情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
・・・。
[パメラの姿を見つけて涙を滲ませるヤコブに、ポケットからさっとハンカチを取り出して。]
その軍服、似合ってるじゃん。
[にこっと笑いながら一言だけ告げると、バイオリンの演奏に耳を傾けた。]
けふけふけふ。
[ヤコブに囁き返したあと、思い切り油断してマシュマロを齧ろうとした瞬間に言い返されたから、思い切りむせた。]
・・・。
[頬を染めて、笑う幼馴染に少し恨みがましい視線を向ける。]
お前、いつの間にそんなにずるい言い方覚えたんだ?
・・・まあ、でも。そういうのも嫌いじゃないっていうか。す、好き、だけど、な。
[途中で照れ隠しに視線を逸らせながら答えた。]
けふけふけふ。
[ヤコブに囁き返したあと、思い切り油断してマシュマロを齧ろうとした瞬間に言い返されたから、思い切りむせた。]
・・・。
[頬を染めて、笑う幼馴染に少し恨みがましい視線を向ける。]
お前、いつの間にそんなにずるい言い方覚えたんだ?
・・・まあ、でも。そういうのも嫌いじゃないっていうか。す、好き、だけど、な。
[途中で照れ隠しに視線を逸らせながら答えた。]
[仲間『みんな』>>*2、との言葉にこくこく頷く。
赤い声に仲間が増えたような気配を感じるが、相手からの返事がないため、未だ確信するまでには至っていない。]
・・・。
[何があったんだろうか?と思わず周囲を見渡した。]
・・・?
[食事の直後。体に微かな違和感を覚えて、首を傾げる。]
うーん、どうしたんだろう?
[その正体を探ろうと両手であちこちさすってみるが、自分が他の人には聞こえない、新たな声が使えるようになっているとはまだ知らない。]
そうだ!
[バイオリンの演奏を聴き終えたあと、ヴァルターの提案>>1:111を思い出して、ソファに置いた愛用のスケッチブックを取りに戻る。]
・・・。
[真剣な表情で、スケッチブックの上に木炭を走らせる。]
よし!完成したっ!
[完成したスケッチのページを切り取り、テーブルの上に置く。そこにはバイオリンを弾く樹海の村のヨアヒムが描かれていた。
誰かに見たいと声をかけられたら、遠慮せずどうぞと答える。]
えっ?!
[こちらでは初めて聞く声>>*4が突然響いて驚いた。
けれども自分は、それが誰だか心当たりがある。]
・・・もしかしてクララさん?!
[呼びかけながらも、何処かで”彼女は確かに自分たちの仲間だったけど、囁きを交わすことはできなかったはず。”という言葉が頭の奥でぐるぐるしている。
だが今までの記憶と同様に、自分が何故それを知っているのかについては、全然蘇ってこなかった。]
ねえちゃん?!
[不意に別の人の声が聞こえてきて、反射的に聞き返す。]
その声・・・もしかしてペーターか?
だとするとねえちゃんはカタリナか。
うーん。確かに何処に言ったんだろうな。
お前、心配だろう。
[自分には兄弟姉妹はいないが、ただあてもなく待っているのは不安ではないかと思ったから、そう声をかけた。]
そうか・・・。
[たどだどしく、驚きに満ちた声に何度も頷く。]
どうして囁きが使えるようになったか、僕には原因が思いつけないけど。でも、何か聞きたいことがあったら、遠慮なく言ってよ。分かることなら教えるから。
[優しくそう告げると、こちらからの呼びかけは一旦終わらせた。]
…………ヨアヒムには敵わないよ。
分かってたけど。
[意趣返しのつもりが藪蛇だったと。
少し赤くなりぷいと顔を背けた。]
・・・。
[ペーターの、見も蓋もないと感じる分類に一瞬絶句する。]
そうだよ。
[だがそれは当たっているから、正直に頷く。絵は描けるけどドジと言われるよりはましかと思い直して。
それからペーターの言葉を最後まで静かに聞いたあと静かに口を開く。]
大丈夫だ。本当に心配だったら、ただ待つだけじゃなくて思い切って迎えに行くのも、一つの手だと僕は思う。
カタリナが置いていかないって言ったのは本当だろうけど、これだけ遅いとなると、出かけた先で何か戻れない事情があるかもしれないし。
[それからにこっと思い切り笑って続ける。]
お前は男だろ?
これからはねえちゃんを守るために自分から行動するんだ!って言えば、むしろ格好つくんじゃね?
でも、最終的に決めるのはペーターだからな。
僕の意見は参考程度に聞けばいいよ。
[決して自分の考えを押し付けないように、ペーターの意志を尊重するとの思いを口調ににじませながら答えた。]
お前も楽しそうでホッとしたよ。
[クララが仲間に加わって、囁きが好きなヤコブが笑っている。安堵のため息をついた。]
・・・。
[だが続く言葉を、何故か口から出すことができなかった。]
ヤコブ、大丈夫か?!
[こめかみを押さえる幼馴染>>55に心配そうに声をかける。
今のゲルトは、自分の記憶にある頃よりも若く見えるけど、手当てできるかな?とちらり視線を向けた。
だがヤコブが折り取ったマグカップも再生する様子を目の前で見ると、わわっと驚いた。]
うーん。本当にこの世界、どうなっているんだ?知れば知るほど不思議だな。
・・・ヤコブ、僕を誤魔化そうとしてないよな?
[先ほどの反応>>64から考えると、微妙に違う気がしたからじーっと見つめ返す。
だが半分に割ったお皿を差し出されると、うんと頷いて受け取り、ぱくりとかじった。]
あ!これ普通のお皿に見えたけど、ホワイトチョコレートだ。
運んでいるときは全然気付かなかった。凄い!
[クララの言葉>>*9にうんうん頷く。
自分が気に入りそうな画集が入ると、見せてもらったりしていたっけ、と思い出した。]
”でも、クララさんには本以上に世話になったことがあったような気がするけど、何だったっけ?”
[赤い声を使っていると、ふと疑問が浮かぶものの。
他の話に気を取られているうちに、クララに聞きそびれてしまった。]
おう。応援しているぞ!
[自分の言葉を聞いて、頑張ると言ったペーターに優しく声をかける。]
どういたしまして。こんなんでアドバイスになったのなら、僕も嬉しいよ。
[自分が描いた絵を覗き込むヴァルター>>72に、首をこてりと傾げる。]
もしかしたらヴァルターさんとそっくりな方も、何処かにいらっしゃるかもしれませんよ。
その方は、ヴァルターさんと何処がどう違うのか、僕も大変興味があります。
[やはり村長をしているのだろうか?との疑問を頭に浮かべつつも、そんな言葉を口にした。]
[どうやらヤコブが正直に思ったことを言った>>74ようだと理解すると、これで追及は勘弁するよと視線に込める。]
フリーデルさんが苦手ね。誰とでも仲良くできるひとはほとんどいないから、仕方ないっていうか、それは当然だと思うな。だからあまり気にするな。
[ヤコブが何故フリーデルを気にするのか。具体的な理由があったようななかったような。
でも思い出せない以前に、ヤコブに気を使って、それは黙っていた。]
ま、マカロンだって?
[だが部屋を物色し始めたヤコブが、突然クッションを投げつけたから身構える。]
あれ?
[それは予想に反して自分のところには飛んでこず。逸れていったから、目をぱちくりさせた。]
[もう一人のヨアヒムが嬉しそうに見えるから、こちらまで嬉しくなってくる。]
良かったらそのスケッチ、持っていてよ。
僕らが会えた記念に。
[にっこり微笑みながら、そんな提案をした。]
[ヴァルターの返答は思っていた以上にいじわるだった>>88。]
えーっ。そんなこと言わなくてもいいじゃないですかー。
[相手が何を考えているか分からずに、思い切りむくれる。]
[会話が途切れた瞬間、再びきょろきょろ辺りを見回す。
声の主は分からないが、やっぱり誰かが自分の名前を必死に呼んでいる気がしてならなかった。]
”行かなきゃ。”
[でも風花の村きってのどじっ子認定されている自分が黙っていなくなったら、皆を心配させるんじゃないか。そう考えて、呼びかけられていることを誰かに言おうとしても、何故か言葉が出てこなかった。
その間にも、声はどんどん強くなっていく。]
[誰よりも大切な幼馴染、そして仲間を見つめる。
声を聞かせると、傍にいると約束した。少しの間でも、黙っていなくなったら、それを破ることになってしまうのではないか。]
・・・。
[震える拳をぎゅっと握り締め唇を噛んだが、どうしても宿屋を離れることは言えない。
仕方なく、自分を呼んだ相手を探し出して、何の用事か聞いてすぐ戻ればいいと考え直すことにした。]
待ってて。すぐ戻ってくるから。
[結局仲間に告げた言葉は、その一言だけ。]
ヤコブ、ごめん。僕は約束破るつもりはないから。それは信じて。
[それを告げたときの顔を見るのが怖くて、耳元で囁くのが精一杯だった。]
[誰かが気付いたときには、風花の村に住む青年の姿は談話室から既に消えていて。テーブルの上には、いつも手放さずに持っているスケッチブックとデッサン用の木炭が残るだけ。
何処からか吹いてきたいたずらな風にページがめくれて、描いたばかりのお菓子の家が現れた。**]
― 宿屋を出る前 ―
[自分の曲を作ってもらえる>>118と聞いて、子供のように目を輝かせる。]
わー、すごく嬉しい!
ありがとう。もらえたら凄く大事にする。
[腕をぶんぶん振りながらお礼を言った。]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新