565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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【見】 【秘】 『NPC』医師 カーク > 羊飼い カタリナ
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＞2022/10/16(Sun) 12:08:22
お返事遅くなって大変申し訳ありません。
420年前の災厄の顛末は、
①一般：情報統制がされています。
ガルー種の災厄の発覚当初に、
宇宙連邦軍による、情報統制がなされています。
一般には、テラ・フォーミングされる前の、
惑星カナンから発祥した脳内寄生生物、
として紹介されている程度です。
②都市伝説：色々流れてて大丈夫です。
寄生生物を解き放った医師がいたとか
そいつが生き残っているとか
なんでも捏造OKですよ。
【見】 【秘】 『NPC』医師 カーク > 羊飼い カタリナ
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＞＞2022/10/16(Sun) 12:08:22その②
③知り合いで知ってる場合
人狼騒動の経験者や、
カークさんの知り合い縁故などの場合は、
その時にカークさんから聞いたとかでも構いません。
過去の人狼騒動で【占い師】として
連邦から派遣されてたり、
調査に乗り込んでたりとか、
適当に出してもらっても大丈夫です。
知り合い縁故も、ご自由に。
此方に不都合ある場合は、
双方に齟齬が出ないように対応しますので、
お気軽にどうぞ。
ただ、お返事できない場合もあるので、
話しかけ等は基本そロール前提で
お願いできればと思います。
大変申し訳ありません。（平身低頭）
それでは引き続き、シルバー・メリー号の
船旅をお楽しみください。
【墓】 羊飼い カタリナ
もぅ！ そういうのは気づかなかったことにするの！
だいたいこれディーさんなにも悪くないし！
［ 涙声になりかけたのをなんとか誤魔化そうとして
『いけるか…？』と思った矢先にこれである>>+28
リーザの元以外ではあまり泣くこともなかったから、
指摘されるとやはりなんだ気恥ずかしい ］
私だってディーさんに生きてて欲しいって思ったよ。
もう10年…んー15年くらいしたら、さぞ渋みのある
私好みのおっさんになってくれると思ってたのにさ。
見て、聞いて、感じて糧にするのは
なにも若者だけじゃないよ。
ディーさんだってもっと成長できたはずなのだし
てか、おっさん言うけどディーさんまだ二十代でしょ？
そんなんでおっさん言ってたら村長泣いちゃうよ？
［ モリ爺を基準にすれば、
まだ折り返し地点にも届かない。
『なに老け込んでるのさ』と言いたげに
脇腹でもつついてやったかもしれない ］
【墓】 羊飼い カタリナ
それにさ、私は死んだからって終わりだとも
思ってないよ。
だって、私達二人で遠くへ征こうと思ってたんだし。
実際さ、今こうやって死んでるのにディーさんと
話せてる。生きている時の柵もうないと思うんだ。
だからさ、ディーさんもまだまだだよ。
探していこう？ 生きている時に届かなかった
ナニカを探して さ。
［ 太陽を掴まんとするように空へと手を伸ばす。
もちろんぜんぜんこれっぽっちも届かないけれど
きっといつか届いてみせると私は笑うのだ。 ］
【墓】 羊飼い カタリナ
［ そんなこんなを話しながら背を押して ］
だいじょうぶ だいじょうぶ
考えるな！ 感じろ！ ってやつだよー
なせば大抵なんとかなるんだって
飲んでも減らないとか最高じゃん
ぶるじょあだよー？ しゅちにくりんだよー？
［ 夢のないことを言うおっさんときゃいのきゃいの
言いながら山を下っていくのだった。
今日はどんなことになっているのかわからない。
そもそも昨日もディーさんしか見ていなかったから
誰が襲われたのかもわかっていなかった。
さぞ賑やかになってるのだろうな…と
悲しみより先にそんな思いがよぎるのは、
この泡沫のような世界に慣れてしまったのだろうか？
生前の感覚が薄れつつあるのは少し複雑な気分で
多分傍らのおっさんには
〝なんか難しそうなこと考えてるな〟
くらいに映ったかもしれない ］**
【墓】 羊飼い カタリナ
［ 『成長しようがない気がする』とか
『30に片足突っ込みかけてる』とか
後ろ向き発言に突っ込みを入れたい気持ちの
あったけれど、そこは我慢した。
だって、ディーさんはもういっぱしの大人
なのだし、その言葉を吐く理由もあるのだろう。
知りもしないことであまり深くへ踏み込むのは
快しとは思わなかった
（と思いつつも結構突っ込んでた気がするが）
ちなみに伸ばされた手は>>+110飛んで逃げた。
渚のアヴァンチュールよろしく
『あはは、捕まえてご覧なさい』とでも言うように。
尤も湖畔でないので風情もないし、
私はからかうようにケタケタ笑っていたから
アヴァンチュールのアの字もなかったが 」
【墓】 羊飼い カタリナ
んー？ リーザ？ 逢ってないよ。
いないことはないと思うよ。
消えちゃってたらなんとなくわかる気がするし…
［ 『じゃあ探しに行けよ』という言葉には
小さく首を振る。
彼女にも逢うべき人、告げるべき言葉
つけるべきけじめがあるだろう。
そこに私が介在していいものではない。
それに、〝そいうこと〟ができる時間も
そう長くはないことはなんとなく予感していた。］
女の子は支度に時間かかるの
ちゃんとその時が来たら迎えに行くからだいじょーぶ
［ まるで悪戯っ子みたいに笑うディーさん>>+113
そういう顔すると若く見えるのな…と
飛び去っていく彼の背を追いかけることなく
眩しげに眺めて見送りながらひとりごちる。
それにしても… ］
【墓】 羊飼い カタリナ
来世…来世かぁ
［ 生前悪い男に掴まるどころか、特定の誰かと
懇ろになることなど考えてなかったけれど、
来世なんかもっと考えたことがなかった。
そもそも転生というが記憶も容姿も境遇も
もしかしたら性別すら変わって
生まれ変わったとしてだ…
そこに私の何があるのだろう？
ふわふわ漂いながら
気がつけば宿の屋根に戻ってきていた。
私は一人腰をおろし薄ぼんやりと
空を眺めていた ］**
【墓】 羊飼い カタリナ
あら、ニコさん…
あはは、力みすぎですよ
［ 転生について考えることにも飽きて
ただぼけーっと空を見上げていたら
下から呼びかける声がした>>+161
見るとたどたどしい動きで軒先にぶら下がる
ニコラスさんの姿。
軒先から上半身を持ち上げてくれば
苦笑交じりに手をつかんで引き寄せる ］
やっぱり死んじゃいましたか。
ええっと……お悔やみ申し上げます？
［ 死者が死者に言う言葉なのかわからなくて
疑問形になりつつ首をかしげる。
彼が遅かれ早かれ殺されてしまうのは
予想できていたから、ここでの再会には
驚きはない。
ないのだけれど、再会を喜べるかとなれば
話は別なわけで… ］
【墓】 羊飼い カタリナ
ニコさんは、私と違って責務に熱心で誠実だったから
できれば生きて欲しかったんですけど
……そうなりますよね
是非もないで片付けたくないところですし、
ちょっと哀しいですね。
というか、私少し離れててニコさんの活躍とか
全然見られてなかったんですよね。
ダメじゃないですか。
目を離したすきに死んじゃうなんて。
［ この人が死んでいること言うことは〝守護の手〟も
もうこっちにいるのだろうか？
疑問に思うことはままあれど、
あんまりしんみりもしたくなかったから、
少し冗談めかしながらそう告げてから腰を下ろし
『どーぞ』と隣をぽんぽんと指し示す ］
【墓】 羊飼い カタリナ
えー、そこ気にするところですか？
俺くんに半分冗談で言ったとこなのになぁ…
でも、そうですねぇ
二十歳になったばかりの女相手に
見た目三十路くらいの紳士然としたかっこいい人が
『お嬢さん』と呼んでくださりながら
『あなたの瞳の色によく似ている』とかなんだか
意味深に聞こえるプレゼントしてきたり>>0:550
「ここにいるのは、僕と星たちだけだ。
他には誰も聞いてません」
とか浪漫チックに仰っしゃりながら
腕を広げて包み込もうとか>>2:436
私的にアダルトだと思いますし、
それ女の子勘違いしちゃうと思うんですけど
そのあたりどうなんでしょう？
［ くすくす笑いながら膝に乗せた腕に、頬を預け
彼を見上げ目を細める ］
【墓】 羊飼い カタリナ
だめですよーニコさんキレイな顔してるんだから
そういうの程々にしておかないと ね？
［ 小鳥が囀るように小さく笑ってみせた後、
ふと思い出したように瞬きして ］
そうそう俺くんで思い出しました。結果的にですけど
私目出度く〝俺くんの盾〟になれたわけですが
その〝狼占の眼〟さんのかっこいい武勇伝とか
お聞かせいただけるのです？
［ リーザへもだけど随分ずけずけ言われたなぁ
と、今更ながら思い出しながらも >>3:350
ニコさんも俺くんもあれだけ情熱を傾けていたのだ
無事に本懐を果たせていたのかな？
と、少し興味を覚える ］*
【墓】 羊飼い カタリナ
スイッチ…ああ、やる気が切り替わったわけですね。
ええ、そういうのはわかります。
私も同じ立場だったらきっと…
［ ゲルトさんのようにリーザが辱められたとしたらだ。
地の果てまでも追い詰めて、死すら生ぬるいという
意味を刻み込んでやろうと誓っただろう。
もっともそうはなりようもない事実は
今更言うまでもないのだかれど ］
【墓】 羊飼い カタリナ
ああ、そういう…
いえ、記憶喪失とか人格というのはピンと来ませんが
別の人なんだなって納得しました。
…さっきね少し考えていたんですよ。
ディーさんと話していた時に、
生まれ変わるという話題になって
当然ですよね。たとえ同じ魂だったとしても
境遇や歩んだ道で育まれる人格は変わるでしょう？
記憶もないのなら尚更。だから、別の人よねって。
ニコさんと俺くんは別の人だと、私は思います。
生まれ変わるとか考えたこともなかったけど、
私は今ここで生きて死んだ私以外、
どこにもいないのだろうと今納得しちゃいました。
私が誠実だと思っているのは
俺くんじゃなくてニコさんですよ？
貴方があんな口汚くリーザを罵っていたなら蹴り殺…
コホン、やんちゃなのも嫌いではないけど
粗暴な方より紳士的な方が私は好きかな？ と
【墓】 羊飼い カタリナ
［ 漏れそうになった言葉を、
寸でのところで飲み込みながら言い換える。
彼の人格は最初はそれこそ〝切り替わり〟
目的を遂行するためにそれに適した役を演じる
そのような類だと思っていた。
だが、話を聞けば別人なのだなと思い至った。
尤も内心ではそうでなければ困るという思いもある。
彼がリーザに放った乱暴な物言い。
その意図はわかるから、何も言うことはなかったし、
救済となれば感謝もあるにはあるのだけれど
「言い方ァ！」と思わないこともないわけで… ］
【墓】 羊飼い カタリナ
あら、結局偽物出てこなかったんですね。
やっぱり優しいからできなかったのかな？
でもそれって、自ら真綿で首を絞めるような…
随分と双方にとって茨の道を選んだのですね。
あれ？ だったら何故ニコさん襲われたのかな？
［ 色々思っていたこととは違うことになっていた
ようで、疑問を呟いてしまうが、
それを言い出したら、自殺した私などは最たる例
になるわけで…思考を振り払うように首を振る ］
【墓】 羊飼い カタリナ
……あぁ、ごめんなさい。
いろいろ不思議なことになってたんだなって。
私も自身の生死には無頓着でしたから、
そこは言いっこなしですね。
よそ見をしていてニコさんの活躍が見られなかった
ただの八つ当たりです。
［ 謝罪には>>+170、恐縮気味に手を振っただろう。
シモンさんの話題にはただ涼しげに笑みを返した。
彼の言葉が正しいのならば、
もうあんな姿にはならないのだから、
何も心配することはない。
見せないと言うならリーザは見ていないわけで
彼女が怯えるというより、無意識下でしでかした
ことについて過度に罪悪感を覚えることもない…
それが救いだったからだ ］
【墓】 羊飼い カタリナ
あれ、ニコさんそんなに若かったんですか？
私てっきりディーさんくらいのお年かと。
［ 思ったよりも年が近いことに驚きながらも、
問いかけには>>+172 ］
答え合わせにはそんなに興味ないんです。
私はほら、駄犬の意向なんか無視して
ただ一人に殉じた者ですかから。
でも、ニコさんの活躍には興味ありますよ。
だって、私だけにそんなとっておきの
仕草をしてくださるのですもの。
それほどに思ってくださる方の
話に興味がないなんて、そんな無粋な
思い抱けないです。
その〝裏技〟とやら、語ってくださいな。
［ にこやかに話を促して、叶うなら彼の話に
耳を傾けたことだろう。
この人の話だから聞こうと思えた。
それは、同じ駄犬に選ばれながら、思いも
心構えも違った相手だからということもあったが
純粋に話を聞きたいという思いも強かった。
だからきっと子供がおとぎ話を聞くように
目を輝かせて聞いただろう。
夜の帳が下りるまで ］**
【墓】 羊飼い カタリナ
そーいうのは気づかなかったことにするの
［ 一瞬出てきた俺君に、誰かさんに言ったことと
全く同じ言葉を返す>>+35
すぐに俺くんを引っ込めて謝ってきたニコさんに
『謝らなくていいよ』と言うように首を振る。
それから『はぁ』と小さくため息をついて
このときだけ口調を緩めた ］
別に私へは好きなように言えばいいと思うし
正しいことを言ってるのだって理解はしてる。
けどさ、わかってても好きな子を腐されて
気分がいい人なんていないと思うんだ。
それだけだよ。
［ 名前は教えて貰えたけれど>>+227
今ここで呼んであげられるかはわからない。
だって、私は聖人君主ではないもの。
好きな子は全力で甘やかしたい。
だから今の感情ではきっと喧嘩になる ］
【墓】 羊飼い カタリナ
そうですね。リーザが告白した時
ほとんど誰も怒らずに見送った。
おっしゃる通り切り捨てることもできたはずだけど
そういうことはしなかった。
偽物を用意して死なば諸共ってする狼像は
思い浮かびませんね。
優しすぎるんですよ。いいことなんでしょうけど。
多分ですけど仲間たち以外にも私達…
人狼ではない者も大切に思っていたんじゃないのかな？
とも思っています。これはなんとなくですけど。
ただ、優しいことが全ていいことにつながらない。
そう、薬になるわけじゃない。
私達が使った睡眠薬のように、過ぎたれば毒になる。
誰も襲いたくない 誰も死んでほしくない
それでも人は死んでいく 無為に 無慈悲に
少しずつ…やがて狭まり近づいていく 死へと
それが駄犬の筋書きなのだから
［ ただ牙を隠し息をひそめるのは延命でしかない。
ただ長引かせ、ひいては苦しめる。
人も 人ならざる者も
駄犬の筋書きでは全員が生きる術などないのだ ］
【墓】 羊飼い カタリナ
［ それから、彼の武勇伝を聞かせてもらう>>+227
〝裏技〟とニコさんが言うようにそれは正攻法とは
程遠いが、誰もが思いもつかないような方法で
人狼たちの存在を暴き…そして散ったのだと知る ］
今際の場で人狼と交渉とは考えも付きませんでした。
どうせ殺すからとオットーさんは奉仕が過ぎましたね。
パン屋だから接客業が板につきすぎちゃったのかな？
でも、ニコさんはちゃんとやりきれたのですね。
よかった…
［ 三人の名を聞き、私を食べたのは多分オットーさん
なのだなと想像し、同時にペー君とフリーデルさん、
どちらが狼で従者でも偽物に立てるような性格では
ないと妙に納得した。］
【墓】 羊飼い カタリナ
こちらでオットーさんにお会いになったのなら
ニコさんの作戦が功を奏したのかもしれませんね。
では…生き残ったのはぺーくんとフリーデルさん…
肩入れするつもりはないのですが、
優しさが毒にならなければいいのだけれど。
［ 話から生き残りを推測すると、
相対するのは神父様かクララさんか？
どちらにしても手を下せるのか考えづらくて
心配になってくる ］
ああ、でも薬になるか毒になるかは
当人たちの思い次第ですね。私とリーザのように
［ あれは私達にとって毒でもあり同時に薬でもあった。
屋根に目を落とせば、最期に催したお茶会の跡は
すでに綺麗さっぱりなくなっなっていたけれど、
ここが終焉の場所だったのだなと
名残惜しげに手を這わせた ］*
【墓】 羊飼い カタリナ
そうでしょうね。私がもし人狼でしたら
狼占の眼なんて一刻ですら生きていてほしくない。
精神衛生上存在よろしくないですもの。
だから、ニコさんが狼占の眼を公表された時点で
死は必然。人狼が少しでも生きる道を探すなら。
生きていてほしいなととは思ってましたけど
こっちでお会いになるだろうなとも予感してました。
もっとも、命惜しさに直隠して公表されることなく
それでいつのまにか死んでいたら、お会いしても
お話しすることはなかったかなとも思いますけど ね？
話を聞くとこの村の人狼は理性で抑えられない衝動と
戦っていたのかもしれないですね。
［ 彼でなければ懐柔の道を模索したかもしれない。
けれど、抱き込むには彼は誠実で頑なで
きっと手に余る。
オットーさんに関しては
『そういうの内緒にしてあげなきゃ』
というように人差し指を唇に充てがった。
彼にだからそういう姿を晒せたのだろうし
私から深く触れることはなかった ］
【墓】 羊飼い カタリナ
［ それは彼の話が進み、睡眠薬の兆候に触れたときも
変わらない。
もっともそちらは、自分が彼に食べられたことを
顕著にひけらかすことになるから、
羞恥から避けたことでもあったけれど。
結局以降は彼の話に口を挟むこともなく
頷きながらただ聞いていた。
ただ、最後の解釈には ］
あはは、それはいいですね。
駄犬のお膝元の私達が言うこと聞かなくて
今頃吠え面書いてるかも。
ざまーみろってやつです！
［ と、それはそれは嬉しそうに笑ってみせた ］
【墓】 羊飼い カタリナ
私もご一緒しますよ。
そろそろ迎えに行く時かなって思いますし
［ 決着に執着があるわけではなかったけれど
この騒動に携わった者として見届けたい意識はある。
そして何よりこの決着の瞬間は、即ち旅立ちの鐘を
意味する。
名残惜しいけれど彼女の手を取りにいく時だ。
身体を中に投げ出すようにふわりと飛び降り
ニコさんの後ろから談話室を覗く。
そこがもぬけの殻の部屋で二人顔を見合わせれば
お互いどこが終局の場所なのかは、
すぐにわかっただろう ］
【墓】 羊飼い カタリナ
［ 『少しだけ待ってて』と、彼を待たせて
談話室を通り抜け食堂に顔を覗かせる。
やはりそこにも誰もおらず
残された酒瓶が寂しそうに佇んでいるのが見えた ］
おっさんのの旅立ちに乾杯
ばいばい ディーさん またね
［ 残された哀しみを>>+200埋めてあげる時間も術も
今の私には持ち合わせていない。
持ち合わせていないどころか、
わかってあげることもできなかったのだから。
今度会えたら、ほんの欠片でも満たしてあげること
できたらいいなと……
酒瓶を手に取りそのまま口元に寄せる
酌み交わすことが叶わなかった>>+199思いを胸に
静かに傾けて口に含む。
やっぱり私にはどんな味かわからなかったけれど
〝寂しい〟という苦い味だけははっきりと
いつまでも喉元に残り続けていた ］
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★★処刑者 (5)
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