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― 中庭 ―
>>+12
[重々しく頷く。
実際、カサンドラが赤点上のアリアを奏でない実技は、科器と魔器の整備くらいだ。
武具防具の整備をやらせたら、2時間後、プレートメイルの中から脱出できなくなっていたカサンドラが発見された!などということもあった……]
実際のこれらの実技は上級生に入ってからがメインだったので、ほとんど触れることなく退学してしまったのだが]
私よりも背の高い生き物が苦手なんだ。
仕方がないだろう…ッ
[ちびっこの主張]
心配無用。歩けば健脚になるし目も覚める。
乗り合い馬車の時間に帰ろうと思うなら、仕事も捗るというものだ。
[致命的低血圧の主張]
[>>18
ウェルシュの出すベリアンの名前に、うんうんと頷く。
候補生の手前言い出せないが、全く同じ感想である。
あれは指揮官としての才があるだろう、と。
それと同じくらい、ウェルシュに別の才能を感じたが、やはり試験結果発表前に(ry]
まあ、人にはそれぞれ向き不向きがあるという。
私は馬を克服しようとしたが、得たのはこの教訓と、馬はやっぱり苦手でどうしようもない、ということだ。
あいつら上から私の髪を餌だと思ってなめにくるからな…
[手ごろな高さすぎた]
さて、いつまでも立ち話をしていると他のものにみつかって、ジェフロイが破産してしまう。……いや、それも面白そうか?
[ちら、とウェルシュを見やり、にぃ、と笑ってみせたりもするが]
――二人とも、実技試験の疲労もあるだろう。
気をつけていってくるのだぞ。
あと、ばれないように、祈っておく。
[ひらひら、と手を振って、教官棟に戻ろうとするが……ちら、と振り返り]
そうだ、ウェルシュ。魔器には興味あるか?
これを渡しておこう。
[――、と、いつでもどこでも不思議なものを記録する為に持ち歩いている、最新鋭技術を搭載した映像記録魔器を出す。
なお、8年生の試験問題にこの、公国の科学が生んだ部品でもある光収束部が混ざっていたんだ。魔器の試験で、公国文化との交流を前提とした品が入っているのは、引っ掛けでもあり80点とそれ以上を分けるポイントとして設定してあったりもする]
ここを押せば、こちらにうつった風景が記録できる。
これでたんとラヴィのもふぷりてぃな絵をとりまくれ。
[そして、また誰かが紐解けば。
次の後輩がそれで苦労をすることになるのであった**]
いや、もう遅かったな…。ふえてしまったぞ。
[すっかり乗り気な彼女に、自然と口元が笑みとなる]
フレデリカ、君の活躍は聞いているぞ。
試験お疲れ様、だ。
[当然彼女の複雑な環境も教官の1人として知っている。
だからこそ、男子に混じって、体術などでも秀でた成績を修める彼女には素直な賞賛しか出てこない]
うん、ジェフロイの財布、頑張れ。
[ぐ、と拳を握り、ひらり、と手を振ったのであった]
/*
自分の周りしか見えていないから
何で、ケーキ2つ目が存在するのか
わかって、いない…・・・ な ど・・・・・・・
あとノトカーとカサンドラも用意したら厨房てきにたのしいことになると思うんだ
/*
そういう誤解をするなら!
ジェフロイの色にしとけばよかった!! などと思いつつも
藍色が好きな理由は、今んところ大きな意味はない。
適当であr
― 回想/お別れの日 ―
[>>+14
ジェフロイを部屋に案内したのは、ジャンという名前の下宿の主人だった。
格好はどう見てもエプロンワンピースといういでたちだが、ごつい喉仏がその主人の性別を如実にあらわしている。
「あの子の友達が来るの初めてヨゥ」
「アラ、イイオトコ♪」
とにかくクネクネクネクネとしたおしゃべり好きの下宿の主人が、借部屋へと案内する。
案内したとき、部屋を借りているものは、ベッドにうずくまっていた。
だが、枕元にしっかりと本が広げてあった。
切り詰めて生活しているのが見てとれる、アイデア工夫収納用具。
もらいものばかりがあふれる統一感のない家具にインテリア。
わかりやすい貧乏人の部屋だった]
ふがいない、な。
心配かけてすまない。
……試験・・・…
[どうだった? と聞こうとしたが聞くまでもないことに気付いて、俯く]
おつかれさま。
わたしも、必ず、再試にはまにあわせるから。
[同学年2回目のダブりは退学だ。言葉は切実であり。
消え入りそうな声は、退学になったら居場所のない人間のそれだった]
ほんとうに、ごめん。 ありがとう。
[しかしジェフロイが帰る時。
外から見える部屋の明かりはついていた――]
[回想・了]
― 中庭にて ―
[三人が中庭から馬小屋へ向かった後――
ラヴィをもふりにきた男子候補生に向かって]
私は何もみていない。
[実に爽やかな笑顔でそういいはった]
― 科学教官室にて ―
[試験休み。採点が終わった科学教官室は荷造りが開始されていた。
本棚の本が空になって、口のあいた木箱があちこちに詰んである。
それでも、学生が来たときの為に、テーブルに椅子、くつろげるスペースはしっかりと用意してあった]
どうぞ。
……おお。エルンスト
[甘い匂いに、目を輝かせる]
お願い?
[まあまあ、おかけになって、とヒンメルに席を進め、自らはお茶を淹れる。紅茶でも珈琲でもない、疲労回復ハーブティであり……
どん、と角砂糖の山と、レモンスライスをカップに添えた。
糖分とクエン酸。解り安すぎる疲労回復効果である]
この菓子は……
カークのものかッ
[個人の力による菓子であるが故。教官室と購買や食堂の距離が離れていることをこれほど恨んだことがない。
故、滅多に口にしたことはなかったのだった]
そしてこれは……最近出展してきた、キル・フェイ・ボウの…
さらには見ているだけで罪悪感にさいなまれるひよこちゃんっ
よし、ゆっくりしていくといい。
この話を、上に通す場のセッティングなどで力になれればいいと思うが……問題点がある。
まず。
この学校が誰のものであるか、ということだ。
[立てかけ黒板に箇条書きにしてゆく]
諸君ら候補生の為にある、というのは、回答の……そうだな、1/3くらいにしか当たらないだろう。
その上で、そのプレゼン内容は1/3の、その中でも甘味好きに対するアピールになれども、残りの2/3と甘味好きでないものの心や損得勘定に響かない。
では、2/3に対してどのように必要性についてアピールするのか。そこが焦点となる。
エルンスト、わかるか? 残りの2/3が何を示しているか。
[ガリガリと円グラフをかき、まずはヒンメルの回答を得てから続きをすすめる。
考える、ということが重要なのだとばかりに。ちなみにこの間も角砂糖を角砂糖のまま舐めているのがカサンドラ教官である。生徒がまねしても別に咎めない]
一つ。出資者――つまり、公国と帝国の、軍に寄付金を与えてくれるえらいさんら、だ。
彼らが出資する大儀は一つ。優秀な軍人の人材確保である。
……優秀な軍人の確保と、スイーツカフェの必要性が、いかにかけ離れているか……
だが、心配することはない。
あくまで「大儀」は、だ。士官学校が垂れ流す寄付金という名の赤字が減る、という面で見れば彼らもそれを認めるだろう。
彼らを動かすには、具体的な数字が必要だ。
工事費用を払ってなお、黒字化するみこみが、な。
この「みこみ」、について一番説得力を持つものは何なのか。
これは科学実験の講義時にも話をしたが――、そう、先見性、だ。
どうすれば、それが得られるのかは考えてみるといい。
続いてもう一つ。運営者たち――だ。
単に学生の要望だから、とほいほい建てるわけにはいかない。仮にも仕官学校だから、な。
なので、このスイーツカフェがこの校訓に則しているのかいないのか、カフェがあることでどう教育がかわっていくのか、という具体的なビジョンが見えないと、建前として入れにくいのだ。
学生の希望があったのでカフェをつくりました、では、出資者や保護者、OBらに面目が立たないのだよ。
……とまあ、こんなところだ。
うれしいぞ、このような夢の計画を聞けて、な。
それとなくこういう話がある、というのを校長先生にお伝えしよう。
その上で、20分程度で、以上の問題点と解決作について盛り込んだプレゼンの資料を用意すれば、落とせるはず、だ。
実験検証もあるから、長き戦いになるが――甘党の1人として、君の戦いは応援する。
[だが、直接応援できる機会はもうないだろう。
荷造りしかけた部屋がそれを語る]
― 市街地にて ―
[寮生となったノトカーの預かり知らぬうちの話]
こんばんは、グレートヒェン。
おじゃまします。
[実は今もこのような時間を持てていたりする。
テストも終わって時間があるなら是非に、と誘われての夕食会である]
わあ、おばさんのシチューがまた食べられるだなんて。
え、グレートヒェンも手伝ったのか。
それは楽しみだ。
[シチューは大好きだ。ほっぺたがおちる程度に。
何も知らない知らない、幸せだった時代。どんな味がしたかといえばそれはきっとシチューの味だから]
[ラムスドルフ氏と、魔石の発掘の話を聞き。
ノトカーは学校でどうしているのか、という話で盛り上がる]
ノトカーはぶっきらぼうな子だな、って思ってましたけれど……
学校じゃひょうきんでおもしろい奴だ、って評判ですよ。
この間もウサギみたいなのと戦う試験で剣とにんじんを持っていたりもしましたから。
[リーク中]
寮の中でも、ノトカーの部屋は学生があつまってわいわい楽しくやっているようですよ。友達も多いですしね。
[リーク中]
ノトカーの浮いた話……は、聞かないなあ。
やっぱり士官学校は女の子が少ないからね。
いたとしても、私のように、誰がかっこいいか、よりも、科学技術の話の方に熱をあげていたり、自分の体を鍛えるのに一生懸命なゴリラ系女子とかばっかりだからねえ。
[女子の事情のお話中]
私に浮いた話?
ないない。私は異性と個人的な交友よりも、歯車や滑車や魔力の仲立ちに夢中だから…
好きになったほうがかわいそうだ。世の中、相手をたくさん愛してくれる女性はいるだろうに。
[そうはいっても、…と、ノトカーの母に経験談を話されれば、一本とられましたと笑うしかない]
ノトカーとお話したこと?
それが残念なことに、先生と生徒、という話しかしていないな。
相変わらず目もあわせてくれない。
昔は照れかと思ったが、今は、鬼教官として怖れられているのかもなあ。
[そして、ただ実学を旨にしてこういう授業をやったらー、という話をノトカー父にして。
フィールドワークとかやってれば、そりゃレポートなどふれて学生大変でしょう、という至極真っ当な突っ込みをいただいたのであった]
[実は今の話・了]
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