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少女 リーザは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[ベッドで読書中、ページをめくりながら、ふと顔を上げ、窓の外が視界に入った。]
(あ、こんな冷えてたらシモンさん動けないんじゃ…?)
[本に栞を挟んでパタンと閉じると、しっかり重ね着をしてオットーの店に小走りで向かった**]
ーパン屋前ー
[少し息を整えて、パン屋の扉を開く。]
こんにちは〜!
[そこにはパン屋の他に誰か居ただろうか?]
今日のオススメ2つと、あと…
[パン屋にシンプルなパンを2〜3見繕って貰ったならば、代金を支払い、ありがとうと頭を下げ、そこに誰かが居たならば笑顔で手を振りながら駆けて行っただろう]
[パンの袋を抱えて転ばないように急いで戻り、帰宅すると、外で雪の下に貯蔵していた野菜を掘り出し、干し肉と共に竃の鍋でコトコト。]
[匂いにつられてシモンが顔を出したならば、温かいポトフと共にオットーのオススメだと一言添えてアプフェルブロートを差し出しただろう。シモンが顔を出さなかったならば、ポトフとパンをシモンの部屋まで届けただろう**]
[パンの袋を抱えて転ばないように急いで戻り、帰宅すると、外で雪の下に貯蔵していた野菜を掘り出し、干し肉と共に竃の鍋でコトコト。]
[匂いにつられてシモンが顔を出したならば、温かいポトフと共にオットーのオススメだと一言添えてアプフェルブロートを差し出しただろう。シモンが顔を出さなかったならば、ポトフとパンをシモンの部屋まで届けただろう**]
[出来上がったポトフと竃で少し温めたパン、ストックのチーズ一欠片を載せたトレイを手にシモンの部屋の戸をノックし、扉を開ける。]
あの、今日はだいぶ冷えるので、ポトフ作ってみましたけど、食べませんか?
パンはオットーさんのオススメで、アプフェル…ブロート?って言うそうです。
[シモンは食事を喜んでくれただろうか?果たして味は…?]
[一度部屋を出ると、何やら温かい飲み物が入ったカップを手に戻り、シモンに差し出す。カップの中身はシモンの気に入るものであったのか?]
えと、後で片付けにくるので、ゆっくり食べて下さいね?
[僅かに小首を傾げ、扉を閉めて自室に戻っただろう。自室に戻ったならば、机に向かって先程の読書の続きに没頭したであろう。**]
[机に向かって読んでいた本をパタンと閉じた。]
んー、楽しかったぁー!
[ずっと座っていて縮こまった体をいっぱいに伸ばしつつ、窓の外に目をやると、変わらぬ気候。]
止まないかぁ。仕方ない。行こう。
[モコモコと服を着込むと本を持ち、フードを被って図書館に向かって歩き出した**]
―図書館―
[入口扉の前で服に積もった雪を払い、靴の雪を叩くと、扉を開けて図書館の中へ一歩]
こんにちは!
[元気よく挨拶をしたら、室内にいた司書がそれに応えてくれただろうか?]
この本、とっても楽しかったよ!
でもね、こっちの本は少し悲しかった…。
[週に2回は図書館に足を運ぶリーザの本選びは、クララの選択によるところが大きい。
はじめはシモンと共に訪れ、本を選んでもらっていたが、リーザがクララと図書館までの道に慣れた頃には一人で訪れるようになっていた。]
今日はどの本にしようかな…
[本棚から本を手に取りながら、まだ読んでいない1冊を今日は自分で選んだ。
必ず2冊は借りていくリーザに、司書は今日入荷した新刊から1冊をリーザに選んだだろうか?]
うん、今日はこれにする!
[本を抱え、クララにありがとうと頭を下げると扉を開ける。
外に出るリーザに司書が何か言葉をかけたならば、笑顔でうなずき、大きく手を振りながら雪の降る外へと出ていっただろう。]
あの、まだ天気が悪くなりそうだから、カタリナおねーちゃんち行ってくるね!
[トレイを手に部屋を出る。]
[普通の大人なら何とか出られる悪天候では、足の悪いシモンと幼いリーザには全く出られない。まだ出歩けるうちに食料をいくらか調達しなければ――]
(カタリナの家で干し肉や腸詰め、チーズや卵などをいくらかとオットーの店で日持ちするパン。)
[用意するものを考えながら、リーザは再び雪の中へ駆け出していった]
[村のはずれにあるカタリナの牧場まで歩く。
サクサクと踏みしめる雪の上、買い出しのお供は小さいソリ。
2年前の冬、雪深い季節にシモンの顔を見に来たジムゾンが「ガキでもこれなら運べるだろ」とか言いながら、くれたんだっけ。]
[カタリナの牧場までもう少し。降り積もる雪で薄くはなっているけど、誰かの足跡が見えたような見えないような。]
―カタリナの牧場―
[作業小屋の煙突から煙が出ている。何かを燻しているのかもしれない。
その作業小屋の扉を、少しだけ開けて声をかける。]
こんにちわー…
[中にはカタリナの母親がいた。他に誰かいただろうか?
カタリナママに「いらっしゃい、今日はどうしたの?」と問われ、「寒いから入りなさい」と促されるままに小屋の中へ入り、扉を閉める。]
あの、雪が深くなりそうなので、干し肉と、腸詰めと、チーズをお願いします。
[牧場へ独りで足を運ぶのは、雪深い冬だけ。しかも余り数多くないので、まだ人見知りする。
カタリナママは娘と変わらぬ歳の子相手に緊張をほぐしてくれようとするが、どうにも緊張がほぐれない。]
[チーズ、腸詰め、干し肉。少しずつ分けてもらい、代金を払う。」
ありがとうございます。
[作業小屋から出ると見送りに出てきたカタリナママにぺこりと頭を下げ、牧場を後にする。]
―数年前、遠方の村―
[――近くで戦闘が起こった。
家の方が安全か、と考えていたが、銃声は近づくばかり。
ここも危ない。そう考えた女が幼い娘を抱えて最小限の荷物を手に、住んでいた家を飛び出す。
戦闘を逃れようと街中を走り、銃声から少し遠ざかったところで角から先を覗きこんだ。
パァーンと乾いた音。
女はその場に倒れこむ。
胸に抱いた娘とともに。]
―数年前、少女の記憶―
[急にママに抱っこされて、おうちから出た。
パーンって音、ママが息を切らしながら走ってること。
何だかわからないけどこわくて、ママにギュッとしがみついてた。
ママが足を止める。荒い息使いで、人差し指を口に当てた。
何か不安で、両手を手に当てて、ママの顔をじっと見てた。
パーン、て乾いた音。
急に目の前が真っ赤になった。
――次に気付いたのは、包帯巻いた男の人がいっぱいいる、建物のベッドの上。]
[ママを呼んでも、ママはいない。
代わりにおねーちゃんが来て、抱っこしてくれたり、よしよしってしてくれたり。
いろんなおにーちゃんやおじちゃんも遊んでくれた。
でもこわかった。だって、それまでママがいないこと無かったし、男の人と一緒に遊んだことも殆ど無かったから。
ある日、大怪我をしたおにーちゃんが隣のベッドに来た。
歩けないおにーちゃんは、絵を教えてくれた。いろんなお話をしてくれた。でも、夜はすごい苦しそうだった。
おにーちゃんが歩けるようになった頃、私はおにーちゃんに懐いていた。いっぱいいたおねーちゃんたちよりも。
その頃にはママは死んじゃったこと、私は独りだということ、他に行く場所がない為に孤児院に行くことがわかっていた。
だから、おにーちゃんに「一緒に来るか?」って言われた時、嬉しかったんだ。]
―パン屋前―
[初めて見る緑のマントの人と、見たことあるような聞いたことある声のような緑のリュックの人。
オットーの様子からリュックの人は初めてじゃない…のかなぁ。
人見知りが発動して、お店に入れない。]
―自宅前―
[ソリを引きながら戻り、家の中に入ると中から話し声。さっき来ると言ってたから、ジムゾンが来ているのだろう。]
ただいまー。
[シモンとジムゾンはリーザにどんな言葉をかけただろうか?]
[調達したものと家のもので3〜4日はなんとかなるくらい。
買ってきたものを備蓄庫に仕舞いながら、シモンとジムゾンの話し声がする方へ移動する。]
[―と、アプフェルブロードをひょいぱくするジムゾン発見!それリーザの!!と思うが口から出ない。]
[パンを食べられた文句のひとつも言おうとしたが、口にする前にジムゾンに>>354告げられた言葉。文句は飲み込んだ。]
うん、わかった。すぐ用意するね。
[自室に戻り、2日分の荷物を纏める。2日分あれば、あとは今身に付けてる服も含めて宿で毎日洗濯しながら着回すのも毎度のこと。
荷物はシモンのと2人分、ソリに積み込む。
借りた本と勉強道具は学校の鞄に入れて身に付ける。
ここまで5分かからず準備完了。]
ジムゾンさんお待たせしました。
シモンさん、行こう?
[シモンに手袋とマフラーとコートを渡し、ブーツを履かせる。シモンは自分で着たのか、ジムゾンに手伝って貰ったのか。]
[ジムゾンに貰ったソリは荷物運搬に大活躍。今も2人分の荷物がぎっちり。
次の春にはメンテナンスの方法を教えてもらおうと考えていたりいなかったり。]
[シモンはジムゾンの肩を借りて、宿への道を進んだだろうか。そんな二人の後をリーザはついていく。]
―レジーナの宿―
[果たしてそこにレジーナの姿はあったのか?
レジーナが居たならば挨拶をし、シモンが避難の旨を伝えただろうか?
冬になるといつも空けておいてくれる避難部屋の鍵があれば、レジーナが居なくとも鍵を手に取り、部屋へと移動したことだろう。**]
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