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5人目、天子 エリオット が参加しました。
天子 エリオットは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
――謁見の間
[ 玉座に据えられたのは、正装した前皇帝の亡骸―― その亡骸の股間…中心部が、徐々に光を宿す ]
テンテケテンテン テケテケテケテケ
ピロピロピッピ ピロピロピロリン
テンテケテンテン テケテケテケテケ
ヒョロピーヒョロピー ヒョロヒョロピーピー
[ 楽団の奏でる音に合わせて、光の中から小さな、公称4寸…実際には3寸ほどの、愛らしい裸の天子が勃…顔を覗かせた ]
「天子様のおな〜り〜」
[ 近侍のよく通る声に、恥ずかしそうにモジモジ揺れる天子。その足元は、エリオットの父である前皇帝の亡骸の股…中心部に接しているようだが、どうにも神々しくて民は直視できないのが常である ]
こほん、こほん。民よ。
朕《チン》思うに、冬が来たのだな。
朕は少し、寒いのだ。
[ 謁見の間がどよめく。本来裸で勃々たる天子が、今日に限りうつむき加減だからだ ]
「天子様が風邪を引いてしまう!」
「エリオット様にブランケットを!」
[ 天子は、愛らしい顔を毛布でぐるりとくるまれるがままに、上気した頬で言葉を続けた ]
朕《チン》思うに、クリスマスが近いのだな。
朕は、妻を、めとりたい。
[ 歓声が沸き、咆哮が飛び交う ]
「うおおーーー!」
「女を探せ!」
「エリオット様に見合うレディーを!」
――天子の自室
はぁー…ドキドキするのだぁ。
[ バスタブの中で、ひとりごちる。近侍には聞こえているが、彼らは天子が頭までお湯に潜ってしまわないように、前皇帝の体をブリッジさせるのに必死だ。エリオットは泡の影からこっそりと、水面下の前皇帝を見下ろした。防腐処理が施された、美しい亡骸――
自分と一体である父。若き内に死期を悟り、長くない生涯を独身で通した前皇帝にとって、“ムスコ”と呼べる跡継ぎは自分だけだった。亡き後を務められるようにと、一流の医療と教育が施され、十分な愛情も注がれた。自分もまた、母体である父を愛したが、健全なエリオットが求めるのは別個の異性であり、本物の家族だ。
クリスマスまでに、寄り添い温め合う妻が欲しい。まだ見ぬ妻のことを考えると、謁見の刻のように力が漲る。だが、いざその願望を口にすると、恥ずかしさで熱にあてられてしまった。か弱い天子なのである ]
朕《チン》思うに、可愛いお嫁さん、きっと来るのだな。
だから、しっかりしなくちゃ。
一人で勃…立たなくちゃ。
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