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― 天上宮・楼閣 ―
……ん。
[再度、感じた木気の流れに、目を細める。
また、向こうで何か、と思いつつも、そちらを確かめに動く事はない。
朱雀のいとし子が見据えるは、天上宮へと近づく影]
……数を揃えてきた……か。
[小さく呟き、大太刀を握り直す。
これまでの単発的なそれとは違う、動き。
それが何を意味するかは、概ね察しがつくものの]
……我らが主を振り向かせるには、足りないな。
[く、と微かに笑みつつ、銀の鈴のついた羽飾りに手を触れる]
……こちらの護りは、ご案じなく。
[わかり切っている事だろう、とは思うけれど。
それを伝える事で、自身の戦意も奮い立たせる。
そうして、己が務めを果たしきるのだと、改めて決意を固め]
……朱雀様が戻られる前に。
カタ、つけんとな。
[小さく呟き、大太刀に力を宿す。
諦めを口にせず、是ともしないのは主と同じく。
そこが似た者主従と言われる所以の一つなのは、言うまでもない事か。*]
― 天上宮・楼閣 ―
……御意に。
[向けた言葉に返る、短い応え。>>*1
それに小さく呟いた後、一つ、息を吐いた]
……っと、これはまた。
[不意に感じた強き力に、見上げた天。
掲げられし七星>>+16は、いつかも目にしたもの]
これだけの後押しをいただいて、不覚を取るわけにはいかん……な。
[浮かべるのは、どこか愉しげな笑み。
軽い口調とは裏腹、護り手たるいとし子の瞳に宿るのは真摯ないろ。
その意を示すが如く、朱の火気がふわりと高まった。**]
― 天上宮・楼閣 ―
[地より来るものの気配を感じつつ、しかし、護り手が見据えるは、天]
…………。
[呼吸整え、大太刀を握る手に力を込める。
焔思わす朱翼が緩く広がるのと、天に影さすのはどちらが先か──]
……朱红的火焰猛烈燃烧。
[紡がれるは、火気高める言霊。
大太刀に朱の煌きが纏いつき、直後、翼が大気を打った]
……近づかせる訳には、いかん……!
[叫びつつ、放つは右下から左上へと抜ける切り上げの一閃。
振るった刃は飛来した奇妙な妖──三本足と四翼、そして六つの目を持つ蛇を斬り払い]
……燒完!
(……燃え尽きろ!)
[合わせ、紡いだ言霊が斬り払った妖を焼き尽くす。
そうする事で場の火気を高め、自身の力へと変換しつつ、陰気を浄化する。
朱雀神の代行者として長くその力を宿し、今は最も強き寵を受けるが故に叶う技。
勿論というか、相応の消耗もついて回るが]
……止まる訳には……。
[斬り上げの閃の勢いは落とさず、その流れに乗って更に高く、舞う]
いかんので、な……!
[揺らぎない視線の先には、今斬り払ったものと同じ姿形の妖が複数。
それを見て取ると、構え直した大太刀に焔を纏わせ]
沿着我们的意,烧光作为我们的敌人的者们……。
(我が意に沿い、我が敵たる者達を焼き尽くせ……)
做朱紅的火炎華,混亂!
(朱の焔華、繚乱せよ!)
[言霊と共に、横一閃、薙ぎ払う。
刃の閃は飛び込んできた妖を叩き斬り、刃から離れた焔は朱色の焔華と転じ、後続の妖を焼き払う。
主たるものの放つ大輪花ほどの力はないが。
陽気秘める焔は妖と、その纏う陰気を焼き浄めゆく。*]
/*
向こうが一段落したんで、空中戦書くか、と思ったら。
思いの外、ネタに使えるものがなかった、など……!
てわけで、今回登場妖から外れた酸與さん、出番です。
5日日程だったら、出番あったんだけどね……まあ、こっちはまた何れ(
― 天上宮・楼閣 ―
[朱の焔華持って近づく妖を焼き払い。
次に、と向き直ろうとした所に響いた声+43に、振り返る。
目に入ったのは、槍を手にした女性の姿]
……討伐隊の?
[上げられた名乗りに瞬いたのは、一瞬。
それに何か返すより先、感じたのは飛来する気配、一つ]
……だから、行かせんと。
[前方へと身を返しつつ、下段に流していた大太刀を両手で持ちつつ刃の向きを返して]
……言ってんだろうが!
[叫びざま、思いっきり上段へと振り上げる。
下方からの縦一閃は虚を突いたか、こちらの上を飛び越して行かんとした妖は真っ二つに断ち切られた。
振り上げの勢いは止めず、そのまま後方一回転。
その勢いを利用して、楼閣へと降り立って]
……助太刀、ありがたくお受けする、カサンドラ殿。
玄武殿の七星の加護があるとはいえ……さすがに、厳しいものがあるからな。
それに、木気の援護を受けられるのは、俺としてもありがたいしね。
[木気司る、という言葉>>+44に対し、浮かべるのは屈託ない笑み。
玄武神の願いの事は知る由もなく──知ったら知ったで、苦笑いのひとつも浮かべるのだが、それは余談としておいて]
……朱雀様や、討伐隊の皆が戻ってきた時に、何事もなく出迎えられるように。
しっかり、掃除はせんとならんからな。
[言いながら、視線向ける先には飛来する妖の群れ。
それを見据えつつ大太刀握り直す姿に、臆する様子は微塵もない。**]
― 天上宮・楼閣 ―
同じ願い持つ者を、拒む理由なんてないだろ?
[おどけたような声音の言葉>>+56に、さらりと返す。
願うものが、求めるものが同じなら、拒む理由はない。
それは、朱雀のいとし子にとってはごく当たり前の事。
ちなみに、無茶しいの寵児は無茶しい、という事で、確かに無茶は良くするが。
主が復活してからは、多少は自重している、というのは余談の余談。
言うまでもなく、他者基準からすれば……なのだが]
ああ、そうだな。
[必ず為せる、という言葉。>>+57
揺らぎない想いを感じさせるそれに、はきと頷き大太刀を握り直す。
下を向いていた槍の穂先が円を描くのと前後して、こちらも刃に朱の煌きを宿らせて]
[カサンドラの槍が天を向く。>>+58
力強い宣の声、その意志の強さを示すかの如き強き風が巻き起こり、天へと翔けた。
その風の柱が迫る妖を押し止める様子に、護り手は僅か、目を細め]
……さて……俺も、負けちゃいられんな……!
[どこか愉しげな呟きと共に、再び空へと翔け上がる。
風の柱は力強いが、木気によって編まれたそれに影響を受ける事はなく。
風に抗わんとする妖の群れへと真っ向突っ込み、大太刀を横薙ぎに大きく振るった。
身の丈ほどの長さの刃が前衛の妖を斬り払い、同時、刃に込めた火気が断たれたその身を焼き尽くす]
……朱红的火焰猛烈燃烧。
[振り切った太刀は、左手のみで支え。
右手で、触れるは、主より授かりし羽護り]
舞動,我們和拒絶朱紅的火炎,天翔的風一起燒光敵人!
(朱の焔、天翔ける風と共に舞い、我らが敵を焼き尽くせ!)
[続けて紡ぐは、風と焔を重ね合わせる術の言霊。
元より術は不得手な身。
故に、大掛かりな術を用いる際には、何かしらの術具に頼る事もある。
……大抵は、大太刀で力押しするのだが……というのは、置いといて]
[紡がれた言霊は突っ切る風の柱と重なり、火焔の嵐をその場に生み出す。
天より墜ちる翳りの源、何一つ落とす事無く焼き尽くさん、とするかの如く。*]
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