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え?…え?あ、え?
……あ、りがとう?
[あれ。何かおかしくないか。
おかしい気がする。むにゃむに。困惑、混乱。さっきからずっとそうだ。べリアンが腰の剣を持ったときはすちゃっと身構えたが手の間の枷を外す為に振るえば、戸惑って。眉を下げて。それで
見上げ見つめ、お礼を言ったけど]
う、うん?
[うん。あ、そうか逃げれるのか。と今更思った。
けど――うんうん。そううまくいかなくて。黒の縁が光、銀色が妙に、近づいたと思えば、躰が動かなくなった。………銀色。
メレディスの髪と同じ色。だけど
その色の性質は全然ちがって>>214]
…やっぱりあくまだ!!!!
[はっとした。びゃっとした。
一瞬だけの後はぴいちくぱぁちく。ばさぁぁと白い羽根を逆立てて。にたり笑って背をむけるべリアンにこのこのと悪態をつく。悪魔、あくま。わるいあくまなんだって、その背を睨む。
背を向けられたから
―――気づかない。相手の、不全を。
万能は神さまのみ。全知は天使になく、気付かずに。はっとしてあっとしたのは行き先を告げられたから。>>215]
………其処もやだ
[断る。と言ったが、たぶん
目的地は変わらないだろう。このまま天使の羽根を羽搏かせたいが、びゃあぎゃばじたばたしたらまた動きを封じられて、そこらへんに捨てられたらそれこそ、機会がなくなりそうで。]
…………私をどうやって連れていく気だ?
天獄の泉とはなんだ、べりあん
[どうして先輩はああなったのか。
――教えろ、と高潔なる天使としての声音を発する。今までので化けの皮が綺麗に剥がれているとは思ってもいない。えっへん、ふっへん。わるい悪魔が。と言いつつ他に行く宛てない身は、とりあえずは後ろについていくだろう。――隙を伺う気は満々だ。
だが、嘘の名前を言うなどという発想もなく。
ばさばさと羽根をゆらすばかり。**]
[困惑、混乱する。>>266
悪魔なのは、当たり前とべリアンは云うけど、メレディスの知っている悪魔とは全然違うのだ。自分は物のように扱われるのだと思っていた。けど、なんだかおかしい。むにむうむう。
ここが悪魔の館でなければ転がっていた。
羽根の中でのかくれんぼ。
これが計略なのか、策謀なのか、メレディスには何方かもわからず。何方でもない可能性もあって困惑と混乱が渦巻いた。]
………あくまのくせに、やさしい
[褥、の意味を知る必要などなかった。
無知であれ、高潔であれ。天使たる身は、純で出来ていたから。
それがこの身を穢すものだと気付けば、羽根を羽搏かせ、抵抗するだろうがその機会があるかは今後しだい。>>268
今のところ、べリアンはメレディスに危害を加える気はないようだと判断した。いや、メレディスを此処に連れてきたのは彼なのだが、
――他の魔物が侵入して。など言うのだから
とても、眉が下がった。へちゃった]
…死への意識など天使にはない
あるのは神さまよりあたえられたものだけだ
……はじめて。
[死を恐れて、戦う事が出来ようか>>269
恐れるのは高潔を穢されること。この身に侮辱を受けることだ。
普通に答えてくれるべリアンにとてもとても戸惑ったけど、とりあえずはそのまま天使らしく云い切った。嘘偽りはない、本心だ。ちょっとちゃらんぽらんかもしれないが、この身に宿るプライドは高い。高いが、はじめて、という言葉に、ぱちぱち。何だ、一緒だ。と小さく呟いた。
はじめて、初めてなら
よくわからなくて、何も出来ないかもとか]
……ふ?…??なぅ
[悪い事を考えていたら、
館の外に。彼の視力が奪われていたなど気づかないで、上着を被らされたと思ったら、抱きかかえられていた。なんだ、なぜだとぱちくり。はっとしたあっとした。あくまのくせに。
魔族のくせに、天使を抱きかかえるなど]
…ふ、けい?!
?…………、???私が、襲われたら困るのか?
[彼曰く、貧相なぼきゃぶらりーで
攻勢しようとしたが、うんうん。まってと更なる混乱を積み重ねるのは、先ほどからのべリアンの言動のせいだ。なんだか、メレディスを護っているようで訳が分からない。そう、守っている。
――ほかの奴らとは違う?
これがこのあくまの手なのだろうか]
ぅ、べつに酔わない
[ハリネズミのように針を逆立てなければ、
威嚇しなければ、と思う。だが、高く高く跳ねる中で、様子を伺うべリアンは此方を気遣うような言葉を吐くから。訳がわからなくなる。私は天使だぞ―――と小さく溢したプライド。
そう、天使なのだ。天使は天使らしく
悪魔に心を赦すことなどない存在。とても誇り高い存在]
―天獄の泉―
………………俗物的だ
[天獄の泉の門まで辿り着けば
ひょこりと彼の上着の合間から顔を出した。大きな翼は今、綺麗に折りたたまれていてさほど邪魔にはならないはずだ。困惑するべリアンの横顔を見上げ、こちらはぽつりとつぶやいた。
今の発言、とても天使らしくなかったか。
そんな風に思ってたら、使用人らしき連中があらわれあれよあれよ]
………なんだ、ここ
[天獄の中の天使たちの状況を見て
困惑から―――唇を噛む。なんと穢された存在だろうか。それ以上に、おぞましい。先輩たちの顔が過って曇る。冷ややかな目で天使たちを見つめるべリアンを見上げ。そっと上着を握れば]
私をああしたいのか?
[ああはならないぞ。と零すありったけの敵意。
照明となることを喜ぶ天使などにはなりはしない>>281……しんどくないのだろうか。此処に来るまで様子のおかしい天使たちを何人もみた。此処にきても見た。から、―――いやだと思う。
ばさばさと羽根を拡げたいが、相手の目がある]
……………。
[それに、いや。それにの先は飲み込んで。
部屋のベッドに降ろされたときはすでに疲れて、きょろきょろ辺りを見回してから、ふかふかのベッドの上。彼の上着を羽根がわりにかくれんぼのように頭からかぶって。また三角座り。
ちょこんと、じろり。私に何をさせる気だと、何をする気だと。睨む。困惑混乱、戸惑いをぜんぶぜんぶかくして、ふしゃぁする**]
/*
しかし、こいつ
能(天気)天使じゃなくて、ポンコツなのでは??
ベリアンがずるい。滲み出るやさしさやばいです。
こう、うまいんだよなぁ。相手を惚れさせるの、絶対的じゃないというのも、やさしさがにじにじなの
人柄だよなぁ、めっちゃすき
ひどいことされてないし、ってメレディスいっている。いやここから、ここからけがされるとわかったら反抗的になるよー
[眉を顰める相手に少しばかり困った顔をした。
誤解、しているのだろうか。互いの都合が一致したときに、でも意思を尊重する悪魔など、他にいないだろうに。――ただ自分が被食者だという自覚はなく、>>391彼、べリアンは話が通じるのでは、と
淡い希望を抱いてしまう。迂闊なのは昔から。]
[ちみっこくころころぱたぱたしていた頃、>>333
幼き日々からどうにも甘ったれな処があった身は、共に過ごした天使にちょこまかとしていた。彼もまた囚われたと知らぬ身は、もう会えないのだろうかと思い出して、哀しくなった。
まだ会えない――と思えないのは穢れがないから]
……?なんでしたいとおもった??
やだ、……結構だ。
[意外もなにも、そんな趣味はない。
むにむぅぅぅ。あんな風にはなりたくない、が、このあくま、べりあんが自分をどうしたいのか分からない以上危ぶむのも当然だろう。感心した目をきっと睨む。上着の間から顔だけだす。
そもそもメレディスはぽかぽかごろごろが好きなのだ。
相手が好む知略とは無縁の存在。戦う事が本分なれど、騙し陥れ、叩き伏せることに快感を覚えないのは天使としての高潔か。
……飼われようとしているという自覚はない
ただ、何が何だか分からない、困惑ばかりが先走ってベッドの上で睨みつけているのだが。]
…………こわいものならある
[けど、それを言う気はない。
こわいのは自らの誇りを穢されること。この身を堕とされること。かみさまへの忠誠を踏みにじられること。たくさんある。けど、それをわざわざ相手に教えるわけがないのだ。この身は清らかでなければいけない。まだ――逃げられる、と思っていたのは
穢れないからこそ。]
かいらく?…かいらくは堕落だ
べりあんはかいらくが、すきなのか?
[忌むべきものだ。と呟いたのは、
知っているから。それが危険だと、それがいけないものだと。いくら無知であれと作られた身でも、忌みは知っている。それを知らなければ魔族たちを異端と戦わなかっただろう。けど
メレディスは浅はかだった]
……??
[え、何。男?、まぐあう?]
[何を急に言い出すんだ。とぱちくり。
ふしゃぁ、と威嚇を続ける身に伸びてきた手を避けようとして彼から発せられた言葉にぽかんとしてしまった。其れが隙になって、被っていた上着がとられる。慌てて返せと手を伸ばした分、彼に近づき
服に手をかけられた事に気付いた。
捩る、ベッドの上で足掻く
ばさばさと羽根が音をたてて、足先がシーツを引っ掻いた]
………っ、何をする!!!
[見るな、触るな。こっちにくるな。
顔色を変えぬ相手に両手を向ける、ひっかくように爪立てるように。躰を隠そうとする白い羽根の間から――無垢のままの身体が顕わになった。メレディスを籠の中にいれた悪魔はメレディスに興味ひとつ持たなかった。それよりも長い髪の天使に執着で。
可愛くない、懐かない。つまらないといくつもの言葉を投げかけられたのを思い出す。――侮辱、侮蔑の言葉の数々。だが、それでも
この身が穢れていないことだけが、唯一の希望だった]
……くるな……
[こないで、あっちいけ。
躰を隠そうとする翼とともにベッドの奥に、破けた服と。べリアンから離れようとする。込み上げてくる涙の雫を落としたくないと。銀髪が白いシーツの上に。ずべしゃっとベッドに倒れてしまった
――爪たて、睨む目がべリアンを振り返る*]
[翼と破けた服の合間より見える肌は白。
誰かにけがされた痕もない、何もない。男性の象徴も、ましてや女性の象徴もない肌は、白から青白く。凹凸なき躰。
無知だけど、穢れることへの怯えはあった
こわい、以上にまだ睨みつける強さがあった*]
…な、確かに …毛虫や蛇は怖いけど
彼らだって生きているから
[怖い、が、恐れるものではないという>>461
嘲笑う相手が子ども扱いしているのが妙にむかむかした。メレディスはそれなりに生きた天使だ。神さまに祈りを捧げ戦う存在。だからこそ、恐れるのはこの身の穢れ。心は産まれたときから
――メレディスのあり方が決まっていた。
誰かのため、まてや彼の為などではない、飼われることなど]
……馬鹿にするのか?
快楽など天使の身に必要なんてない
すきなもの?
[すきなもの。さんさんと輝く太陽の下で
ごろごろうとうとするのがすきだ。だが、それが快楽に繋がるとは思えなかったから眉を顰めただけ。べリアンの主張を理解できない。けがらわしい、と小さく呟いた。呟いた後で、
ほんの少し唇を結んだ。
悪い言葉を>>462使っている、悪魔でも傷つくのではと案じたことはすぐに公開する。躰を隠す衣類を奪う手は、まさしく異端の手]
……なにをっ。
[昏い笑みに息を飲む。
何がおかしい、と睨む目は涙まじり。穢されようとしていると――半ば確信していた。純潔だけは奪われてはいけない。それは天にもう一度昇ることすら叶わなくなる。あくま、とくろを睨む。
まっくろなそいつは正しく獣のようで]
ふざけるな…!!
[ベッドの上、倒れ込んだ身を抑え込むように乗り上げる相手によって羽根が飛んだ。ひらりはらり白い羽根がいくつもシーツの上に落ちる。足をばたつかせ、重い鎖を鳴らし。眼鏡の奥を睨む。
くるな、こないで。やめろ、やめて
―――いくつもの拒絶が口をつく。それなのにああ]
…… んっ、ぐ
[その唇は――、彼の唇によってふさがれた。
息すら出来ない、何度も何度も触れ合って。ドクンっと湧き上がるのは下腹部からの衝撃。髪を振り乱し、涙をこぼして、唇を逃そうとするたび、何度も何度も捕まった。ばたばたと暴れる足は
何度も跳ねて、羽根が散って]
[涙が頬を伝う。
触れ合った唇が熱い、火照る。凹凸なき躰がちりちりと内側より燃え上がる感覚があった。滑らかな肌が少しずつ角張った形にと映り変わる。白い首には咽喉仏が――、中性的な声は少し低く。
下肢に茂りはじめた草と、その先の熱]
………、ああ……
[やめて。見るな。
堕ちたくない、何かが壊れる感覚に涙が溢れてとまらない。くしゃっと顔を崩さなかったのが最後のプライド。快感などないと被りを振る。だが、生じ始めた身体の変化が知らせるだろう。
全てを―――。穢れ始めた身が瞳を鈍く、させ]
…べりあん ……やめて。…くれ
[まだ残る高潔さが、哀願に傾き。
手が彼の肩を掴む、縋るように。――怖がって震えて。おちたくないと、火照る躰の内側から、花開くのは男の性だけではない。戦士として生きた年月が躰を雄に変えていった。のに
――蜜を湛えた花弁が、熱源の下に。
潜む。それは魔に飼われる、為の第一歩と気づかず。]
はなれろ
[なけなしの、高潔が
天使らしい声音を出して、堕ちた羽根から視線を逸らし。眼鏡越しのあくまをみた。神さま、助けて。と願っても
救いの手はこない、穢れを纏った身は天に上がれない事実から
躰の変質に――気づかない、ふりをして。
ただ、今一度、強く相手を睨んだ*]
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