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― 艦長室前・少し前 ―
[レーデさん、と立場を考えれば憤慨されそうな呼び方を試みると、目の前の彼は数瞬不思議そうな顔をした>>244
ああさすがに怒るかなとぼんやり思うが、一転楽しげに笑うのにこちらも笑みを返す。
名はいずれと言われてさすがにどうかと思うが]
…善処します。
[困ったような顔はしたが、声は楽しげで。
手配はしておくと言って司令塔へと向う背に礼をして見送った]
そうですね。時間を作るようにします。
[話をしてみてくれ、とのオズワルドの言葉>>285に頷く。
一応、自分も少尉という階級を持ってはいるもののまだ若輩という意識もあり、少なくとも強面のオズワルドよりは警戒されないんじゃないかな、という言葉は伏せる]
ああ。グレーナー中佐はレ。…、デ中佐とお親しいんですよね?
身元確認、あの方もお時間のある時は手伝っていただけるそうなので…ご存じないようでしたら、カシムの話はお伝えしておきます。
…すいません、アレクシスさん。
ちょっと、急ぎの用ができてしまったので…包帯と消毒液、誰か他のものにすぐ持ってこさせるようにしておきますね。
[申し訳なさそうにそう告げると、医務室を出て司令塔の方に向かった。途中誰か主計科の者と行き会えば、医務室への届け物は頼んでおく]
― 司令室 ―
失礼します。
主計科少尉、ウェルシュ=フィッシャー、入ります。
[心持ち小声になってしまう。この部屋にいる人は本来自分などが気楽に声をかけていい立場の人ではないという意識もある。
入って周りを見回し、なるたけ手が空いていそうで年若く話しかけやすそうな人を探す]
ええと…艦内名簿を、閲覧できるように、レーデ中佐にお願いしていたのですが…
[考えてみれば、先程リヒャルトと話をしてからそこまで時間が経っている訳ではない。もしかしたらまだ話がついていないかもと心配になったが、あっさりとテーブルの上に無造作に置かれた名簿を示された]
…ありがとうございます。
[予想はしていたが。名簿の分厚さに表情が曇る。嘆いていても仕方ないので椅子をひとつ借りると、分厚い名簿の頁を開いた*]
/*
ここでジャンとコンラートとは顔合わせられるといいな。
話済み
オズワルド、リヒャルト、ベリアン、アレクシス
ニアミス
ローレル、カーク
未接触
(ジャン、コンラート)
ライナー、シュテラ、リエヴル、カサンドラ
シュテラは科が同じだから、話題は作りやすい筈。ライナー、リエヴル、カサンドラがどうやって絡むか…
*/
[名簿とそこに書かれた経歴、出身地などを地図と見比べながら一心に調べていたが、聞こえた声>>335に自分が言われた訳でもないのにびくりと肩を震わせた]
………。
[そろそろと顔を上げると、厳しい顔付きの副長と赤い髪の見慣れない青年の姿。
勿論艦内の者をすべて知っている訳ではないので知らないのは不思議はないが、青年の格好にはどこか見慣れないものが混じっている気がして。
小さく身を縮めたまま、まじまじと観察する]
あー。そうか…
[はきはきと答える言葉>>348を聞いて、青年の正体を知る。
分かれば違和感の元も理解した。海軍とは襟章などが微妙に違うのだ。
思わず呟いてしまい、誰にも聞かれなかったかと視線を彷徨わせる]
― 医務室・少し前 ―
あ、お知り合いなんですか?
[カシム君、というアレクシスの口調>>340が幾分親しげで、ならばとカシムから話を聞くのはお任せすることにする。知らない者が訪ねていくよりも、顔見知りの方が彼もきっと話しやすいことだろう]
すいません…
[補充も自分でといわれ、申し訳なさにもう一度頭を下げ、急ぎ足で医務室を出た]
― 司令塔・現在 ―
[部屋のすみで調べものをしていたら、報じられた>>#11>>#12]
……。
[伏せていた頁からこそりと顔を上げると、副長が進路変更に伴い、新たな指示を飛ばしていた。
さすが司令塔、末端の身ではなかなか届かないような情報が真っ先に届けられる。
うっかり聞いてしまったが、聞いてよかったのだろうかと思いながら開いていた地図をぱらりぱらり、大き目の地図を開く。指でおおまかな現在地を押さえ、もう片手でアルトマルクを。さらに指を滑らせて、ウッカー港の位置を確認して、現在地からウッカーまでを辿る]
…うーん。
[多少航海は伸びるようだ。
治療道具の在庫は先程確認した。包帯は確実に足りないが、未使用のシーツがそれなりにあった筈。あれを使わないようにさせれば、なんとかなるだろう。その手配と…
問題は、食料庫の方だろうか。
予備も含めて多めには積んでいるが、艦長の方針かたまに予想外な大盤振る舞いが行われる。そんなことだから普段の食事が足りないなどという苦情が届くようになるのだが、上の指示とあれば逆らう気はない]
すいません。また来ます、ありがとうございました。
[名簿と地図を閉じて地図は元の位置へ。忙しく立ち回る人の邪魔にならぬようこそりとそう伝えると、司令塔を出た]
[名簿の確認は、確かに重要だ。けれどそれにかまけて乗組員が飢えるようなことがあれば、そちらも問題である。
早急に在庫確認をするため、足早に食料庫へと向かった*]
― 司令塔→食料庫途中 ―
[ 食料庫に向かう途中、何気なく厨房の中を覗き込む。すると料理の量も質も、いつもよりも格段に多いことに目を丸くした]
あれ…今日、なにかあった?
[そんな呟きは厨房で忙しく料理を作っている少女にも聞こえたかもしれない]
[厨房の入り口で、呟きを聞いたのか少女が答えを返してくれた>>374
今まさに残りの食料の心配をしていたところの大盤振る舞いに微かに眉を寄せたものの、少女が慌てたように厨房主の様子を伺っているのについ笑いが零れた]
いや、美味しそうだなって思ってね。
[未だに湯気を上げる料理>>355を見れば、たしかに美味しそうだ。
思うとほぼ同時
ひょい、ぱくっ]
あ、美味しい。
[そんな呟きが洩れた]
/*
匿名メモでの回答感謝です!とここで。
うむー、やっぱそうだよね。真水は貴重。
基本的にはたまにお湯で濡らしたタオルで身体拭くくらいかのぅ。あと頭は塩水で洗いたくない(切実)ので、そこだけ水使う感じか。
*/
[美味しいとの言葉にシュテラがものすごく顔を輝かせる。口調からして彼女が作ったものではない、とは分かったのだが]
…オズくん?
[小さく不思議そうに首を傾げる。今日は砲術科に縁のある日なのだろうか。
戯れに誘った言葉>>252に、時間があればと答えた「グレーナー中佐」の顔が浮かんだが]
[それにしても量が多い。改めて並べられた料理の皿を見渡し、食料庫の中がずいぶんと寂しくなったであろうことにため息をつく。
普段はあまり並ばないワインやビールなどの酒類まで…]
ん。
[ふと鮮やかな色彩に目が留まった]
あれも出すんだよね。
誰か決まった人に出す予定?
[近くにいた人に聞いてみる。決まってはいないと答えをもらえば、悪戯を思いついたように目を輝かせ、厨房主にたいそう警戒されながら、厨房に備え付けられた通信機を手に取る]
通信指揮室を。ゾンダーリング中佐に繋げられますか?
[そうして確かにカサンドラに繋がったと分かれば]
こちらウェルシュ=フィッシャー少尉!中佐!緊急事態です!
厨房にてラズベリーのケーキと遭遇!私一人の手には負えません!
至急応援を!
[そんな言葉を楽しげに伝えるだろう]
―厨房・ちょっと前―
[まさかと思って口にしてみれば、たしかにこの料理を作ったのは彼らしい]
うーん…知って、は、いるけど…
[名前は名乗ったのに階級を伝えなかったということは、内緒にしておきたかったのかもしれない。
その気持ちは分からなくもない。自分も年若いまま少尉の肩書きを貰い、自分よりも年齢も経験も厚いものが自分を少尉と敬意を払ってくれるのを感じると、どうにも居心地の悪さを感じる。シュテラのようにまったく気にせず接してくれる者ばかりではないのだ]
本人に聞いてみたらどうだろう。
ああ、そうだ。その時は僕もついていっていい?
[面白いものが見れそうだから、というのは言わずにおいた]
[驚いたのだろう、慌てて止めようとするシュテラにくすくすと笑い]
大丈夫大丈夫。いくらあの人でも、一人で全部は食べないと思うよ。
僕はまだ仕事があるし…ああそうだ。ケーキと一緒に、美味しいお茶でも淹れてあげてくれる?
シュテラも一緒にお喋りすれば、きっと楽しいと思うんだけどね。
[ダメかな。というように、厨房主の方を見てみたが]
…………。
[料理は好きかと聞かれて。沈黙が流れる。そしてぽつりと零れるのは]
世の中には、料理しちゃいけない人間って、いるよね…
[そんな呟き。以前料理を試みた時に居合わせた厨房主が、一際鋭い目でこちらを睨んだ]
[すいませーん、という明るい声>>414に顔をそちらに向けると]
あれ。えーと…
[隣の部屋の人物だ。滅多に部屋に帰ることがないので、顔は覚えていたものの咄嗟に名前が出てこない]
こんにちは。今日は美味しいのがたくさんありますよ。
[名前を覚えていないのを、そんな言葉で笑顔で誤魔化し]
[何故だろう。同じ軍隊の人間な筈なのに、シュテラの敬礼>>422はどこか不慣れで可愛らしく、くすくすと笑いが洩れた]
うん。おしゃべりに熱中したら怒られるかもしれないけど、ちょっとくらいはね。
これから来る人は、ちょっと変わってるけど楽しい人だから。
[先程の通信、キャシーお姉さんと名乗っていたか。
この前はなんだっただろう、彼女はその時々気に入った愛称で名乗り、また気が変われば違う愛称を名乗る。
どこか掴みどころのない人物だけれど、不思議と気が合った]
キャシー中佐って呼んであげるといいみたいだよ。
[ちゃんと食べろという言葉には笑顔でいい返事。実際にそれが守られるかは自分でも分からないが]
[名前を覚えていなかったのを察された>>436
相手の名乗りに自分も名乗ろうとしたが、先に愛称をつけられてきょとんとする。ここでは馴れ馴れしいといわれることもあるかもしれないが、悪い気はしなかったのでにこりと笑顔を返す]
ええと、ウェルシュです。ウェルシュ=フィッシャー。
でもそのまま、ウィルと呼んで下さったらいいですよ。それで僕は何と呼べばいいでしょう。カークさん?
主計科的には…ええ…致命傷に、ならなければいいな、と…
[意外と勘がいい。笑顔の唇の端が、不自然な上がり方をしているかもしれない]
[慌てたようなシュテラのフォロー>>446に真剣な顔付きで何かを考えていたが]
慣れ…慣れですか…
[ちらりと厨房主の方を見れば、必死になって両手を振っている。シュテラを止めたいのだろうが、幸か不幸か彼女はそちらを見てはいなかった。やがてにこりと微笑み]
そうですね。今はあれですけど、練習すれば。
料理、教わりにいくなら僕もお供します。オズ君のところ。
あ、いらっしゃい。
[厨房に顔を出したカサンドラ>>445に気付けばひらひらと手を振り。
先程の通信といい自分の階級と思えばとんでもない態度だが、相手も楽しそうなので気にしないことにした。一応、公の場ではそれなりの態度も取っている。
彼女の隣にローレルがいるなら見慣れない姿に少し首を傾げるが、カサンドラが連れてきたなら特に気にせず挨拶をする。
彼女がいつか自分が喉をつまらせた飴玉をくれた相手だとは知らず]
…。バレるように呼ぶから面白そうなのに。
[聞こえたベリアンの言葉>>465にぼそりと呟いたが、多分人には聞こえなかった筈。
案の定カサンドラがシュテラを気に入った様子>>457に安堵すると]
それじゃ、僕は仕事に戻ります。
[それ以上厨房には入るな!という牽制の視線を向けてくる厨房主にも、ひらりと手を振り。今度こそ食料庫に向かって歩き出した]
― 食料庫前 ―
[ランプを片手に食料庫へと向かう。明かりはあるにはあるのだが心もとないのも知っており――]
………。
[しばらく扉の前で立ち止っていたが、意を決して扉を開けた。
そこはやはり薄暗く]
…。
[ランプと天井の明かりをもってしても部屋の隅には]
――っ
[明かりは、届いていない]
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