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― 第二艦隊/戦場南側 ―
………!?
[信号弾と同時に、相手の艦列が左右に分かれた。
東に2隻、西に5隻。
しかも西の5隻の方は隊列を崩しているようにも見える。]
まったく、誰もかれも……
[戦術書通りにはいかない。
実戦とはそういうものだとわかっていても、頭を抱える。
相手の行動が、各艦ばらばらに行動しているものか、何らかの指揮があった結果なのか、判断に悩んだ。]
敵艦列前方を抜けた後、面舵。
あくまでも相手の前を塞いでください。
[彼らが何を考えていようと、自分がするべきことはただ一つだ。
撃ち合いを続けながら北へ、ついで東へ進路を変え、あくまでも相手の頭を押さえようとする。
東寄りに進む2隻には追いつかないだろうが、5隻を押さえておければ上等だろう。
それに、先頭艦が指揮艦であれば、残りは指揮系統を離れた艦になる、はずだ。]//
巡洋艦二艦、そちらに抜けます。
[短く報告を入れたあと、溜息の調子で付け加える。]
ほんとうに、戦場では何が起こるかわかりませんね。
私も、まだまだのようです。
/*
Q.タクマ憎しで行動しているんだったら、あくまでも旗艦を狙いにいくのではないですか?
A.物語上の要請は、時に登場人物の心情を凌駕します。
ヤンチャというか…
あれが単なる間抜けならいいのですが。
[読み切れぬのがもどかしい。]
……突発事項は、あなただけで十分なんですよ。
[トールの言動には慣らされてきたんだと主張しておいた。]
― 第二艦隊/戦場南側 ―
[こちらの艦隊を躱して北へすり抜けていった二艦を暫し目で追い、固い表情で視線を引きはがした。
旗艦ならば、タクマ・ナギが乗っている公算が高い。
なぜ、と問いをぶつけたい気持ちを押し殺す。
いま、自分がするべきことをしろと。
残る五艦は北西に航行しながら柔軟に陣形を変えた。
見事な右梯陣が出来上がった様を見て、少し安心する。
無軌道な連中を相手にするよりは、ずっとやりやすい。]
距離を詰める。
[宣言して、進路と速度を調節させた。
速度を落として相手が追いついてくるのを待ちながら、北西方向へ進路を変える。
同航戦で、徹底的に殴り合う心づもりだ。]++
[戦いは次第に、主砲の撃ち合いから、副砲も届く距離へと移行する。
右舷全砲門が鉄と炎と煙を吐き出し、艦は絶え間なく揺れた。
あくまでも敵先頭艦へ砲火は集中するが、狙いやすさの関係でいくらか他の艦へも砲撃はばらける。
至近弾、あるいは直撃弾もいくつかあり、ちらほらと損害の報告も上がってきていたが、今はまだ戦闘に影響がでるほどではなかった。
だがその時、敵の先頭艦の主砲がついに動き出す。
腹に響く轟音は、巡洋艦のものを軽く凌駕していた。
轟然と吐き出された砲弾が3番艦の鼻先に着弾し、赤い炎と黒い煙が吹き上がる。]++
なに……!?
[初弾命中。
その精度も恐るべきものだったが、なにより威力が予想を超えていた。
直撃を受けた3番艦は舳先を砕かれ、堪らず速度を落として離れていく。
後続艦がそれを避けようとしたため、いくらか陣形が乱れた。]
まさか──、巡洋艦ではないということですか…
[独白に被せて、敵先頭艦の主砲が戦艦並の口径であることが見張りから報告される。]
……いいでしょう。
相手が戦艦ならばなおのこと、陛下のところへ行かせるわけにはいきません。
[不利は覚悟の上、砲戦の継続を命じた。]//
私から甘い言葉を聞いて嬉しいですか?
[反問は氷点下の響きを帯びたが、続く言葉には息を呑んだ。]
………。
まったく、あなたは。
ええ、ご無事ならなによりですよ。
[取り乱しかけたのを、取り繕う。]
こちらは、巡洋艦と戦っていると思ったら、
一隻、戦艦が混ざっていたようです。
あちらも、なかなかに意表をついてくれますね。
― 第二艦隊/戦場南側 ―
[離脱した3番艦の前後の艦へ、今度は相手の砲火が集中する。
特に、3番艦を避けようとして速度が落ちた4番艦はいくつもの直撃弾を受けて火災を生じていたが、それでも隊列に留まり報復の火を吐き出し続けていた。
旗艦ザイヴァルにもいくつか砲弾が命中し、衝撃と轟音が艦を揺らす。]
「機関部外殻被弾。損傷軽微です」
[報告に頷いて、速度と距離を慎重に調節しつつ砲戦を続ける。]
[艦隊の頭上には、敵攻撃機が姿を現していた。
旗艦に集中して群がるそれを、直掩機が攻撃する。
だが直掩機も激しい戦闘の中で数を4機に減らしていた。
水上機隊の手が回りきらない分、副砲の手がいくらか対空射撃に取られることとなる。
それをも掻い潜ってきた敵複葉機の一機が、抱えている爆弾を落としていった。
甲板の上で爆発音が起こり、マストの根本から火の手が上がる。
消火急げの声を聞きながら、動じる様子もなく指揮を続けていた扶翼官は、相手の旗艦──小型戦艦の動きに片眉を上げた。]
来ますか。
─── いいでしょう。
[たぶん自分は今、無軌道な連中に感化されているに違いない。
我が陛下を筆頭に影響を寄越す連中が、ここには山ほどいる。]
取舵15度。
回避行動は継続。
[相手に合わせるように、こちらも向きを変える。
さらに至近へ寄せて命中弾を増やし、相手戦艦を沈めぬまでも痛手を与えておきたいところだ。
しかし、相手の旋回速度は、こちらの予測を僅かに上回っていた]//
[北側の戦況は、見張りから逐次報告が上がってきていた。
両軍の旗艦同士が接触したらしい、との報告にも、扶翼官の表情は変わらない。]
気にしなくても構いません。
陛下の御病気が出……いえ、深慮遠謀あってのことです。
我々は、目の前のことを淡々と片づけていればいいのです。
[無茶、無軌道、無鉄砲。
嗚呼。だからこそ自分は惹かれているのだ。]
/*
微速後退する艦って、追いついてもいいですよね?
前進している艦が速度0になって、そこから後退に入るまでだいぶ間があると思うんですが、どうですかね。
離脱するならいっそ加速して距離離した方が良いと思うんですけど、まあ、本物の船の機動力を良く知っているわけでもないので、意外にきゅきゅっと止まれるのかもしれませんけどね。
(いろいろ漏れた)
/*
あ。タクマ寝ちゃってますね。
なら、本格的に帰る方向ですねえ。
くっ。轟沈はお預け、というかこの先多分、機会はないでしょうねぇ。残念ですが、陛下の御命令どおりにいたしましょうか。
― 第二艦隊/戦場南側 ―
[敵戦艦の主砲がこちらを向く。
あの正確無比な砲撃が飛んでくるかと艦橋に緊張が走ったが、相手の砲が火を噴くことはなかった。
それどころか相手は徐々に速度を落とし、あまつさえ後退していく。]
……?
砲戦中止。
砲戦準備のまま待機。
機関、出力下げ。
[全艦ともに砲撃をいったん停止し、速力を落とす。
当初の速度の余勢で一度は肉薄したものの、次第に両者の間は開いていった。]
[その肉薄の折、双眼鏡を覗いていた幕僚のひとりが、あ、と声を上げる。双眼鏡を手渡してきたので、いぶかりつつも覗いてみた。
相手の艦の艦橋に視点を合わせれば、そこに見知った顔を見つける。
全身の血が、頭に上ったような気がした。]
タクマ・ナギ ───…!
[激情と共に、奇妙な嬉しさがこみ上げる。
彼は、ここに居たのだ。去って行った2艦ではなく。
この手で、彼女の無念を晴らすことができる喜び。]
[─── だがついに、撃て、の旗は揚げられなかった。]
……敵旗艦に通信。
『この先通行不能。速やかに帰還されたし。』
[光の明滅を以て、旗艦から旗艦へと意思が飛ぶ。
艦橋では、相手の戦艦を睨みながら、扶翼官が自分の指に歯を当てていた。]
/*
早くに寝ても最近全然寝付けないので、ゆるゆると眺めています。
歴史家さんの本も書かないといけませんしね。
るがるは、特に今回のは健康によろしくないです。
いやあ、楽しいなあ。
/*
長考しますよね。お疲れ様です。
さて、私もそろそろ本当に休むとしましょうか。
明日もちゃんと歴史家さんの投稿に間に合うように起きないと、ですね。
/*
ところで、もし提督さんが本当にシコンに来ることになったら、なんか理由こじつけて私がウルケルに行ってもいいですかね?
(まだ言ってる)
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