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[そうこうするうちに、祭壇の上の『闇』が形を変え、巨大な狼の形となって吠えた。
それと連動するように黒い影が湧き、数多の闇色の狼の形となる]
承知しました。
なれば今一度、一掃するとしましょう。
[先ずは闇狼を、という指示に愛馬を後ろへと下げた]
[王の術により重々しい感覚は軽減され、風の力もあり動きやすくなる。
ならば己の力は攻撃特化へ、と判断するのは早い]
光精招来 ────
清らなる光 厳格なる光 勇壮なる光
我が身を介し 穿つ光となれ
[紡ぐのは、幽鬼を相手にした時と同じ呪。
少し違ったのは、あの時のような羽衣ではなく、両腕両脚に籠手と脛当をつけたような姿になったこと。
護りの光と共鳴してか、全身が淡い光に包まれた]
[風の加護を得た足はいつもより早く、遠くへとその身を運ぶ。
闇狼が反応して顎を開く前に、鼻先目掛け掌底を放った。
パンッ!と弾けるような軽い音が響く。
掌底の動きに合わせて、光の籠手から浄化の衝撃波が放たれたのだ]
ふっ!
[短い呼気を入れることで腹に力を入れ、掌底により出鼻を挫かれた闇狼へ、下から膝蹴りを放つ。
顎を狙ったそれは、闇狼の足掻きにより僅かに逸れ、顎を掠めるに止まった。
膝の横で闇狼の顎門が開く。
噛み付きか、それとも闇を吐くか。
思考は一瞬、あれこれ考えて下がるより、やられる前にやれ、を体現した]
はっ!
[己の右に逸れていた闇狼の横っ面を、右手で拳を作って叩き落とす。
二の腕を闇狼の牙が掠めたが、構わず腕の振りを利用して身体に右回転をかけた]
はぁっ!!
[左足を軸足として回転し、右の踵による回転蹴りを闇狼の胴に叩き込む。
蹴り飛ばす瞬間、光の脛当が輝きを強め、浄化の衝撃を闇狼へと与えた。
蹴り飛ばされた闇狼が光に包まれ、姿を消し行く*]
― 神域最深部 ―
[淡く光る姿は闇の中では目立つ。
闇狼を引き寄せる心算は無かったが、結果集まってくるような形になっていた。
1頭、また1頭とジルを囲み始めた]
これはちょっと、予定外の効果でしたね。
[囲む闇狼らを目だけで追いつつ、一斉に飛びかかられることを警戒して、その内の1頭へと向けて地を蹴った]
[風の加護を得た動きに闇狼はついて来れないよう。
右足は違うことなく黒狼の鼻をを蹴り飛ばし、その身を仰け反らせる。
続けざまに左から蹴りを放とうと、右足を軸足として地につけ左足を浮かせた時、右から飛びかかってくる別の闇狼に気付いた]
ちぃっ!
[片足立ちのために不安定な態勢。
蹴りを中断して左足を地につけ、滑らせる勢いそのままに身を低く沈めた。
闇狼が頭上を通過していくのを確かめながら、滑らせた左足へと重心を移動させて、身を起こし様に右足の靴裏で身を仰け反らせている方の闇狼の胴を蹴飛ばした。
反動を使った威力は乗らなかったものの、浄化の衝撃が放たれ蹴飛ばされた闇狼が光に沈む。
両足を地につけて構えを取った頃には、また別の闇狼が大きく顎門を開いていた。
闇狼の顎門から放たれたのは闇焔の連弾]
闇阻む壁 光楯!
[交差させた両腕を前方に払うように広げ、呪を紡げば光の壁が目の前に現れる。
一つ、二つと光の壁で闇焔を受けながら、地を蹴り距離も詰めようと]
っ!
[その最中、闇焔の一つが光の壁を突破し、左脇を浚いゆく。
走る熱と闇による浸食。
光の護りにより中てられることは無かったが、痛みは熱さとなって残った]
はぁっ!
[被弾しても足は止めず、シールドアタックの要領で光の壁ごと闇狼に体当たりする。
左肩を起点にしての一撃は逃げようとした闇狼の右側面を殴打。
闇狼の身が浮いたところで光の壁は消え。
左足があった場所へ右足をスイッチし、サイドステップの要領で闇狼に近付くと、浮いた左足で闇狼に中段蹴りを放った。
蹴り飛ばされた闇狼が遠くで光に沈む*]
― 神域最深部 ―
[ジルを囲む闇狼は途切れない。
じり、と間合いを図る中、闇狼の1頭が飛びかかって来た]
ふっ!
[その場で飛びかかってくる闇狼に向き直り、剥かれた爪を左半身の体勢で身を逸らし、皮一枚で躱す。
両爪先を軸として反転し、背打を放とうとしたが、闇狼も素早く身を翻し、右、左と爪を繰り出してきた]
小技を、利かせて、来ましたか!
[右の爪には己の左側へ、左の爪には己の右側へと身体をずらしながら後退。
両の爪を振り上げ飛び込んできたのには、大きく後方へと飛ぶことで爪を避けた]
[屈伸させた両足で地を蹴り、宙へと飛んだのは闇狼とほぼ同時]
せいっ!
[右足を伸ばし、左足を曲げつつ右足とは反対へと膝を向ける姿勢。
所謂飛び蹴りの体勢で正面から向かってくる闇狼と宙で対峙する。
右足とかち合うのは闇狼の両爪。
囲い込むような動きのそれは、右足に蹴られながらも脛当の辺りを引っ掻いていった]
っ、
[走る痛みに表情を歪めながらも、右足による飛び蹴りは闇狼を彼方へと弾き飛ばす。
着地点には別の闇狼が待ち構えていた]
[両足で闇狼を踏み潰そうとしたが、それを簡単に許す闇狼でもない。
身を捻って踏み潰しをやり過ごし、着地の隙を狙って左腕へと噛み付いてきた]
くっ……!
[光の籠手ごと噛み付かれた左腕を引き、闇狼との力比べの態勢。
噛み付かれている以上、長引かせるのは不利と判断し、やや強引に左腕を上へと持ち上げた]
ふっ!
[繰り出すのは右手による掌底。
左手を持ち上げたことで晒された闇狼の腹部へと叩き込み、浄化の衝撃を思い切り放った。
断末魔の叫びを上げ、闇狼が光に沈んでいく。
光の籠手には朱が滲み、手を伝って紅い雫が地面へと落ちた]
ふ……少し、無理をしましたかね。
[浮かぶのは自嘲の笑み。
殴ることに特化した結果、半ば、肉を切らせて、な方法になってしまったことにほんの少し反省の色を示した*]
― 神域最深部 ―
[負傷した箇所は血止めの簡易術だけを施し、呼吸を整えて周囲へと気を配る。
槍と剣が冴え渡り、氷矢が闇を裂く。
大剣が舞い、破魔の矢が闇を貫いて。
双剣が闇を斬り払い、清き風が闇を払っていた]
やはり、皆様のお力は素晴らしい。
[それぞれがそれぞれの力を発揮して闇狼を祓い行く。
彼らの力は最早疑う余地などない。
結集すれば二倍三倍の力を発揮することも知っている。
だからこそ、あの『闇』も祓い切れると信じた]
光精招来────
彼の槍と剣に浄化の加護を。
[改めて呼び出した光精に、ダーフィトの獲物への加護を願う。
光の球となって飛び出した光精は、ダーフィトの槍と剣の刀身をそれぞれ巡り。
破魔の力を帯びさせ、刀身を淡く光らせた]
光精、そのまま彼の傍に留まって辺りを照らしてあげてください。
[ふわり舞う光球が闇を柔らかく照らす*]
[護りは万全。
となれば、選択するのは攻撃の一手。
印を組み、ダーフィトの傍に在る光精へと意識を向けた]
清らなる光 数多への慈悲
然れども無慈悲なる一矢
貫きませ 浄光矢!
[ダーフィトや他の者の攻撃の合間を縫い、光球から幾度か光の矢が巨狼へと降り注いだ**]
― 神域最深部 ―
[薄闇の中に歌声>>312が響く。
澄んだ氷が響き合うような、美しい
その音に合わせ、白き霧氷が巨狼の視界を覆った]
流石はハクヤ殿、それにシン。
霧氷はあのようにも使えるのですね。
[霧氷だけでなく、変幻自在に高度を変えながら矢を放つ様は、騎竜師としての特性を最大限に発揮しているように見えた]
光精、奴が牙を剥こうとした時に、霧氷に光を差し込んでやりなさい。
[霧氷だけでも視界の妨げになるだろうが、光を差し込むことで乱反射による目晦ましを齎そうと光精に指示を出す。
メレディスを始めとした調査隊の面々への攻撃妨害を目論んだ]
[イングリッドの矢が巨狼の鼻先へと奔り、ミーネの大剣が巨狼目掛け宙を舞う。
最前線にて巨狼に立ち向かうダーフィトの槍と剣が薄闇の中で光の乱舞を巻き起こした。
その動きに合わせ、光精から光の矢が巨狼目掛け奔る。
そんな時だ、ダーフィトが何かを巨狼の足元へと散らばせた>>317のは]
なっ…!
術具を扱えるのですか!
[槍と剣だけと思っていたが、そうではなかったらしい。
それが彼の師匠によるものだとは気付けないが、隠し玉を披露された気分でいた。
忠告の声>>318が上がった後、雷の一撃が巨狼を打ち据え、蔦がその身を拘束する]
凄い……かなり高度な術なのでは。
[術師ではないのにあれだけの効果を齎すなら、術具の質が高いということなのだろう。
一時生ずる、巨狼が動けなくなる時間。
叩くなら今だろう。
光精から、巨狼の胴目掛けて矢雨が降り注ぐ*]
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