情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
『…………そう。大丈夫、叶うよ。
試練に合格すれば、願いは叶えられる。君の望む世界が訪れる。』
[冷ややかな手が私の髪を撫でる。
冷たいはずなのに、どこか温かなぬくもりを感じて。]
『それじゃあ、目を閉じて。
今から凌がこの長い旅路、倒れることのないように
[言われるがまま、こくりと頷き目を閉じる。
瞬間、明るい橙色の光が光ったと思えばまた暗闇へと戻っていく。]
……今のは?
『契約をしたってこと。
といっても今はまだ仮で、しかも魔女といっても見習いだけどね。』
へぇ、そう、なんだ。
[今は、この話についていくのにも時間がかかります。
ふと、売店から見えるエントランスロビーに父親の姿を見つければそちらへと駆け出す。
もちろん、自分の傍にはあのお兄さんも一緒。]
―お父さんとのお話―
[てくてくと、ネコミミフードを揺らし父親を見つければ
タックルにも近い威力で飛びついて
……そこで、うっかりお父さんはお話中だったことに気付く]
ふわ!?ご、ごめんなさい……!
[そしてそのまま父親の後ろに隠れてはちらりとそのお父さんのお友達を見ます。
そして、きょろきょろ。その人の子どもが何処似るかを探してみては
その人はここにいないらしい。]
……そっか。
[それは、とてもとても残念。
お父さんと叔母さん以外に知り合いが居ないから
お父さんのお友達の子どもさんとは仲良くなりたかったのにとしょんぼりします。]
「凌、お父さんもう少し彼とお話しするから。」
うん、じゃあ船の中探検してくる!
「してきてもいいよ。
でも、入っちゃいけない場所には入らないことと……お父さんとの約束は、ちゃんと守ってね?」
[父との約束。
その言葉にこくりと頷き、お父さんのお友達にぺこりと挨拶して
エントランスロビーから走っていきます。]
『父さんと、何か約束でもしているの?』
(……うん。でも、そこまでの約束じゃないから大丈夫。)
[そう、父は自分が落ちないように心配している。
硬い地面に、冷たい海に。二度と家族が落ちないように。
だから、私はその約束を守り続ける。
お父さんの幸せを壊さないように。]
『……本当に、それは凌の父さんの幸せに繋がるの?』
(そんなの、わかんないよ。
でも、私これ以上お父さんがおかしくなっちゃうの見たくないもん。)
[契約者の言葉にも少し怒りながらそれだけ返すと
またてこてこと歩き始めて、思い出したかのようにピタリと綺麗に止まる。]
『凌、どうかした?』
(うーんと、最初はどうして私の名前知ってるのって聞こうと思ったんだけど……
お兄さんの名前、何?)
[その素朴な疑問に契約者は一旦間をおいた後口を開く。]
『……君の名前は、さっきの会話聞いてたからわかったもの。
因みに、俺の名前はないよ。』
……ないの!?
[思わず大声が出てしまった。
口を押さえてあたりをキョロキョロ。どうやら、見える範囲に人は居ない。ヤッタネ!]
(……名前がないんじゃ、私お兄さんのことなんて呼べばいいのかわからないよ。)
[そう、ずっとお兄さんって呼び続けるのも嫌だった。
どうせだったら仲のいい友達のように呼び合いたい。
それ+自分だけ名前知られてるのは、なんかやだ。]
『そういわれてもなぁ……
あ、じゃあ折角だし凌がつけてよ。』
(なんでそう、責任重大なこと任せるの!?)
[人の名前を決めたことなんて1回しかない。
それも、その時はお兄ちゃんと一緒に考えた名前だから。
今度は一人の力で決めなくてはいけない。
悶々と、一人頭を捻って考えては――その契約者の瞳と髪の色を見て]
(お兄さんの髪は星空みたいに綺麗。
目の色も、まるで月みたい……だから……)
――……“月光”。なんて、どうかな?
[ぽつり、作られた名前にどうかなと契約者を見つめる。
お兄さんは、嬉しそうに笑いこくりと頷いた。どうやら気に入ってくれたみたい。]
『じゃあ、名前も決めてもらったことだし改めて船の探索に行こうか。』
[差し出された手を握ってはまた駆け出す。
新しいお友達が出来た気分のまま、とてとてと歩く足に――
違和感を覚えていくのは、また時間が経った後*]
―少女移動中―
[てくてく、歩いては立ち止まり
また歩き出しては立ち止まる。
その様子に月光も違和感を抱いたのか振り返り心配そうに見つめてくる]
(……なんか、足が変。
左の太股になんか変なものが付いてるような気がするの。
さっきワンピースとスパッツ越しに触ったらなんだか変に硬くて……)
『左の?……ああ、凌のはそこに出たんだ。』
(出た?出たって何が?)
[そういえば、さっきそんな話を何度か聞いたか。
そしてまた始まる月光のお話を聞きながら歩き始める。]
(つまり、マギカジェムは魔女の必須アイテムってこと?)
『簡単に言えばね。』
[それがないと、魔女になれないんだよと。
言われてしまえば無くさない様に気をつけて歩き始めます。]
『そういえば、凌。何処に向かって歩いてるの?』
(んーっとね。上の階のデッキは危ないから、下のアッパーデッキ?ってところに行く心算。)
[そこなら危なくないでしょ?と。
てくてく歩きはじめます。もしかしたら、そこに私の探してるお友達が居るかもしれませんしね。
そうしてひょこり、顔をのぞかせてやってきたのは――]
―アッパーデッキ―
[アッパーデッキから見えるのは揺れる海面。
そして数人は居るであろう人。
まず、駆け出して辿り着く場所は海が見える窓の近く。
客室から見た海とは違い少しだけ近くに感じる海面に目を輝かせます。]
『まったく……凌は本当に……』
[なんて、その後の言葉は聞こえなかったけれどぼやく契約者を無視しては
太陽の光を反射させて輝く海と同じくらいに目を輝かせて
泳ぎたいなぁ、なんて考えながら。今度はまた数歩歩いて別の場所で海を眺める。]
あ、えっと、えっとね。
私実は今人を探してて、ね。お父さんのお友達の子どもさん捜してるの!
[その人と友達になりたいんだ!なんて笑顔を作って
もしもこの古雅そうだったら超ラッキー!
そうじゃなくても、お友達が出来るかもってことでラッキー!
……なんて、思考しか今の凌にはないのであった*]
/*
ミロ、発言ptがごみのようだ(
なんでだろうね、喋りすぎだね。押さえようか。
できればプロロの間にローレルさんとは会っておきたいのと
ジルさん周りが強縁故過ぎて近づきにくいんだよね……
苗字……は、さっき教えもらって……
えっと、確か……
[父親の後ろに隠れながら聞いた名前を思い出す。
確か……]
たか……たか……
そうだ!『なしたか』さん!
[※違います。]
なしたかさんを探してるんだー!
[だから、そんな名前の人を知らないか首を傾げ聞いてみた*]
でも、いきなりお部屋に会いに行くのも失礼だよねぇ……
それに、私一人だと少し勇気が出ないし……
[そしてまた考える。
もしも、なしたか(仮)さんが部屋に居なかった場合。
部屋の前で座ってたら絶対に迷惑をかけてしまうし……
そこで1つ、良い案が浮かんだのかぽんと手を叩き]
ねえねえ!よかったら、一緒になしたかさんの所行かない?
私も、どんな子かはわからないけど女の子だってことは教えてもらったし!
女の子同士、一緒に遊ぼうよ!
[そして自分より少し背の高い女の子をじーっと見つめては]
…………駄目、かな?
[こてり、首をかしげて返事を待つ。
少し強引な提案だし、断られてもまあ、無理はないとは思っているけれど。*]
ねーねー!そこの女の子!
そんなところに居ないでこっち来て一緒にお話しようよー!
[なんて、手を振ってアピール。
もしも気付いていなかったらそのこのところまでダッシュして挨拶する心算です。
だって、折角また同い年くらいの子が居るんだもん。
声を欠けなくちゃ損である*]
もしかしたら、ちょっとだけ運気が上がる、かも?
[こいつは自分の叔母をなんだと思っているんだと
もしも、その場に自分の身内が居たら怒られていただろう。
かくいう自分も運が欲しいので何ともいえないのだが>>302]
わ、私も……手続したのお父さんと叔母さんだからわかんないや……
それに、船にお泊りするのも初めてだし、何から何までさっぱりだよ。
『だから一度叔母さんに聞いた方がいいよっていったのに……』
むぅ……
[久しぶりに口を開いた月光にぐうの音も出ずに黙ってしまう。
確かに、叔母さんにそういうの聞いてから探索に出ればよかった……
というか、なんでこいつ叔母さんとそういう話したの知ってるし。
どこから後をつけて痛んだと、ぞっとした。]
『凌。』
(……どうしたの、月光?今、かなめちゃんとお話してて)
『そろそろ、そろそろだよ。
魔女になる為の試練、さっき話したでしょ?』
え!?そ、それって今日なの!?
[思わず口に出してしまいはっと我に帰り押さえます。]
(そ、それでその試練って何処でやるの……)
『船の上。』
[そう聞いて、思わずぽかーんと口を開き棒立ちとなった]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新