情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[ 豪商の出身であるルートヴィヒが用意したガレット・デ・ロワの品質は間違いない。
むろん、ワインもだ。
呼び出しの理由も伝えなかったというのに、しっかり用意してきているところがまた周到である。]
世界広しといえども、俺にワインを開栓させるのはおまえだけだぞ。
[ 指摘しながら、ワインのボトルを取り上げる。
俺に任せろと、嬉々として。]
[ 連絡便の到着を把握しているのはもとより、配達された物まで予測してくる片翼に、屈託なく笑う。]
ご名答。
ほら、おまえにはこれだ。
最近は、アイシングにはまっているらしい。
[ 紙の小箱の中には、お手製の菓子。
卵型のクッキーの上に、卵白を混ぜた砂糖で、 (-□д□-)✧ とか (〇-〇ヽ) といったデコレーションがされているのだった。*]
占いの菓子はどこの世界にもあるようだな。
このガレット・デ・ロアにもフェーヴというラッキーアイテムが入っている。
今年のフェーブは何を象ったものかな、ルッツ ?
機密の潜んだガレットか ?
ああ、新しい一歩だな。
[ にこやかにガレットをルートヴィヒの手から直接、咥えた。
これからも一緒に、だ。*]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新