変わることもなく、
甘え癖が出たり、逃げてしまいかけたりで
成績が振るわないことも多かった。
けれど年頃が同じ騎竜師の卵たちと同じく
共に学び舎に通うこととなった少年には
対抗意識を抱くことが多々あって
─相手にとってはじゃれつかれてるだけ、くらいしか
受け取られてないかもしれないけれど─
張り合う形で何とか食らいつき、今日の卒業試験を迎えられたのだ]
…え、何これ…
この辺って天気こんな荒れるの珍しくなかった?
[>>#3何やら怪しい雲行きに、不穏を感じて怖がりかけて]
……じゃじゃ馬って誰のこ──
…きゃああっ!!?
[>>20聞こえた皮肉に、つい突っかかりかけたものの
程なく吹き荒れた嵐に飲み込まれ、言葉は続けられなかった]
[目を瞑って相棒の羽毛に埋もれることで
乗り切った嵐はどれ程の時間を奪っていったか。
耳を打つ風の音が収まったのと
自分を護るように広がっていた翼が閉じたのを認め
おそるおそる瞼をあげたらさっきまでとは違う景色で]
え、っと… ここ、どこ…?
───あ、はい無事です!
ソルベも大丈夫みたい!
[問う声は、>>7重なり聞こえた安否確認の声への応答に移り。
次いで>>22聞こえた声を確認しながら
己の相棒も大事無いことを確かめながら
>>3>>14見知らぬ青年とハンスのやり取りを聞いて]
皆が言ってる通り、
私たちまだ卒業試験も終わってないけど、
それでもいいなら…
騎竜に無理させるような真似はごめんだけど
力を貸すくらい構わないわ。
どのみち帰れないんじゃ
手伝う以外無いんでしょうし。
[ハンスとシェンたちに続く形で
傍らの相棒の羽を撫でながら、答えを返した**]
─ 神代の遺跡 ─
[見知らぬ場所の先客は、意図してか否かは分からないけど
どうにも胡散臭さが否めない。
>>28>>29名乗られた名前は
勉強の苦手だった私ですら歴史に刻まれてると知っているもの。
>>15>>34この地について詳しそうではあるけれど、
明らかに偽名を名乗る男をどこまで信用して良いものか──
そんな不審もあって念を押す形で返した答えも
>>48どこかはぐらかされたように感じてしまって]
………その考えでいくと、
最初からやらせたくないんだけど。
[何せ訳のわからない嵐に巻かれたと思ったら
これまた訳のわからない場所に一人でいる
得体のしれない人からの頼まれごとだ。
仮に無理じゃなくとも、回避したいと考えるのは自然じゃなかろうか]
[が、得体はしれないとはいえ
この地から帰る術を知っている可能性が高いのも事実。
何より、>>5空と地を結ぶもの――
『護り手』たる在り様を選んだものとして、と
騎竜師である自分たちに願われたのならば]
協力はするわ。
貴方の竜が貴方と繋いでいる絆は本物だから
それを信じて、力を貸す。
[自分の家系──竜に好かれやすい血筋は、
自ら竜に寄り添う血筋でもある。
彼ではなく、彼の竜を信じて要請を受け入れるとした]
私はゾフィヤ・ステーシー。
この子はソルベです。
[ようやく他の皆と同じく、名を名乗ったものの
まだもやっとしたものは胸の中にあったわけだが]
な……っ
ちがうわよ、別に怖くなんかないもん!
大体なんでソルベにだけ言うのよ
エルちゃんにも言ってあげなさいよね!
[>>51腐れ縁からこちらにかけられた言葉に
まるっと意識が持っていかれた。
>>57いつものことなんて見られてるとも気付かぬまま
毎度懲りもせずムキになってしまうのは
>>49>>50最初の時に子供扱いされたせいだろう]
[とはいってもムキになるのはこちらだけなので
言い合いにまでなることもなく、
自分の、もしくは互いの竜からのとりなしで
落ち着きを取り戻すのもいつものこと。
ようやく改めて周りを確認する余裕が出来て
シェンとハンス以外の人もいることは確認した上で]
ハンス先輩も無事でよかった。
リュストちゃんも無事ですよね。
[>>57まずは無事を確かめてくれた人へと声を返した。
卒業試験こそは同じタイミングになっているけれど、
ハンスと違いこちらは幼竜と一緒の入学だから
在学期間はハンスの方が長いので先輩なのである]
ヤコブとグレーテも無事だね、良かった!
ユリアちゃんとグラナートちゃんも!
[>>61>>66少し離れた場所にいる二人にも声をかけ
互いの無事と、騎竜も変わらぬ姿でいることに
安堵の息を吐こうとしたのだが]
ちょ、
相変わらずってどういう意味!?
[ヤコブから言われた言葉にまたムキになったのも
ある意味いつも通りの光景、だろうか**]
/*
あ、しまった
今読み返してて気付いたけど
>>68大事なとこ抜けてた
オクタヴィアス、
ヴァイスのことわざわざ兄弟って書いてるから
やっぱってか多分騎竜師ではないんだろなって思って
彼の傍らの竜、て書くつもりやったのに
やっぱ頭まわってないときに無理したらあかんな…
─ 神代の遺跡 ─
[>>69やっぱり青年を怪しい判定したらしいカレルも
>>75皆と同じく協力すると伝えているのを見つつ
先ずはヤコブたちが無事を喜んだのだが]
む…
それはまぁ、そうだけど…
[>>76ムキになったこちらへの返答は
確かにと納得する部分もあったものの
ごまかされてる感もあって
なんとか反論しようとしたのだが]
もう、グレーテまで…
[>>79可愛い笑い声と、
言葉そのままの笑顔に
言い募る気も削がれてしまった。
>>78思えば一番最初に声をかけた時から
この笑顔は変わらなくて]
グレーテこそ。
笑ってくれてると、ほっとする。
[>>90彼女に笑い返すヤコブにも
つられたように笑いながら、肩の力を抜いた*]
─ 神代の遺跡 ─
むうう…っ
あたしだってちゃんと労ってるもん!
[>>80撫でて撫でてと言わんばかりに
シェンに擦りつくエルちゃんを見つつ
ぎゅうう、とソルベに抱きついたら
落ち着きなさい、と言う代わりに
もふもふな体でぐりぐり押し返された。
おかしい、あたしの方がおねーちゃんなのに
などと不本意に思いながらも
落ち着くために深呼吸して]
……うん?
[ぽつ、と落とされた声に
ぱちりと瞬きを見せたのは、
あちらさんと示すものを考えて]
そうねぇ…
事情があるにしても、
もうちょっと上手くごまかしてくれたら
良かったんだけどね。
[状況を見ればどのみち断ることは難しいのだ。
せめて家名だけでも伏せてくれれば、
まだ悩まずに済んだだろう──とは思えど
あちらにも事情があるのだろうから、
それ以上は口を噤んで、傍らの竜を撫でた*]
─ 神代の遺跡 ─
[>>90>>100ヤコブとグレーテ、
目の前の二人のやり取りも
いつも通りっていうのじゃないかなと思いつつ
ちら、と腐れ縁を見遣れば
ハンス達と一緒に水場で休息をとってる模様。
この後に何が待ってるかは分からないが
自分たちも休んでおいた方が良いと考え]
ね、
私たちもあっちで休憩しない?
あの人が言ってた通り、
苺とかほんとに食べれるものかも確かめたいし。
[二人、傍にいるならカレルにも誘いをかけ
自分は言葉通り、ソルベと共に水場へ向かい
ソルベに水を飲ませたり、
予備の革袋に水を補充したりして後に備えた*]
─ 神代の遺跡 ─
ちーがーうーのー。
役には勿論立ってるっていうか
頼りにしてるけど、それとは関係なく
グレーテが笑ってくれてると嬉しいから
ほっとするのー。
[>>103ソルベにするみたいに
グレーテにもぎゅーっと抱きついて
>>110ヤコブと>>113カレルにも
そーだよね?と同意を求めるように見て。
カレルは遠慮がちだから
ちょっと離れて、になったかもしれないけれど
そんなこんなで休息の時間は
穏やかだけど賑やかに過ぎただろう*]
─ 神代の遺跡 ─
[そんな賑やかな時間を過ごすちょっと前。
ハンスやヤコブにいつも通りと称されたやり取りは]
そりゃもちろん、
ソルベだって喜んでるから
良い。けど…
[落ち着きなさいとぐりぐりするソルベを
それでもぎゅうってしながら、うーと見上げ
>>111やっぱりいつも通り上手くあしらわれた後]
……それはそれで
色々と心配なんだけど。
[逆に気が抜けた、という様子のシェンに、
ついついジト目を向けてしまったのは不可抗力*]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新