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…ええ、珍しく外でゲルトを見かけたと思ったら、
花盛りの村が人狼に滅ぼされた、なんて言うんですよ。
そんな冗談を言っている暇があったら、野菜運ぶの手伝ってください。
[先程瞳ににじませた動揺の色はすっかり消えていた。
ややうんざりしたような目でシモンにあらましを説明すると、ゲルトに野菜の入った籠を押し付ける。]
シモンさん、少しお手伝いしましょうか?
その足でこの雪道は大変でしょう。
[シモンの引きずられた足を見ながら、薪を運ぶことを申し出る。
日常生活に支障はないとはいえ、この雪道では勝手が違うだろう。]
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ペーター:10歳前後
リーザ:13歳
エルナ:20代
パメラ:21歳
オットー:20代半ば
ヤコブ:20代半ば
ヨアヒム:20代半ば
シモン:20代後半
同世代多いな
/*
<現在地>
宿屋:ペーター
村はずれの道:ゲルト・ヤコブ・シモン
パン屋:オットー・ヨアヒム
パメラの家:パメラ・リーザ
仕立て屋:エルナ
教会:ジムゾン
そうですね。
宿屋の暖炉の火が消えるようなことがあっては、それこそ村のみんなが困る。
[シモンの言葉>>31に納得したようにうなずく。]
ならお持ちしましょう。
…いえ、僕の小屋の薪は充分にありますから。
[シモンは自分の申し出を断らなかった。
彼が背負った薪を受け取りながら、良かったら持って行くかとの言葉>>35には軽く首を振る。
遠慮ではなく、この冬を越せるだけの薪はすでに蓄えてある。]
では行きましょうか。
ちょうど宿屋にも野菜の配達を頼まれていたところです。
さあ、ゲルト。
[子供のように憮然とした様子のゲルト>>34にため息をつきながら促し、宿屋に向かって歩を進めた。]**
/*
<現在地>
宿屋:ペーター
村はずれの道:ゲルト・ヤコブ・シモン⇒宿屋へ
パン屋:オットー・ヨアヒム
パメラの家:パメラ・リーザ
仕立て屋:エルナ
教会:ジムゾン・フリーデル・ニコラス
/*
<年代>
ペーター:10歳前後
リーザ:13歳
パメラ:21歳
フリーデル:20代前半
エルナ:20代
オットー:20代半ば
ヤコブ:20代半ば
ヨアヒム:20代半ば
ニコラス:20代半ば
シモン:20代後半
ジムゾン:20代後半
こんな感じ?
もうちょっとおじ様たち来るかと思ったけど若者の村になったね。
ピシッ
[右肩に走った痛みに、思わず籠を取り落す。]
…っ!
[しばらく反対の手で右肩を覆っていたが、痛みは一瞬のことで、再び重い籠を持ち上げたときにはなんともなかったので、すぐにシモンのあとを追った。]
―宿屋厨房―
[厨房へ着くと、ちょうどシモンとペーターが話しているところだった。>>60>>61>>65>>66]
やあ、ペーター。
おつかいかい?
[声をかけながら、シモンが入れてくれた蜂蜜の湯割り>>68を手に取った。]
ちょうどよかった。
パン屋にも野菜の配達があるんだ。
少し手伝ってくれないか。
ゲルトは当てにならないからさ…
[これまでにもこの少年には何度か配達や農作業を手伝ってもらい、わずかな小遣いや食事を与えていた。
自身の生活も決して裕福とは言えないため、十分な見返りを与えることはできなかったが。
それでも文句ひとつ言わない幼い少年には、それなりの敬意を持っている。
苦笑しながら、カップに口をつけた。
酸味を含んだ優しい甘さが雪道で冷えた身体を温めてくれるようだった。]**
まったく、ゲルトには困ったもんだな。
ペーターを見習ってほしいくらいだ…
[ペーターから告げられたゲルトの言葉を聞いて、ため息をひとつ。
再びカップに口をつけた。
とはいうものの、ヤコブもゲルトを嫌っているわけではない。
3年前、心身共に大きな傷を負って村に戻ってきたヤコブが、ようやく農作業を再開できるまでに回復したのは、以前と変わらぬ様子で接してくれたゲルトや友人たちのおかげなのだ。]
[――3年前、農場を知人に任せ、恋人と連れ立って旅に出ていたヤコブは、なぜか一人で戻ってきた。
肩に大きな傷を負い、瀕死の状態で倒れているのを村人に発見され、どうにか一命を取り留めた。
身体が回復した後も多くを語ろうとはしなかったため、彼に何があったのか知るものはいない。
友人たちも、無理に聞き出すことはなかった。
ゲルトをはじめ、友人たちの見舞いの甲斐あってか、抜け殻のようだったヤコブにも徐々に表情が戻ったが、その笑顔にはいつも、どこか哀愁が漂っていて、村人たちとも少し距離を置くようになっていた。]**
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名前:ヤコブ・ブレナン
年齢:20代半ば
一人称:僕
口調:年上には敬語、年下にはため口、同世代には敬語だったりため口だったり
以前はそれなりに人付き合いもあったが、3年前の“事件”以来、少し距離を置くようになり、心から笑うこともなくなった。
[それからしばらくは厨房にきたゲルトとシモン、ペーターのやり取りを見守っていた。
相変わらず子供のような振る舞いのゲルトに軽く茶々をいれつつ、“人狼”という単語が出れば、ほんの少しだけ眉を顰め、理解しきれていない様子のペーター>>99>>100>>101には、ゲルトのいつものほら話だと、安心させるように肩に手を置いただろう。
やがて話がひと段落したころ]
さて、僕もそろそろ次の配達先へ行かないと。
ペーター、ちょっとだけいいかい?
[外に停めた荷車までペーターを連れて行き、パン屋に配達するはずだった野菜を籠ごと渡すと、「籠は次の配達のときか、農場に用のあるときでいいから」と告げ、そのまま次の配達先へと向かった。
先に教会向かおうか。
そろそろニコラスが戻ってきている頃だろう。
1年前、神父に相談を受けて庭に作ったハーブ畑の様子も見てみたい。
それともエルナの仕立て屋を先にしようか。
以前に頼んだ作業服ができているようなら、ついでに受け取りたい。
など、思案しながら。]**
―教会―
ああ、ニコラス。
そろそろ戻ってくる頃だと思っていたよ。
元気そうで何よりだ。
[教会に着くと、ちょうどニコラスが出てきたところだった。>>127
近況を尋ねる彼の顔には、どこか戸惑いの色がにじんでいる。
3年前の出来事をきっかけに変わってしまった自分にどう接して良いものか、測り兼ねているのだろう。
いつものことだ。
多少の居心地の悪さは感じるものの、自分だってあれ以来うまく笑えていない自覚があるのでお互い様。
彼の様子には特に触れず、口の端をほんの少し上げながら、幼馴染との再会を喜ぶ言葉をかける。]
ああ、今年は豊作だったよ。
おかげで冬も食いっぱぐれなくて済む。
[農家の収入は収穫量に左右される。
大凶作でもない限り、売り物にならない作物を食べて飢えをしのぐことはできるが、それだけではどうにもならないこともある。
もちろんそんな時には助け合うのがこの村の風習だが、自力で賄えるのなら、それに越したことはない。]
[豊作といえば、今年は花もいい出来だった。
と思いだすと同時に、村で暮らす小さな少女のことをちらりと思い浮かべる。>>131
この時期になるといつも彼女が花を買いに来る。
いつ来ても良いよう、留守にする際にはいつも農園の片隅にある、自宅を兼ねた小屋の玄関先に「代金はいつでも構わない」という内容のメモと共に花を置いていた。
『……わたしが育てた花じゃ、きっとお姉ちゃんは喜ばないから。』
いつだったか、こんなに遠くまで買いに来るくらいなら、自分で育ててみてはどうかと、花の種を分けようとしたことがある。
しかし、少女が目を伏せながらそう答えれば、それ以上何も言えなくなってしまった。
自分に語れない過去があるように、少女にも何か事情があるのだろう。
そうか、とだけ答え、もらった代金よりは少し多めに花を渡すだけにとどめた。]
[そんなことをふと思い出しながら、再び意識を目の前の幼馴染に戻す。]
そっちは?
春になったらまた巡礼の旅とやらに出るのかい?
相変わらず熱心だねえ。
[自分もニコラスに近況を訊ね、続けて感心するように、そう漏らした。
ヤコブは神を信じない。
もともと信仰に厚いわけではなかったが、幼馴染に誘われれば、説法を聞きに教会に顔を出すこともあった。
しかし、3年前のあの日、神なんていないと悟った。
それ以来、野菜の配達などの用があるとき以外、教会には近寄らなくなってしまった。]
―教会裏庭―
ジムゾンさん、こんにちは。
野菜の配達に来ました。
[ニコラスとの話が一区切りつけば、ジムゾンの居場所を聞き、野菜の籠を抱えて裏庭に顔を出す。
そこにシモンもいたなら、シモンさんもここにいたんですね、とふさがった両手の代わりに目で合図しただろう。
信仰心のないヤコブはジムゾンを「神父様」などと呼ぶことはなく、あくまで一人の村人、農園のお得意様として接していた。
必要以上に教会に寄りつかないとはいっても、彼やフリーデルを毛嫌いしているわけではなく、世間話くらいはするし、裏庭に何か植えたいと相談を受ければ可能な限り応じた。>>95]
…見事に何もありませんね。
この季節では仕方ありませんが。
[畑のあった場所をちらりと見て、そうつぶやく。
職業柄、家庭菜園と呼ばれる規模のものであっても、畑の様子は気になる。
ましてやそれが1年前、神父から相談を受け、自分が世話したものとなるとなおさらだ。]
また、ハーブを植えますか?
土を育てる意味で、別のものを植えてみるのも手かと思いますが。
[“何もない”というのはしっかりと手入れが行き届いている証拠でもある。
そうでなければ雑草が生い茂り、知らない者が見ればそこに畑があったことすらわからないだろう。
彼なら少々手間のかかるものを植えても育てられそうだ。
実際、以前試しに味見させてもらったハーブの出来栄えはなかなかのものだった。
ジムゾンがフリーデルやニコラスのことを考えて花を植える方が良いのでは>>122>>123などと考えていることなど知る由もないが、そう提案した。]
/*
<現在地>
宿屋:ゲルト・ヨアヒム
パン屋:オットー・ペーター・リーザ・ニコラス(・パメラ?)
仕立て屋:エルナ・フリーデル
教会:ジムゾン・ヤコブ
その他:シモン
―回想・教会の前―
…そうか。
まあ、村にいる間は、ゆっくりしていけよ。
疲れが取れないようなら、宿屋の温泉にでも浸かるといい。
[自分がシモンにされたように、今度は自分がニコラスに温泉を勧めた。
その効能はよく知られていて、村のちょっとした名物になっている。
自分に信仰心がないからといって、幼馴染のしていることを否定する気はない。
村に戻ればねぎらいの言葉をかけ、村を出るときには旅の安寧を願って見送る。
ただそれだけ。
かつてのように、ニコラスが旅先で見聞きしたものを共有することはない。
訊ねたところで、信仰心のない自分には身を入れて聞けない内容がほとんどだろう。
それはあまりに失礼に思えたので、自分から訊ねることはなかった。
それでも、3年前に足しげく見舞いに通ってくれたことを含め、村に戻る度にこうして声をかけてくれるニコラスには、ヤコブなりに感謝しているつもりだ。]
―現在・教会の裏庭―
[ちょうど入れ違いで、シモンが出ていくところだった。>>203
ジムゾンがほんの少し動揺しているように見えた>>186のは気のせいだろうか。
特に深く追求することもなく、シモンを見送ると、野菜をジムゾンに渡した。]
いえ、仕事ですから。
野菜を買ってくれる人がいるからこそ僕も着るものなんかが買えるのだし、お互い様です。
[受け取りながら礼を言う彼に、なんでもないことだと首を振る。
続けて、次に植えるものの相談を受けるれば、少し考えて]
そうですね…
またハーブを育てるならミントは比較的寒さに強くて
野菜ならホウレンソウやルッコラなんかが育てやすいかと思います。
苗ならすぐにお譲りできますが?
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一応農夫の孫だけど農業の知識なんてねぇよ!
ググってそれっぽいこと言ってみたけど、冬野菜とはいえ冬に苗植えて育つのかしら…
しーらない(
神様、ね…
[感謝の言葉をかけられれば、悪い気はしなかったが、そこに“神様”という言葉が乗せられると>>213少し複雑そうな顔をした。
神様なんてものは、信じていない。
いるとすれば、3年前のあの日、なぜ自分と恋人を助けてはくれなかったのだろう。
そう問うてみたい気もしたが、喉まで出かかった言葉が発せられることはなかった。
あの日のことを気安く口にできるほど、まだ心に負った傷は癒えていないのだ。]
わかりました。
いつでも農園にどうぞ。
…ええ、時間が合えば。
[後日苗を取りに来るというジムゾン>>214に、了解の意を示し、気軽に教会に寄って欲しいと言われれば、同意とも拒否とも取れるあいまいな返事を残して教会を後にした。]*
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