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そう言えば最初は王子を試す立場になろうと思ってたのに、自分が封を解いてしまったがためにその位置に行けなくなったな(
まぁ、王子を鍛えるのはディルドレ老の役目なのでいっかw
そして魔軍把握のためにクレスと遭遇しておきたい気がして来た。
陥落数日後なら外出て来れるかな。
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ところでシェットラントとライナーのやり取りが何となく楽しいw
魔軍につく人間同士のやり取りかぁ。
探りあいっぽくて良いね。
― 王都陥落数日後/王都 ―
[幾度も角を曲がり、他のオークからも見つからぬよう物陰に身を潜める。
建物の壁に背を寄せ、男は何度か深呼吸を繰り返した]
……息が上がるとは、歳かね。
[齢32とは言え、方々を旅し続けている身。
これが体力の衰えではなく、癒しきれていない腹の傷から来ていることは理解していた。
そうと解っていながら冗句を口にするのは自らを奮い立たせるため。
自嘲めいた笑いを浮かべながら呼吸を整えた後、男は意識を城門へと向けた]
…もう一度、行かねば───っ、
[呟いた直後、前触れ無く底冷えした声>>261が近くで響いた。
ハッと視線を向ければ、半透明の姿で佇む青年の姿が見える]
死人……?
いや、幽鬼の類か…!
[即座にファルカタを抜かなかったのは、まだ冷静に状況を分析出来たからこそ。
ただの武器で相手を傷つけることは出来ないからだ。
死を視る眼が幽鬼の視線と絡み合う>>262。
押し潰さんばかりの圧力は精神を蝕みそうなほど。
男はぎりと左手を握り締め、未だ傷の残る掌に爪を立てることで精神を保った]
……君の仕える王からはネストルと呼ばれたね。
だが私はネストルではない。
改めて名乗りおこう。
私の名は『
まぁ、ローランドとでも呼べば良い。
[本名とはまた別の、号とも言える名を紡ぎ、通り名も付け添えておく。
相手が祖の名とかつてのことを知っているのなら、背負う運命も察しがつこう。
杖を向けられ、問いを投げてくるのに、男はしばしの沈黙を返した]
………………
選択の余地は確かに無いね。
私が進むべき道はたった一つだ。
[その言葉に幽鬼がどう思うかは知れない。
幽鬼の言葉を受けるものとも取れるが、男の心は別に在った]
───私が伝えるべき
[ふ、と短く息を吐いた後、男の右手は左腰へと滑る]
背負った業と運命は、魔のために非ず。
光抱く者を導くためにある!
[男は握ったファルカタを抜き放ち、突きつけられた杖を払わんと振り上げた**]
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……なんだろうな、どうしてこう、くろねこさんのキャラは突きたくなるんだろうかw
タイマンで遭遇したいなぁw
― 王都陥落数日後/王都 ―
[決別の行動は示された。
それに対し向けられる、瘴気の如き黒い靄>>305]
……喩え死すとも命乞いなど。
死する者を視、糧とする私にそんなことは赦されていない。
[抵抗しないと言う選択肢は無い。
抜いたファルカタを逆手に持ち後方へと流して、左手を解いて右胸の上へと構えを取る。
好機があるとしたならば相手が攻撃を放つその瞬間。
この身砕けようとも刃が届いたなら、人の可能性を突きつけることが出来ると。
その思考を基に呪を紡ごうとした刹那]
[共に気を逸らしたのは一瞬のこと。
幽鬼の顔が男に向け直された時、男も同時に視線を戻す]
……ふ。
言ったはずだよ。
私の道はただ一つだと。
[表情を強張らせたまま、先と同じ言葉を紡いで。
構えを解かずに幽鬼が転移に入るのを見届けた]
…………ここまで実力差があるとはね。
[虚勢を崩さずに終われたのは良かったのかどうなのか。
姿が見えなくなって一拍置いた後、男は構えを解く]
…今のままでは駄目、か。
[死の覚悟をした後に拾った命。
だからと言って、幽鬼の言うように何もせず余生を過ごすことを是とはしない]
だが、先ずは───
[やるべきことがある、と。
男は複数の黒紅の結晶を左手に握った。
城門前の確認を始め、
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クレスのこと調べて抹消された人物っての気付くのは出来るかなー。
伝承時代のことだしなぁ。
資料はほとんど残ってない気が。
魔軍について史実から抹消された者がいる、と言うのは気付けるかも。
― 王都陥落数日後/王都 ―
[王城前の様子を確認すべく、男は最初に様子を窺っていた場所へと降り立つ。
そこに居たのは紅の魔人と王子の傍に居た一人のみ。
何をしているかまでは判別出来なかったが、それを確認する前に男の意識は直ぐに別へと逸らされた]
────あれは。
[王都の一画へと降り立つ巨体>>303。
男はそれに見覚えがあった。
継承譜再編のために何度か話を聞きに行った、大森林に住む老竜。
あのように飛ぶ姿は初めて見たが、この地に住まう竜と言えば、彼の老竜しか思い浮かばない]
何故彼女がここに。
[理由を察するには情報が足りなかった。
飛び立つ彼女の手に居る
屋根の上で飛び去る姿をただ見詰める]
……彼女には後で聞いてみるか。
[何かの異変を感じて降り立ったのならば、何かしらの情報を持っているかもしれない。
何より、彼女は旧くを生きる者だ。
交渉次第では知恵を貸してくれるかもしれない]
…どこに飛ばされたのか、探知も難しそうだね。
あれだけ不安定な魔力だったら、場合によっては遠くへ───
[先程幽鬼に見つかった以上、王都に長居は出来ない。
屋根上からの捜索を短時間だけ行った後、男は王都の外を捜すべく黒紅の結晶を砕いた*]
― 王都での騒動から数日後 ―
[男が先ず捜索の手を伸ばしたのは魔物が溢れる洞窟方面。
万一魔物の群れの中に放り込まれてしまっていたら、と危惧したのがその理由。
しかしそれは杞憂に終わり、次いで王都以南へ捜索の手を移した。
王都からカトワール、カトワールからハールト。
その道程を転移魔法ではなく徒歩で行ったため、その間数日の時が流れてしまう]
街に噂は無し……街道でも見かけた様子は無い。
となると……どこかに迷い込んだか。
[ハールトでの休息の後、男は捜索の当たりをつけて再び平原へと出た。
シェーンバルトは国土の約半分が岩山や森に覆われている。
広大であるその場所に迷い込んだなら、外へ出るには苦労するだろう。
探し出すにも骨が折れそうだと思いながら、男はハールトからカトワールに向かう途中にある森へと足を踏み入れた]
[鬱蒼と茂る森は今の国の暗さを思わせるよう。
森に魔が入り込んでいる可能性もあるため、男は慎重に歩みを進めた]
……………?
これは。
[森の奥に進めた足が止まる。
そこにあるのは誰かが居た痕跡。
魔のものとは思えない、人の痕跡だ]
誰か、居るのか。
[賊の可能性もあったが、王子である可能性も捨て切れなかったため、森の奥に向けて声を投げかける。
一度の呼びかけで返らないようなら、更に歩を進めて声を投げかけ続けた]
― 数日後/森 ―
───!!
[確かに聞こえた、応答の声>>358。
声からして若いと判じ、王子の可能性を高くする。
それでも警戒は怠らず、声のする方へと足を進めて]
……、 君は───
[木々の合間から姿を現し、声の主を見て男は瞠った。
明らかに王子ではない。
けれど、その姿に見覚えがある。
記憶を手繰り寄せながら、相手の手に矢弾が装填去れているのに気付くと、男は害意がないことを示すために両手を顔の横へと挙げた]
― 数日後/森 ―
[王子の名を出したことで強まる警戒>>367。
無理も無いと思うのも刹那]
あ、おい。
[前へと倒れ込むのに反射的に手が伸びた。
未だ距離があるために支えることは出来なかったが、急いで倒れた傍へと寄る]
あれからずっとここで過ごしていたのかい?
さ、水だよ。
[四散してから数日が経つ。
この森ではそれも仕方が無いかと思えど、良く生きていたものだと感心もした。
男は自分用に携帯していた水袋を青年へと差し出す]
…君達が魔人へと挑むのを見ていた。
尤も、その後私も襲われ全ては見ていないが。
私の名は……長いのでローランドと呼んでくれ。
魔の蔓延る現状を打開すべく王子を捜している。
[一呼吸置いた後、倒れる前に問われたことに対する答えを青年へと向けた]
― 雌伏の時/大森林 ―
[様々な出来事からしばらくして、落ち着かないまでも少しばかり余裕が出てきた頃。
男はとあることを確認するために大森林へと足を踏み入れた]
ディルドレ老。
[数日森の中を進み、老竜の住まう結界の前までやって来る。
男は先ず、結界に触れることなく老竜を呼び、訪問の合図を送った。
それから薄桜の結晶を取り出し、指先で結界へと押し付ける]
我、封の術師の血を引く者
我希う 界結ぶ扉開かんことを
悠久の友を我に引き合わせ給え
[呪を紡ぐと薄桜の結晶は溶けるように結界へと染み込んだ。
しかし以前よりも強固となった結界は直ぐには口を開かず]
― 数日後/森 ―
[水を飲み干した青年>>388が紡ぐ言葉に相槌を打ちながら聞いた]
そうか、留学先から……。
大方の経緯は分かった。
…それで、君はこれからどうするんだい?
[王子の友と名乗る青年──ベネディクトを見据え男は問う。
見つけた以上森から連れ出す心算はあったため、その行く先を決めるための問いだった]
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