345 バードケージ・ブレイカー
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鳴無 オズワルド
ふっ、 ──── く！
[三日月斧から左手を離し、腕を硬質化させて頭を庇うように掲げる。
打ち据える衝撃は凄まじく、宙に在った足を地面へと落とされた。
硬質化させた腕が折れることは無かったが、衝撃までは殺せない。
ビリ、と痺れるのを感じながら、潰しきられる前に受け流すように身体の軸をずらし、爪の翼を払い除けた]
鳴無 オズワルド
…あぁ。
俺も、連中に手入れされてっからな。
[僅かな間の後、意図を察すれば自嘲するように口端を上げた。
左腕の硬質化を解き、具合を確かめるように一度肩を回す]
お前ぇこそ、見た目にそぐわねぇ怪力だな。
腕が痺れた。
[賛辞と言うには荒い言葉を紡ぎ、一度呼吸を整えた]
鳴無 オズワルド
だが───そう来なくちゃ、面白くねぇ。
[浮かべる笑みを深め、背の翼を大きく広げて大気を打つ。
浮き上がった後の低空滑空。
目晦ましした時と同じ軌道だが、今度は地面を削らず。
パメラへ接近すると同時に上昇をかけ、下から三日月斧を叩きつけんと振り上げる。
防がれても強引に振り抜き、返し刃で叩き下ろすことを目論んだ*]
鳴無 オズワルド
なっ ！
[錐揉み回転しながら迫り来る、十分な重量もあるだろうベンチ。
回避するには気付くのが遅く、咄嗟、三日月斧の柄を両手で突き出すようにして直撃を避けようとする。
しかし複雑な回転は柄を巻き込むように動いたため、オズワルドの腕は横へと弾かれた]
鳴無 オズワルド
ぐぁ… 、
[弾かれる勢いで身体ごと横に半回転し、ベンチは左足を叩き付けながら通り過ぎていく。
予期しない動きに硬質化は間に合わず、激しい鈍痛を残した。
この足では着地は難しいと、翼を震わせ宙で体勢を整える]
鳴無 オズワルド
は…っ…は、ぁ 、
……強く、鈍く、か。
身体だけでなく、心も鈍くなっちまってる…か？
[起伏の少ない感情、普段の呆とした表情。
何もかもが鈍くなれば、己の限界を知らず力を発揮することが出来るだろう。
だがそれは、自らの身を厭わなくなる諸刃の剣]
…さっすが、イカレてんぜ。
[蔑みの声は管理者達に対してのもの。
独り言ちた後、意識は目の前の相手へと戻る。
彼女は「欲しい物」があると言った。
飛べぬ彼女が望むはやはり、飛ぶことが出来る翼なのだろうか]
鳴無 オズワルド
………
[そこまで思考して、考えても仕方が無いと意識を切り替える。
左足を負傷した以上、地に足をつけてまともに三日月斧を振る自信は無い。
ならば、と翼を羽ばたかせ少し高度を取り、上空からパメラに接近し三日月斧を振り下ろした。
高度を下げることは無く、上下左右と何度か連撃を繰り出す**]
鳴無 オズワルド
[応酬を一度打ち切るために、一際力を込めた一撃をパメラへと打ち下ろす。
その成否に関わらず、翼を羽ばたかせ後ろへと飛び退り、パメラとの距離を取った]
…埒が明かねぇ。
これで、決める。
[ふぅ、と大きく息を吐くと、左手で三日月斧を握り、後ろのポケットからカードを一枚取り出した]
── 力を貸せ、『王者の風格』
[取り出したカード──『皇帝』がオズワルドの頭上に浮かび淡く輝く。
王とは人々を率いる者。
されどここに王に従う兵など居ない。
孤独たるとて孤高とし、己の意志を貫く存在。
諦めぬ意思を具現化したもの]
鳴無 オズワルド
[翼を大きく広げ、威風堂々たる態度でパメラを見据える。
矮小なものであればひれ伏すプレッシャーと、意志を体現するかのような隆々とした肉体の変化。
硬質化も合わせれば、それは文字通りの鋼の肉体となった]
行くぜ。
[翼を羽ばたけば、これまでと比較にならないスピードで滑空し、パメラへと迫る。
あちらの翼が身を打ち付けようが構わない。
相討ちをも狙い、三日月斧を右へと流して両手で握り締めた]
【独】 鳴無 オズワルド
/*
ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
おまｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
【独】 鳴無 オズワルド
/*
いかんｗｗｗｗｗ
負けると思っていただけに芝がｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
投票を委任します。
鳴無 オズワルドは、 剛形 パメラ に投票を委任しました。
鳴無 オズワルドは、 剛形 パメラ を投票先に選びました。
【独】 鳴無 オズワルド
/*
あぶｗｗｗｗｗｗ
委任直し損ねたｗｗｗ
しっかしロヴィン来ねぇなぁ…。
これは明日俺がロヴィンに挑んで回収するターンかっ。
最初参加しようとしてた姿勢が見えてただけに惜しい。
鳴無 オズワルド
[次いで、パメラの身体が背から地面へと落ちていく。
力が入らないらしい様子を見下ろし、オズワルドは呼吸を整えた]
……限界か。
[傷を負いながらも痛みをほとんど表に出していなかった相手。
強く、鈍く。
その言葉の通り、痛みにも鈍く、己の限界を測ることが出来なかったのだろう]
…カード使われてたら、分からなかったな。
[身体の硬質化を解きながらパメラの傍にしゃがみ込む。
元の色に戻った肌と身体にはいくつかの打撲痕。
特に左腕の痣が痛々しい。
左足も未だ痛みは取れていなかった]
鳴無 オズワルド
ん。
[三日月斧をカードへと戻し、力を失った『皇帝』のカードと共にズボンの後ろポケットへと仕舞い込む。
次いで、パメラに対して、カードを寄越せと言わんばかりに右手を差し出した*]
鳴無 オズワルド
[示されたスカートのポケットに右手を入れ、『恋人』のカードを引っ張り出す。
その流れで地面に落ちた『戦車』のカードも拾い上げ、視線をそれらへと向けた]
…確かに貰ったぜ。
[呟いて、ぐっと背を伸ばすように立ち上がる。
視線は地面へと寝転ぶ形にあるパメラへ*]
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