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―諦めて死ぬくらいなら、這い蹲って生きた方がマシ!
わけのわからないまま、大切な友人より先に死ぬとか
私の辞書にないっ!
[目の前に振り下ろされた水筒を斬って(>>0)、大声で気を吐くアイリ。
しかし、額からは玉の様に汗を噴出し、その顔は苦痛に歪んでいた。
…剣を出すだけで、アイリの身体にも頭にも激痛が走るのだ。
その上、向かってくる相手は疲れ知らず。最初から慢心相違のアイリでは分が悪いのは火を見るよりも明らかである。]
―――くっ…このっ…!
[しかも相手もそれを理解して、アイリの体力をじわじわと奪う様に。
なるべく武器を斬られない様に攻撃してはすぐ離れてを繰り返す。
このままではアイリの体力はすぐに切れ…その時が、アイリの最期になってしまう…はずだった。
―――だが]
(―――フレデリカ?!)
[フレデリカが突如花瓶を持ちある女性の方へと殴りかかろうとする(>>1:43)。
その行為の直後、アイリを襲ってきた輩の動きが突然鈍った。
―そこからのアイリの動きは早かった。]
―――邪魔を…するなぁあああっ!!
[身体低く屈め、剣を横に前に押し出し突撃し階段を駆け下りる。
途中何人かに肩や背中を殴られ、小さく呻るアイリではあったがそれでも止まらない。]
―私の大事な友人に手を出すなっ、この能力者<<化物>>!
[そのまま一階まで駆け下り、フレデリカが狙った女性―ゾフィヤの元まで一目散に駆けていき、ゾフィヤの身体目掛けて剣を振り下ろさんと―]
(手ごたえは…あった…!)
[アイリの剣はゾフィヤの顔を―左耳を深く切り裂く事となった(>>6)。肉を斬る感触は慣れない。だが今のアイリはそういった嫌悪感より先に―]
馬鹿はどっち?!無理しちゃ駄目だって言ったのに!
[怒鳴っている相手―フレデリカを守る。その一心が何よりも優先されていた。だから、能力者を傷付ける事に躊躇いを持っていなかった。]
だったら、ここで舞台を降りなさい。
そして二度と、私達の前に姿を現さないで。
―死にたくは、ないでしょ?
[そしてアイリは、顔を傷つけられ憤慨するゾフィヤに向かって、最後通告を宣告する。
―だが、それは過ちであった。]
―――?!しまったっ!!
[今まで操っていた相手を誰も行動不能にしてこなかったツケがここで回ってきたのだ。アイリを襲っていた輩は今度はフレデリカの方へと駆け寄り、凶器をつきつけようとする。]
―――くっ…!
[そして今度は、アイリが最後通告を受ける番であった。目の前の絶望的な光景。それを目の当たりにしながら。]
(…どうする…?!考えろ、考えろ美木アイリ!
あいつの言う事を聞く?冗談、そしたら私は確実に殺される…!
それに、あいつの目…明らかに、何かおかしい…!
言う事を聞いても、何か嫌な予感しかしない…!
でも、でも…私の能力じゃ、あいつを殺す前に
フレデリカは殺される…!どうすれば、どうすれば―)
[―アイリは、剣も捨てる事も出来ず。
また、それ以外の行動も起こせず。ただ呆然と、その光景を見つめる事しか出来なかった。]
―――くっ…!
[そして今度は、アイリが最後通告を受ける番であった。目の前の絶望的な光景。それを目の当たりにしながら。]
(…どうする…?!考えろ、考えろ美木アイリ!
あいつの言う事を聞く?冗談、そしたら私は確実に殺される…!
それに、あいつの目…明らかに、何かおかしい…!
言う事を聞いても、何か嫌な予感しかしない…!
でも、でも…私の能力じゃ、あいつを殺す前に
フレデリカは殺される…!どうすれば、どうすれば―)
[―アイリは、剣も捨てる事も出来ず。
また、それ以外の行動も起こせず。ただ呆然と、その光景を見つめる事しか出来なかった。]
覆盆子の涙 アイリは、人形使い ゾフィヤ を投票先に選びました。
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