情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
投票を委任します。
奇術師 ツェーザルは、墓守 シメオン に投票を委任しました。
奇術師 ツェーザルは、墓守 シメオン を能力(襲う)の対象に選びました。
[ 男は人が少なくなった宿内を見渡して,ボソリと呟く。先ほどまでの男の様子とはまるで違うことは,傍目から見て明らかだろう。 ]
よお!みんな元気〜?
寝ちまった奴もいるのかねぇ?
そんな無防備だと、食っちゃうぞ♪
[ 男は,ルンルンと楽しげに,にんまりと笑う。獲物を求めるその瞳は,間違いなくーー ]
皆んな大正解!!
俺が,人狼♪今までありがとうよ!
まさかとは思ってたけど、キミ人狼に憑かれてたんだねえ……。
[…は、怖いくらいの笑顔だった。綺麗に張り付いた笑顔である]
今度マスターファウストのところにでもお連れしようかね? 黒魔術師が闇の物に取り憑かれるなんて、かなりの失態だろう?
マスターはさぞお嘆きになるだろうし、キミを綺麗にしてくれるだろうさ。
[そこまで言った…は、目を、すぅと開いた]
あばよツェーザル、安らかにお眠り。
奇術師 ツェーザルは、黒魔術師 カサンドラ を能力(襲う)の対象に選びました。
うーん…はたして本当に俺は憑かれたのかどうか…
たまーに聞くけどよぉ。
魔の物に憑かれたら,性格が分裂しちまう奴がいるらしいぜ?
けど,俺は別に何ともねぇし,黒魔術への興味も,向上心も,なんの異常はねえ。
俺はいたって,いつも通りなんだよ。
[ …昔から,男は周りと違った。故郷にいた時も,修行をしている時も,黒魔術師として一人前になっても,男はどこか他人とズレていた。
まるで,生きる世界が元から違うのだと,誰かに言われているような,そんな違和感を男自身も感じていた。 ]
やっと分かったんだ。
俺の本性はきっとこっちなんだよ!!
俺は元に戻っただけだ…!
本来,生まれてくるべき形に!!還ったんだ!!
[ 男はハハハと気が狂ったように笑う。そしてファウストという名前に,ピクリと耳を動かす。 ]
ファウスト…?
師匠かぁ…師匠は怖いなぁ…俺ら結局,あの人には敵わなかった。
[ 男は目を閉じる。初めて黒魔術を見たとき,身体中に電流が走った。あのシンプルな強さに,憧れた。
…後悔が有るとすれば,あの師匠に勝てなかったことかもしれない。けれどもう,男は師匠に向ける顔も,機会も失った。]
ヒヒッ…やだね♪
師匠のところなんか誰が行くかよ!
じゃあな,カサンドラ。
……ちゃんと俺以外の仲間作っとけよ。弟子以外もな。
[ 男は笑う。例え明日が来ないと知っていても,泣くことも絶望することもない。
…一瞬だけ,カサンドラを見る目が優しくなったのは,きっと光の加減だろう。 ]
奇術師 ツェーザルは、墓守 シメオン を投票先に選びました。
奇術師 ツェーザルは、墓守 シメオン を能力(襲う)の対象に選びました。
[ 男はずっと口を閉ざしている。その表情は読む事ができず,男にしては珍しく,その顔からは笑みが消えていた。
ーー目の前には,壊れた吊り橋。壊したのは自分。自作自演の滑稽な物語は今終わろうとしている。
男は自分のローブの裏ポケットから,一本の短剣を取り出した。美しい白金色の刃が輝き,柄は銀製で美しい女性が彫られており,その胸元には大きなラピスラズリが嵌め込まれている。
男はそれを両手で持つと,自分の方に,その刃を向け…
ぶすりと心臓を刺した。
まだ暖かい血が,柄を伝って地面に落ち,スッと地面に赤い染みを作る。
男はフラフラと,その場で左右に動いていたが,いずれ頭から,川に落ちた。]
(じゃあな,世界。俺は最後まで自分の意思で決めてやる。生まれたのは運命でも,狼に目覚めたのは宿命でも,死ぬときは自分の手で終わらせてやる。
ーー俺は,誰よりも自由になるんだ。)
[ 人狼である男の体は,とても頑丈にできている。短剣で体を貫くくらいで死にはしないし,溺死するにしても,時間がかかるだろう。
まだ春を感じさせない極寒の水の中,男は薄く血の糸を引きながら,川の激流に呑まれ,川底へと沈んでいく。
男は目を閉じて,それを受け入れる。
だんだん息が続かなくなっていく男の瞼裏に蘇るのは,懐かしい遠い遠い記憶である。 ]
奇術師 ツェーザルは、ランダム を投票先に選びました。
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新