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[そう。
今日試験が全て終わった後――
教官飲み会なのである。遠駆け組が例年通り遅くなるだろう、とは思ったが、試験待ちの候補生がたくさん出ることはまこと喜ばしくない]
おまかせください。
30分で何とかしましょう。……いえいえ、あのキマイラ以外にもサンプルは入手しておりますので、繋ぎかえと応用で何とでもなります。
予備のもう1部屋の方のセッティングをおまかせします。
すぐさま幻影のサンプルを用意してゆきますので。
[そうして――
科学技術を
こうして、だいたい同じ恐怖心を植えつける咆哮を持つ合成獣キマイラと――
主に寮生にとって悪夢にしかならない
ええ、去年までの巨大動物たちの幻影を組み合わせて作成しました。
ああ、アヴェ君(最初の同級生)は……ええ、昔の科器応用の授業で、撮影したのをそのまま。まあ、尻尾ですからそれほど影響しないでしょう。
[ぶーんぶーんしっぽを振って甘えてくるモードにしていると、アヴェの声が「やややややらないか」になってしまっていた]
[こうして――学生の心配事――攻撃前に精神的ダメージが入る何か、が、立派な恐怖心を煽るキマイラ軍団に仲間入りしたのだった]
― キマイラさん準備中 ―
[よい子モードの時に、幻影の首に、ちゃんと取れる用リボンをまいてさしあげる]
[まさかその地下室の姿を目撃されているとは知らずに…>>199 ]
え、リボンが足らない?
ああ、でも… わかりました。じゃあ、これで。
[サイズ的にもここしかないな、ということで。
首輪が尻尾のアヴェ頭につくことになった。]
それでは、私はこれで。
また後ほど――
[と、地下室の階段を上って出ようとしたが――はたして、覗きにきていた学生諸君は見つからずに逃げられただろうか]
― ご近所さんとのお付き合い ―
[家族もなく、ただ独り下宿宿で、清貧慎ましい生活をしていれば。
周囲にそれとなく助けられていると実感することも多い。
庇護の下、暮らしていた時には感じられないことであり――]
グレートヒェン。
君だけの為じゃない。私の為なんだ。
説明するのは難しいんだが…。
[帰る方向が一緒なら、送っていくと申し出て。
気を使ってくれなくてもいいのに、と零された時。
そう彼女に困った顔で笑って]
君のお父さんお母さんには、お世話になっているし…。
[料理を作りすぎたから、もらったから、とノトカーが下宿に差し入れを持ってきてくれるのは実にありがたい。
購買のお世話になれない程度に、切り詰めて生活をしていたからなおのこと、である]
こーんなむきむきマッスルな同級生や先輩、私を置き去りにしてどんどん大きくなっていく後輩たちよりも、君と話をするほうが、気楽だしな。何より、頭をあげなくても済む。
[アヴェくんらのことが脳裏をよぎった]
うまくいえないが…
私が、今、こうやってしゃべっている時間は。
[石壁を染め上げる斜光。
伸びる赤を失った建物の影。青い影に隠れ、人の影は見えない]
誰かが生きられなかった時間なんだ。
[でも、カサンドラは。グレートヒェンと、自分以外の誰かに向かっても、言葉を選んで口を紡ぐ]
その誰か、は、とてもシンセツで、お人よしだったから。
[その遠慮ない甘え、望みに笑う。
彼女は茶化したつもりだったが、答えるカサンドラはおおまじめだった]
それは、科器を使えば可能だ。
少し時間をくれないか?
面白そうだしな。
[こうして後日。
在籍中に鋼材を入手し、グレートヒェンの車椅子を改造して、サスペンション機構を搭載し、お尻がいたくない程度にぼこぼこ道や石畳に強くしたのであった]
[何で、軍人になりたいの?
科学者になればいいよ!と無邪気に言われて、苦く笑う]
女性の学問の道は、険しくてな。
士官学校くらいだ。安価で学問を学べるところは。
[そして、別れは突然に――
言葉もないまま、病気で追い出されるまま、この街を去ることになった*]
[このパタパタという音は、複数人数がいそいそと階段をかけのぼる音か…]
さすが、よくやるな。
候補生たちにあのキマイラが筒抜けになるとは…。
[試験担当教官に、学生ののぞきについていちおう耳に通しておくも…]
はあ、でしたらこのままで。
[キマイラという相手を探るのもまたテストの受け方の一つだ、といわれたら特に反論もない]
[そして、試験の開始の時間は刻々と近づいてゆき…]
― 実技試験/きけんな部屋 ―
[何部屋かある地下室それぞれに教官がついて試験を行う形式となっている。
カサンドラの担当は、急ごしらえのキマイラだった。
もしも何か問題があった場合、すぐに停止・修復・再起動がかけられる配置、というやつである]
[カサンドラは割と幻は幻とわりきっているので、ご立派な魔物たちに咆え立てられても「ああ、ああ、ヴァーチャルですし」で済んでいる。このもふもふにアヴェ君をたしたそれも、同じ扱いである。
男性教官らはヤバさを感じ、じゃんけんに負けた教官に採点を任せたのであった]
『次』
[前の組の採点の筆記を済ませた後、次の組を呼ぶ。
人数の集まり方に、一番最初の項目「グループつくり」に成功していると見てとれる]
『全員整列、学年と名前を言え!』
[採点担当教官の号令のもと、試験が進む。
一通りの説明が終えた後――]
>>277
ベリアン。
[たしかに眼鏡は邪魔かろう。割れば高くつく。
それも一つの判断だ、と頷いて]
わかった。預かろう。
試験後返すが、なるべく自分の足で取りにきてくれ。
[声に笑みの成分が欠片もありゃしないのは、すでに今までの受験者で、自分の足で取りにこれないくらいに悲惨な目にあった学生の存在を示唆していた。
たとえ幻でも、目で見た映像を本物だと「脳」が思い込めば、歩けない程度のダメージを負う。つまりそういうことだ。南無]
[本来ならば鉱石などを採取するのに使用する細長いケースの中に、ベリアンの眼鏡を入れて、自らは地下室の奥へと下がった。
学生の戦いの邪魔や流れ攻撃に対処できる自信がまるでないからであった]
アヴェ君、頼んだぞ。
[魔獣の後ろにまわる、ということはすなわちそういうことである。
ニヒルに笑いを浮かべる彼に、ウインクした]
― 試験開始前 ―
>>336
カレル。おはよう。
[元気いっぱいの挨拶は気持ちのよいものである。
自然と笑顔となるのは、カレルの採点結果が反映されているからかもしれない]
― 試験開始前 ―
>>336
カレル。おはよう。
[元気いっぱいの挨拶は気持ちのよいものである。
自然と笑顔となるのは、カレルの採点結果が反映されているからかもしれない]
『それでは説明に入る。
この地下室に解き放つキマイラの幻影の首から、チーム人数分のリボンを取れば合格である。
時間制限は30分。リボンを取らずに今諸君らが並んでいる白線から下がったものは失格となる。
なお、キマイラは白線よりもそちら側には入らぬようになっている。
途中体調が悪くなったり怪我をしたものは白線から速やかに下がるように』
武器や道具は何を使用してもらってもかまわない。
火器も魔器もあるが、弾数も効果も制限している。
火器は閃光弾と、音撃弾。 魔弾は粘着弾だ。
それでは皆、気をつけて……
>>349
と、ベリアン?
『ふむ、その心意気やよし!』
ええ、準備は出来ます。
隣部屋が休憩入りましたから、ちょっと連れてきますね。
[5分後。
恐ろしいクリーチャー以外にも、普通のリアリティあふれる獅子、馬、蛇などがミックスされた合成獣の幻が室内に出現する。
その数{4}匹。
必ず生徒を攻撃する、という風に設定されているわけではなく、奥で丸まって寝ている奴もいた]
『ふはは! その提案を後悔させてやろう! 存分に幻獣の恐怖をとくと味わえ!』
[あちゃー、とカサンドラは隅っこで頭をかかえた]
皆、気をつけて。
[こうして、キマイラ5連星が誕生したのだった。
咆哮する奴もいれば、もう最初からやる気なく寝ている子もいるが]
/*
ふおう、ベリアン、カサンドラ指名してきたからきっとアヴェキメラたたかいたかったんだと思ったがそうじゃなかったのだねごめんね
― キマイラ戦 ノトカーチーム ―
[彼らが入ってきたとき、察した。
覗きにきたのは彼らだなー、というのを。
そのくらい装備品が整いすぎていた>>397]
いや、候補生の情報網も侮れんといっても……な
[>>397
「もう1本、立派なものが腰にあるじゃねえか」とか三刀流につっこむアヴェくんの幻が本人ぽすぎて嫌の領域に突入しつつあった]
[これまでの戦いで、どうも自己学習しているようだ]
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