情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
― キサン ―
本当なら仕上げた状態で使ってやりてぇんだがな。
お前に合うってなら、そのままくれてやっても良いぜ。
[そもそも依頼主が不在となってしまった武器。
仕上げたところでそれを求める者が現れるかも分からない。
それならば未完成でも使える者に使ってもらった方が良い。
素振りをして具合を確かめるのを眺めてから、戻ろうとするゲオルグ>>44に]
頼りにしてんぜ。
[そう告げて見送った]
[保存場所から持ち出した予備の戦槌はクレステッド>>39の手に渡る]
あぁ、必ず頼むぜ。
[欠けることなくと言う意味も込めて返し、工房を見たいと言うなら気の済むまで見学させた]
[工房を出て準備の完了や相手の出方を待ちつつ、他の者達の様子を見遣る。
キサン出身の騎士らは勝手知ったる様子で町の外を偵察。
状況を確認しチャールズやクレステッドへと伝えに来る]
現れたようだな。
だがもう少し向こうに引き付けさせる必要があるか。
[敵陣に動きがあった>>36と言うのは皆にも伝わるはず。
機を待つと言ったクレステッド>>41の言葉通り、挟撃が可能となる時機を待った]
― キサン ―
[仕掛ける準備は整い、敵も動き出し、後は時機を待つだけとなった時。
緊張の面持ちをしている宿屋の跡取りを見つけて、その肩をぽんと叩いた]
そう固くなるな。
やることは昨日と一緒だぜ。
[敵陣へ突っ込むことにはなるが、その後は昨日と同じく異形共を蹴散らすだけのこと。
そう告げてやると、真一文字だった唇は笑みへと変化し、力強い頷きが返って来た]
[やがて、機は満ち。
瞑想していたクレステッドが鋭く声を上げる>>61]
おぅよ!
[先んじて風となるクレステッドに続き、チャールズもまた馬の腹を蹴った。
騎乗する者が先行し、徒歩の者が後に続く。
その中には丸太で繋がれた馬や、荷台を引く馬>>58も混じっていた]
― 西門付近 ―
[高らかに上がる土埃と音は、西門に誘い込まれた妖術師の軍団目掛け突っ込んでいく。
馬上で戦槌の柄を握ったチャールズは、異形を追い越し様に戦槌を振り下ろした]
ふんっ!!
[振り子のように右の馬腹を通っていく戦槌が大型の異形の横っ面を殴りつける。
右手に返る衝撃は強く、異形が戦槌の一撃を耐えたことを察した]
───硬いな。
昨日より手強いぞ。
[昨日妖術師が吐き捨てた台詞は強ち嘘でも無さそうだ。
ち、と短く舌打ちしながら、敵陣を駆ける間に戦槌での攻撃を繰り返す。
小物であれば吹き飛んでいく時もあるが、大型のものは総じて一撃に耐えていた。
ならば何度も叩くのみ、と馬首を返して再び敵陣の中を駆ける**]
/*
[リアルで左腕ががが、な状態]
[※林檎もぎでした]
時間なさそうだし左腕乗っ取りは端折るかね。
やれないことはないが、突っぱねる方法がいたい方法しか思いつかなくてあれでそれ(
[投石器が敵軍の動きを乱し、丸太で繋がれた軍馬が異形共を巻き込み駆け抜けて行く。
妖術師を挟撃せんと馬を駆るカスパルとクレステッドに気付けば、それに追い縋らんとする異形を叩き潰すために戦槌を振り抜いた]
ッ、
[異形を打ち払うことは成功するものの、手綱を握る左腕の違和感が徐々に強まってくる。
重だるいような、動きが鈍くなるような感覚。
敵陣へと駆け込んでから特に酷くなったように思う。
動きが鈍るチャールズを見て、妖術師が嫌味な笑みを浮かべたことには気付かなかった]
[密やかに進む報復が完成するよりも前に、妖術師は追い詰められてこれまでにない大きさの異形を呼び出したようで>>85。
毒を含んだ鞭に接近が困難となる]
拙いな。
セーファに解毒の準備をするよう伝えて来い。
倒れた奴もなるべく早く下げるんだ。
[傍に居た者にそう伝え、伝令に走らせた]
先ずは武器だな。
[射撃指示を出すカスパル>>87に倣い、大型の異形に矢の雨が降り注ぐ。
遮蔽として荷車も設置され、軍馬を降りながらチャールズもまたその傍へと向かった]
カスパル殿、盾は必要かね。
[盾らしきものを持たぬチャールズがそう提案する。
武器を奪うために自らで引き付けんと言う意図は察せられようか*]
[足に難のある自分では機動力に劣るため、引き付ける役へ回った方が良いだろうと思っての提案。
案の定、カスパルには驚かれた>>106ようだが、その表情が緩んでの言葉に今度はチャールズが驚いた]
……はは、そうか。
引き受けた、任せろ。
[騎士と変わりない、と。
その言葉が静かに胸に沁み込んだ]
[イモリ似の異形にはイェンスも向かっていた。
射撃が途絶えたのを見計らい、チャールズは異形の前へと躍り出る]
───来い、受けてやる。
[戦槌の長い柄の端と半ばを両手で持ち、異形を睨み上げながら接近して行く。
ぶん、と振り回される鞭の軌道を読みながら、時に戦槌を打ち合わせるようにしてその攻撃を凌いだ]
[幾度目かの打ち合いで一定の距離まで近付いた時、異形が鞭を大きく振り上げチャールズへと叩き付けて来た]
おおぉおおおぉお!!
[それに合わせ、左側へと槌頭を流した状態で地面から持ち上げるように振り上げる。
己が身に鞭がぶつかる直前、戦槌の柄に鞭を巻きつけながら右へと振り抜き、そのままの勢いで地面を叩き付けた。
直ぐに引き戻されないように戦槌の柄を異形から離すように引き、鞭をピンと張る]
[鞭を介しての力比べが始まった頃、カスパルが馬を駆りイモリ似の異形へ迫る>>119のを見た。
あわやと言うところを躱し、両足の間を抜けて行く。
抜け様の一撃がどうなったかはここからでは確認出来なかった]
───ぬぅっ!
[異形が抜けて行ったカスパルを追わんと身動いだことで鞭を強く引かれる。
力負けしそうになり、戦槌の柄が傾いだ]
ッ、ならば……っ!
[これ以上の維持は難しいと判断し、わざと、鞭が捲きついた戦槌を異形側へと振り上げた。
均衡が崩れたことでカスパルの方へ振り返ろうとしていた異形が鑪を踏む。
絡みついた鞭を奪い取ろうと、振り上げた戦槌は後方へ]
、 今だ!!
[露払いをしてくれていたイェンス>>116へと声を投げた*]
/*
イモリを相手にしてるのが農作業で色々しんでる2人だな。
左腕休めながらなのでどうにもログ書くのが遅くなる。
あと寝そう(寝ろ
[戦槌で絡めとった鞭を再び後方へと引くことで、イモリ似の異形から武器を奪い取る。
それと前後して跳躍するイェンスの姿>>133。
大剣を叩き付けられた異形が地響きと共に地面へと倒れ、その姿を戻していった]
お見事!
[打ち倒したイェンスへ短く賞賛を送る]
[それも束の間のこと]
───!?
[異形から引き剥がした毒棘の鞭が、突然うねりチャールズ目掛け大きく撓った。
戦槌での迎撃は無理と悟ったチャールズは、左肩にかけていた短弓を左手へと滑り落として、鞭を振り払うべく左へと一閃する。
振り払うことは成功したものの、動きの鈍っていた左腕では僅かにタイミングがずれ、毒棘が腕を掠めてしまった]
しまっ……!
[直後、左腕を苛む熱と痛みに膝を崩す。
意識が持つ内に右肩へと回しかけていた矢筒のベルトを左腕の心臓側へと当て、ぐるりと捻ることで毒が回るのを堰き止めた。
弾いた鞭もまた、魚から変化したものだったらしく、地面の上で毒オコゼへと戻りぴちぴちともがいている]
……あぁ、そうだな。
また、武器を作れるようにしとかんと、叱られちまう。
[駆け寄ってきたイェンス>>148に返しながら、立ち上がろうと足に力を込める。
右手で戦槌の柄を握り、支えにして立ち上がったが、足、特に左足が覚束無かった]
…左腕がな、昨日の縛の影響が残ってるらしい。
もしかしたら何か呪いでもかけられていたかもしれん。
[敵陣の中、どんどん鈍くなっていった左腕を無理矢理動かしていた。
違和感が抜けずにいたのは歳で治りが悪くなっていたせいと、最初こそ思ったのだが、そうではないらしい。
誤魔化そうと歳を引き合いに出したがイェンスの指摘で原因を素直に話す]
すまんな、頼む。
[フランツの言葉>>153にも素直に受け、後方へ下がることを受け入れる。
妖術師の方を、と粘らなかったのは、あちらへと向かったクレステッドとカスパルが仕留めてくれると信ずるが故。
それが現実となったというのは、異形が元の姿へと次々に戻っていることが証明していた*]
術師が倒れれば呪いも解けるとは思うんだが……念には念を入れておくとしよう。
[お浄めも、との勧め>>157にも是を返し、本命は心配要らない、との言葉>>158にも頷きを返す。
あいつ、と称する言葉には、信だけではない想いが込められているように感じた]
― セーファ ―
[戻る途中で馬を借り、歩くよりはフランツの護衛を頼りにしながら一足早くセーファへと戻る。
伝令により待機していた医者が左腕を見るなりじと目になったのは、以前より知る相手が故]
「年甲斐もなく無茶しやがったな?」
そう言うな、武器が勝手に動くなんざ普通思わねぇだろ。
[不可抗力だ、と言い返しながら、下りろと言われて下馬し、先ずは解毒治療を受ける]
「奥方が生きてたら、はっ倒されてたんじゃねぇか」
違いねぇ。
………痛ぇぞ。
[軽口の応酬と平行しての治療はわざと痛みを伴う方法で行われた。
ちったぁ反省しろ、と言う想いが込められているのは分かっていたが、知らんふりしておいた]
[解毒の治療が終われば、今度は浄めを施してもらう。
左腕に残る痣は濃く、何度か浄めを行った方が良いと告げられた]
しばらくは通いか。
[放置したのは自分だからと浄めのために通うことを受け入れる。
解毒したとは言え、毒の影響で左腕はしばらく使うことが出来ない。
久々に快癒祈願も必要か、と清鐘響く中で聖殿を見上げた**]
武器職人 チャールズが「時間を進める」を選択しました
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