情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
風花の青年 ヨアヒム は 風花の青年 ヨアヒム に投票した。
― 宿屋の外 ―
僕を呼ぶのは誰?
めりーさんは何処にいるの?
[宿屋を出る直前、カウンターにいる羊にめりーさんという札が下がっていることに気付いて、触ってみたら。精巧に作られた偽物であることが分かった。]
何処にいるか分からないけど、頼まれた以上探さないと。
[当てはないが歩き始めた。
カタリナやペーター、そしてジムゾンと会うことはできるだろうか?]
あ、ジムゾンさん!
[自分以外にもめりーさんを探しに宿屋を出てきた人がいると分かって、心底ほっとした表情でぶんぶか手を振った。]
ええ。誰か知らないけど、めりーさんを探してくれって言われて。でも、そのことを宿屋にいる人に話そうと思っても、声が出せなくなるんです。
それに、ペーターの姉だというカタリナさんが戻ってこないのも気になっていますし。彼女も探そうかと思っているんですよ。
[お菓子の雪が降る風景の中、キョロキョロと辺りを見回す。]
[周囲を見渡していたら、ミニスカートを履いたサンタクロースがいた。]
あれ?もしかしてカタリナさん?
[”どちらに行っていましたか?夕飯終わりましたよ。ペーターが心配しています。”
そんな言葉を言うよりも早く、胸倉をつかまれて目を白黒させる。]
ちょ、カタリナさん、落ち着いてくださいってば。
[カタリナの知り合い、即ち今宿屋にいる方のヨアヒムと勘違いされているとは知らずに、ぎぶぎぶと両手を上に上げる。]
大丈夫ですよ、僕らそもそも住んでいる村が違うんですから!言いふらしたりしませんってば。
[どじっ子なのでバランス悪く後ろに倒れそうになりつつも、説得を試みた。**]
[予想よりも早くカタリナの知っているヨアヒム―ペーターと共通の知人と言えば、現在宿屋にいるバイオリンが弾ける彼だろう―とは違うかもとの意識を持ってもらえた>>+12。
睨まれるのは相変わらずだが、掴んでいた手を離してもらえたから、宿屋の状況やら集まった人々やらの説明をかくかくしかじかと説明する。]
多分カタリナさんが言うヨアヒムって、今宿屋でバイオリンを弾いてくれたヨアヒムさんじゃないかな。一緒に来たペーターと知り合いだったみたいだし。
どうしてこんなことになったのかは、実は僕も分かってないから、説明できないけど。お互い名前も聞いたことがないくらい遠くの村の人が集まっているんだもの。もしかしたら、僕らがここで会うことに何か意味があるのかもしれない。
[そんな推理で締めくくると、改めて自己紹介をする。]
僕はヨアヒム・クレーマン。風花の村で暮らしています。
[ぺこりと頭を下げたあと、カタリナの自己紹介を聞いて、よろしくお願いしますと答える。]
[カタリナからめりーさんについての話を聞く>>+13と、こくりと頷き返す。]
なるほど、そんな事態になっていたんだ。ペーターが、夕食が終わってもねえちゃんが戻ってないって心配していたけど、宿に戻れなくなっていたなんて。
[そこでカタリナから白い犬と狼を紹介されて、視線を合わせるようにしゃがみこむ。]
ヴァイスとヴォルフか。よろしくー。
[一瞬やきそばんってって何?と思ったものの、にこにこと愛想よく挨拶をしたあとで、そうそうと声を上げる。]
僕も「めりーさんを助けて。」って声が聞こえて、外に出てきたんだ。
でも声が聞こえたことも、助けを呼ばれたことも、誰かに話そうとしても全然声が出せなくてさ。仕方ないから、”すぐ戻るから待ってて。”とだけ伝言して出てきたんだ。
[自分がいないことに気付いたあとの幼馴染がどうしているか心配でならないが、カタリナも弟が心配と言えば気にするだろうと思っているから、敢えて黙っている。]
『皆元の場所に帰れない。』という言葉から考えると、どうやらそのめりーさんが関係してるっぽいのは間違いないと思う。どうかな?
[意見を伺うように、カタリナとジムゾンを交互に見た。]
あれ?そこにいるのは、もしかしてペーターか?
[周囲を見渡す少年の姿を見つけて、両腕をぶんぶか振って呼びかける。]
おーい、ペーター!こっちこっち。
カタリナさんもいるぞー!
[こちらに気付くように大きな声で呼びかける。]
[白い狼がカタリナに向けた視線の種類を判別することはできなかったけれども。
狼から感じる気配>>*5には、どこか覚えがあって、首をこてりと傾げた。]
あれ?僕、お前と会ったことある、のか?
・・・ごめん。よく分からないけど、記憶があいまいな部分があって、よく思い出せないんだ。
[短く鳴く狼に声をかけた。
何を言ったのか、内容を説明しろと言われると困るが、何だか謝られているような気がしたから。]
[こちらに気付いたペーターが駆け寄ってくる>>+21。
やっぱりねえちゃんが心配で探しにきたのか、と声をかけようとしたが、まずカタリナに向かって話しかけていたことに気付いて、一旦立ち止まる。]
?
[しかし感動の姉弟再会場面なるかと思ったのに、ペーターは真っ赤になって後ずさり>>+23、カタリナはあわあわと立ち尽くしている>>+31。]
おい、ペーター。大丈夫か?
[転んだペーターに手を差し伸べたとき、何故か服が見たこともない謎の服(宇宙服)に変わっていた。]
[ジムゾンの言い分>>+25が聞き捨てならなかったから、頬を膨らませる。]
ジムゾンさん!それってどういう意味ですか?
[少しご機嫌斜めだったから、いつの間にやらワンピースに着替えているジムゾンには気付けない。]
そうか。僕と会ったことあるんだ。
そのときのこと思い出せるといいな。
[肯定の返事をしたように聞こえた白い狼に向かって、ぽつりと呟いた。]
はっ?!服?
いやですね、僕は普通にコートを着ているのに・・・って、あれ?
[ジムゾンの指摘>>+36を聞いて、右手を左右に振ろうとした途端、見たこともない格好をしている自分に目が丸くなる。
おまけに頭の上に手をやってみれば、ふかふかもこもこの感触・・・どうやら犬耳のようだ。
本人は気付いてないが、もふもふしっぽもしっかりついていた。]
!!?!?
[自分は人狼に変化してないのに何故?と首を捻る。
まさか宿屋の中で言われた言葉が届いているとは思わない。]
えーと。これは皆さんを和ませるために、わ、わざとやったことですから!気にしないでください。あ、あはは。
[冷や汗を流しつつ、とっても無理のある言い訳を口にした。]
[ペーターは一人で立ち上がると言い出した>>+37。
自分より年下とはいえれっきとした男だし、姉の前ともなれば格好悪い姿も見せられないのだろうと解釈して、分かったと短く答える。]
あれ?ペーターもいつの間に着替えたんだ?
[軍服に似ているが微妙に違う服に、驚きの声をあげたあと。むーと真顔で考え込んだ。]
まさか。僕たちを此処に呼んだ何者かは、ファッションショーを開催することを目論んでいたのか?!
[しかし口にした推測は、残念ながら真実からは完全に外れている。]
[さっきは挨拶をしてくれた白い狼が、人間から目をそらしていることに気付いて、いたたまれなくなった。]
・・・。
[反射的に黙り込む。]
さあ?僕にも自分が着ているものが何だかさっぱり分からない。
[妙にだぼだぼしている服をつまみながら、カタリナ>>+43とペーター>>+46に向かってため息をつく。]
嗚呼、ファッションショーというのは、仕立て屋が新しく作った服をどうです?ってみんなの前で発表することで・・・。
[母親のエルナから仕込んだ知識を披露していると、今度は着流しを身にまとっていた。]
なんだこれ?
[遠く東にある異国の、着流しと呼ばれる衣装だったが、生憎青年にはその知識はない。
やっぱり自分たちはファッションショーの実験台だったんじゃないか、と思いつつも、目の前の話題に頷く。]
嗚呼、無論僕らもめりーさん探しをしようって話をしていたところだよ。
[しゃきっと起き上がった狼に首こてり。]
なんでもなさそう?
ならいいけどな。
[言葉は通じないが、見た感じ異常はなさそうだから、大丈夫だと判断した。]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新