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……さっすがに、半端な一撃じゃ通じねぇよな。
[小さく呟き、双剣を握り直す]
それこそ、柄まで通す勢いでいかねぇと。
[基本、軽い斬撃を重ねるのが自分のスタイル。
重い一撃は、武器の特性的にもなかなか難しいのだが]
……今なら、できっかな。
[ステファンの炎の援護がある今なら、と。
思い切った所に炸裂する、水珠>>+81と溶岩>>+84。
流水と火炎の連撃、それが生み出すであろう隙は逃せない、と地を蹴り、宙を駆けて巨神との距離を一気に詰め]
……っせぇ、のおっ!
[距離を詰めつつ、身体を捻る事で反動による勢いをつけた横一閃を叩き込み、直後、頭上に振り上げた左を真っ向から振り下ろす。
十文字の連撃の後、下へ向かう勢いを生かして身体を回し]
[刃を用いぬ攻撃は予想を超えていたか、風の鋭さを纏った踵落としは巨神の腹に見事に決まる]
よっしゃ……! って、ちょっ!?
[そのまま蹴り飛ばして距離を取るつもりが、さすがに二度は通じないらしい。
杖を持たぬ方の手が払いのけるように振られ、その勢いに後ろへと吹き飛ばされる]
って、わ、とっ……。
[何とか態勢を整えるものの、着地制御まではできなくて。
絡まり合った硬い根に、べし、と落ちる羽目になった、が]
……ってぇ、けど。
まだまだあっ!
[すぐに跳ね起き、双剣を構え直す。
疾風の勢いは、まだまだ衰える様子もない]
[さてどうするか、と考えながら視線を巡らせる。
直後に届いたのは、アイルリートの叫び。>>+96]
……りょーおかいっ!
[何をする心算なのかは、問わない。
問う必要がない。
彼は自分のやるべき事をやっているのだから、自分もそれに応えるだけ、と思い定めて駆けだした]
[詠唱が響き>>+97、大地の精霊が奏でる歌が響く。
せり上がる障壁が築く四角推が巨神を包む。
ここに集中打を叩き込めば、というのは感覚が理解して]
……はっ!
[絡み合う根を蹴り、跳ぶ、否、飛ぶ。
先に強襲を仕掛けた時よりも高く、高く飛んで。
双剣を頭上高くに差し上げた。
刃は風を纏い、美しい翠の煌きを放つ]
……全力で、行くぜぇ……。
[低い呟きに応じるように、添っていた炎が紅く煌いて刃に纏いついた。
風は火を燃え盛らせ、燃え盛った火は風を巻き起こす。
連なる理は二色の煌きをその場に散らし、刃の力を更に高め。
その高まりを感じつつ、疾風は宙を蹴り、拘束された巨神との距離を一気に詰め]
……飛んでけぇぇぇぇっ!
[叫びざま、斜め十字に双剣を振り下ろす。
巻き起こるのは焔を秘めた疾風の刃、その乱舞]
[力の乱舞を叩き込まれた混沌の王が咆哮する]
結構、通ったろ、今のっ!
[歓声を上げるのと、混沌の光が放たれる>>+117のはほぼ同時]
まだ動け……って、アイルリートっ!?
[自分の目の前に飛び出して来た姿に声を上げる。
備えろ、という叫びにとっさ、風の護りを周囲に巡らせた。
ここで直接対している仲間たちだけではなく、先遣隊の皆にも届け、と念じたそれはどこまで広がったか。
確かめる間もなく放たれた衝撃波に息を飲む]
……っつぅ〜〜。
[至近にいても飛ばされずに済んだのは、アイルリートの護りのお陰。
けれど、それを持ってしても全ての衝撃は凌ぐ事はできず、余波に裂かれた頬や手足が紅を散らす]
は……。
キレた、って事は、通じてるって事だろ。
もう、ちょいって事だよな!
[それでも、覇気は失われない。
ここで立ち止まるわけには行かないから。
飛ばされたベルティルデとステファンを援護すべくアイルリートが駆ける。>>+123
防壁を展開しつつ巨神を相手取る様子に、は、と一つ息を吐き]
……力、貸してくれ、な。
[小さく紡いで触れるのは、右手首の腕輪。
魔法を積極的に使った事はないけれど、そんな事は言っていられない]
あいつが動くより速く、動けるように。
自在に天翔ける風の力を、皆に……!
[願いに応じるように、腕輪の精霊石から煌く風が舞い上がる。
それは仲間たちを包み込み、一時、動きを速める疾風の加護をなす。*]
[疾風の加護を飛ばした後、見やるは巨神の背の翼。
度重なる攻撃に傷ついたそれは、今なら落とせそうな気がした]
飛んで避けられちゃ、かなわねぇから、なっ!
[言いつつ踏み切り、翼へ向けて宙を駆ける]
大人しくしろよっ!
[叫びと共に、刃を振るう。
アイルリートが正面から攻撃を受け止めるなら、こちらは後方からの撹乱。
タイミングを計り、翼や背面に攻撃を加える事で、アイルリートが仕掛ける隙を作り出す。
そしてその逆もまた然り、彼の攻撃に対する隙は、こちらが仕掛ける好機となって。
止まらぬ疾風は、支える大地に協奏するが如く、巨神に一撃を加えて行く。*]
……っ!
[幾度目か、巨神の背面に一撃を加えた時。
周囲に、今までと違う風が揺らめいたような気がした]
……ウェルシュ?
[零れ落ちる、小さな呟き。
それに応えるように、腕輪の精霊石が煌きを零す。
相変わらず、声が届くわけじゃない、けれど。
願うような感触>>71が、ふと、伝わってきた]
[巨神の背を思いっきり蹴っ飛ばして距離を取り、ふわり、空中に留まり目を閉じる。
風が巡るのが感じられる。
世界樹を巡る、清浄なる風]
…………。
来い。
[短く紡いで、右の刃を上に、左の刃を下へと向ける。
翠の煌きまとうそれに導かれるように、根の領域に清浄なる風が吹き込み、巨神の散らす混沌の波動を散らしてゆく。
距離を隔てても、風はどこかで繋がっているもの、と。
そんな事がふと、過った。**]
[無数の氷刃>>+144と、焔の不死鳥>>+157が、翔ける。
その様子を見つつ、上下に伸ばしていた双剣をくるり、回して左右に向け直した。
呼び込まれた風が巡る。正しい流れを生み出そうと廻る]
…………星の廻りが、変化しながら進むように。
皆の力も、変わりながら、流れて廻れ……!
[自身の名前の意味にも関わる言霊ひとつ、紡いで。
力の循環が正しき結果を引き出すように、清浄なる風を巡らせる。*]
[鮮やかに奏でられる疾風と大地の協奏。
その響きに感じていたのは、言葉で言い表せない高揚感。
……おうよっ!
[名を呼ぶ声>>+160に返しつつ大気を蹴り、放つは前方へ回転しながらの斬り下ろしの連閃。
その後に放たれた回転蹴りは、更に高く飛ぶ事で回避して、次の一閃へと繋げて行く]
……お?
[強く打ち払われる拳甲、そこから放たれる魔力が身を包む。>>+161
大地の加護、護りの強化。
自身の飛ばした加速の強化とは真逆で、けれど、心地よく響き合う力の旋律。
知らず、浮かんだ笑みは刹那。
上から感じた風を呼び込むべく、少年は蹴りと同時に飛びあがる]
……っ!?
なん、だっ……?
[アイルリートの声に>>+162に視線を向けた巨神は、澱んだ魔力に包まれていた。
それは、今や世界樹全体を包み込んで廻る始まりの風に抗するがためのものか。
何れにしろ、それは見過ごせるものではなく]
風、廻れ……澱みを吹き払うために!
[右の刃を巨神へと向け、清浄なる風を持って高まる混沌を払おうとするものの、慣れぬ魔法の行使はやや遅い]
……アイルリートっ!?
[黒い霧が、対面で戦う彼を包むのが見える。>>+164
何が起きているのかを、ここから判別する事はできないが、今自分がやるべき把握できていた]
……やらせねぇっ!
[直接飛び込んで庇う術はない。
だから、廻る風を彼と巨神との間に吹き抜けさせた。
同時に左の刃を思いっきり横一閃。
疾風の衝撃波を叩き込み、巨神の意識をこちらへ逸らす。*]
/*
(91) 2015/07/24(Fri) 21:42:50
(+167) 2015/07/24(Fri) 21:42:51
ある意味すげぇ。
[疾風の一閃は巨神の注意をこちらへと引きつけ、銀の杖が一閃する。
そこに生じた隙を突いて炸裂する水の流れ。>>+174
更に重なる紅炎>>+175に重ねるようにもう一撃、疾風の刃を叩き込み。
上空に逃れた所で、大地の力の高まりを感じた。>>+180]
さっすがぁ……!
[屈する様子もなく、封印術式を編み上げて行く姿>>+181に、にぃ、と笑い]
……おうよ!
[信じている、というアイルリートに一声、返し、風の流れを制する]
力の廻りは、こっちでなんとかすっから!
でかいの頼むぜ、ステファン、ベルティルデ!
[二人の魔力が正しく流れるように。
この自由なる始まりの風であれば、それが叶うはず]
……澱みを、霧を、吹き払って。
未来導く光、呼び込めぇぇぇっ!!!
[言霊紡いで、双剣を高く差し上げる。
翠の光が、輝きを増して風と共に舞い散った]
/*
あ、『未来導く光』は、うん。
ちょーどね、そこのとこがかかってたから、つい……ついw
[現在のBGMは企画イメ曲とキャライメ曲の交互りぴーとです]
[四大の力が廻り、重なる。
巡らせる疾風を介し、少年はそれをはっきりと感じていた]
……いける……!
[確信を込めた呟きに応えるように、聖乙女の槍が混沌の王を打ち貫く。
響く断末魔を経て、巨神の姿は渦の向こうに消えて行き。
澱みのない、柔らかな風が、根の領域を吹き抜けた]
……はっ……。
[その感触にひとつ、息を吐き]
……や、った……やりきったああああああ!!!!!
[響くのは、元気いっぱいの歓声。
少年はくるり、空中で一回転してから根に着地して。
それから、その場に大の字にひっくり返った]
……疲れた、けど、でも。
最後まで、やりきったんだな、俺たち。
みんなの、ちから、で。
[その状態のまま、浮かぶ思いを言葉に変える。
疲労は色濃く滲むものの、その表情には一片の翳りもなかった。*]
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