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今日は2票ランダム吊りであったか。キワドい
地上はシルキーの逆ハーレム状態な?
役職内訳がどうなってんのかさっぱりだけど、1狼落ちてるのと、狙撃手と狼の相討ちが発生していないことは確実だね。
― 地下ホール ―
[毒に麻痺した身体はどうにも動かせない。
それなのに、背を伝う愛撫に掻き立てられるものがある。
身体の芯に蛇が入り込んだかのよう。
確たる力を示した
勝者が権利を行使する間、目を閉じてされるがままに身体を任せていた。
殊更に反応を押し殺し、屍めいて。
身の裡で熱が悶える今、それは容易なことではなかったけれど。
声を上げそうになるギリギリで束縛は解かれ、「実に美味しかった」と城主の声が降ってくる。
社交辞令ならばいいと思った。]
[「その血を甘くしてみたくもなる」 そんな言葉と共に与えられる血の雫。
芳醇な酩酊が、一瞬で舌に溶けた。
疼きの炎に薪を投げ入れられたかに感じる。
名を呼ぶ声に、小さく呻いた。]
ハ…ァ
[霧が動いて城主の気配が去り、リエヴルは痺れの消えた身体を返して俯せた。
ようよう開いた双眸は東雲色を滲ませる。
気づかれずにすんで幸いだった、と顔を覆った。
"視ている”と彼が言ったのは、意識の外へ追いやって。]
[扉の外、辿る廊下にふたたび白い紗が広がる。
だが、それは温かく、城主の霧とは別のものと知れた。
どのみち、そちらへ行く他ない。
ほどなく、辿り着いたのは浴室だった。]
──湯だ。
[そんなところに戸惑ったのは、服役前にも水垢離しかしなかった生活ゆえ。
だが、湯でもいい、この身に籠った燠火を洗い流せるなら、と服を脱いで柱にかけた。**]
[湯はトロみを帯びて薔薇と香油の薫りをまとう。
ゆるやかな蜜に囚われたかに感じた。
戦の後、魔剣の主に血を啜られているのだ、身体が怠いのは仕方が無い。
だが、それならば感じるだろう飢えよりも、別の欲望が兆している。
天鵞絨のごとく、熱夢のごとく、深く──
視線を落せば、蛇の似姿をした雄が鎌首をもたげていた。
なるほど、彼に視られているかのようだ。]
[吸血鬼が血族を増やすのに媾合いは必要ない。
だが、人間と睦んで混血児を作る者もいると聞く。
リエヴル自身はといえば、生まれ変わる前からストイックな剣士で性愛には淡白だった。
恋人はもたず、狩人を制するを好む気質ゆえ、その部位に男性性を求めることなく百余年が経っている。]
──…、
[困惑するその一方で、狂おしい熱が身を炙る。]
身体を動かせば気が紛れるか…
[愚直に剣の型をなぞってみるけれど、怪しい体位を試しているかのごとく、疼きはかえって四肢の隅々にまでざわめいて、リエヴルは荒々しく水面を叩いた。
その打擲音さえも情欲をそそるに過ぎず、片手で顔を覆う。
同族の血への嗜好も、官能への耽溺も、同じように遠いものだと思っていたのに。]
抱かせ…て?!
[その語意を疑うごとく反復し、見返す眼差しに差す色は潤色。
与えられた解消法が、さらなる惑乱を呼び、また撓む。]
それが御身らの支配の有り様か。
[喘ぎをひとつ呑み込んで問う。]
[「支配 はしない」と、薔薇の薫りが響んだ。]
紅榴… 候
[水そのものの滑らかな動きで美顔が寄せられれば、焦点が蕩けるかに思う。
喘ぎを殺しかねてひくつく喉へと、耳朶から珠の指先が伝えば目の色はさらに移ろった。
礼の動きを借りて、強いて視線を外す。
現実へ引き戻すように投げかけられる家名の軛がそれを可能にした。]
回答を、 感謝する。
おれの分限で、元老の考えを、有り様を教えてもらえるのは、光栄だ。
然り、 おれはコウ一門に連なる、 リエヴルだ。
[名乗られて返さぬのはリエヴルの義にもとる。
家の名を支えにするよう、今一度、紅榴候に視線を戻して告げた。]
コウ家の者を、手中に収めんと欲する者は、一門を──なかんずく
[投げかけた文言は脅しではない。そんな行為は無益とわかっている。
むしろ、自分への戒めだった。
他家ならば”絆”や”愛”で語られるものが、コウ家では”忠”に集約される。]
[「ただ、魅せて欲しい」と滴る声。
水の上にあった紅榴候の体が蜜に包まれるごとく沈みこみ、静かに肩に覆い被さる。]
この身に手をかけたいというなら、おれは抗う──戦う。
[それが矜持だと、迫り上がる息の下で宣言した。]
[重く揺らぐ湯の中で手を差し上げて、紅榴候の膝を掴む。
吸い付くような肌の感触が伝わる。離すことなど困難なほど。
紅榴候の柔らかな腿の間に満ち行く蜜に対流が生まれ、身体が吸い寄せられた。
膝裏を掬い上げて突き転がそうとしているのか、密着せたいのか、熱く滾る感覚の中で曖昧になる。
拳で腹を殴るのと男根で陰所を突くのと、なんの違いがあろうと、そんなことを考えたのは本当に自分の頭か。]
独り言に中身発言記号/*をつけるのは、誤爆した時の保険として有効だなあ。
自分が誤爆しないタチなんで使わないんだけど。
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