情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
―現在:船長室―
[顔を背け、しばらくの沈黙ののちに小さく聞こえた謝罪>>248。
それが聞ければ、まあ許すとしよう。
簡単に許してしまうから、次があるのだろうが。
……隠す場所を変えるか。]
……
[使用方法を聞いて、返したのは沈黙>>249。
じっと船長を見詰めていたが。]
……そうですか
まあ、好きにしてください 船長はあなただ
それと、作戦も考えといてくださいよ
ぶっつけ本番で盗れるほど、甘くはないでしょうし
[それだけ答えて踵を返し、そのまま船長室を後にするだろう。
作戦を一緒に考えてくれと言われたなら、その限りではないが。*]
―回想:ミーネ>>262―
[あれは確か寒い日だった気がする。
アースガルドだったか、その植民地だったかで蜂蜜の買い出しに出てた時だった。
また、泣き声が聞こえた気がした。
誰かいるのかと思い顔を上げると、仰向けで倒れている少女を見つけた>>262。
着ていた服は薄汚れていただろうか。
(この星は、身分の低い者に厳しすぎる)
近付き、ひょこりと顔を覗いてみれば、絶望が垣間見えるような昏い瞳に涙を湛えていて。
(心を守るために心を閉ざすのは、一種の知恵)
その姿が、かつての自分に重なったからだろうか。]
生きたいか?
[口から出たのは、かつて自分を養父の元へ届けてくれた人と同じ言葉>>25。
不思議な運命の巡り合わせ。
零れる涙が、すべての答えだった気がした。
だからそれに答えがあろうとなかろうと、少女を抱えれば、そのまま船へと連れ込む。]
―回想:食料庫前―
[頼まれればハイハイと、今度はこちらが二つ返事。
今回珍しく作戦に参加することになった料理人は、どうやら緊張ではなく張り切ってるようで>>281。
緊張でガチガチなのと、興奮して張り切るのでは、そりゃ後者の方がいいが。
張り切りすぎてへまをしなければ良いのだが。]
昔と変わってなければ、確かに凄い船だがな
[自分の養父は銀羊号の元警備員だった。
その仕事を見たくて、乗るなという養父の言いつけを破ってこっそり乗ったことがあった。
その際、ラヴィとスノウの魅惑のもふもふぼでぃを散々もふって満喫したことがあるのだが、それを魚の捌き方を教えてるときに話したかどうか。
そういや、操縦士の人に捕まった記憶があるような……。]
ああ、何かわかったら伝える
[そう言って船長室へ向かったのだったか。*]
―現在:船長室→―
[カレンと約束をかわしたのはいいが、あの様子>>じゃあきっと何も考えてない。
と、蜂蜜を抱えながら頭を掻いた。
元々、ぶっつけ本番でやる方が得意な人ではある。
良く言えば、状況に合わせて臨機応変に対応できる柔軟性があると言えるが、悪く言えば計画性がないとも言える。]
せめて、突入の方法だけでも決めておいた方がよくないか……?
[いきなりこうします!と伝えるのでは船員は困惑するだけだ。
心の準備がいる奴もいるだろう。
しばらく考えて、溜息1つ。]
……小型艇とレーザー砲、どっちもすぐ起動できるように伝えておくか
[どこかから忍び込むにせよ、銀羊号に攻撃を仕掛けるにせよ、準備は必要だろう。
ついでに皆に、心の準備もするように伝えていくか。]
/*
うーん。。。
風邪だって言うし、無茶は避けて貰いたいから引いたけど。
言った方が良かったかなあ。
後で侵入方法の自分の考えを流しておくか?
―回想41年前:ナネッテ―
えっぐ……ぐす……
[第三エリアの貨物室の中、子供は泣いていた。]
ごめん……ごめんね……
[手元にある、潰れてしまったカマキリに向かって、必死に謝っては泣いていた。
警備員だった養父の職場に来てみたくて、こっそりシルバーメリー号の港へのその道中、肩に引っ付いたカマキリ。
一緒に乗りたいのかと思えば仲間のような気がして、ちょっぴり嬉しくて連れてきたのに。
機体が傾いたのか、ふとした瞬間バランスを崩し、潰してしまった。
ぐすぐすと泣いていると、呼びかける声が聞こえたか>>343。
カマキリを掬い上げ、ぐすぐすと泣きながらよたよたと前に出れば、ゲンコツ落とされ説教を受けたか。]
おとうさんのおしごと、見に来た、の……
乗っちゃダメだって、言われてたから、こっそり、乗ったの
カマキリも乗りたそうだったから、一緒に乗ったのに
潰しちゃった……
[潰したくなかったのに、殺したくなかったのに。
事情を聞かれれば、泣いてそう答え。
果たして匿って貰えただろうか。
後でお詫びとして連れて行かれたレストランで、特大のパフェを奢られれば]
うぇぇ……
あっま……きもちわるぅ……
[と文句を散々言いながら、それでも完食させただろう。
今日、男が甘党なのはこれが原因、かもしれない。*]
/*
虫を殺すだけで泣きじゃくってた子供が、人を平気で殺せるようになったのは
寄生された人狼に人格を破壊されたからである()
―現在:金馬号のどこか―
[さて、過去の話は誰にしたか。
可愛いだの何だの言われそうなのであまり口に出さないようにしているのだが。
もしかしたら、誰かを慰めるなり励ますなりするときに、そんなことを話したかもしれないが。
カマキリを潰しただけで泣いていた、あの幼気な少年の面影はどこへやら>>367>>368。
今では虫どころか、人間相手でさえ躊躇いもなく傷付けたり殺したりできる男はコートの中から蜂蜜味の飴玉を1つ取り出すと、口の中へ放り込む。
蜂蜜と砂糖をそのまま食べているような味なので特別甘いやつだが、本人はその自覚がない。]
とりあえず、部屋に戻ってパンケーキ食うかな
[各所への連絡は後でも良かろうと、まずは自分の用事から。
戻ってる最中、機関室を出たエディ>>57と鉢合わせはしただろうか。**]
くまさんじゃねえっての
[呼ばれ方にため息を吐いた>>400。
何度も訂正してるはずなのだが、変わらない辺り記憶が抜け落ちているのか。
とはいえ、この怪しい記憶力でも技術はすごいのでかってはいる。
記憶力は怪しいが。
前に目の前にいるエディだったか、それとも別の誰かだったか。
黄色の全身タイツに赤いシャツを着てくれ、みたいなことを言われた気がするが、変態扱い待ったなしな予感しかしなかった。
というか、絵面が酷すぎるので全力でお断りさせていただいた記憶がある。]
やることはねえけど、頼むことはあるな
[敬語でないことは気にしない風。
船長には緊急時や怒ってるときでもない限り、無意識で敬語を使っているが、元々敬語に拘るたちではない。
というか、入ったばかりからこの調子なら、言っても直らないだろうと思っている>>401。]
―私室―
[絶望した。]
何でパンケーキなくなってんだよ!
[どうやら留守中に掃除用ドロイドが入り、冷めたパンケーキを片付けてしまったらしい。
せっかく蜂蜜を取り返したのに、これでは全く意味がない。
食堂に行ってもう一度作ってもらうことも考えたが、皆忙しいだろうし、ということで泣く泣く諦め、明日に備えて寝ることにした。**]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新