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……お前も大概甘いんだよ。
俺に冷たくしてる辺りがもう、なっちゃいないよね。
"メル"に惚れてて、帝国兵なんだから、
俺を利用すりゃあいいのに。
色仕掛けは苦手か?
[くつくつと笑って見せてやる。優しく尖った、愛しい破片に]
[>>192 ――…どうなるのかな、という言葉に。
引き戻されて、目を伏せた。
足元には、空気弾の弾が散らばっていて。
手の延長のような銃の中には、彼の瞳とよく似た弾が収まっている]
どうなるんだろう。
――……俺の言いたかったことを、言って。
それをお前がどう思うか、どう答えるかで、決めようか。
[笑みに交じる懊悩さえも、今は心地よくて。
睡魔の交じる余地もない]
―――…連れてけよ。どこへでも。
やんなきゃいけないこと、したいことに、俺を使え。
ぼろぼろではあるけど、……あの時よりは、役に立てる。
クロイツが、それを不信に思うなら、
俺とやってみて、試してみたらいい。
……メルがそれに耐えられないなら、俺があいつを連れて行く。
―――……それが、無理なら。
俺を殺していけ。
俺は、引かないよ。
これ以上置いてかれるなら、
……ここでお前を殺してでも、止める。
[じゃき、と。わざと銃弾を込めなおす音を立てながら。
彼の返事を待った*]
[>>198 ……答え合わせ。
そいつができる時点で、メルと他人ではないと思うのだが。
そこはとりあえず置いておいて、
息を詰めて、クロイツの言葉を聞く。
……暫く真顔になってから、ふーー、と長い息を吐いた]
……いや、情報が得られそうな場所を探るかどうかを、その気になれるかどうかで決めちゃダメでしょ。
上達度合いは、本当、俺にとってはどーーーでもいいし。
メルは俺の上達具合は気にしないと思うなぁ。
上達してないけどな。
[>>200 彼の”結論”に。
歪みそうになる顔から、表情を消した。
泣くよりわめくより、先にやることがあった]
―――…クロイツは。
俺が>>187"その筈"だと、"贄"だと思いながら、過ごしてきたんだろう?
ならば、俺もお前をそう思うならイーヴンだ。
ちゃんと、殺せるようになったよ、………お前を。
褒めてくれるか……?
[囁くように口にした言葉。
どこかが酷く哀しいような気がしたし、どこかが酷く楽しんでいるようにも思えていた。
――……ヒンメルに、まっすぐ銃口を向けて。
自嘲を含んだ笑みを浮かべる*]
[―――いい子だ。
ひどく良い声で。それが響いた時には。
既に息が飲まれ、動きが止まった後だった]
………ッ!!
てめ、……このっ……!!
[さっきまで、自分はメルに、甘いだのなんだの口にしておいて。
彼の言葉、ほんの一言で、たやすく照準が狂う]
………っくしょ……ッ
[とっときの雷光弾を、すれすれで交わされて。舌打ちする。
照準は定まるが、一瞬遅いのだ。――……想定より。
それは致命傷とも言えた。
轟いた銃声の、二発目をしっかりと肩口に受けとめながら、
――…手は銃を捨て、背のナイフに手を伸ばしている]
[>>213
―――……距離を詰められるのを、感覚で察知した。
牽制のために銃を放つより先に、こちらから距離を詰めることを選ぶ。
どのみち、決め手となりそうなのは特殊弾1発。
闇雲に打つわけにはいかなかった。徐々につめられる間合い]
――……ッ、純情可憐で悪かったなッ!!
俺はメルがいればいんだよ!
[向けられた剣の切っ先の。――想定した軌道の外側から。
構えなおして振り下ろされるだろう軌道を避けながら、
持ち手に向かって、――…横凪にナイフを一閃する]
― 回想:校舎跡屋上 ―
……こんなにあんのかよ。
うー、ざっと目を通す。
[>>155 ソマリに渡された引継ぎ書類を見て、顔を顰める。
一度見たものは大概忘れないが。
そのため、読むことや見ることに費やされるエネルギーは大きい。
瞬間複写機みたいなものだな、と思う。
書類は、実に良く纏まっていた。
いくつかの簡単な質問と、それに対する答えを受ければ、引継ぎはあらかた完了していた]
………ん。
[>>156突然ですまなかった。そう口にするソマリに、こくりと頷く。
あれが最善であった、と言われれば、反証する材料はない。
隊長職は面倒だと、いうだけ。
……あとは、材料にならないだろう、整理し切れない気持ちだけで]
あれ、引継ぎ、まだ終わってないか?
だいたいの所は片付いたかと……。
[>>157大事な引継ぎがある、と言われ、目を丸くする。
ぐい、と胸倉を掴まれて。
咄嗟に彼の胸倉を掴み返そうとして、慌てて手を止める]
[――……"大事な引継"を、受ける。
引き寄せられた顔が近い。
こいつは色素が薄いな、と思いつつ、ぼうっと彼の顔を見た。
彼は真剣そのものの顔をして、口にした。――後悔するな、と。
ぱちぱち、と瞬きをしてから、目を細める。
何て、真っ当な奴なんだろう]
………、ん。約束。
[―――……逢いにに行く、という言葉。
肩に顎を乗せられていたおかげで、その表情は見えなかった。
背をとんとん、と叩いてやり。カークにか?と小さく囁く。
ソマリは。
落ち着いたら、カークの過ごした景色を見に行く、と言った。
それは現状すなわち、戦乱が収まる事を意味している]
カークが。どんな家で育ったかは、興味あるな。
あのまっすぐでふわふわな男の、レシピ。
[笑み交じりに、そう口にする]
[肩口に顎がくっついているおかげで、互いの耳もくっつく。
くるんと首をまわして耳に噛み付く悪戯を思いついたが、
ぎりぎりで堪えることに成功した]
うん。……俺もお前が大事だよ。
多分お前が思ってるより、大事に思ってるよ。
[彼は改まった顔をしつつ、軍服の胸元をぎゅうっと絞ってくる。
反射で、また彼の掴みそうになりつつ、―――……笑う]
わかった、てば。苦しいって。
お前は本当、………。
器用そうなのに、変な時に加減がないのな。
[咄嗟に出る手の理由が――……
なんとなく最近、わかってきていた。
彼に殺されたりはしない。殺すことがあるとしても]
……まるごとか。そんなにおせっかいを焼いた覚えはないぜ。
でもまあ………。
[彼の胸元を掴んだ手を、ぐっと引き寄せて。
彼の頬に頬をくっ付ける]
―――……後は、頼んだ。
[離れる距離に逆らわず、するりと手を離して]
……引継資料はあらかたできてる。
他の入用な書類もな。
お前が一仕事終わるまでには、片は付いてると思う。
[まるで、斥候部隊の業務の事のように。
自然と口にして、笑う]
気を付けて行って来い。
……また、な。
[ひらりと振られる手に、軽く手を振りかえして。
彼の背を見送った*]
……ッ、……、過去形、かよ…ッ!!
[>>226好きだった、という言葉に、顔を顰め。
僅かに上体を落とし、宙を素早く抉る切っ先を、ナイフの刃で受ける。
風を切る音が鼓膜に刺さり、頭が鈍く痛む。
刃の煌めき、視界から消えそうなそれに意識を尖らせる]
――……、ぁ…ッ
[カキン……! と高い音を立てて、剣先が閃いた。
薙ぎ払われたナイフが、衝撃で、掌から逃げてゆく]
[ナイフが闇に消える瞬間、
左のホルスターから銃を抜き放っていた。
構えようと。距離を取ろうとする腕を、強く引かれ。
雨と泥にまみれる地面に倒れ込む。
押し当てられた彼の銃と、手以外動けない身体]
―――……、ッ、ンなの、あたりまえ……ッ。
[銃に装填されているのは、彼の瞳と同じ、特殊弾。
互いに交換した指輪は、互いの瞳の色のもので]
[――……彼の唇が。ゆるやかにひらいて。
胸元の指輪を咥えるのを見た]
―――……彼の銃のトリガーが、絞られる瞬間に。
自らも、手にした銃を、引き絞る―――――――*]
[引継文章の隙間に、蜂蜜色の便箋。
――……ソマリ・イェーガー宛の、最後の手紙]
ソマリへ
――……おつかれさん。
しんどい思いさせてるかな。ごめんな。
.
この遺書を更新するのも、もう何度目かわからないが。
今度こそお前にこれを読まれることになった、みたいだ。
これを書いている俺はまだ生きていて、きっとお前の前の俺は死んでるってのが。
当たり前だが、不思議に思う。
お前に何かを言うことはたやすいようで難しくて。
かと思えば、時に言わなくても伝わってしまったりするから。
改めて何を書き残すか決めるのは、結構大変なんだ。
.
お前が俺にしてくれたことを数えたらきりがないけど、
どうせ何の話だかお前にはわからないだろうから、少し書いておく。
会って話せりゃ早いんだけどな。そうもいかないし。
だからちょっと長くなる。
俺からの最後のお願いと思って、時間のあるときに読んでくれ。
.
お前が囚われているものの正体も知らず、俺は好きな事を言った。
後悔はしてない。お前がどう思ったかはわからないけど。
……ひとつ、言いそびれたのは。
もしお前がいつか、そこから出たくなって。外に出た時の事。
引継ぎの時に、お前の気持ちを聞いた。きっと、そんなに遠くないはずだ。
.
外に出ると、お前の世界は広がる。
しがらみが消えて、きっと身体は軽い。
――……でも、その時多分お前の中は、
空っぽになってるってこと。
本当は空っぽじゃないんだけど。
ずっといた場所が消えた、空虚感はすさまじいものがあるだろう。
その時に、できるだけ。あったかい人の側に居てくれ。
俺の側に居てくれたお前みたいな。
……ほんとは俺がそこに居たかった。
あったかいかはわからんけどな。
そうして少しずつやり過ごしていけば、
何もないように見える世界に、少しずつ色が戻ってくるのを。
驚きと悔しさと諦めと共に、眺められるんじゃないかと思う。
俺がそうだったように。
なんで悔しいかって?
全部どうでもいい、誰が死んでも構わないと思ってんのに。
周りの奴があったかいと、ちょっとずつそれが、……どうでもよく、なくなっていくんだぜ。
俺はあれが悔しかった。
驚いて、悔しくて、
……しまいには、降参するしかなかった。
お前のしたことだよ。
俺はかなり自棄を起こしていたから。
お前が居なかったら、早々に軍法会議モノだったと思う。
まあ、その前に生きてねぇだろうなぁと。一時期の薬の使い方は本当ひどかったし。
感謝してる。
ここからちょっと追記、な。
……鈍感と言われると、苦笑するしかなかったな。
俺は阿呆だと思うが、よく考えてみると、お前も結構阿呆なんじゃないかなと思う。
俺の側にいてくれてありがとう。感謝は本当に、しきれない。
どうせ恩も返せんで死ぬんだろうなぁ。すまないな。
でもそれは、俺が戦いの中で死ぬからじゃないこともわかってる。
貰ったもんが多すぎて、俺の一生では多分無理だ。
――できたら。
俺の死がお前をあまり痛めないといい。
無理かな、と思うくらいには自惚れてるんだけどさ。
……会えて良かった。
幸せな時間を、ありがとう。
お前と、お前との時間を。
たまらなく大事に思ってた。
ダーフィト・カディーネ
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