情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
っと。
そんな事はさせないよ。
思ったよりも探すの時間かかっちゃったし。
―――このままミッション3を遂行しようか。
[その手を掴み、力を駆使て地面に座り込もうか。
まだ信じられないという子猫に首を傾げながら。]
そんな事はあるだろう?
見知らぬ影におびえながら感じてたのは誰だ?
俺の手に触れて達したのは誰だ…?
[嗚呼子猫だよな、己は全て見ている。]
川に全裸で入って、悶えていたのは誰だ?
―――小魚にでも刺激されたか?
[小魚さえが憎らしく思う。]
気持ちよかったんだろう?
ただ罰ゲームと称して、ミッション3を発表しよう。
――俺のテクに感じるなよ?
焦らしプレイをしてやる、素直に欲しいと言ったらお前の負けだ。
我慢できるかな?
[拒否権はない。
そうキッパリ言い払えば服の中へと手を滑り込ませて、
腹周りをさわさわと撫でる。]
嗚呼、ここ確か感じてたんだっけ?
[指を滑らせるは胸の突起部位。
軽く弾く様に動かし、刺激を与えてやる。
必死に声を抑える姿をみるだけで、屹立に熱が集中し、
当たり前の様に子猫の臀部を押し上げる様に反応をしていた。**]
[自分の思考など簡単に読まれていたようで、腕を掴まれ、手にしていた粗末な武器は地面に落とされてしまう。
地面に座りこんだ彼に従わされるように自分も強引にねじ伏せられて、続く彼の言葉にかぁっと闇の中でもわかるくらい、赤くなった]
それは―――っちがう、違う違う…っ!
な………全部見てたのかよ……っ
悶えてなんて、ない……っ
そんなの、貴方の見間違いだ……
[発表された罰ゲーム…ミッション3に目を見開く]
離せ、放せよっ!やだ……ぃやだぁっ!!
こんなのミッションなんかじゃない……っ
俺は、貴方のおもちゃじゃない…っ
[そんなことに我慢なんて……できるわけない。
きっと自分は陥落してしまう。たったあれだけの時間、あれだけのことで簡単に達してしまったのだ。
もう既に、この手に触れられることを期待している躯がいる。
この男の目的がわからない。
なんで、こんなことをしているのだろうか。それも念入りに最初のミッションの時から。
男としてのプライド、兵士としてのプライド、全てを打ち砕いて、自分の心を折らせるのが目的なのだろうか。
これが本当に空挺部隊に入るためのテストというなら―――自分はきっと失格だ。落第の印を彼に押されてしまう未来は目に見えている]
ひぃ……っ
[彼が胸の飾りをいじると、思わず漏れる鼻に抜ける息。それを喉の奥で殺し、必死に意識をそこから逸らす。
しかし、尻たぶを持ち上げるように押し付けられる男のソレには、純粋に悲鳴をあげていた。
―――犯される……っ?
怖い、怖い………。
好きでもない相手に、こんなことされて感じてしまう自分も怖い。
これからどうなってしまうのだろう]
嘘つき……っ 嘘つき……ぃ…。
上司だからって全ての命令に従わなくていいって……言ってくれたのに……
[信じてたのに―――。
あの時、放してくれた手と、笑顔を信じてたのに……。
高ぶる躯と感情を抑えることもできず、子供のように涙を流していた*]
教官が訓練生を見守るのは当たり前だろう?
[当然の様に暴れ抵抗する子猫。
あぁ玩具じゃない…子猫は子猫だ。
俺の届く範囲に置いておく、愛おしい子猫だ。]
嘘つき…?
嫌なら全力で俺を弾き飛ばせばいいだろう?
俺が拒否権がないといってもそれを覆せばいいだけだよ。
[その刹那、力を緩めようか。
まるで子供の様に泣きじゃくる子猫を見れば眉を少し下げて。]
ミッション放棄するもしないもお前次第だよカレルくん。
子供じゃないんだ、決められるだろう?
[放棄しても別に希望部隊に入れない訳じゃない、そう一言添えて。
子猫が離れていないのならその身体を離してあげよう。]
ミッション2の罰ゲームは既に‘終わった’事だし。
放棄したかったらすればいい。
[ミッション2の罰ゲーム。
暗闇に潜んでいた招待をバラす事。そのまま正体を知らなければ彼は幸せだったのかもしれない。
いわば精神訓練も入っている事には到底気づけないだろう。]
俺がただ欲求不満で手を出したと思うなよ?
あとは自分で考えろ。
よく考えた後に宿舎に戻ってくるといい、コンパスはあるだろう?
[其れだけ告げればこの場を去ろう。
どんな答えを出すも彼次第。
精神が脆いのはなんとかしなければいけないが、まぁちょっと刺激が強すぎたか。
それでも口許を緩めながらその場を後にした。*]
空挺部隊教官 ゲオルグは、ジャニュアリー島 を投票先に選びました。
見守るだけじゃなくて……あんなことしたくせに………っ
[誰かに触れられることだって初めてだった。
初めては愛しい人との交わりでありたかった、と夢見てなにが悪かったというのか。
しかも―――愛しい相手でなくても感じる自分を知りたくなかった]
―――っ
[押さえつけられていた力を緩められ、当惑したように彼の方を見上げる。
ミッションの放棄?そんなこと、考えてもみなかった。
彼の躯がゆっくりと離れる。それは憧れの部隊の“上司”ではなく、“彼”から見捨てられるようで、そのことになぜか怯えて躯が震える。
自分は彼を本気で拒絶していただろうか……。
拒絶したかったのは何故……?
――――男に触れられて悦ぶ躯を知りたくなかったから、だけ」
………。
[彼にとっては、自分をからかうことは単なる罰ゲームで済ませられることなのだ、と思えば悲しくて。
このままミッションを受けることなく逃げ帰っても、空挺部隊への配属は変更ないと聞けば心は揺れる。
しかし、彼が捨て台詞のように言いおいていった言葉が気になって、そのまま動けずに、闇の中、木立の根元に座り込んでいた*]
― 宿舎 ―
[どれくらい森林の中に座り込んでいただろうか。
夜露がおり、じっとりと衣類を濡らす程度にはそこにいたような気がする。
重い躯を動かし機械的に動き、どうやって戻ったのかはわからない。
彼は起きたまま宿舎で自分を待っていてくれただろうか。
教官が訓練兵を見守るのは当然と言ってたくせに。
しかし、彼の行動は自分への信頼の証だと思えば、どこか嬉しい。
彼の前に立ち、装備を床に捨てるように置く。震える声で彼に告げた]
先ほどは申し訳ありませんでした。
………ミッション3を受けます。
よろしくお願いします。
[焦らしプレイをされて、欲しいと言わないように我慢する……それが自分に与えられた試練。
欲しいと言ってはいけない。
彼の躯も……心も。
敵に囚われて辱めを受けることだって将来あるかもしれない。
だから……これはその訓練なのだから。
――――好きになってはいけない。彼が自分に与えるだろう快楽も、彼自身も*]
―宿舎―
[戻ってくる事は分かっていた。
子猫の性格上、絶対放棄しない事も。
後者に確信はなかったとはいえ、今目の前には戻って震える子猫が一匹。]
……ちょっとこっち来い。
[今度は腕を引っ張る事はせず、傍に寄れと言い放ち。
子猫が震えながらやってくれば、その身体を一度抱きしめようか。]
そんな震えた声で受けれるわけないだろ馬鹿。
放棄していいっつってんのに、お前さんは何故受けようとする?
[怖かったんだろう?
嫌だったんだろう?
軽蔑したんだろう?
そんな震えた声を出してるくせに、何故受けるとその口は言うのか。
小さく息を吐き出してその身体を離す。]
ミッション内容は変えてやるから、少し待ってろ。
っつかシャワーでも浴びて来い。
――身体冷えてるから。
[この部屋に備え付けのシャワーを使えっと告げて、子猫に背を向けた。*]
[彼は怒っているのだろうか……、寄れと言われれば思わず背筋が戦いてしまう。
彼が自分を包むように抱きしめてきて、怯えたように体を固くしてしまう]
なんで、ダメ、なんですか―――?
何故って……任務、ですから。
[怖くても。イヤでも。自分は軍人だから――。
そして、本当に嫌だったのは、彼に触れられることで知らない自分を知ったことだったから。
彼にしていたのは八つ当たり。
それを自分は悟ったから。
しかし、彼はため息のような息を吐いて体を離してくる]
―――はい、了解しました。
[向けられてしまった彼の背中を見て、視線を落とし、シャワールームに足を向けた*]
―シャワールーム―
[昨日とは打って変わって、ちゃんとした設備がある、それだけで天国のように感じられる。
体に熱い湯がかかる。飛び上がりそうになるそれで、どれだけ自分の体が冷え切っていたか感じた]
(どうして―――)
[ゲオルグの考えがわからない。
ひどく冷酷で意地悪だったり、とても優しかったり。
過剰にスキンシップしてきたかと思うと突き放してきて……今も]
どんなミッション内容になるのかな……。
[翻弄されている。心を揺さぶられている。
自分はどうしたいのだろう―――*]
―――さ、てと。どうしたもんか。
[何故受けると言ったのに、それを素直に受け止めなかったのか。
自分でも分からないが、あんなに素直に泣かれたらヤるもんも出来なくなる。
ミッション3はもうスルーしてしまおうか。
懐から出した煙草に火をつけ吹かしながらそんな事を考える。
一気に何か冷めてしまったのが何故なのか分からない。
泣かせたことを後悔しているんだろうか。
ジュ、と煙草の火を己が掌で消し、眉間に皺を寄せる。
聞こえてくるシャワーの音が、凄く遠く感じる。
すくっと立ち上がれば窓際にある大きな椅子へと腰を掛ける。
暫くすれば身体を温めた子猫が戻ってきたか。]
おう、確り温まったか?
ミッション3、尋問訓練は…まぁ俺尋問ってぶっちゃけ苦手なんだけど。
尋問の対処はな、尋問に尋問で返してやんだよ。
そうだなぁ例えば…
「前に進んで、順番を変えた方がいいと思わない?」
これは誘導尋問。
これに対しては「順番を変えた方がいい」と返すのは誘導尋問に従ってる。
「順番を変えなくていいと思うけど、なんで変えた方がいいと思う?」
こう尋問を返せばいい。
大体はな、誘導尋問して何でもかんでも聞き出してくんだよ。
言葉巧みに、或いは身体や道具を使って。
[さて顔色も変えずにべらべらと喋る。
まるで学生の授業の様に、いつもの笑みをも忘れて。]
―――如何した?ちゃんと聞いてるか?
[突然の全く違う内容に驚愕しているであろう子猫に首を傾げる。
互いの位置は先程とは全然違うぐらいに離れている。
己が近づかなければ、もう子猫が泣く事はないだろう?*]
[濡れた体を拭くのももそこそこに、彼の元に戻れば、彼はいきなり態度を変えて。
尋問の対処の仕方と言われても、戸惑ってしまう。
ミッション3は元々尋問訓練だったのか、と話をきいて納得はするが、あまりにも彼が最初にしていたものと、今の講義はかけ離れすぎているではないか]
は、はい―――聞いてます。
[聞いている、けど………。
不自然なまでに離れた体。
彼のよそよそしい態度。
やはり、彼を怒らせたのだと思うと、心が痛んで。
どうしたら、許してもらえるのだろうか―――。
そう考えていれば、堪えていても涙を堪えるかのように顔が歪み、そうならないように唇を噛んだ*]
――…また泣きそうな顔、してるな。
如何した?
[パタン、と開いていた本を閉じれば子猫に視線をあわせようか。
険しかった顔はいつものにこりとした笑みへ。
首を傾げながら少し苦笑を浮かべて。
近づこうと思えど、身体は動かぬ方がと信号を与え、そのまま椅子越しから。]
もう夜も深い、今日は寝ておくか?
一応話は聞いた、ということでクリアにはなるんだが。
あ、あと――唇を噛みしめると、噛んじまうぞ?
[痛いだろ?なんて小さく笑って。
その場に立てば背を伸ばした。*]
[はっと気づいて無意識に噛んでいた唇の力を緩める。
そして、昨日彼は徹夜していたことを思い出す。
彼がミッション2の間に仮眠をとっていたことなど知るよしもなく、彼を寝かせてあげないと、と思い至る。
それに自分もひどく疲れていて―――
でも―――]
誘導尋問で、なんでもかんでも聞き出せるんですか…?
言葉巧みに……身体や道具を遣って…‥。
聞いてるだけじゃわかりません。
実地で、教えてください。
―――聞き出してくれませんか?
俺の本音を……。
俺にもわからなくなってる、俺の本音を。俺から―――
ゲオルグさん、お願い………。
[それこそ、誘導かもしれない。必死になって彼にすがるようにして。
彼が触れてくれないなら自分の方から手を伸ばし。
立てば自分より目線が上の彼に、風呂上りの濡れ髪を押し付けるように抱きついた*]
その話に乗っちまえばなんでも聞き出せるだろう。
言葉巧みな奴が一番厄介だよ。
道具や身体なんて所詮は二の次でしかないからな。
……嫌だって泣いていた奴がよく喚く。
[伸ばされる手、濡れている髪が己の服を濡らし暖かい温もりに包まれる。
すでに誘導尋問に掛かっているなんて子猫は知るわけもないだろう。
その身体を横抱きに抱き寄せた後、部屋の明かりを消しイスへと座り、己に背を向かせる形で間に座らせよう。
鼻腔を掠める風呂上がりの匂いが、己が欲求を湧きだたせる。]
――俺の質問に答えられたらご褒美をやる。
答えられないなら自分を苦しめるだけだよ子猫ちゃん?
[包み込むように抱きしめて、薄暗い中、横にある窓の外からの薄暗い明かりだけが二人を照らそう。
耳を軽く甘噛みし、片手は服の上から太腿を撫でようか。]
なぁに簡単な質問さ。
子猫ちゃんはどこの部隊に入りたいの?
[ゆっくりと撫で、甘い言葉を耳へと誘い込もう。
最初は簡単な質問。
答えを迷うことなく言えるだろう。
その口から答えが聞ければ服の中に手を入れ、腹周りを優しく撫でて。
頬へと口付けをして。]
じゃあ、俺が暗い中襲ったのに、感じただろ?
――如何して感じた? 得体のしれない奴に、簡単にイかされただろ?
[違くないよな?そう告げる様に、已然手は腹部を撫で肌を滑らせるのみ。
簡単な質問しかしないさ。
質問に答えられたらしっかりイイ事をしてあげる。
でも忘れるな。
これは訓練で、欲しいと言ったら負けだよ―ー?*]
[答えられない質問だったらどうするのだろう。
そう考えながら彼の手が自分の躯の表面を這い回るのを感じて。
少しずつ息を乱し、彼が自分を後ろから抱きしめながら耳を優しく噛むのにびくん、と背筋を反らした]
俺……は、空挺部隊に…入りたいです。
[ずっと昔から憧れていたエリート部隊。
技術だけでなく、精神力の高さでもずば抜けている人たちだけが選ばれて入ることが許される。
それに自分が一員と加われることを知って、どれだけ嬉しかったか、自分が誇り高かったか。
答えと同時に彼の手が服の中に入ってきて、へその周りを撫で回す。
……まるで麻薬のように彼の指は自分の思考を溶かす。]
わからない………です。
怖かった…すごく怖かったのに………。
[あの時より光は少ないとはいえ、今はあの時のほぼ再現で。
それを思い出すと、思わず躯を固くしてしまう。
何をされるかわからなくて、なのに彼の手が、自分をイかせる目的に動いているのが分かったら―――感じてしまって。
追い詰められて、犯される、そのことを期待していたというのだろうか。
それと―――]
―――ゲオルグさんが、上手すぎだったから………、
[これは絶対理由の一つだろう。*]
俺が上手い、か……さぁそれは如何なんだかな。
やたら素直に話すじゃねーか。
じゃあ、此処からお前は如何されたい――?
[犯されたいのか、気持ちよくされたいのか。
身体が固くなっているのを感じればちゅっと首筋へと口付けを落として。
欲しい、というなら与えてやろう。
ミッションへと集中して言わぬのなら焦らしてやろう。
正直、ミッションなんてもうどうでもよかった。
本当はこの身体を抱きたくて、抱けなくて。
情けないなって思いながら口許を緩めた。**]
………素直ですか?
どうされたいかなんて………
[考えてもわからない。
男同士の情交は知識はあっても未経験だから、思考が回らなくて。
首筋に口付けられて、驚きにますます体を縮こまらせる]
触れてほしい、って言うのはルール違反、ですよね………
[もっと気持ちよくしてほしい。
訳がわからなくなるくらい、追い詰められる快感が欲しい。
でも、どういう答えが正解なのか。
彼の手を上からぎゅっと握り、真っ赤になったまま子供のように固く目を瞑るのが精一杯のお願いだった*]
―――ハハ、素直になってるじゃないか。
触ってほしいんだろう?
気持ちよくしてほしくないのか?
[口許を緩ませながら、手はするりと胸元までもっていき
優しい手付で突起に触れ、親指の腹で軽い刺激を与えてやる
元々、子猫にはもしかしたらMッ気があるのかもしれない。
逆の手は彼の太腿から、ゆるりと主張し始めている屹立を
布地の上から撫でて]
さて、と。
しっかり声を我慢してもらおうか?
他の部屋には教官や訓練生が寝ているかもしれないしな?
[この部屋が防音なのは言わないでおこうか。
子猫の上に来ていたものを剥ぎ取るように脱がせて裸体にさせる。
華奢で壊れそうな身体は、あの時遠目から見ていた姿と一緒だ]
で?
何処に触れてほしいんだい?
[ミッション内容なんてものを忘れさせるように
甘く刹那気な声色で子猫の耳許へと吐息を吐いた。**]
………っ
[触って欲しい、気持ちよくして欲しい。
でも、欲しいと言ったら終わってしまう。気づかれたら止められてしまう。
それが“ミッション”。
だから―――自分からねだっていいのかわからない。
彼にとってこれはミッションの一貫で、それを承知で自分が頼んだこと、だから。
熱く潤んだ瞳で彼を見つめて、戸惑うように目を逸らすのは、彼の言葉を否定したわけではなくて。
だから、彼の手に自分の手を重ねて肯定を示す]
―――はぁ…っ
[無骨な手からは想像もつかないくらい、彼の手の動きはひどく繊細。
胸の突起に触れられると、自分で触れた時とはあまりに違う刺激となる。
それ以上に布越しなのに彼が触れれば、それだけでじっとりと蜜をこぼしそうなくらい、屹立が熱を帯びるのを自覚していた]
…っ!?
[他の部屋の存在を意識させられ、慌てて口を閉じる。もしかして今までなにも考えずに上げていた淫らな声は、誰かに聞きつけられていたかもしれない。
自分が口を押さえて固まっていたら、彼の器用な手は自分をいつの間にか生まれたままの姿にしていて。
そして―――意地悪な質問を繰り返すのだ。
――欲しいからこそ、欲しがる言葉は言えないのに。]
全部に……っ
[誰にも聞こえないように、彼にだけ聞こえるように、思わず漏らしてしまった本音。
一番触れて欲しい場所は、彼が最初に自分に触れてきた箇所。
もう期待して、熱く疼いているイヤラシイところ。]
ここ―――。
[胸を太腿を撫でて、肝心なところに触ってくれない意地悪な手を自分から導いて。
熱く猛る箇所を彼に手に直に触れさせる。
そして早く……とばかりに腰を揺らした*]
ン、イイ子だ。
―――俺は素直な子は好きだぜ?
[全部と恥ずかし気に告げる子猫。
そして導かれる熱の籠る場所。
それだけで目を細め、口許が必要以上に緩んでしまう。]
カレルくん気づいてる?
すっげー腰揺れてる。
君そっちの線経験あるの?
[俺の調べた限りじゃノンケの筈。
持っていた写真からも大方推測できる。
それでも身体は素直だ。
とてもいい反応をしている。]
でも身体も素直だよカレルくん。
凄く熱い……まだちゃんと触ってないのに、もう感じているの?
[ズボンと下着も全てずり降ろし、膝の所で止める。
逃げ道を与えないために。
ふるりと反り立つ屹立は触れてほしそうに蜜を零している。]
エッチだなぁ……。
なぁ、今も‘怖い’か?
[あの時の再現をしている現状。
怖いならば明かりをつけてあげよう。
グっと根元を抑え込み、親指の腹で鈴口をぐりぐりと刺激してやりながら。*]
[エッチだ、なんて言われて、ゾクッと体が震え、むき出しになっている胸の粒がツキン、と固く凝る。
ああ、言葉で嬲られているのに、どうしてこんなに感じてしまうのだろう。
この体勢では彼の表情は見えない。
だけれど、彼の機嫌がいいのは、声の調子からなんとなくわかる]
経験なんて…っ………ないです…
[そっちどころか、女性経験だってない。
この歳になって童貞だなんて、誰にも言えることではないけれど、あの質問内容だったら男性と、とのことに限定しての質問だろうから、黙っていればバレないだろう。
体が揺れてると指摘されて気づかされて、自分はもしかして…と思えば、そんなはずはないと否定するが、あんなに強固に否定できたことが、なぜか揺らいできていて]
や……見ないで……
[彼の視線を感じる。膝まで下ろされた着衣のせいで足は開けないのに。
既に勃ち上がったものは、自分の欲望を表して――銀露にあふれて。
自分でする時は、こんなに早く濡れたことはなかった]
いえ……怖くはないです……
[だって、こうして触れている相手がもう誰か、わかっているから。
あの時は何をされるかわからない恐怖があった。
しかし、この人が自分を害する……殺すことはないだろうことはわかる。]
…ひぁ…んっ…
[吐き出したい欲求を押さえ込むかのように、根元を握りこまれ、感じる先端部分をえぐるように親指で刺激されれば、声を抑えていることをも忘れて高い声で啼いてしまった。
気持ちイィ………。
あの時みたいに、早くイきたい……
女の子のように膝をもぞもぞと、こすり合わせるようにして快感を堪える。
背筋をそらし、口から息を漏らして桃色の舌を外気に晒す。その舌は何かを求めるように――自分の唇を舐めて*]
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