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…変わってない、か。
そっか。
[ダンクラードのことだ、真正面からぶつかって来たのだろう。
幼い時の光景が脳裏に浮かんで消えて行く]
……一筋縄じゃいかないね。
[武に於いても、信念に於いても。
彼が彼たらんとする限り、容易に折れはすまい]
───……で、 どんだけ無茶したの?
[その話し方から余裕が無いことが窺え、つい語気強く問いかけた。
相手がダンクラードだったことも考えれば、怪我も一つや二つで済まないだろうと予測している**]
盟主自ら出てくるとか…
あぁでも、 テッドだったから、 なのかな。
[幼い頃、彼らが何度も手合わせをしていたのを思い出す。
友の姿を見て血が騒いだのかもしれない]
地に足がついた、か…。
…そうだね、そう言う部分は子供の時のままではいられない。
[人の上に立とうとするなら尚更のこと。
それはオクタヴィアスにも覚えのあるものだった]
[ダンクラードが話をする気はありそう、と聞けば]
そう言うのは仕掛けてくる前に示して欲しかったなぁ。
[揶揄うような口調で言うが、それは本心にも近かった。
先に話が出来たなら、何かがもっと変わっていたかもしれない。
そう思うから]
……でも話はしたいね。
顔も合わせずに相手を知ることなんて出来ない。
─── 望み通り立ってみせるよ。
[そのために今、全力をかけている]
[五体満足やら骨は無事やら聞こえてくるが、それに対しては低い声が継続される]
………そっち着いたら覚悟しろよ。
[戦う以上怪我をするなという方が無理な話だ。
だが無理と無茶は別物だ。
最後通告のような呟きが意識の海に零れ落ちる*]
― クリーク砦 ―
[砦に居た敵兵のほとんどが撤退せんとしたその頃、オクタヴィアスの下に傭兵が一人やってくる。
ガートルードを探しに行かせた一団の一人だ。
単独で戻って来たことに訝しげにしながら問うと、捜索先での出来事を伝えられる]
──── なん だ って、
[門の開閉機構がある間でガートルードの死亡を確認 ──。
その報せにオクタヴィアスは頭を強打されたような感覚を受けた。
致命傷を受けて尚、門開放のために奮闘した模様。
続けられた報告は現場を見た者の推測でしかなかったが、その様子を想像して震える思いをした]
ッ 、
[彼女がどんな想いで決死行を敢行したのかは想像し得ない。
だが傭兵である彼女は命を賭して開門を成し遂げてくれた。
己の命を優先してもおかしくない傭兵である者が、だ]
[済まない、と思う想いもある。
ありがとう、と思う想いもある。
けれど今紡ぐべきはその言葉ではなく]
(ガートルードさんの想いに応えるために)
─── 突き崩せ!!
[騎兵の
[開いた道を駆け、オクタヴィアスは南門を潜り外へと出る。
階上から抜け出した敵兵は既に遠く彼方。
平原側に人影が見えないことから、森へと逃げ込んだ可能性を高く見た]
逃げた兵の深追いを禁じる!
森へ逃げたとなればこちらが不利だ。
友軍との合流を優先する!!
[外から高らかに声を上げ、兵達に指示の伝達を出した]
[砦の中では未だ死闘が続いている。
門を抜けてくる兵達が多くないことに気付き、オクタヴィアスは門外から中へと視線を流した。
歴戦の将の咆哮>>222が砦を揺らし、大気を震わせた]
[視線の先で鮮血が散る]
────〜〜〜〜〜!!!
[あまりの衝撃に声が出ない。
顔を強張らせ凝視していると、老将越しに師を目が合った気がした//]
/*
>ダンメモ
今っすか!?!?
いや確かにディークの名前どこ行ったになってたけどわざとだと思ってたよ。
― クリーク砦南側 ―
[門の形に切り取られた空間の先、クロイツを見詰める間、まるで周囲の音が凪ぐような感覚に襲われる]
[誰の声も聞こえない]
[否]
[聞こえたのは、視線で語る師の言葉>>272だけ]
全軍……
[搾り出したのは掠れるような声。
これではいけない、と大きく息を吸い込む]
全軍、立ち止まるな、前進せよ!!
[砦の中や外で躊躇うようにしていた兵達を動かすため、あらん限りの声で吼えた]
[オクタヴィアスの声に我に返ったように兵が動き出す。
死闘を繰り広げていた二人の周囲の兵も、北門で立ち往生していた兵も、果ては輜重隊や衛生兵などの非戦闘兵まで。
砦に敵将が居るにも関わらず、手を出すことはせずただ砦の通過に無心する。
クロイツへと視線を流す者も居たが、その瞳の意志の強さに手も口も出さず先へと足を踏み出した]
守護兵長、この場は任せる。
負傷者には治療を、戦死者には弔いを。
……戦死者は、隔てることのなきよう。
[負傷した敵兵は撤退と共に引き上げた模様。
だが戦死者は]
[砦には上屋敷の守護兵長を始め、元々砦に赴任していた歩兵を50ほど残し、残さざるを得ない者達の対処を任せる。
チャールズや門前を守っていた敵兵が撤退するとなっても、彼らはそれを阻まないだろう]
進軍!!
[後ろ髪引かれる想いは多分にある。
だがそれすらも呑み込んで、オクタヴィアスは南へ ─── 友軍との合流を目指した*]
───── テッド、
砦 突破したよ
[報告するも、その声は硬い。
要点のみ口にする様子は、余裕が無い時の友と良く似ていた]
[柔らかな声で問いかけられると、ぐ、と何かを堪える気配が意識の海に零れ落ちた]
…あとで、話すよ。
[今吐き出してしまうと呑み込んだものが全て出てしまいそうで。
率いる兵に動揺を与えないために、今は深く深く、心の裡に沈み込ませる]
[話せるようになるまで待つと言ってくれた友に心の内で感謝する。
昔からの彼の心遣い。
その間は心配させてしまうのだろうけれど、無理に聞き出されないのは自分の中で整理するためにも、とてもありがたいことだった*]
― マーチェス平原へ ―
[兵を率い、先頭を行くオクタヴィアスが馬上で短く息を吐く。
戦闘で張り詰めた緊張が緩みかけ、ぐ、と顎を引いてそれを食い止めた。
南での戦闘も区切りがついたらしく、独立解放軍は進攻を止め撤退したと言う]
ひとまずは、…と言ったところか。
[あちらも休息は必要だろう、短くとも半日くらいは猶予が得られそうだ]
……でもだいぶ、やられたな。
[優秀な傭兵を失った。
慕っていた師を失った。
その他にも、地へと伏した者は多い。
何より、時間を一番削られた]
あの砦の規模を考えれば、詰める兵はこっちよりも少なかったはず。
してやられたよ、フォスターさん。
[歴戦の将が居た。
腕の良い弓の名手が居た。
神出鬼没の
最後の人物など、本当に化かされたと思う。
だが騙されたとは思っていない。
街道で彼に会った時の言葉は、偽り無いものだと思えたから]
[歩兵の速度に合わせた一軍の速度は緩やかだ。
時折の休息と、太陽の高さを確認しながらの行軍は続く。
順調に行けば、日が沈む前にサクソー川付近に到達出来るはず*]
/*
>>350
この人はもうwwwww
あえて触れずに居た部分をwwwww
解放軍と和合が成った時の材料だよなぁ。
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