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5人目、下士官 フィオン が参加しました。
下士官 フィオンは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
ー新たに本日より、当駐屯地に着任する…
[G国での諜報活動を終え、帰還した僕にきた辞令は、この駐屯地での休養だった。
休養とは言え一通りの平常業務はあるが、まあ、命の洗濯をしろというありがたいお心遣いらしい。
僕も今日ここに来るまでは、素直に享受するつもりでいた。
一緒に配属されてきた同僚を見るまでは]
(…どこかで、見た顔)
[最初の既視感は、サシャという娘。まだ年若く、可愛らしい。狙撃手らしいが、普通の服を着ていれば士官には見えないだろう]
(…かわいい、なあ)
[次に胸が騒いだのは、ドロシーという女性。長い金色の髪、輝く瞳。こちらも普通の服を着ていれば、士官とはまず思わない。
ここまでなら、僕もたまたま、自分でも知らなかった好みの女性に巡り合ったのだろうと…声の一つもかけてみようなどと考えただろう。休養だし]
(…えっ!?)
[ひと目見た時から、胸の高鳴りが治らない。
目線が吸い寄せられる。一挙手一投足を追ってしまう。
これが恋じゃなきゃなんなんだ、と。
聞いた話と照らし合わせれば合わせるほどに。
僕自身の気持ちが、高まっていくのだ]
…僕、その気は、全くないはずなんだけど。
なんでだよ…。なんなんだよ…カスパル…。
(名前を口にするだけで胸がときめくなんて)
[僕はその時まだ、思い出してはいなかった。
そのときめきの裏側に潜む、遠い昔の記憶。
息を潜め、周りを伺い。そして身代わりとなり安堵する]
ーどうぞ生き延びてください。ご主人様ー
ー食堂ー
[着任日は特別任務もないらしく。
暇を持て余して、基地内を散策してみることにした。
自室にこもっていたら感情が爆発しそうになった
というのは、考えたく、ない]
…結構充実してるんだなあ。軽食も普通のご飯もある。
クッキーとかケーキもあるのか。凄いな。
[食堂は広くて明るかった。メニューも豊富。
本来の食事時間にはバイキング形式となるらしい。
休憩が不定期な者の為に普通のメニューもある。
レジの脇にはクッキーやキャンディのようなつまめるお菓子もカゴに盛ってあった。
…ここは本当に基地なのか?]
ホットラテください。
あとそこのジンジャービスケット。
[ピリっとするおやつをかじりながら、気分転換]
[あやうく、ラテを吹き出しかけた。
カスパルが、食堂に入ってくるのが見えた。
本当は自分より官位が上なので
呼び捨てなど、もってのほかなのだが。
心の中でそっと呼ぶだけなら、ご勘弁頂きたい。
メリメリと音がするのではないかと思うほど
苦労して視線を引き剥がした。
ラテの甘味に集中しようとするが、味がしない。
目を閉じる。10を数え、心を落ち着け、目を開き]
「どこかで、お会いしただろうか?」>>17
[目の前に立っている彼と目が合い
ラテを取り落とさなかった僕を褒めてくれ]
いえ、多分。お会いしたことはないと思います。
自分は、先日まで海外にいましたので…。
[頬が薄く染まっている気もするが]
…自分は、フィオンと言います。
本日着任致しました。よろしくお願いします。
[できるだけ背筋を伸ばし、一礼。格好悪いところは見せたくなかった。
高鳴る鼓動をなだめすかす。
会話が発生するようならば、受け答えしたかもしれない。]
[フラフラと駐屯地の外周まで歩く。
比較的戦況が落ち着いており、穏やかな場所だとは聞いていた。]
本当に、のどかだなー。
一面、何もない。
[死体も、転がった兵器も、硝煙の香りも。
煙も火の手もない。
この感覚がおかしいことは、よくわかっている。
それでも、この平穏が愛おしい]
それにしても、さっきのは一体何だったんだ?
初めて任務を果たして、上官に褒められた時だって、あんなになったことないよ。
…一目惚れ?
ないない、柄じゃない。
ー駐屯地外縁ー
[誰もいないのをいいことに、独り言を呟きながら、てくてく歩く。
しばらくすると、何かの気配が近づいてきた。
顔を向けると、どうやら新兵が走らされているようだ]
あー、僕も昔はよく走らされたー。
がんばれー…あれ?
え、ちょ!
[へろへろと走ってきた新兵は、僕の目の前でばったり倒れて動かなくなった。>>55
…死んだか?報告面倒臭いから死んでたら見なかったことにしよう]
…なんだ、生きてる。
おーい、大丈夫か?うわー、すごい汗。
おいってば。
なんかどこかで見た顔だなあ。おーい?
[カシムの頬を軽くぺちぺち。あまりに起きなければ携帯で駐屯地に連絡。目を開けたなら、携帯していた水でも飲ませようか]
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