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―早朝―
[とんとん、と規則正しく奏でられる音と、鼻孔をくすぐる甘酸っぱい香り>>0に意識が浮上する。
いつの間にか床に横になっていることに苦笑しながらゆっくりと瞼を押し上げれば、金の光が目に飛び込んできた。>>1:151一瞬寝坊をしてしまったかと慌てたが、それは射し込み始めた光に反射する仲間の美しい髪で。]
リヒャルトさん?
[どうやら自分は彼と温もりを共有していたらしい。近くに感じる他者の温もりと鼓動が優しい眠りをもたらしてくれたのか。]
ありがとうございます。
[そっと礼を告げ、毛布から身を滑り出させる。リヒャルトにはしっかりと毛布をかけ直した。周りを見回せば一様に枕と毛布>>1:143が与えられていた。誰が気遣ってくださったのかは知らないけれどお礼を言わないと。
そんなことを考えながら軽く伸びをして音のすりキッチンへ。]
[そこでせっせとマーマレードを作るルートヴィヒを見かけたのなら挨拶を。毛布と枕の事を聞けば何か情報は得られただろうか。
さっと浴場で身支度を整えた後、必要ならば手伝いを。大丈夫と言われれば甘いマーマレードとカリカリのパンに合う付け合わせのサラダを盛り合わせる位はしただろう。
ローゼンハイムの所にできたマーマレードを持っていく彼を見送って、暖かくなり始めた外の空気を取り入れようと音をなるべくたてないように窓を開ける。この頃には他に起きていた人もいただろうか。
爽やかな風がリビングに吹き込んだ。
けれど、もたらされたのは不吉な言葉>>#0
頭が働かず、ただただ立ち尽くすことしかできなかった。**]
/*あ、レトさん狼の可能性あるならそっち模倣すべきだったかな。
その方がまだ村続いただろうし……
寝ぼけているとダメだね
―回想・朝食―
[カラスの言葉を聞いた後の朝食は、あまり会話ははずまなかっただろうか。少なくとも積極的に会話に参加する気は起きず、端でもそもそとマーマレードを塗ったパンを飲み込む。
昨日のローゼンハイムの言葉と今日のカラスの言葉を鵜呑みにするのなら洞穴にオオカミを閉じ込めればいいということなるが、そもそも一体誰を?
ここにはよそ者はいない。ファミルとは初対面だが嘘をついているようには見えなかった。
閉じ込める対象は彼らであり、自分もまた閉じ込められる対象だ。ぶるりと身を震わせた。
閉じ込められるのは怖くない。疑いあう事になりかねないこの状況が、大切な彼らが闇の中に閉じ込めると言う行為が酷く恐ろしい。
自分で自分の腕を抱えるように抱き込むが、寒気は収まりそうになかった。]
―回想・朝食後―
[すっかり味を感じられなくなった食事を飲み下し、後片付けへと立つ。そこで、朝聞いたことを思い出し>>5、まだ食堂にいたタクマに]
一昨日だけでなく、昨夜も毛布と枕まで有難うございました。
[そう告げれば気にすることはないと言われたか。ついでに枕は違うとも言われたかもしれない。
とにかく毛布に関しては重ねて礼を告げて、ふと、掌に滲む紅に気付いた>>6。遠慮されてもこういう傷は痛みが続くからと、半ば強引にその傷の治療をしただろう。
何故、彼がこれほど強く拳を握ったのかは明確には分からないけれど、彼は優しい人だから、多分今日のカラスの言葉によるものだろうと推察したが、特にそれに関する話を自分からはふらなかった。
枕に関しては誰が用意してくれたかを改めて聞き、彼から答えを得られなければ折々聞いただろう。消去法か、ロー・シェン>>20からリヒャルトである事に気付いたか。*]
―昼→夕方―
[レトの事は気になりつつも、自分が追えば更にこじれてしまいそうで一歩を踏み出せなかった。
そうすれば、外に出る気も今日は起きず、ロー・シェン>>24やファミル>>28と共に布団を敷いたり、日干ししたりするのを手伝った。
その後は薪を割るロー・シェンやお風呂に入ると言うファミルと別れて裏庭で気を落ち着かせるべく笛を吹き鳴らしたか。
といってもいつもの横笛ではなく葉っぱで作った笛なので響きは悪い、けれど今は素朴な音の方が聞きたかった。
一通り落ち着けばリビングへと戻る。そこにはソファで微睡むファミルがいただろうか。>>36
そのいとけない様子に緊張が緩んだ。風邪をひかないように毛布をふわりとかける。そうして、光に踊るその白金の髪を起こさないように何度か梳いただろう。
暫くの間そうしていたが、夕食をつくるべくキッチンへと立ち入った。そこには既にルートヴィヒもいたかもしれない。>>32]
/*ガチの配分が分からないよ!!3割と言うか今日何すればいいのかさっぱり。
模倣の可能性
タクマ→睡狼の可能性あり
ファミル→多分ゲルト
ルート→リヒャルト?
動きはルートタクマは村だけれど早く噛まれたい睡狼はありあり
ゲルト→さっぱり!
マレンマとローシェンは??
つまり分からん
―夕〜夜のどこか―
[枕を人数分持ってきて寝やすいように整えてくれたこと、そして、昨日は共に寝てくれたことの礼をリヒャルトに言いたかったのだが、なかなか望む姿はみえず。
せめてメモ書きでも残しておこうか、後は何か起きた時に軽くつまめるものをと思って寝所へ向かう。
リビングで寝ていないのならこちらだろうかと単純に考えた結果であったが。
そっと中に入ろうとして、中で動く気配があるのに気付く。
耳をそばだてればルートヴィヒのいつになく穏やかで優しい声。>>32
その優しさに、胸が暖かくなる。
邪魔をすることもないと、また礼をいう機会はあるだろうと、ある事を信じてキッチンへと戻った。]
―夕食準備中―
[ルートヴィヒがメインを作っている傍らでトマトたっぷりのミネストローネを煮込む。その時間を利用してライスコロッケや定番のサラダ(今日はビネガーメインのドレッシングにしてみる)、ビーツとチーズのカナッペ、茄子のマリネなどを作っていた。
今の雰囲気のせいか、会話も途切れがちだ。
唐突に昔の話題を投げられ、目を瞬かせたが、それも一瞬。懐かしい話題に口元をほころばせた。]
えーと、私が5(2x4)才位の頃でしたっけ?
大人たちは宴会で、私たちも何か楽しみたいと薔薇園に潜り込んだのでしたよね?
あの時は皆さんがすっごく大きく見えたんですよね。
皆さんが言うなら大丈夫だろうと薔薇園に入って
それで、迷って……すごく泣いたのは覚えているのですけれど
あの後私どうしましたっけ?
[記憶を掘り起こしてみたはいいが、所々曖昧で。
何かありましたか?と首を傾げてルートヴィヒを見る。]
ああ、そうでした。
私が怖いのと疲れたのでわんわん泣いてしまって。
で、私が泣き疲れて逆に大人しくなった後、笛を吹いてみようって仰ってくださったんですよね。
絶対見つけてくれるからって。
そうしたら、本当に見つけてもらえて驚きました。
あの時、楽は導にもなるんだなと幼心に思ったんですよね。
懐かしいです。でも、ローゼンハイムさんに絞られたのは知りませんでした。私、やっぱりその後お説教中寝てしまっていたんでしょうか。
私の笛の音でローゼンハイムさんが戻ってきてくださるならいくらでも吹きますのに。
[最後は少し寂しそうな顔になったかもしれないけれど
多分、自分が塞ぎこんでいるのを気遣って彼はこの話題を振ってくれたのだろう。>>61]
ありがとうございます。
[その優しさがただただ嬉しかった。]
[そんな事を話していると、少し沈んだ足音が耳を掠める。
誰だろうとキッチンからダイニングの方を覗けば少し元気のなさそうなファミルが居て>>56
その元気のなさそうな様子に声をかけようとしたが、それと同じくらいにゲルトが森から帰った来たようだ。>>51]
お帰りなさい、ゲルトさん。
[ファミルも元気が出た様子で少し安堵する。
しかし、次にゲルトが発した言葉に、自然視線は下に落ちてしまったが]
パトロールお疲れ様でした。
疲れたでしょう。もうすぐ夕飯ができますよ。
手洗いとうがいしてきてくださいね。
[少しでも気分が盛り上がるように声を上げる。]
例え、本当にオオカミがいたとしても、
そんな簡単に尻尾をだすようなことはしないでしょう?
レトさんは、
レトは確かに誤解を受けやすい面はありますけれど、
こんな事はしません。
お願い、止めてください。
彼を闇に繋がないで。
もしレトを隔離するというのなら、先に私を隔離してください。
私だってもしかしたら、腹の中では恐ろしい事を考えているかもしれないでしょう?それは皆さんには分からない筈です。
レトを隔離するのも、私を隔離するのもオオカミかもしれない確率は変わりません。
レトを隔離しないで!
楽師 カスパルは、負けず嫌い レト を投票先に選びました。
[タクマの提案に静観するもの、控えめに賛成する者、もしかしたら反対する者もいたかもしれない。
――けれど、決定は残酷で。
一人になりたくて、ローゼンハイムの家を飛び出した。**]
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