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……さて、そこまで言われてしまっては、ここで休まない訳にはいかないな。
[僅かな沈黙を挟んで、いつもより柔らかな声音で落としたのはこんな言葉]
では、お言葉に甘えて、紅茶を一杯所望しよう。
[気が逸る部分がないとは言わないが、たまにはこんな休憩も悪くないだろう、と。
そんな事を考えながら、しばし足を止める事を選択した。**]
司書 ファミルは、司書 ファミル を投票先に選びました。
[紅茶とスコーンを味わう間にも周囲では不安げな声が上がり、時折、物問いたそうな視線も飛んでくるが。
司書は、今はそちらには意識を向けず、休息に意識を向ける。
図書館に戻れば司書として、そして、記録管理者としての仕事が待っている。
過去の記録を調べるのも急ぎだが、この出来事の記録を残すのもまた、司書の務めだから]
(とはいえ、何をどう記録したものやら)
[突発的過ぎて、そこにどう至ればいいかが掴めない、というのもあり。
だからこそ、先人の遺した記録に触れたい、という思いが強かった。*]
[話題が長の事に移れば、司書は視線を手元のカップへと落とす]
……過去の記録を見ても、誰一人として長と直接会った事のある者はいないらしい。
ただ、力ある方である、という事だけが伝わっている感じだな。
具体的にどんな事ができて、どんな手法を用いているかは全く見当もつかないが……。
[ここで一度、言葉を切る。
思考をどう言葉にまとめるか、思案するよに間が開いた]
とりあえず、眠らせる前に予兆か予告はほしいものだな、とは思う。
よほど急ぎなのかも知れないが……今回の事は、色々と唐突すぎるからな。
[ぽつり、と零したのは、現状に対する偽らざる本音。*]
― 大通りの露店 ―
……そういうもの、なのか。
[容赦なく連なる言葉>>52に、零れたのはこんな呟き。
笑う様子は妙な説得力があるから、それ以上は否定を重ねる事無く、そういうもの、と納得しておくことにした。
一先ず、ではあるが]
長は、謎の多い方だが、私たちを見守っていてくれる、というのは確かな事だ。
故に、きっと解決に導いてくださる、と私は信じている。
[張り上げられた声>>53に重ねてはきと告げれば、占い師の後ろで顔を上げた青年たちは僅かながらも生彩を取り戻したように見えた。
その様子に、司書はふ、と微かな笑みを浮かべる]
ああ、そうだな。
ともあれ、それまでは、為すべきを果たすとしよう。
[司書として、記録管理者としてなすべきを、とまでは口にしないが]
……ああ、何か頼みたい事ができたら、相談させてもらうとしようか。
今の所は、私ひとりでもできる事だからね……そのために、力をつくしてくる。
[言いながら、ゆっくりとした挙動で立ち上がってテーブルの上を片付けて]
……良い休憩だった。
ありがとう。
[そう、告げる声音は常よりも穏やかで、表情も滅多に見せぬ柔らかなもの。
それがどんな影響を周囲に及ぼすかなど考えているはずもなく。
ともあれ、司書はやるべき事をやるためにと、その場を辞す。*]
― 図書館・地下書庫 ―
…………相変わらずというか、なんというか。
[階段を降り、踏み込んだ先の静寂に、司書は僅かに目を細める]
ここの空気は、独特だな。
[街の中とは違う、一階の書架とも違う、独特の空気が漂う場所。
文字とそれが綴る文や記録、それがこの場の主である、と無音のままに主張する気配。
ここに踏み込む時は自然、気が引き締まる]
さて、それでは……と。
[小さく呟いて向かうのは、記録書の収められた棚。
ずらりと並ぶ分厚いそれを見ていると、さすがの本好きも目眩に近いものを覚えるが]
……これの管理もまた務め、と思えば。
泣き言も言えないしな。
[手にした明りで照らしつつ、背表紙を辿る。
古い方から数冊は、一度は読んでいる。
そして、その辺りに近い状況はなかった……と記憶しているから、未だに読んでいない所から数冊を抜き出した]
……さて、それでは一度もどるか。
ここに籠もっていて、何かあった勘違いされても困るしな。
[本当は、邪魔の入らない環境で読みたいけれど、そうも言えないから、と。
抜き出した本を持って、一度上へと戻る。
地下から戻ると、先ほどよりも柔い空気が出迎えるようにふわり、と包み込んできて無意識息を吐いた]
さて、忙しいのはこれから、と。
[小さく呟き、陣取るのはカウンター奥の定位置。
年代物と一目でわかる書物に一礼した後、そっと開く。
図書館の中の音は途切れ、ただ、ページをめくる音だけが空気を震わせた。**]
― 図書館 ―
[地下から持ち出して来た記録書、そこに記されている文字をゆっくりと辿って行く。
記録書はその記し方もまちまちで、その時々の記録管理者の性格が現れているようだった]
…………んー…………今回のような騒動はやはり、早々ない……と言うことなのか。
[そんな呟きを漏らして、一度、記録書を閉じる]
しかし……何というか。
これを残すというのは、中々に……だな。
[一応、日々の雑記のようなものは残しているし、何かあればその記録は残している。
いずれはそれを纏めて、書物の体裁にしなければならないわけだが]
……積み重ねて繋げて行く、か。
[それは先に何を残すのか、と。
ふと、そんな事を考えながら、司書は小さく息を吐いた。*]
― 図書館 ―
[黙々と記録書のページをめくり、今回の件とは関わりないけれど気になる所に栞を挟む。
そんな事を繰り返していたら、扉が開いた]
……おや。
[また急ぎで資料が必要なのか、と。
上げた視線の先に立つ姿と仔猫の声>>104に、緩く瞬いた]
どうした、疲れているように見えるが……。
休んでいくのは構いはしないが……ああ、私も一度休憩しようと思った所だから、茶でも飲むか?
香草茶で良ければ、だが。
[そんな問いを投げかけながら、立ち上がる。
椅子が必要ならば、閲覧席から持ってこい、というのは常の事なので特に口に出す事はしない。*]
― 図書館 ―
[香草茶の準備をしながら、起きた出来事>>109を聞く。
知らぬ事態に対する不安が、どうやら思わぬ事態を引き起こしたらしい、と理解すると、司書は小さく息を吐いた]
それは……なんというか。
[何とも言い難いものを感じながら、すっきりとした香りを漂わせるお茶の入ったカップを手渡して]
今の所、過去にこんな事態が起きた……という記録は見つけていない。
つまりは、『全く誰も知らない出来事』に、今、私たちは接している可能性が高いわけだな。
故に、どうしていいかわからなくなって……というところなのかな。
私には今一つ、ピンとこないのだけれど。
……難しいものだね、心というのは。
それがあるからこそ、私たちは私たちなのだろうけれど。
それが、思わぬ痛みを齎してしまう事もある、か。
……災難、の一言では済まされぬ事態だろうが……君も、大変だったな。
[己もそういう事態を引き起こしかねない……という処への自覚は薄いまま、こんな言葉を投げかけて]
ま、今はここに来る者もそう多くはないだろうから、ゆっくりしていくといい。
色々落ち着いたら、クララの所へ行くといいよ……そんな事があった後なら、あの子も落ち着くのに時がほしいだろうしね。
[君もそう思うだろう? と。
仔猫に同意を求めながら告げる声音は、穏やかなもの。*]
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うむ。
当初の無気力系から、いつもののんびり系にシフトしている気がする。
ところで私、性別確定させてないんだけど。
このままどちらでもない、で行ってもいい気がしてならない(
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