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銀雪豹 ウルズ は、刃隠術 アイリ を支配した。
銀雪豹 ウルズは、刃隠術 アイリ を投票先に選びました。
─ 回想 ─
[その日も私は何時ものように店に品を収めに来ていた。
私が作る小物は雪の結晶をモチーフにしたものが多い為か、義兄達の仕入れも同じような柄が増えてきていて。
たまに、私が刺繍を施したりも出来るようなシンプルな布製品なども仕入れてくれるようになっていた。
その棚を見ながら義姉と他愛ない話をしていたら、ふと、先程から広くもない店内を何度も行ったり来たりしている>>14女性に気がついて。
義姉にお勧めを聞いてきたその顔があまりに困っているものだから、差し出がましいと思いつつ私も横から話しかけた]
あの…お勧めって、色々ありますけど。
ご自分でお使いになります?違う?
それなら贈りものですよね…どんな方にお贈りするのか軽く教えて頂けます?
[どれが良いか分からないという彼女に一つ一つ確認していくと、同じ表通りに店を構えている店主への贈り物と分かり。
どんな人かを知っている義姉が、これなら似合うだろうという品を幾つか出していって]
─ 回想 ─
『こちらは色こそ真っ白ですけれど、汚れに強い生地で出来ていますのでお店で使ってもらって大丈夫ですよ。
このバンダナも同じ生地ですので揃いで贈られてはいかがでしょう。』
えっと…こちらのエプロンは無地ですけれど、右の胸元と裾のラインに刺繍が入っていますから地味過ぎる事は無いと思います。
使うにつれて糸が違う風合いを出してくるので、遊び心もありますし。
でも、お客様がこれをあげたいと思ったものを選んで頂けたら、良いと思います、よ。
[義姉の説明に合わせて、自分なりの補足を加えて勧めはしたものの。
一番喜ばれるのは彼女の気持ちが籠ったものだろうと思い言った言葉は、義姉からも同意の頷きを得た。
結局義姉が出した組み合わせを選んで買って行ってくれた彼女とはあれきり会ったことは無いけれど。
喜んでもらえていたら良いな、とは今でも時折思い返すこと*]
─ スラム街・路地 ─
……貴女は、どうするつもりで此処に来た?
戦うつもりなら、受けるのは構わない、けれど…
[こちらも戦意は見せぬまま、ちらり、周囲に視線を向ける]
─ スラム街・路地 ─
場所を移動させてくれないかしら。
此処だと、周りを壊してしまいかねないから。
…此処に住んでいる人達を、困らせたくないの。
ここから南に行った所に廃れた寺院があるから、そこでどう?
[スラム全体を封じた結界がどこまでのものか分からない。
出来る限り被害を増やしたくないとの思いの申し出は、受け入れられたならその場所まで移動して。
そうでなければ、この場で彼女と言葉と─それ以上のものも交わす事になるだろう**]
─ スラム街・路地 ─
……そう。
なら、仕方ないわね。
[その答えに、微かな嘆息を落としたのは、ほんの刹那。
月を模ったような金属の輪をこちらに向ける彼女が紡ぐ声。
それを聞きながら女が取った行動は、実に単純なものだった*]
[眼前、少女の姿が目の前から消え失せる。
似た様なことを彼女と遭遇する前にディークに見せられていたからか、動揺は少なく済んだ。
戦意の無かった彼はこの場から離れただけだったが、>>29少女の言葉からしてそれは無い。
ならば、と女が取った行動は、ただ前に跳ぶこと]
───…ふっ!
[たん、と。
乾いた音を一つ立てた助走も無いままのその跳躍は、それでも>>*55背後に現れたはずの少女の一閃から容易に逃れることが出来るだけの速さと距離を容易に稼いだ。
地に着いた足で更に上へと跳び上がると、尻尾が弧を描いて方向を変え、近場の屋根に飛び乗って]
勘違いしているようだから言っておくけれど。
私にとっては、ここの方が戦いやすいのよ?
[今見せた通り、素の跳躍だけこの程度の高さの屋根に飛び乗るなど容易。
わざわざ狭い路地に留まって戦うつもりなど毛頭ない。
むしろ足場になる屋根が連なっているこの場には利しか無いのだと、苦笑しながら首を傾げた後。
まだ人のままだった両腕を獣のそれへと変化させながら、少女へ向かい跳びかかった*]
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