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銀雪豹 ウルズ は 刃隠術 アイリ に投票した
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おぉ、ディークさんが勝ったのか。
なんかタイガさんは負けた方が楽しそうな感じだったし良かった…って今思ったけど皆大体負けた方のがいきいきするよね(
と言いつつ独り言でダイスころころするぜするぜ。
偶数なら私、奇数ならアイリさん、っと→【1(6x1)】
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奇数だからアイリさん投票だにゃー。
ってもデフォのまんまですけども。
つか誘惑の時も昨日の投票もデフォアイリさんだったんですけどアイリさん好き過ぎませんかラ神。
─ スラム街・路地 ─
[>>*5二手間で跳び上がった屋根から見下ろす私を見上げる少女の顔には、少なからず驚きがある。
それが、こちらの跳躍にか、彼女の動きへの対処の冷静さにか、どちらに対してかは分からぬものの]
跳べるだけ、ではないけれど。
[人より優れた聴覚が拾った呟きに声を返すも、>>*6彼女の動きの方が早かった。
獣に変わった腕で飛び掛かったがその跳躍を留めることは出来ず、わずかな手応えを残すのみに終わる。
追撃に出るか体勢を整えるべきか、と思いながら少女が向かった壁へと視線を向けると重力を操っているかのような軽さで跳び上がる>>*10少女の姿]
─ スラム街・路地 ─
─っ、や…っ!
[即座、地に着いたままの腕に重心を乗せて脚を振り上げたのは頭上を取られた事への警戒心。
それと同時、膝下のベルトのフックに引っ掛けただけだった鎖が外れ、隣の家屋の壁を削りながら無軌道な動きで同じ様に振り上がる。
円月輪を突き込まれると予測していた訳ではないから、その刃を止める事は叶わなかったが、鎖の動きが邪魔になってそれ以上の追撃は難しいだろう**]
[膝下のベルトに掛けてあった鎖の元は足首に嵌められている輪。
どんな軌道を描こうと決して足から離れることは無く、動きの起点も変わらない。
少女の円月輪で絡めとられていたならば、女の動きはそれだけで阻害されていただろう。
だが、先端が建物の壁に当たって生まれた不規則な軌道が功を奏したか、刃は鎖に向く事は無く]
っ、ふっ…!
[当初から狙っていただろう肩に受けた刃は、相手の望み程の深さは達せなかったはず。
それでも少女の手にある月の輝きは私の服を裂き、浅からぬ傷から紅が溢れ獣に変わった腕の毛までを染めていく。
痛みに顔を歪めるも、この場に蹲る余裕などある訳がない。
人の柔さとは違う反動を受けた鎖に引っ張られるように下ろした足に重心を移すと、それを軸にくるりと身体を反転させながらもう一方の足を少女の落ちた方向へと振り抜いた*]
[そうしている間に相手も体勢を整えられた様。
>>*59頭上から降ってきた声は落ち着いたもので、こちらとは対照的だ。
淡々とした響きに、感じていたはずの焦りは完全に霧散して]
褒めてくれてありがとう。
こういう形で戦うのは想定したことも無かったから、決定打には欠けるのだけどね。
[馬鹿にされたと思わないのは、少なくあれど接した中でも感情を表すのが苦手なのだろうと察せていたから。
自分が戦うのは村の作物や家畜を荒らす野生動物や盗人に対してばかりだから、捕まえて無力化、もしくは追い払うことを優先してきた。
その為に習得していった戦法で、こうして戦うことになるとは思ってもいなかった]
[そんな思考の中。
そういえば、誰の為でもない戦いはこれが初めてだ、と気付くもそれは声に出さず]
貴女も、ただ跳べるだけ、じゃないのね。
[代わりに投げた言葉は、違和を察知してしていることを言外に彼女に伝える術。
どこまで気付いているかは分からぬだろうけれど、多少なりと警戒して貰えたなら儲けもの程度。
ただでさえ肩口からの出血が刻一刻と体力を奪っていく状況に、不利を悟られぬ様何でも無いように微笑みながら両腕を地について少女を見上げた*]
[私の爪は確かに彼女の左腕に届いていたし、脚から伝わった手応えもはっきりとある。
にも係わらず、>>*82屋根の上の少女は焦ることを知らない様。
それは、まるでこうした状況に慣れている証のように思えた]
…そう、貴女も。
[私の言葉に同意を返す彼女が用心棒らしい事をしているとは、贈り物を買いに来た時彼女と義姉の会話から聞いた覚えがある。
表通りの飲食店で起き得るトラブルは喧嘩の仲裁や食い逃げ程度のはずだから、こうした戦いは珍しいだろうとは納得できること。
けれど、そう思うには疑問がある。
初めてにしては、この状況にあって冷静さが際立っているのではないか。
彼女が私の事を知らぬと同様に、私も少女の事は何も知らないけれど。
戦いにおいての経験は彼女の方が多く積んでいるのだろうと、その冷静さから読み取れた]
[両の瞳を閉じたのは、自棄になったから、ではない。
視覚を遮断することで、聴覚がより鋭敏に音を感じ取れるのではないか。
その狙いを、更に補う術も私にはあったから]
...vahvistaminen
[紡いだ言の葉が私の身体全体に巡らせていく力に、肌が粟立つ。
そんな中でも耳はそばだて続け、少女の居場所を探るも全く読み取れぬまま。
計測していればほんの数瞬ほどのそれは、緊張によって何倍にも感じられる時間だったが]
っ!
[その声が聞こえた方向は、真正面。
私は瞳を開く間すら惜しみ、後方へと跳びながら腕で自分の太く長い尾を振り上げる。
もしも傍から見ている者がいるとすれば、それは少女の薙ぐ円月輪を下から上へと跳ね上げようという狙いに見えるだろう。
女にとっては脚も手も使えぬ苦し紛れに過ぎないものであったとしても*]
[両の目を閉じていては相手の表情も見えず、内心を察することも出来ない。
>>*100その声から動揺を呼べたことは察しても、表情も行動も見る事を捨てたのは愚策でもあっただろう。
夜を好む雪豹の瞳ならば、この夜闇の中でも視界はクリアに見えるのだから。
それでも瞳を閉じたのは、感覚を一つに絞ることで雑多な情報に惑わされることを防ぐ為。
そして、一瞬での行動をより確かなものにする為に施した能力の強化は、現状用いるには危険でもあったけれど]
、ふっ!!!
[少なくとも、そのおかげで初撃を受けずに済ませる思惑は成り立った。
目は瞑ったままであっても、ぶん、と風を切る音が一瞬前まで居たその場から届いてきた事がそれを裏付ける。
だが、力任せに後方へと跳ぶと同時、距離を稼ぐつもりで咄嗟手を伸ばし振り上げた尻尾は何かに弾かれた]
な、
[私が目を開いている間にはまだ少女の姿は獣の部分が少なかったから、尻尾も視認はしておらず。
何に弾かれたのかという疑問に、閉じたままだった瞳を開く。
私の尻尾を弾いた少女のそれを確かめるよりも、こちらへ目掛け飛んでくる満月の輪の方が先に目に入るも]
っ、あ…!!
[体勢も力加減も考えずに跳んだことと、意識を眼前に向かい来る刃に奪われたことの相乗効果か。
気付いたときには、受け身も取れず地に強く背を打ち付けていた。
緩和もできなかった衝撃に息が詰まり、収まりかけていた肩口からの紅が再度溢れて地の色を変えていく。
そして、眼前へと迫る円い月の刃から逃れる時間すら、消費した]
[意識を戻した時には、もう避けるのは間に合わない距離に迫っている。
せめて軌道を変えようと、咄嗟ベルトから外れている鎖の先端を掴み円月輪へと放り投げて]
lumessa!
[同時、力を込めた言葉を短く放てば視界は一瞬の内に吹きすさぶ雪によって真白に覆われる。
けれど、夜目に強い者ならば、その彩が微か薄紅に染まっている事に気付けただろう。
その中から、全身を覆った銀を鮮やかな朱に染めた獣が少女に向かい牙と爪を光らせて跳びかかっていることも*]
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