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――副寮長。大変恐縮なお願いなのですが、銃の構えを見てはいただけませんか。
自分では、どうしても弓と同様に扱うことが難しい武器ですので――
[美しい構えに憧憬を抱き、合間の短い時間にそう頼んだこともある。
使う筋肉が明らかに違うであろうその構えは、修練を充分に積んだ、戦士として学ぶところが多いものだった**]
―渡河作戦より暫く前―
[情報収集は北部の臨時港より、徐々に沿岸部の調査を行うことから始まった。
港湾に関しての詳細調査は、今回の要である。
警備規模、砲撃による地形の変化。
記録は口頭と、少量の画像にて保持される。
――思うよりも警戒は厳しかったが、北部沿岸についてはほぼ調査を終え、補給のため臨時港に出入りしている小型漁船の船員を買収して、一度シュヴァルベを出ることにした。
近隣の港湾都市の状況を把握するためである。]
――酷いな。
[港湾都市の多くは、未だ復興ならず、深い爪痕を遺していた。
帝国最後に訪れた都市は、フェルゼンベルク。
砲撃と魔法による反撃の余波にさらされた街だ。
未だ崩れた建物が生々しく残り、人影は疎らで、ぼんやりと活気がない。]
(警備兵の歩哨も多いが――士気自体が低下している。無理もないだろうが)
(昼間から兵が酒瓶を手にしているようでは、な…)
(今後の衝突如何によるが、侵攻の要としては、悪くない場所だろう)
[長い旅行用フードで表情を隠しながら、早足でその場を離れる。
背後では港湾警備を申しつけられているらしい地元の守備兵が、濁った目で辺りを睥睨していた。
――その場所でヴァイス兄妹の末子が命を落としたことなど、知らぬ。
それがかつて滑稽な一戦を祭りのように戦った旧友の人生を、変えてしまったことも]
わーい何もしてないうちにいろいろ進んでいいなあ(だめだこの村建て)orz
すみませんすみません
と言いつつ、余りバトル得意じゃない人もいるのでアニメレベルを忘れないでね、ともちょっとはらはらしたり。
バトラーと非バトラーとの混成村だからなあ…
[帰路は再び船を拾い、一旦シュヴァルベを経由して、公国沿岸部へと向かう手筈を整えていた。
次の草原からの傭兵船は、公国からの手配で到着するという。
公国の港湾を調査しつつ、それを待ち、可能ならば紛れ込むつもりだった。
効率の悪い海路だが、両国を結ぶ船も、陸路も存在しない。
――しかし密かに、両国から難民として逃亡する民は増えているらしい。
賂を取って秘密の客を乗せることも、船の主にとっては珍しくは無いことのようだった]
――シュヴァルベとの出入りも、ということか?
[そう老年の船主に尋ねると、彼は訛りの強い言葉で、それはとても珍しいが、決して無いことではない、と言った。
主に脱走兵や、行方知れずの家族を探して、どうしても逢いたいと遠方より駆けつける者。それらが密かに、船底に匿われてシュヴァルベから出入りする。
補給は陸路を原則としているが、急に兵站が膨れ上がり、糧食が不足しがちな両国は、臨時の措置として近隣の海域から捕れる魚介をも買い上げているらしい。
戦艦が沈んでから、魚がよく捕れるようになった。
そう、船主は笑っていた]
……自然の摂理、というものだな。
[苦笑する。
仲間の屍を喰らい、その無念を糧にして生きる。
それは精神的なものであろうと物理的なものであろうと、恐らく、兵士というものの摂理であるのだろう]
[持ち歩いた魔石は記録は可能だが、通信は15マイル圏内に相手を捕捉しない限り、交わすことが出来ない。
次の船を待つまでの二日間、部下たちと暫く振りの連絡を取り合った。]
そちらは順調のようだな。
――俺は二日後には公国に向けて発つ。また、暫く連絡が途絶えるだろうが、心配はない。
……ああ、お前は本当に心配症だな、イェン。
そのほうが早く片が着くだろう?
大規模な衝突に巻き込まれる積りは無い。
俺たちの任務は、あくまで潜入、諜報なのだからな。
[まだ若い部下に、そう笑い含みの返事を届け、通信を切る。]
――あいつ、アリデに似てきたのではないか?
[苦笑して、口うるさい副団長の名前を口にする。
だが、気配りの利く、労を惜しまぬ部下だ。まだ18だったか。
――国許に戻った後は、アリデの直属として少し鍛えてやるのもいいだろう。
そう考えながら、何事もなく進んでいる任務に僅かに安堵感を覚える。
………イェンと話すのは、それが最期になった**]
―回想/士官学校・海―
[ウホッ、いい波飛沫… に、沈みかけている親友の頭ひとつをがしりと掴み]
ちょ、馬鹿者!
風呂と水中と馬上では寝るなと何度言えばわかる!!!
[ある意味理不尽な叱り方をするまでがセットの、真夏の恒例行事。]
眠そうだったら引っ張っていくからな? いいな?
[濡れた額をでこピンし、鵜飼いの鵜のように放り投げてやった]
[目いっぱい遊んで、ダーフィトが休憩に戻ったのを見れば、自分もさくさくと砂浜を踏み、日陰に戻る。
丁度ステファンとシェットラントが、飲み物の用意をしているところだった。
シェットラントが差し出してくれたアイスティーの中には、きらきらとした砂糖粒が輝いている]
……有難う。冷えていて美味そうだな。
[自分の好みを覚えていてくれた事が嬉しくて、微笑んでそれを受け取る。
きゅ、と睫が震えるほどに甘いそれは、泳ぎ疲れてだるい身体を癒してくれる気がした。]
マーロウたちも、ちゃんと水分を取れよ。
いきなり引っ繰り返るのは、あちらの図体のでかい男だけで沢山だからな。
[クスリと笑って、休憩中の親友の方を指す。
酷い言い様だが、向ける視線は家族を見るような暖かげなものだ。]
給仕くらいなら手伝うから、少しゆっくりするといい。
[ひょいと彼らの手元を覗き込むと、保冷用のバッグの中にたくさんの石が詰まっている。
厨房で見た覚えがあるそれらに、ぱちくりと瞬きした。]
……これ、永久水晶か?
よくこんなに準備したな。
そこまで高価な石ではないが、それでもこれだけ集まれば随分と予算がかかっただろうに。
[ひとつ手に取り、ひんやりとしたそれに微笑する]
不思議な石だな…。
食堂や購買などでよく使われているが、保冷だけでなく、保温にも使えるものなど、此処に来て初めて見かけたぞ。
実は、俺も重宝している。
ゼリーや飲み物を冷やしたり、タルト・ポムをほんのすこし温めたり…。
食堂でコーヒーゼリーを作ったときにも、この石を貸してもらっていてな。
[ころんと掌に永久水晶を転がしながら、続ける]
知っているか?
喩え保冷に使うものであっても、この石を大量に沈めておくと、冬に氷が張らないのだそうだ。つまりは周囲の温度が、一定以上に上がりも下がりもしない状態に留め置くのがこの石の役割だという話だからな。
同じように、周囲を瞬時に凍らせる魔石もあると聞くが――
温度を操る魔法など、先人は便利なものを考えたものだ。**
何かに使えるかと思って(使えなくてもカサンドラのあれとリンクするかと思って)永久水晶ひろってみた…ぜ!
傭兵ってあれだ、振りなのかなあと思いつつ…wまずは公国行かないとな。
wwwwwwお前かヴィンセントwwwwwwww
お前が広めたのかwwwwwwww
でも時間軸ちょっと違う気がするwwwwwww
―甲板―
――お前の所にも、連絡は入っていない、か。
[船は既に動き出していた。
船底から抜け出し、少しでも音の入りやすい夜の甲板の隅で通信を続ける。
間もなく航路は西に逸れ、15マイル圏内を抜ける。
その所為か、公国国境に居るローとの通信は、酷く雑音の激しいものだった]
……ああ。あの律儀なイェンの事だ。通信どころか、定期報告まですっぽかすなど考えられない。
前線で、特に動きはなさそうだと言ったな?
戦死したとは考えにくいが…。
[夜の暗い海が、目の前に広がっている。
紺色を映す青灰は、酷く暗い。ゆるりと蛍火の様にその中に虹が揺れ、再び、夜の青に染まってゆく。]
――もしくは、露見したか。
恐らくはその場合、イェンは…。
[囚われる前に、己が身を刃に倒す。
男の教育した傭兵達は、己を捕虜とすることを決して由としない。
怪我をした鹿は立ち止まり、己の身を囮として群れを狼から守る。
……イェンも、その信条を胸に生きてきた男だ、と、複雑げに瞳を揺れる波に落とした]
(魔石を壊す余裕は、なかっただろうな)
[流石にそれをローに呟く気にはなれず、心中で、思考を巡らす]
(……中身を覗かれようと、俺たちについての情報は何も入力はされていない。
今後のイェンからの通信に警戒すればそれで済む。
だが――)
[仮面石の記憶部に保存された情報に、魔石は外部からアクセスし、もしくは自分の取り入れた情報を送信する形で相互に繋がっている。
イェンの石から、記憶部への接続を遮断すれば、不要な情報に接触される恐れはない。
……だが、魔石本体に、イェンが仮面石から取り入れた情報を保存していたら。]
(帝国に、公国の一部の情報が流れる事にも、なる、か…)
(ローは後方部隊の所属だ。例えば構成員の氏名――役職、武器や糧食の搬入状況。そんなものだろうが)
ロー。…今後、お前はイェンからの通信には出るな。遮断しておけ。
イェンを名乗る者がいても、一切返答はするな。……俺が対処する。
[間もなく通信が切れ、船は公国への航路に乗る。
暫く後に、公国の招聘した傭兵船が港へと到着したとの知らせが届いた。
――幾人かの傭兵がシュヴァルベ配属の下命を受け、即日雄途についたという。*]
シェットおおおおおおおおおお><
絡みにいきたかった…;;
昼にローで絡みに行こうかと思っててまにあわなかったんだよなあ
―公国・某港―
>>789
竜騎兵連隊第二特別分隊への配属、及び目標人物、通称『猫』奪還の御下命仕りました。
フェーダ公国領西シュヴァルベ城砦より、前線拠点に進行、作戦を遂行致します。
[迎えに出た兵士らに公国風の礼を取り、長いマントの裾を払うようにして身を起こす。
第二分隊、とは聞こえが良いが、おそらくは急遽傭兵を集めて編成された、臨時の部隊なのだろう。
名はこしらえた手形通り、スーリヤ・クロイツ。鎖の国殖民領、ウーツ出身。
記載された名こそ違えど、鋼の国が発行した正式の手形だ。改めは簡単に終了し、無事潜入は成った。
慌しく装備と糧食の支給を受け、馬を疲れさせない最大限の駈歩で、東へと向かう。]
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