565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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【独】 羊飼い カタリナ
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■5.村のシステムや天声で解りにくかった点や
もっとこうしたら良いのではという改善点。
個人的な感想ですが、狼月に入っている時のSF軸の話はPCがその世界の住人になりきっているという設定がある以上天の声での発言は不要では？とは思いました。
ロールとシスメが混在してちょっと分かりづらくもなりますので。
同じ発言は墓下でカークさんなどが落とされていますし、天の声は告知をメインにしてロールはキャラに話させるだけのほうが切り分けがしっかりしてて良いかなとも思います。
■6.秘話投票制＆最終日だけRPで決めるシステムや、
襲撃投票は赤陣営の票に重みづけするのは、どうでしたか？
事前投票に関しては秘話でなくメモでもいいのかな？ という気は少ししました。
村建さんが進行管理から天の声発言NPC運用、メインPCの操作まで行ってる上で集計周りの秘話での対応までというのは負荷かかりすぎですし、そこはしなくてもそこなメモで各々だして、（秘匿しなきゃならないものを覗いて）質問あれば普通に出せばいいんじゃないかなと。（メモや赤窓でのすり合わせを制限する村ではありませんし）
あと襲撃に関しては個人的には村側の票は不要で狼が決めたらいいのでは？ と思ってます。
襲撃先は事前に告知するとしてやはり狼という役職の能力ですし、占狩のと同じ扱いじゃないかなと。
最終日RPで決定はなんの問題もないと思います。
【独】 羊飼い カタリナ
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■7.朝11時更新はどうでしたか？
更新時間は問題ないと思いますが、1日の進行に対して。
普通の人狼騒動ではなくBBS風で議論を標榜するするなら、2日目の11時以降からは議論開始を奨励しておいたほうがいいかなと思いました。（出る出ないは自由として）
夜コアが多い中投票締切が20時だと議論が始まるあたりで締切→吊り襲撃処理に移ると正直話してる時間ないよね？ と。
■8．キャスト表用のPC名表記を教えてください
（スペルがあればそちらも）
PC①：カタリナ・シェーンエルデ
（Katharina Schönerde）
PC②：カタリナ・シェーファー
（Katharina Schäfer）
■9.その他なんでも！
村建さんいろんなとこで「寝てください」言われすぎｗ！
村のシステム的にオーバーワークになってしまう形ですが、少し負担を減らす方法は考えたほうがいいんじゃないかなと思いました。ほんとご自愛くださいね。
私事としては、次参加する機会がありましたらポニーテールが使える環境で参加させていただきたく…
（パメラがオプション01でポニテできるんですけど、ミッドナイト村で使ってたんですよね 涙）
羊飼い カタリナ
─ アンドロイドは電気羊の夢を見るか？ ─
かつて地球星系の端に小さな星があった。
観光資源などないに等しく故に訪れる者は多くはない。
あるものと言えば人体の機械技術…義体と呼ばれるもの
それも、純粋な地球古来の技術を頑なに継承するだけ
宇宙の先へと目を向ける人類からは目も向けられない
そんな世界からは取り残された星だった。
私はこの星で生まれ、16になる頃飛行機の墜落事故で
身体の殆どを失った。
そしてこの星の技術で奇跡的に助かった
らしい
らしい…というのは祖父からそう聞いていたからだ。
私には生まれた時からの記憶がない。
目覚めたときにはすでにこの身体で、
それより前の記憶はすべて失われていたのだ。
事故のせいだろうと祖父は言う。
私にはそれを確かめる手段もなければ気もなかったから
〝そういうもの〟と受け入れることにした。
羊飼い カタリナ
全身が人でなくなった私を星の皆は受け入れてくれた。
表情を作ることもできない人形のような私を
誰も憐れむこともなく、当たり前のように接してくれた。
人と同じように。
私にはそれを不思議に思うことなくなかったから
ただ全てを甘受した。
そうやって私の穏やかな時間は過ぎていく。
世界の潮流から離れたこの小さな星で
古びた工場と 彼方へ広がる黄金の地平線
鉄と油の匂いに 大地を疾駆する風の薫り
軋む機械の叱責に 揺れる薄の子守唄
緩やかに死んでいく星を見続けながら
穏やかに朽ちていくのだとそう思っていた。
── あの日がくるまでは
羊飼い カタリナ
宇宙連邦歴37123年
あの災厄が世界に解き放れて二十と数年
はこんな小さな星も見逃すことがなかった。
変異の過渡期だったのだろう。
この星に流れ着いたガルー種は、
今のように宿主を人の世に紛らせるような狡猾さを
持ってはいなかったが、代わりに爆発的な感染力を
持っていた。
あまりに即効性が高いから、この変異種が世に拡散する
ことはなかったけれど、小さな星を一つ食いつぶすには
十分だった。
果たして穏やかな死へ向かうはずだった星は
絶望的な加速度で死へ走り出した。
私が初めて人を殺したのもその時だった。
その日、私は襲いかかる祖父の首をねじ切って殺した。
そこには哀しみも葛藤もなく、ただ義務を持って殺した。
『人狼は生かしておいてはいけない』
それが祖父の口癖だったからだ
羊飼い カタリナ
祖父の首を持ったまま外に出る。
逃げ纏う人 襲いかかる人
のたうちまわるヒト 食らうヒト──
地獄絵図のような世界を闊歩し
私はひたすらに人を殺して回った。
もう皆感染していたから。
幸い私の身体は人より頑丈にできていて力も強かった。
何故かはわからないが人っぽくなかったからだろうか
私だけは感染を免れていた…そう思いこんでいた。
果たして私をヒトを殺して回った。
『人狼は生かしておいてはいけない』からだ
ただ愚直にその言葉に倣い
殺して 殺して 殺して 殺して 殺して
殺して 殺して 殺して 殺して 殺して
殺して 殺して 殺して 殺して 殺して
殺して 殺して 殺して 殺して 殺して
殺して 殺して 殺して 殺して 殺して
殺して 殺して 殺して 殺して 殺して
そして誰もいなくなった
羊飼い カタリナ
金色に彩った夕の光が西の空へ消える頃
凶行と惨劇の痕を覆い隠すように
大地は血の色へと染まっていく。
視界の全て 地平線の彼方に至るまで
物言わぬ肉塊と 大地を染めるどす黒い血溜まり
鉄臭い血の臭いと 風が運ぶ腐臭
死者たちの怨嗟と 戦ぐ薄の鎮魂歌
一変した世界 死の吹き溜まりの中で
私に飛来する思いなどなにもなかった。
殺さなければならないというから殺しただけ
喜びも 哀しみも 怒りもない
人の言うところの感情というものを全て持たない私は
ただ彼方へ消える夕焼けを見つめ続けてた。
羊飼い カタリナ
人間は死に絶え 動物はどこかへと逃げ去った町で
私の他にただ一匹残っていた物がいた。ヒツジだ
いや、それは数に数えて良いものでもないだろう。
姿こそヒツジの形をしていたけれど、実際はただの機械
電気羊と呼ばれる愛玩機械の一種だった。
『メェ』と鳴くこともなければ食事を摂ることもない。
摂らないのに生意気にももごもごと反芻はしてみせて、
電気羊は私に並んで西の空を眺めていた。
何も語らない ただいつまでも私たちは並んで空を見る。
血に染まる大地が宵のカーテンに隠されて、
それがまた朝日の輝きによって曝け出される。
死に絶えた人など意に介した様子も見せず
常の営みを繰り返す星の日常。
私たちもそれに身を任せるように星に抱かれた。
繰り返される日々を数えることもなく。
羊飼い カタリナ
ふと目を移すと、傍らの電気羊が微睡むように
瞳を閉ざしていた。
半開きになった口から、寝息を立てるように微かな息が漏れ周りの毛をふるふると震わせている。
電気羊は夢を見るのだろうか？
心地よさそうに眠りにつくように見える電気羊を眺め、
初めて浮かんだ〝疑問〟だった。
夢というものがどういうものかは情報として知っていた。
あくまで情報としてであり、実際見たことはなかった。
電気羊ですら見る夢を、私はまだ見たことがない。
人であると教えられそれを信じていた私は
初めて〝揺らぎ〟に襲われた。
〝私は本当に人なのだろうか？〟 と
羊飼い カタリナ
夢…見れたじゃん
［ 夢の中の夢の中
狼月という故郷に少しだけ似たあの村で
私は気づかないうちに抱えていた願望を
すべて満たされていた。
喜びも 悲しみも 希望も 絶望も
怒りの感情も 憎悪の炎も
人を好きになるという想いも
全部私が欲しかった私の描く
人いう感情だった ］
羊飼い カタリナ
［ 願いは全て叶った。
思い残すことは何もない。
本能がそう告げる。
夢の中で自壊した瞬間のように
もうここが終焉の地だと思ってもいた。
思ってもいたのだ。けれど…… ］
人間は欲深い生き物だ。
今ようやく思い至ったよ。
［ 私の身体を集めようと走り回るアリスの姿
多くのストールを持って部屋を訪れた彼女に
夢の私はこう告げたのだ。
『防水にはいい素材と技術があるよ』と
それを彼女に授ける前には死にたくなかったし
狼月でもここでも颯爽と現れるニコラスの熱意に
報いないまま消えるのもなんだかむず痒い。
そう〝もう少しだけ生き続けてみよう〟
そう思うようになっていた ］
羊飼い カタリナ
［ とはいえ誰かがコクーンを開けてくれるまで
私は動くことが叶わない。
開いたら、またアリスは慌てふためきながらも
走り回ってくれるのだろうか？
ニコラスはやはり正義のヒーローよろしく
颯爽と現れて手配の世話を買ってくれるのだろうか？
夢の中と同じことを繰り返させるのは
申し訳ないけれど、光景を思い浮かべるとなんだか
笑えてくる。
そうだ。もう少しだけ生きていこう。
私を思ってくれる人がいる間だけ。
アリスはきっと仲の良い友となれそうだ。
彼女の腕をもっとより良いものにしてあげよう。
望むなら生身と変わらない義体にコーティングして
あげることもできる。
今までしたくてもできなかったおめかしをして
二人で街に繰り出すのもいいだろう ］
羊飼い カタリナ
［ ニコラスとの関係はきっと長く続くだろう。
義体のせいにして死のうとしても
きっと彼はそれを許さないだろう。
どこからともかく現れて私を助けていくのだろう。
彼は風がよく似合う。狼月の羊飼いが憧れた
風の旅人に
そうだ、ラボを新調しよう。
そうすればアリスを招くこともできるし
ニコラスから仕入れる機械も多く置くことができる
運び人はうってつけの男がいる
あのでろでろな腐れ縁の男に頼めばいい。
約束のリサイタルも兼ねて ね ］
羊飼い カタリナ
［ 思いを馳せれば心が躍る。
けれどそれは船を降りてからの話
今一番したいことは他にある。
まもなくコクーンが開いて
皆にお陰で動けるようになるだろう。
なぁにアリスが一生懸命選んでくれた
ファッションだ。
なにも恥ずかしがることはない。
そして会いに行こう。
この胸にときめきを潜ませて
作ることもなく浮かべるであろう
私の初めての満面の笑顔を携えて
共に〝今〟に立つために─── ］
羊飼い カタリナ
─ いつかの日 ─
「 風というものはいつ吹くかわからないものだ。
風の吹くまま気の向くままともいうように
気まぐれの代名詞ともいえる。
ただ、私の元に吹く風は些か律儀な上に
まるでこちらの体調が見えているようで… 」
君はいつも測ったように来てくれるよね？
納品した耐久年齢を目安にしてるんだろうけど
それにしたって正確だ。
監視装置でも付けてるのかい？
そういうサービスはいいけれど、
風呂とか覗いてくれるなよ？
私は永遠の二十歳なんだから ね
［ 身体の節々を眺めてから、
毎度毎度タイミングよく現れるニコラスへ>>589
訝しんだようなジトっとした視線を投げる ］
羊飼い カタリナ
夜空を彩る星々かい？
ふふん、今日は随分と詩人じゃないか。
けれどまあ、君の言うことはもっともだ。
星の一生に比べたら我々の寿命など瞬きのごとく。
一瞬目を離したすきに死んでしまってた
某狼占の眼のよりも短い命さ。
霊聴のほうがもっと早かったけどね。
だが〝思い残しはなにもない〟そこだよニコラス。
人というのは存外に業が深いものだ。
一つに満足すれば次が欲しくなる。
欲しいが続いていつまで立っても死を受けたがらない。
最期のデザートだというのにね。
それでも人は死ぬ。いつかはね。それもまた人だ。
しかしだニコラス。それを私が望むのは
理から外れた話だと思うんだ。
望めばずっとずっと思い残しを増やして生きていける。
けれど、それは人ではないだろう？
泡沫がごとき人生こそ人の夢だ。
人の夢と書いて儚い だから人は美しいんだ。
だからそうだね…私は欲が出すぎないうちに
旅立とうと思っている。
羊飼い カタリナ
［ かつてなら生きたいとも死にたいとも
思うことはなかった。
今はどうだ。狼月を経て私は夢を得た。
夢があるからこそ人は強くもなり 弱くもなる。
私はきっと種として弱くなった。
同時に、人としては強くなった はずだ ］
ああ、すぐに死のうとかそういうことは思っていない。
私は今〝お熱〟だから。
けれど、その刻が来たら迷わずゆくよ。
なに、こう見えても私は君よりお姉さんだ。多分。
いいだろう？ 二十歳のお姉さん。
死に時は弁えてるつもりさ。
ただ、それまでは春を愛でよう。
巡る季節を眺め、息吹を運ぶ風を待って。
ではね。花咲く頃に会いましょう。風の人
［ そう言って
私の日々は続いていく。
いつの日か訪れた春の風にお別れを告げて
旅立ちの扉を開ける日まで
次の巡りを待ちながら ］**
【独】 羊飼い カタリナ
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>>-1178 れーくん
ありがとう！ わぁ、そういう例えができるんだね。
私そういうふうにPCを何かに見立てて視覚言語化って考えたことなかったから、ずっごく新鮮でした。
カタリナは快活でパッションお人好しな甘い熱はあるけど、根底にこびり付くビターな部分はいろんな思いで混濁してるんだなって。ストンと落ちました。
>>-1180の解釈も面白い。リーザときゃいのきゃいのしてる時の様子は一緒でも、抱えて物の捉え方や昇華の仕方がまるで違う。
同じように見えて根底が違うっていう表現をそういう手法で提示いただけて目からウロコでした。
素敵な解釈ありがとうございます。
【独】 羊飼い カタリナ
/*
ニコさんすてきなお返しありがとう。
孤独死はしないで済みそうだからこれで気兼ねなく終活できるね★
あと、アリスもいろいろ駆け回ってくれてありがとう。
もっちしっかり拾いたかったのだけどちょこっとになってしまってごめんなさい。
お詫びに縊り殺して周った腕を差し上げ…
こほん……ウルタールで一緒にウインドショッピングしましょう！
【独】 羊飼い カタリナ
/*
おはようございます。わお、ログがたくさんのびてる！
閉村時間には立ち会ってると思いますが、先に私もごあいさつを
ぽるぽ (@mijinko_polpo) と申します。
アンケの通りSSSは初めての参加でした。
近年は年1回か2回くらいの村参加且つ、1週間程度で終わる村ばかりでしたので、人狼騒動を久しぶりに体感させていただくことができました。
うみねこさんにお誘いいただいてから始まるまで大変楽しみで、期待と不安を胸に「あーでもないこーでもない」と思いを馳せる日々も随分と久しぶりの感覚でした。
お誘いくださいまして本当にありがとうございました。
村ではやはりといいますか、ログに溺れて目が滑ってる時も多く、皆様のロールをちゃんと読み切れていないところが多々ありました。大変申し訳無いとお詫びすると共に、そんな中でも私と多くの物語を紡いでくださいました皆様に心から感謝申し上げます。
このカタリナが少しでもPCさんたちの思い出として残ってくれたらそれに勝る喜びはありません。
前述の通り入村頻度は高くないので、またいつお会いできるかはわかりませんが、ご縁がありましたらどうぞよろしくおねがいします。
皆様とまたどこかの星の下で巡り会えることを願いつつ…
ありがとうございました。
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