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長く偽っていてすまない。
そうせざるを得ない事情があったと理解して欲しい。
……本当はこのまま偽り続けることも出来たのだが。
それでは皆を裏切ることになると気付いてな。
先ずはお前達にだけ、明かすことに決めた。
[瞳を伏して、謝罪を紡ぐ。
明かすことにした理由を紡ぐために、少し考えるような間が空いて。
軽く呼吸を整えてから唇を動かした]
偽ったまま、いつか兄と入れ替わった時、兄の言動は皆を大きく傷付けかねない。
恐らくは信を徒で返すようなことになるだろう。
それだけ、私と兄の考え方は異なるのだ。
私と共に歩んでくれた者達を傷付けたくはない。
だから、未然に防ぐため、こうして正体を明かさせてもらった。
……それに。
私は、”私”としてお前達とこの先を歩みたい。
偽っていたことに思うところもあるかもしれないが……
─── ついて来てはくれまいか?
[指揮官と言う立場は変わらない。
皆を偽り続けた私だが、共に戦ってくれないかと。
そう、彼らに問いかけた*]
― 6年前 ―
くび?
…わぁ、ホントだ。
ここだけ逆さまね。
[
示された場所には言われた通り、他とは逆に張り付く鱗があった。
恐る恐る指を伸ばすと、逆鱗と呼ばれるその鱗はとても柔らかく。
隣の鱗と比べるように指を滑らせると、とても不思議な感覚を返して来る。
しばしの間、その感触を確認するように指を滑らせていると、アリーセの口から耳を疑うような説明が零れ落ちた]
…えっ、これ弱点なの?
たいへん、ちゃんと護らなきゃ!
[触ってはいけない場所だったのだと思い、慌てて手を離す。
それから自分のクローゼットからスカーフやストールを出してきて、アリーセに似合う物を探し始めたりした]
えぇ、ぜったい誰にも言わないわ。
アリーセを護るためだもの。
[自分が口にしなければアリーセがこの弱点を攻められることは無い。
そんな風に思って、私が彼女を護るんだ、とほんの少し力が入っていたりした。
その約束通り、私は彼女の逆鱗について他人の話したことはない。
大事な大事な、アリーセとの秘密。
彼女を護るための、大切な、*約束*]
― 捕虜交換当日 ―
[霧も晴れた平原。
その視界の先に馬車を率いる1隊>>114が見えてくる。
ある程度の距離を保った位置に停止すると、私は馬上から相手に声を張った]
ご足労痛み入る。
早速だが捕虜の交換を願いたい。
[その声に応じる声が返ると、先ずは互いの兵がそれぞれの馬車に乗る捕虜の確認を行った。
書面にて記した氏名の本人確認を行い、問題が無いと判じられると、そこでようやく交換の実行となった。
歩ける者は自力で馬車を降り、自軍の下へ。
歩行が困難な者はそれぞれの兵の手を借り、移動して行った]
──── ジーク殿。
[こちらへと移動してくる兵の中にジーク殿の姿が見えると、私はつい表情を緩めて名を呼ぶ。
それ以上何か言うわけではなく、ただそうして移動するさまを見て。
ようやく取り戻せたと安堵を内に宿した]
ではこれにて捕虜交換を終了とする。
…互いに負傷者を連れている。
陣に戻るまでは不可侵。
努々忘れることなかれ。
[これは予め書面でも約したもの。
捕虜の交換が完了した後、念を押すように言って。
私は一礼して、馬首を返した*]
/*
くぅ、シュテルンの反応待ってから纏めてお返ししたかったりするのだけど。
1人1人返しても結構重複しちゃいそうだし。
あと兄の件について捕捉入れようかと思ったけど、書いてるうちにかなりの蛇足になると思われたのでまるっと削った。
― 捕虜交換当日 ―
(全く……ジーク殿らしい)
[どこかに出かけただけのような声>>175。
それを口にし以前のままの笑みを向けてくるジーク殿。
軍服には痛々しげな痕が残っていたけれど、何も変わらないその姿]
お帰りなさい、ジーク殿。
変わりないようで何よりです。
[通信をジーク殿に限り、囁くように声を伝える。
口調は
[交換終了後はゆっくりと、捕虜の負担にならないように馬車を進めていく。
陣へ戻るまでの束の間の平和。
けれど、その後は]
(……小競り合いでも兵が削れている。
再開後の交戦で押し込めないようなら、一度引くのも考えねばならないか)
[お互い引かないのであれば激化する一方であろうことは明白。
現状を打開するために起こした交戦は、果たしてその結果を出すことが出来るのだろうか*]
― 捕虜回収の後 ―
[性別の違いに驚くキアラ>>118には苦笑が浮かぶ。
そう偽っていたのだから仕方が無い。
だからそれを咎める気は無かった]
名前は、ファミルのままで良い。
表向きはそう在らねばならないからな。
[キアラとリーゼロッテ>>121の問いに今のままで良いと答え。
謝られても困ると言うレト>>157にはまた苦笑が零れる。
初対面の時と似たような表情になるシュテルン>>200には、「あの時はすまなかったな」と頷きながら謝罪も口にした。
そしてそれぞれから返る声を聞く]
………ふふ、ジーク殿の言う通りだな。
名前は、名前に過ぎない。
名が違おうと、
[ジーク殿の名を出したことで、彼が最初からこのことを知っていたと言うのは気付かれるか。
太刀と翼を
仲良く出来れば良いと
私は、はにかみながらその手を取り握り返した。
押し殺すしかなかった
それはとても尊く、かけがえの無い
─── ありがとう。
貴方達と出会えて良かった。
[口調を”ファミーユ”のものへと戻して感謝を口にする]
私は今後も
私が
私は”私”として、貴方達と、共に。
これからもよろしくお願いします。
[そう締め括り、私は彼らに頭を下げた*]
/*
いま。
キアラの通信を拾うか。
とても悩んでいる…!
あれはレトが気付くのが自然じゃないかと思っているんだが、どうか。
[竜の声の異変とかあまり分からない気が…!]
えぇ、大丈夫。
…皆も支えてくれてるから。
[どこまでが無理なのか、判断がつきかねる部分はあったけれど。
周りに助けられているのは事実だったから、心配げなジーク殿>>=43にそう返して]
………私、”ファミル”ではないことを明かしたわ。
皆、受け入れてくれた。
[彼が居ない間にあったことを、明るめの声で報告した]
― 休戦時 ―
[まだ霧が深く、捕虜交換に関しても纏まり切って居なかった頃。
偵察等で集まる情報を纏めた報告書を眺めている最中。
唐突に通信機から”声”が届いた]
………竜?
[いつ誰から通信が来ても良いように、通信機は常に受信可能な状態にしてある。
そこから漏れ聞こえた、トーンの高い竜らしき声。
平時ではあまり聞かぬその声に、言い知れぬ不安が心に現れた*]
こちらファミル。
…聞こえるか?
何があった。
[通信先>>=40へ返すように声を乗せるが、返答はあったかどうか。
それきり通信が無いようなら、捜索に人手を割くことになるかもしれない*]
/*
ところでくろねこさんはNPCバトル書きながら待機かにゃー?
現行進めてたログは粗方落ち着いてるみたいだしな。
えぇ、分かってる。
………うん。
[ジーク殿>>=46に返す声は終始明るい。
良かったと紡がれる声には、噛みしめるように短く肯定の声を返した]
[けれど、明るい気分も長くは続かない。
良い報せもあれば、悪い報せもあるのだ。
それを告げるのは、陣に戻ってからになるのだが*]
…そう、だな。
頼む、シュテルン。
騎竜師より機動力は無いがこの霧だ。
お前の方が目は効くだろう。
[シュテルンからの通信>>=47に少しだけ考えた後、彼に捜索を頼むことにした]
/*
なんかこう。
私のバトルで全体の勝敗が決して良いのかと思う部分もあるが、そう言う立ち位置なんだから仕方ないね。
まぁでも今はジーク殿が戻ってるので心置きなくやれるw
竜人と剣の異種対戦、楽しみすぎる。
/*
…んむ。
これは、キアラがどうなるか分からないと動き難い、かな?
捕虜は無しの方向で、と意見は出したが、総意にはなってない気がするしな。
墓下捕虜ほど暇なものは無い気がする。
/*
あぁでもリーゼロッテ捕虜はあっちにマリエッタ居るから良いのかー。
そしてこっちはキアラのみ…。
軍営でお留守番、は暇すぎるかな…。
うん、やっぱ頭働かないので寝よう。
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