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5人目、調香師 ローランド が参加しました。
調香師 ローランドは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 天霊湖・小島 ―
僕の故郷も結構霧がかかりやすかったものだけど、此処も負けず劣らずって感じだねぇ。
[常よりも薄れているとは聞かされていたが、周囲を染める白靄のせいで視線の先すら見通し辛い。
立ち込める霧は音すらも包み込んでいるようで、静けさの中響くのはある種の感嘆を込めた自分の呟きだけ、だと思っていたのだが]
……うん?
[どこからか、女性の声が耳に届いて。
何やら力が籠っているようなそれに、何かあったのだろうかと首を傾げた**]
― 調査団待機場所 ―
[暫く耳をそばだててみるも、耳に届くのはひょうひょうと鳴る風の音だけ。
何やら気味が悪いという声がどこかしらから聞こえはするが、先程の女性らしき声は近くからは聞き取れなかった]
…騒ぎになってはいないようだし、何か起きたという訳ではなさそうかな。
こうも霧が出ていると辺りを見渡すことも難しくていけないね。
待機している間にはぐれてしまう人が出ないと良いけれど。
[薬師として参加している以上、万一を考えて待機場所から離れないようにしているのだが。
下手をすると調査が始まる前に怪我人が出かねないと、眉を寄せて息を吐いた*]
― 調査団待機場所 ―
もりびと?
[暫くして、恐らく周囲の散策に行っていたのだろう女性がもりびとと名乗る者と交わしたという話が聞こえてきた。
内容的に責任者に報告しているのだろうとは思うのだが]
…触れるべきではないとはまた、穏やかじゃないねぇ。
確か此処の遺跡は神代の頃からあるらしいし、それを護っているのかな?
[各地を点々と旅をしていれば、人ならざる者の存在は良く聞く話。
信憑性の程度の差はあれ、頭ごなしに否定するものでも無いと男は認識している。
もりびとと言われてまず浮かんだ可能性を、誰に聞くともなしに口にした*]
― 調査団待機場所 ―
おや。
[男の口から零れた可能性が琴線に触れたらしい女性から、嬉々とした声音で話かけられて軽く瞬き。
どうやら彼女がもりびとと出会った本人だと分かる言い振りに、ふむ、と声を落とした後]
うん。
遺跡を見つけた者が居ないってのが、ね。
確かにこの霧も随分厄介ではあるだろうけれど、そのもりびととやらが妨げになってるってのも有り得るんじゃないかなと思ってねぇ。
一人じゃないなら尚更可能性はあるんじゃないかな。
[彼女が付け加えたそれを聞いて浮かんだ推測を、確信は持てないままに口にした*]
― 調査団待機場所 ―
[>>54女性から同意を見るに、こちらの推測は確証は無くとも的外れではなさそうだ。
続いて、より詳しく伝えられたもりびとの言葉を聞くと微かに眉を寄せ]
眠るべき者のため、か。
まるでお墓か何かでもあるみたいだ。
[あるいは本当に何かが眠っているか、という推測は胸に収めたまま率直な感想のみを声に出し。
どちらにせよこの先に向かうのは気が進まないと、表情を曇らせたのだが]
…とはいえ、このまま何もせず引き返すなんてことは無理だろうしね。
出来るだけ失礼にならない様に気を付ける位しか出来ないかな。
[責任者達が話し合っているようだが、これだけ大規模な調査をその場の判断で取り止めるなんて事は早々出来はしないだろう。
気が重くなりつつあるこの先の事を考えて、ため息を落とした**]
― 調査団待機場所 ―
[溜息をついた所で、調査団に加わっただけの旅人に出来る事はたかが知れている。
なる様になるかと気を取り直して、ふと聞きそびれていたことに気付き]
しかしその、もりびとって言う、子?
子というからには若そうだけども、どんな子だったんだい?
[年の頃は読めるものの、風貌はどうなのだろうと直接会った彼女に問いかける。
詳しく聞けずともこの先に向かっていけば自分も会う事になりそうだしあまり気に留めず礼を言った後]
― 調査団待機場所 ―
しかし、この島に来られるなら珍しい種も見られるかな位のつもりだったんだけど。
出発前から一筋縄じゃ行かなさそうな気配だねぇ。
[名目上は薬師としての参加だから、基本は後方支援で負傷者や調査困難な者の保護位と考えていたのだが。
もりびとの言葉から考えるに、呑気に周りを見ているなんて余裕はなさそうだ]
備えあれば何とやらというし、もう少し薬の補充をしておこうかな。
[苦笑しながら、傍らに置いていた鞄の隣に背に背負ったリュックを下ろし、アンプルを幾つか移し替え始める。
ユーリエが移動するならば、話を聞かせてくれてありがとうと再度礼を言って見送った**]
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