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― 現在/渡り廊下 ―
初めて訪れたが……美しい場所だな。
[ここユウレンの王宮は桜月湖と呼ばれる湖の上に建てられており、それぞれの宮殿は渡り廊下によって結ばれている。
宮殿以外にも小島があり、それらもまた渡り廊下によって結ばれていた。
詰まる所、渡り廊下の下は澄んだ湖面が広がっているのである。
私はそのうちの一つの渡り廊下に立ち、眼前に広がる景色を眺めていた]
確か、騎竜が降り立つための島もあると言っていたか。
[恐らくはそこに竜舎があり、様々な竜が伸びやかに過ごしているのだろう]
竜か……。
[呟いて、私は僅かばかり眉尻を下げる。
私がこんな表情をする理由を知る者は限られた近親者のみ。
既に吹っ切れてはいるのだが、もし、と夢想してしまうのも事実だった]
…こんなことではいけないな。
[私はふるりと緩く首を横に振り、止めていた足を動かす。
もう少し王宮内を見て回ろうと、渡り廊下の先へと歩き出した]
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挨拶文が難産だったけど、ざくっと省略することで何とか書き上げた!
どうも、メイン龍猫IDになります。
ト書きが一人称なので忘れないようにしないと…。
ロスリンの方は三人称だしwwww
しかし人集め頑張らないとな。
最近忙しい人ばっかりだからなぁ…どうなるやら。
― 湖上庭園 ―
[少し歩いてみたくて、私は湖上庭園の一つへと足を踏み入れた。
庭園は整えられ、美しい花が咲き誇っている。
この王宮の庭園は、近くで見ても遠くで見ても調和が取れるように整えられているらしい]
………ん?
[そうして花を愛でながら時間を潰していると、私の背後を何かが通過して行く。
それも一度ではなく、二度三度。
バサバサと言う音は鳥の羽ばたきにも聞こえた。
鳥でも居るのかと振り返ると、視界に飛び込んできたのは大きな目]
うわぁ!?
[一時の沈黙の後、私は声を上げながら後退った。
目!? いやそれよりも、これは何だ? 傘!?
傘の柄が足になっているぞ!?
ちょっとしたパニックに陥っていると、こちらを覗きこんでいた傘のような何かは楽しそうにしながらケンケンと一本足で飛び跳ねながら離れて行った]
なん、なん、だ?
[何もせずに去っていく傘のような何かを呆気に取られながら見送る。
ユウレンにはアヤカシが居ると言う話は聞いていたものの、こんな風に遭遇するとは思っていなかったため、直ぐにはそれと直結出来ずに居た]
― 湖上庭園 ―
[あれもアヤカシか、それとも違う何かなのかと思案を巡らせていると、問う声>>72が聞こえて来る。
こちらを見ていると言うことは、私にかけた言葉なのだろう]
あ、あぁ、その。
今、傘に人の足が一本と大きな目が一つ付いた何かが、そこに。
[本当は鼻と口も付いていたが、私はそこまで気付けずに居た。
指差す場所には既に居ないが、何かが居たと言うことは伝わる…と思いたい]
― 湖上庭園 ―
つくも、がみ?
それはアヤカシなのか?
[紡がれた言葉>>82に返したのは問い。
アヤカシにも様々あるのだろうとは思っていたが、器物も変じるとは思っていなかった]
そう言えば、ユウレンには半妖なるものも軍に属しているのであったな。
そう考えるならば、アヤカシが王宮を闊歩していてもおかしくは無い……のか?
[語尾が疑問を含んだのは、言いながら、それはどうなんだ、と思ってしまったため。
声をかけてくれた相手は事情を知っているようだが、答えを知っているのだろうか。
私は彼の姿をまじまじと見遣る。
ユウレン王国の軍服では無いようだ。
……うん? どこと無く人とは違うような…?]
― 湖上庭園 ―
そうなのか。
王宮にクリーチャーでも現れたのかと思ってしまったよ。
[問いに返る答え>>92に、私は安堵するように短く息を吐く。
クリーチャーにしては何もせずに去って行ったのが解せなかったのだ。
アヤカシなのであれば闊歩していてもおかしくないのだろう、と思い直しかけた時、それを否定する言葉>>94が続いた]
普段は深い眠りについている…?
ならば何故、今このようなことに……。
[お陰で別の疑問が浮かび、一体何が起きているのだろうと思案する羽目になる]
[直後、相手から名乗りがあり、私は思考から我に返った]
あぁ、こちらこそ名乗らずに済まない。
私はユウレン王国より南にあるシンシャ王国の第一王子、カナン・ユウゲツと言う。
今回の式典にシンシャ王国代表としてユウレン王国へと参じた。
以後、見知りおき願う。
[名乗らずの非を詫び、名乗り返しながら私は相手へと握手を求める。
視線の先で揺れる黒い尾。
それを見て私は僅かに首を捻る]
君は……君も半妖なのか?
アヤカシと共生するのはユウレンのみと聞いていたのだが…。
[彼の属する国、ヴァイスヴァルトでもそうなのかと疑問を口にした]
― 湖上庭園 ―
彼”ら”……そうか、複数居るのだな。
[常ではないとは言え、このようなこと>>107が時折起こると言うことは、ユウレンの人達も苦労しているのだろうな。
しかし式典のあるこの時期にこの騒ぎとは、何者かの作為でもあるのだろうか。
そんなことを思考した刹那、その原因たる断片をタクマの口から聞いた>>108]
ヴァイスヴァルト王国の?
それはまた……
[何と言えば良いものやら。
ヴァイスヴァルトに属する者を前に非難するわけにも行くまい。
表情を見れば相手もその御付きがやらかしてしまったことを気にしているようであることは知れる]
収拾の目途はついているのかい?
[何はともあれそこだろう、と。
私はタクマに問いを再び投げた]
[姿形についての問いへ返った言葉>>110は、世界は広いと思わせるものだった]
なるほど、アヤカシではなく獣人と言う種族なのか。
ヴァイスヴァルト王国は様々な種が共生している国なのだな。
[人同士でも争うと言うのに、異種族でありながら数多くが国に属し成り立っているとは。
余程良く国を取り纏める者が上に立っているのだろう。
なかなか興味深いものがある]
― 湖上庭園 ―
そうか…。
何か術があれば良いのだろうが…。
[タクマの話>>118を聞いて、私は小さく唸ってしまう。
怪異と呼べる類は門外漢、術を持つ者に頼らざるを得ない]
私は力になれそうにないな。
[私は済まなく思いながら軽く頭を掻いた]
そうだな、ご挨拶がてら話を聞いてみることにしよう。
[国について>>119はそう返し、頷く]
…そう言えば、どこかに行く途中だったのではないか?
時間を取らせてしまったな。
私のことは気にせず、すべきことを為してくれ。
― 湖上庭園 ―
蒼い狼を連れた、眼鏡をかけた女性だな。
ありがとう。
あぁ、また機会があれば。
[ヴァイスヴァルト女王の特徴を聞いて>>133、私は辞するタクマを見送った。
二国間の伝達役を負っているだけあって、礼儀はきちんとしているようだ。
国によっての違いは目を瞑ることが出来るもの。
……握手が返されなかったのは少し残念だったが]
あちらでは握手は一般的では無いのかな。
[他国の文化もきちんと学ばねばならないと改めて思った]
/*
>>134みたいなことを書かれると突っ込みたくなるw
でもヴァイスヴァルトが西洋よりと考えると、この差はある意味合ってるw
― 湖上庭園 ―
それにしても…付喪神、と言ったか。
満足すれば大人しくなるとは言っていたが…。
[果たしてそれまで捨て置いて良いものなのかどうか。
だが勝手知らぬ私が動いて、事態収束の手助けが出来るのかどうか。
判断が難しいように思う]
下手に動いて迷惑をかけても、だしな。
[もっと詳しい者に指示を仰げたなら、と考えながら、ひとまずは湖上庭園に留まった**]
― 湖上庭園 ―
[改めて周囲を見てみると、何かを抱えて渡り廊下を通過して行く者達が目に入る。
あれらも付喪神と言うものなのだろうか。
手馴れた様子で動く器物を確保していく様子も時折見かけた]
ヴァイスヴァルト王国のヴァインズ殿が慣れているくらいだ。
ユウレン王国の方々にとっては対処法も身についているのだろうな。
[私は行き交う者達をつぶさに見、どのように対処しているかを観察した。
術で縛る者も居れば、物理的に沈黙させている者も居るよう。
共通しているのは、極力傷を付けたり壊したりしないようにしている、と言ったところか]
小さな物から大きな物まで様々あるのか。
[付喪神が複数居ることは先の会話で知ったが、想像以上に多いようだ。
こうして眺めている間にも目の前をひらひらと………]
― 湖上庭園 ―
[それまで追いかける態を全く見せていなかったためか、単にのんびりした付喪神だったのか。
伸ばした手で目の前を舞う古書をそっと摘む。
古書はパタタ、と軽く暴れはしたが、手から逃れるほどの衝撃ではなかった。
私は両手で開いていた古書を閉じてしまう]
……これで良いのだろうか。
[開かないようにしてしまえば再び飛ぶことも無いだろう。
まだもぞごそ動いているようだったが、何とか抑えられそうだった]
ユウレン王国の誰かに渡すのが一番か。
[そう判断して、私は人の行き交う廊下へと足を向けた]
/*
村建てはこの人数でやる場合の編成等はちゃんと考えているんだろうか…。
この人数だと絆落ちやら呪殺は抜いた方が良いと思うんだが。
― 王宮内廊下 ―
[さて、ユウレンの人に、と思い立ち移動を始めたが、そこらに居る者が顔見知りと言うわけでもない。
預けて大丈夫な相手なのかも判断がつかず、しばらくは右往左往する羽目になった]
しまったな…ヴァインズ殿に聞いておくべきだった。
[空いた手で後頭部を掻く。
辺りを見回しながら進んでいくと、動く器物に囲まれた人物>>155を発見した]
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