情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
――……切りゃあいいのに。
切ったら、行けるところが増える。
……見えるものも。
[>>452途方に暮れたようなソマリの声。迷子のような。
どこか切なげに笑って、口を開く]
――…お前はまだ、箱の中にいるんだな。
[不思議と穏やかな気持ちで、昏い水の中をかき混ぜる。
浮いた汚れた破片のようなものを、そっと掬った]
――……俺の箱は、母親でできててさ。
[ソマリの事情はわからない。
……どんな気持ちで、今彼が中から外を見ているのか。
満ちる諦念が、視界をどんな風に覆っているのか。
……わからないから。自分の手のひらを拡げてみせる]
思い出したくないくらい、ひでーことを沢山されたけど。
俺には何もなかったし、ここしかないと思ってたから、壊すことなんて考えもしなかった。
もっと早くに殺しておけばよかった、と今は思う。
……なんでできなかったんだろう、と思うんだけど。
やっぱ俺も、どこかで。あの人になにか、期待してたのかもしれない。
――…羨ましい、か。どうだろな。
ひどい状況で、ひどい離れ方をしたし、思い出すとひどく、苦しい。
生きてるのか死んでるのかもわからなかったし。
あいつは何か、やらなきゃいけないことがあって。
そのためにどんな事もできて、どんな酷い目にも遭えて、何だって捨てられたんだろう。
[>>453自分も。そしておそらくは、彼自身の何かも。
確かめられたことはないけれど]
……俺はそれを、何とかしたかった。
でも、俺もまだ箱の中にいたからな。――…何もできなくて。
似てんのかな。
……言われてみれば、似てるのかも。
[空を仰ぎながら零した吐息は、確かに似た色をしていた。
砂を舞い上げていた風は、僅かに和らいでいて]
――……弱くて怖くて臆病で、何が悪いんだよ。
気づいてるからこそ、怖いんだから。
[何に、とは言わなかった。
――…気づく事と気づかない事、どちらがいいのだろう。
その悩みはたまに舞い戻り、空を仰がせるけれど――…]
――……でもさ。
やっぱ、会えて良かったんだよ。
……そう、思う。
[空を見上げて、ぽつり、と口にした。
酷い壊れ方をしても。
――…これからもっと、壊れていくのだとしても*]
― 学校跡地・帝国側橋手前 ―
[>>543立て続けにあがる信号弾を見ながら、
距離と敵の数を測り、兵に指示を出してゆく。
様々な色の信号弾が空に散ってゆく。
――…ふと、いつかの花火を思い出した。
カレルのあげた上申。後によくよく見たら、あの規模の花火が
買えるような予算請求ではなかった。おそらく、彼自身もかなり出損したのだろう。
……それでも、生徒会にとっては結構な出費だったが]
あれは、……綺麗だったな。
[美しいためだけに凝らされた技術たち。
一瞬で散る花火。短くも贅沢な時間。――…夢のような]
迂回している、……と見ていいの、かな。
後ろから食い破る気か。
[採掘所あたりに行かれたら、今はどうしようもないが。
竜騎兵隊を採掘所にぶつける運用というのは、考えにくい。
何かあれば、採掘所にまわしている隊員から伝達が来るだろう。
素直に備えた方がよさそうだった。
内心若干迷いがありつつ、腹を括って命を伝える]
――……敵の狙いはここだ。
対騎馬用の特殊弾の準備を急げ!
馬に橋を渡らせるな。
――ライフル兵は所定の位置で、橋を渡ろうとする騎手を狙え。
連中に剣を振らせる前にケリをつける。
[橋の要所要所に備えた狙撃用の障害物に
ロープを張り巡らせる。騎馬の足を止めるくらいの事はできるだろう。
竜騎兵隊の白兵戦の強さは知っている。……そして、誰がそれを率いて来るのか。
特殊弾を装填した銃を、最も早く抜けるホルスターに入れる。
こんな貴重なもの、使用せず済むに越したことはないが。
出し惜しみができる状況でも*なかった*]
― 回想/士官学校8年生時代 ―
馬か。馬なぁ。うーーん。
[明日は、乗馬と狙撃の実技試験。
乗馬禁止令が出た、というのは嘘ではないが、
それは服薬していない場合の事だ。
軍隊には乗馬スキルは必須であって、馬に乗る事はできる。
――…先日、通い始めた医師は。
必要な時に、必要なだけの服用なら、今はやむを得ない、と言った。
(でも、できるだけ避けてください。依存性の高い薬物ですから)
新薬の開発が急がれていて。副作用の少ないものがいずれ出るから。凌いでください、と]
一人じゃないから、いい……訳でも、ないよねえ。
[明日の乗馬は、メルが並走してくれることになっている。
馬から落ちれば死んでもおかしくないので、服薬もする。
問題はない。
だが、落馬の危険がない代わりに。
先の読めない興奮状態が襲ってくる。
おそろしい幸福が降ってきて。
それに引きずられるのが。
親しい人の前で、引きずられるのが怖いのだ。
ごろんごろんと寝台の上を転がっていると、
風呂上りらしいメルの声がした>>567]
緊張してる。
……狙撃は楽しみなだけだし、心配はしてないが。
[向けられた言葉に素直に頷いて、
またころんころんと寝台を転がった。
ふさりとタオルがかけられて、
僅かに濡れていた頭をごしごしと擦られる]
……ちょっと、メル。お前が拭………。
[並走するから大丈夫、と彼は言う。
だからこそ安心だし、だからこそ怖いのだと。うまく説明することができなかった]
ちゃんと見てるって、子供じゃないんだから。
お前にも実技試験が……。
[これは一体、菓子いくつ分にあたるのだろう。ぼんやりとそう思う。
彼が何も気にしていないのは知っている。……だから、余計に]
……わかってる。寝ないと、照準が甘くなる、わかってる。うう。
寝る。とりあえず目は閉じる。
[もそもそ、と体制を変えて。とりあえず眠る姿勢になって]
なんか、喋ってて。メル。
なんでもいいから。
――……飽きたら、やめていいから。
[良い夢だったのに。どうしてこんなに悲しくなるのだろう。
穏やかな夢に、彼が出てきたなんて。滅多にない幸運なのに。
でも。……でも。
ついさっきまで。
ほんの少し手を伸ばしただけで触れられるほど、そこにいたのに。
――……どうして今こんなに、離れているんだろう]
……会ったから。欲が出たか。
良くないな。
[ぼそりと呟いて、再び寝袋の奥へと潜り込む。
まだ出る時間ではない。……目覚まし時計が、隣でひそやかな寝息を立てているから。
ぎゅっと目を閉じて、次の夢へ潜る。
次は普通の――……いつも通りの悪夢が見られますように、と*]
― 回想/作戦前・橋付近 ―
[>>340――…必要があったから、無理を承知で頼んだのだが。
難しいかもしれない、と言いかけたはずのヴィンセントが、
がっつりと強気の交渉をしてくれたことに、若干驚いた]
この人大人しい顔して結構……やりますよね……。
いや、わかってたけど……。
[密やかな、ため息交じりの感嘆の言葉。
これは難しいんじゃないか、と依頼をしている自分が
思うような案件を、彼はばりばりと片づけてゆく]
[>>345 礼を言うと、それには及ばないと彼はさらりと応える。
専門の差であるだけだ、と]
いい仕事を見た。……部下にも、良く見て見習え、と言っておく。
本当に助かった。
[そう言って戻ろうとすると、呼び止められて。
通信機能のみが残ったコインを渡される。
――…これは一体、何からできているのだろう、と。ふと思った。
人の暖かな声を伝え、記録したものを鮮やかに残す。
どのような夢のような魔法が。………それとも]
……お守り、ね。了解。
[素直に頷いて。彼の”お守り”を見た。
――…それは、彼の心を守るもの*なのだろう*]
― 回想・士官学校狩スペシャル―>>0:659
[――……回り込め、というディークの短い指示。
疲れた、という雰囲気を全身から出しつつも、
ソマリは速やかに目的の場所に回り込み、獲物を追い詰める]
……ソマリ。もう少しバテていいんだぜ。
[口にするこちらは、かなり息が上がっている。
日ごろ、射撃訓練以外を全力回避しているせいだ。
うん、自業自得]
[>>0:587 足元を駆け抜ける兎の、揺れる尻尾が見えた。
小さな的に当てるのは、むしろ得意なのに。
どうもなんだか気が散ってしまう]
……うわー、当たらん。
俺は止まってる的しか撃てないんだろうか……。
[独り言を呟きつつ。
走る兎の影を捉え、
ヒンメルにそれを知らせつつ、目を周囲に向けて。
――……飛び立つ鳥を撃ち落としながら。
自分の中の闇を知る]
[>>0:662 鳥は跳ねない、と。
笑みを含んだディークの言葉に、ですよね、と思いつつ]
……鳥だって跳ねますってば。ほら。
[地面に落ちた木の実か何かをつついているのか。
小鳥がちょんちょん、と小さく跳ねている。
鳥って、どうして動作の一つ一つが、コマ送りみたいなんだろう。
そんな事を思いながら、無意識にホルスターに手が伸びる]
……あっ。
[ディークが跳ねた現場を確認したかどうか。
不穏な気配を感じたらしい小鳥は、
素早くその場を飛び去ってしまった]
[ソマリは何故か、得意のナイフではなく、>>15銃を手にしていた。
空気銃で、さほど重いものではないが。
手に慣れないと、とっさに獲物を捕らえるのは難しいだろう。
……・苦手があってはいけないと彼は言う。>>16
外見や振る舞いに反し、真面目な男だ。
後でディークに、銃の扱いを教えてもらうらしい]
それなら、後で俺にナイフの使い方を教えて欲しいな。
近接武器の扱いがどうも……。
[向こうではヒンメルが、銃の扱いをディークに聞いている。
確かに、彼に聞けば安心だ。
基礎から、かなり遊びの多い部分まで、なんでも応えてくれるだろう。
……いつの間にか、少し拗ねたような顔をしていたようだ。
それをソマリに問われ、首を少し傾げる]
いや、俺も聞きたいのに、3人に混ざりたいのに、と思って。
でもさすがに俺が聞くのはな……。
[授業で一通りは習っているし。
彼と自分との違いの本質が、力量の差によるものではなく、
個性の差であることを知っている。
……でもいいな、楽しそう。混ざりたい]
[ごろんと仰向けに転がって、空を仰いだ。
雲の動きが早い。上空はかなり、風が強いようだった。
飛んでゆく鳥に合わせて、伸ばした手の人差し指をスライドさせる。
あの鳥はどこまでゆくのだろう。
――……どんな景色が見えているのだろう]
[多いかな、と思っていた昼食は、
勝負そっちのけで走り回った青年の腹に全て収まって。
さらに夕食が待ち遠しいほどだった]
……メルは器用だなぁ。
同じ角度に見えてるんだが、力の入れ方が違うのか?
[食堂のおばちゃんと共に。>>0:593
滑らかな手つきで血抜きをし、つるんと皮をはぐヒンメルを眺めながら、
見よう見まねでやってみたりする。
狩ってからそこそこ時間がたっている兎は、皮を剥ぐのが難しかった]
ジェフ先輩が見たら、気絶しそうだな。
[その前に泣くかも。泣くならちょっと見たい。
そんな意地悪な事を喋りつつ、わしわしと鳥の羽を毟る。
朝から始まった狩り勝負は、たっぷり、夕食の後、眠りにつくまで。
楽しい時間が続く*イベントとなった*]
― 回想・夜の学校跡地 ―
[ちらり、とこちらに向けられたウェルシュの視線。>>416
狼狽えも驚きもそこには滲まない。そんなこともあるよね、程度の]
……まあ、知ってる限り。西寮は多かったですしね。
その後どうかは存じ上げませんが。
[ジェフロイのファンを、当時、男女ともに知っていた。
彼のこの反応から見るに、――……秘密にしたままだったのだろう。
……人知れず消えた恋心に思いを馳せる]
[意見を聞きたかった、とジェフロイは口にする。>>605
>>604 彼が考えをまとめている間、彼の表情をじっと見つめる。
――……やはり、何らかの不信があるのか……?]
卒業後のお二方とは、まったく交流がなかったのでしょうか。
……それならば、………。
[それならば気づかなくても不思議ではない……のかもしれない*]
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新