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微笑みながら、「オレこれ以上誰か死ぬのなんて見たくないよ……!」ってどんだけ腹黒いのかと……!(
発言取り消しが効いてよかった、超焦った……!
それにしても、ジムゾン兄ちゃんカッケーなぁ!
やっぱり、処刑反対派がいた方がオレは燃えるなぁ……!
[俯いて、垂らした握りこぶしを震わせ、唇を噛んだ。
こんなの、絶対におかしい。
わかっているのに、誰ひとりとして説得出来ないなんて。
――自分の無力さに、腹が立つ]
[やがてパメラが椅子に腰を下ろす頃>>151、村長が回避方法を考える事だと告げてきた>>150
まだ時間はある。
彼の言い様に、息を飲んでパッと顔を上げる。
そうだ、まだもうムリだと諦めてしまうには早い。
足掻いてもどうせ駄目かもしれないけれど、何もしないうちから、出来ることが何もないなんて投げ捨ててしまうのは嫌だ]
……うん、オレそうしてみる。
[それは実に子供らしい、『頑張れば報われる』とか『正義は必ず勝つ』とか、そんなおためごかしを信じる純粋さ。
希望の先に待つのが絶望だけだなんて、そんな未来を想像すらしないまま、光を宿した瞳でヴァルターに頷いた]
[談話室にクララが現れれば、彼女に駆け寄って言うだろう。
「オレ、調べたい事がある! だから一緒に図書館につきあって!」、と**]
[勢い込んで図書館への同行をお願いすると、クララは気圧された様子を見せた>>165]
“人狼”事件について知りたいんだ!
そういう本、図書館にあるでしょ?
[構わずに、説明にならない言葉を言い足す。
状況が理解できないであろうクララへの救いの手は、側にいたオットーが出した>>172
そんな彼を、キッと睨み据える]
兄ちゃんは、本当に人狼の仕業だって思ってんのかよ……!
皆で怪しい人間をショケイしましょうだなんて、そんなのおかしいだろ!
[ペーターはゲルトの遺体がどんな有様だったのか、直視はしていない。
だから、人狼が出た、という言葉を未だ全面的に信用しきれていなかった。
それは、処刑に反対する理由のひとつでもある。
これが人狼事件だという実感がわかない]
誰が人狼か、誰が疑わしいかなんてさ……!
[オットーは処刑に反対せず、当然のように受け止めていた。
その事が気に入らなくて、彼を見詰める瞳には自然と険しい感情が混ざる]
オレ、兄ちゃんがそんな事言う奴だとは思わなかった!
[優しい彼なら、皆を諌めてくれる側だと信じたかったのに。
あまりにもまっすぐに、オットーを責める言葉を叩きつける]
―図書館―
[クララと共に訪れた図書館は、ペーターにとって馴染みの薄い場所でもある。
図書館に足を踏み入れるなり、古い書物が漂わせる独特の匂いに目を瞬かせた。
視線を向けると、書棚に収まる本、本、本。
読書の習慣がないペーターにとっては、圧倒される光景だ]
うわー、いつ来ても何かスゲー。
[こぼれ落ちる感想は、だから妙に緊張感を欠いたもの]
姉ちゃん、この中に人狼の事件を取り扱った本って、何かある?
似たような内容のでもいいや。
[自分で探すよりははるかに効率がいいだろうと踏んで、クララを見上げてそう問いかけた**]
[もともと読書に縁のないペーターは、本を読むのにつっかえつっかえだ。
特に人狼伝承の本は、部分部分理解できないところがあって、そうした壁にぶつかる事に意味を噛み砕くのに時間を費やす。
だから、全ての本を読み終わる頃にはすっかり太陽は傾いて、あたりは薄暗くなっていた]
うーーーーー。
[ぱたん、と本を閉じてすぐに、頭を抱えて、ついでに髪を掻き乱す。
書いてある内容を理解するのに精一杯で、こんな時のための対策なんて見つけられなかった。
ついでに言うと、思い付く事もできない。
日頃の不勉強っぷりを罵りたくなる]
ちっきしょう、駄目だよう!
何もいい案が思いつかない……!
[図書館では静かに、なんて注意書きを丸無視して、癇癪を起こして喚いた。
涙目で再び人狼伝承の本を開いて、書かれた文字を食い入るように眺める。
でも、親の敵とばかりに本を睨んでも、解決策など見いだせるわけもない。
焦りばかりが募って、ますます頭が混乱するばかり]
オレ、絶対に諦めるのなんて嫌だ……!
だって殺し合いするなんておかしいだろ……!
[もう一度喚いてから、そうするしかできない自分に俯いた。
脳裏をよぎるのは、伝承の本にあった一節。
“人狼を殺さない限り、犠牲者は増え続ける”
もし、今回の事が本当に人狼事件なら。
そうして、伝承が正しいのなら。
――本当に、人狼を殺さなければ駄目なのだ。
それだけは、理解せざるを得なかった。
けれど、感情は到底ついて行かなくて]
なぁ、姉ちゃん。
人狼って、どうして人間を殺すのかなぁ……?
[手元の本に視線を落としたまま、途方に暮れたように問いかける。
人狼が人を殺そうとしなければ、処刑なんて必要ないんじゃないだろうか。
逃避のようにたどり着いたのは、そんな答え]
人間が憎いのかな、それとも人間を食べないと生きていけないのかな。
オレ、ちっともわからないや。
[だって、この村は昨日まで平和な時を刻んできたはずだから。
“人狼”の心変わりが、どうしても理解できない]
もし、もしさ。
人狼を止める事ができれば、処刑なんてしなくて良くなるかなぁ?
[それは、我ながら心もとない意見ではあったけれど。
口に出して言葉にしたら、少しだけ現実感が湧いてきた。
人狼が人を殺すのが問題なら、そうならなくなればいい。
人狼が人を殺さずにいてくれれば、何も問題なんてないのだ。
まっすぐにクララを見据えて、問いかける]
[クララは、一体何とこたえただろうか。
いずれにせよ、窓の外を見て席を立った]
……宿に戻ろっか。
なんか、色々と心配だし。
[出てくる前の、ピリピリとした雰囲気を思い出す。
戻るのは気が重いけれど、戻らないのはもっと不安だ]
この本、ついでにもうちょっと貸してよ。
[クララが持ってきてくれた本の貸出をお願いしながら、爪先を宿の方へ向けた*]
少年 ペーターは、青年 ヨアヒム を投票先に選びました。
[ひとけがすっかりなくなった村を横切って、宿への帰路を辿る。
普段とはすっかり雰囲気の変わってしまった村を、どうしようもなく寂しく思った。
……けれど、宿に戻った直後に聞こえてきた喧騒に、そんな感傷も弾き飛ばされる]
ちょっ、なんだよ、何揉めてんのさ……!
[言い争う声が聞こえてくるのは、談話室の方だろうか]
クララ姉ちゃん、急ごう!
[クララへと声を掛けて、談話室へ向けて走り出す]
[ヨアヒムの一撃は、ディーターの右腕を切りつける>>370
けれど、それだけだ。
ディーターはすぐさまヨアヒムの手首を捻り上げて、その身体を地面に押さえつけた>>371]
やめ……、
[ヨアヒムめがけてナイフをちらつかせる様子に、咄嗟にディーターへ制止の声を掛ける。
だが、ペーターの懸念は無用だった。
ディーターはナイフを捨てて、ヨアヒムの頭を床に叩きつけるに抑える。
悪い噂の多い彼だから、自分にナイフを向けたヨアヒムに容赦などしないだろうと思っていた。
けれど、それはペーターの思い違いだったようだ。
ゆるゆると、詰めていた息を吐き出した]
[ヨアヒムの返事は、小さすぎてペーターの耳にまでは届かない>>396
泣き出しそうに眉をしかめて、数歩、彼の方へと歩み寄った。
そんな折、耳に届くのはニコラスの声>>399]
ホントだよ!
なぁ、ヨアヒム兄ちゃん! 兄ちゃんは人狼なんかじゃないだろ……!?
[ペーターにとって、彼はずっと憧れであり、同時に妬ましい相手だった。
ペーターができないような力仕事をやすやすとこなし、頻繁にカタリナを落ち込ませるペーターと反対に、彼は彼女を慰めた。
それが何だか悔しくて、いつもいつも反抗的な態度をとってばかりだった。
でも、ペーターには彼が人狼だなんて、到底思えない]
なのになんで、こんな馬鹿なことしてんだよ!
なんで――、皆の手で兄ちゃんを殺させるような、残酷なマネしたんだよ!
兄ちゃんは大馬鹿だ、ズルいよ!
男なら、あきらめないで最後まで戦えよ!
[こんな方法で、幕を引こうとするのではなく。
……もう、ペーターが何を言っても遅いのかもしれないけれど]
[ひとしきり彼を罵ると、談話室を飛び出した。
投票に参加するつもりなんてないという、子供じみた意思表示。
部屋に駆け戻ると、借りてきた本をベッドの上に放り出し、八つ当たりするように枕を床に叩きつける]
……ちきしょう!
[このままでは、ヨアヒムの未来は決まっているようなものだ。
それがわかるから、余計に談話室にいられなかった。彼の姿を、見ていられなくて]
――なんでオレ、こんなに何もできないんだよ!
[ただ、叫ぶ。
自分自身の無力さと、それからヨアヒムの最後を見届けられない、その臆病さに**]
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