565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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羊飼い カタリナ
やだ…やめて
［ 泡を噴きながら絞り出しす声にならない声
すべてを否定するように殴られて詰られて
首が押しつぶされる。
心は屈服して死を受け入れようとした。
けれど、本能は〝生〟を渇望し暴れに暴れる。
ふとした拍子に重圧から逃れた私は
無我夢中でお母さんを突き飛ばした。
それっきりお母さんの声は聞こえなくなった。
何度も咳き込んで、えずいて血の混ざった吐瀉物を
地面に撒き散らしながら這い出して茂みを覗き込む
覗き込むと茂みの向こうは小さい崖で、
下でお母さんが倒れていた。
地面に残った水たまりで身体をずぶ濡れにしながら
頭から血を流しピクリとも動かない。
木々の間から覗かせた夜空、差し込む月の光が
お母さんの髪を照らして、私と同じ淡黄蘗の髪を
金色に輝かせていた。
『おまえのせいだ』
突如その目がギロリと私をにらみつける。
まるで呪うかのように血濡れた手を伸ばしてきて
─── ］
羊飼い カタリナ
いやぁあああああ！
［ 自分の悲鳴に飛び起きる。
絶え絶えになった息遣い、滝のように滴る汗
ああ、やっぱり見てしまったこの夢を。
私が月の瞬きを聞いた日のこと
お母さんを殺してしまった日の夢を。
ベッドから起き上がり窓の外を眺める。
激しかった嵐はいつの間にか通り過ぎたようで
朝靄の静寂とうっすらと消えていく月が見える。 ］
羊飼い カタリナ
ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい
ちがうの そんなことしたかったんじゃないの
おかあさんをきずつけたかったんじゃないの
ごめんなさい あんなことをいって
ごめんなさい いきててごめんなさい
ゆるして ゆるして ゆるしてください──
［ 倒れたまま後退り、涙と鼻水を滴らせながら
歯をがちがち鳴らしてうわ言のように呟いていた
言葉が彼女に届いていたかはわからない。
だって私は知らなかったのだから
私自身から漏れる後悔と懺悔と謝罪の言葉も
彼女から漏れていた誰かを想う慈しみの言葉も
月はなにも教えてくれなかったから── ］
羊飼い カタリナ
……最悪の気分だ
［ 頭の片隅で謝らなければという思いを残しながら
目覚めの悪さに頭を振って首元を手で擦る。
そのまま机に置いてある坂瓶を手繰り寄せて
一口、口に含んだ。
喉を通り抜ける焼き付くような感覚
鈍化する思考──
握りしめた掌には
大切な人から貰ったペンダント］**
羊飼い カタリナ
─ 昼前・パン屋『ハティ』 ─
はーい。遠慮せずいただきますね。
［ いつもの通り…と言えるほど
通ってるわけではないけれど、
私の中のオットーさん通りのそつのなさで
応対されれば、特に何の疑問も抱かずに
陳列されたパンから美味しそうなもの
（主にリーザが美味しそうな顔をしてたもの）
を選んで包んでもらう。 ］
え？ いいですけど今日は宿の方行かないんですか？
［ 宿屋に入り浸るような人ではなかったけれど
ちょっとだけ不思議そうに首を傾げて ］
あー、宿泊される方も増えてるみたいだし
パンも多めに焼かなきゃですものね。
わかりました。伝えておきます。
でも、夕方とかにでも一度くらい顔だしてあげて
くださいね。
昨日の事とかあるから、顔見ないと皆心配しますから。
なんでしたら運ぶの手伝いますよ？
［ と、伝えて店を後にしました ］*
羊飼い カタリナ
んーディーさん、もしかしてまだ寝ぼけてない？
その手の特等席は宿屋にいますよー？
［ 頭を撫でられれば>>466、
ちょっと驚いたように目を見開く。
当たり前だが放牧中は人に撫でられる機会は
まずないわけで、久しぶりにに撫でられる感覚と
いうのは少し気恥ずかしい。
まあ、悪い気はしないしカタリナ的には
あんちゃん以上おっちゃん未満
あと何年かすれば好みな渋いおっさん顔に
熟成するかなー？ くらいに思ってる御仁
そのまま、撫でられるままに撫でられる。
というわけで気を良くしていたので
ディーさんの懐を気にする様子は気が付かなった ］
羊飼い カタリナ
なんかディーさんと歩くのって久しぶりですよねぇ
どうなんです？ お酒以外に今なんかしてるんですか？
ヨア君みたいに脛かじってるわけでもないでしょうし、
あ、そうそう東の方にいい感じのお酒が
［ 宿へ行くのかと聞かれて頷けば、付いてきてくれる
ようだったので、二人で宿の方へ向かう。
春から秋にかけていないのだから当たり前だが
こうやってディーさんと並んで歩くというのも
随分新鮮で、昨晩のことは一旦忘れて
近況などを聞いたりして話に花を咲かせただろう。］
……どうしたんです？
クララさんと喧嘩とか？
［ とおもったら、図書館はどうやらまずいらしい。
首を傾げながら勿論無理強いなどできるわけもなく
そのままディーさんの背を見送った ］**
羊飼い カタリナ
うわ…血の跡だ。
こういうのあると現実味増しますね。
［ 紙面の大半にぶちまけられたどす黒い跡を見れば
流石に顔をしかめもしたが、パラパラと眺めていく。
時折胸に手を当てたりしながら全体をざっと見る。
努めて平静を装っているが、
内心気分が悪くて仕方がない。
もしかしたら動きが散漫にも映ったかもしれない。
最後に『人狼に対抗しうる存在』を手にした時
しばらくの間表紙を凝視もしただろう。 ］
羊飼い カタリナ
もしも…ですが人狼騒動が本当に起こってしまって
対策をと考えることになったのなら。
そんなこと起こってほしくはないんですけどね…
これをもとにお話するのはいいかもですね。
特に議事録は誰がどう話したとか重要になってくると
思います。
ただ見聞きするより、記録に残れば
冷静な判断もしやすいでしょうし。
［ かつて瓦解した村のことが脳裏をよぎる。
あそこではこんなことはしていなかった。
思い思いが勝手に糾弾し勝手に動いた。
まともに機能しない議論など何の役にも立たない。
もっともその時の私は〝それ故に〟生き残った
とも言えなくもないのだが ］
羊飼い カタリナ
ありがとう。
これ宿に持っていくんでしょ？
少し持つけどどーします？
［ ざっとだけれど一通り読み終えてから
彼女にお礼を告げてからどうするのかを尋ねた。
そのまま宿に向かうのならば
持つのを手伝って一緒に向かったであろうし
そこに留まるようだったら一先ず別れただろう ］
あ、そういえば…
ねえクララさん。ディーさんとなにかありました？
［ 別れ際、先程のディーさんの様子が気になって
ついそんなことを尋ねてしまったかも ］**
羊飼い カタリナ
─ 昼前・レジーナの宿 ─
いえいえ～
おそくなっちゃってごめん
あれ、エルナさん来てくれてたんだ。
だからお店の方にはいなかったのかな…
なんか大変なぜんぶやってもらっちゃったな
よーし後はまかせろー
掃除と洗濯ならまかせてね
［ と、腕まくりをしてから思い出したように
談話室を見渡して ］
あ、ええっとオットーさんは今日はお店の方で
作業されるそうです。
勿論ご無事でしたよ。
それからクララさんも参考になる書物とか用意
されてました。
ディーさんは…もうきてるかな？
エルナさんがもう来られてるなら宿泊以外の
全員の安否は確認できてると思います。
［ 約束を交わしたニコラスさんがそこにいれば
彼に向かって、いなければ全員に聞こえるように
報告する。
ディーさんの姿を見かければ『さっきぶり』
と小さく手も振っただろう>>488 ］
羊飼い カタリナ
あ、リーザ、あとで温泉借りていい？
ちょっと寝汗かいちゃってて
ううん、あとでの話、どっちみち動いたら
また汗かくから、全部終わってから
［ 『大丈夫だよね？』と少しだけ身体を
気にしてから温泉掃除に取り掛かろう ］**
羊飼い カタリナ
─ 昼前・ディーさんと ─
おー、ディーさんなんか大人の人みたいー
［ 再び頭を撫でられて>>537
こそばゆそうに身を捩らせるが
目は感動したようにキラキラした光を
讃えていた。いや実際感動していた。
転んで泣いても、気が向いた時にでも
立って歩けばいい…うん、すごくいい言葉だよ。
ねー、ディーさんほんとお酒程々にしなよー
ぜったいただの飲兵衛じゃないじゃん。
しゃんとしてたらかっこいいよ。
男前だよ だんでぃだよ？
それにお酒臭いの苦手な人も多いんだからさぁ
そういうとこ気つかってたらきっとモテモテだよ？
［ 普段はどうしようもない飲んだくれに見えて
（紛うことなき飲んだくれではあるが）
時折はっとすることを言ってくれる。
そういうところが本当かっこいいと思うし
密かに尊敬もしている。
もっともデリカシーに欠けるから
たまに杖でひっぱたきたくもなるけど。
（たくさんひっぱたいてる） ］
羊飼い カタリナ
古書の修繕？ また顔に似合わないことを…
あ、ううんすごいことだと思うよ。
そういえば結構器用だよねディーさん。
へぇ…どんなふうにしてるのか見てみたいなぁ
［ 知っているようで知らない一面
それはディーさんに限らず村の皆もそうだろう。
私はやはり村の皆の多くは知らないし
年を重ね〝知らない〟が増えていく。
春から秋へとその季節を巡るだけでも
人は成長し、そして朽ちていく。
いつの間にか反抗期を終え、大人びた表情を
するようになったぺーくん。
小動物のように懐いていたと思ったら
今は頼れるほどの逞しい
背中を見せるようになったレーくん。
この人も来年、再来年会う度に、私の知らない
ディーさんになっていくのかな？と思うと
ちょっとだけ疎外感を覚え寂しくなる ］
羊飼い カタリナ
ううん、お金とかいいよいいよ。
お土産でかってきてあげるから一緒に飲もう？
［ 美味しいというのは評判
私では味がわからないから手放しでは薦められない。
けどディーさんと飲むお酒はきっと楽しそう
そう思える。］
お…汚損…？
いやぁ…ディーさんがそんな細やかな気配りできる
ようになって、カタリナさんうれしいなぁ
ねー、ほんと程々にしよーよーお酒
［ 本を汚さないために近寄らないと、
そこまでの配慮をすることに正直驚いていた。
確かに貴重な文献などを怪我してしまうのは
大変な損失ではあるが、書物に対して
そこまで真摯に向き合っているとはちょっと思えず
……ごめんなさい。
疑って聞いてしまった私を許してください>>529 ］
羊飼い カタリナ
─ 昼前・クララさんと ─
大丈夫大丈夫、旅慣れてるから力もあるよ？
まかせてね。
［ 快くクララさんから布を受け取り>>541
ついでディーさんのことを尋ねた時の反応に>>542
慌てて「ちがうちがう」と手を振る。］
さっき一緒だったんだけど、本汚したくないからって
図書館までは付いてこなかったの。
ほんとかなー？ なんか悪さしてないかなー？
って、それだけだから
［ 暗くなる表情に慌てふためいたけれど ］
あ、でも酔っぱらい苦手はもっと言ってあげて
いい機会だから。
ぜったい素面ならかっこいいと思わない？
［ 良い援護射撃になりそうだとニヤリとした ］**
羊飼い カタリナ
これは……昨晩の件で関係ありそうな文献です。
東の図書館にあったものをクララさん…えっと
そちらの司書さんが探してくださって。
あ、私はカタリナ。見ての通りの羊飼いです。
［ 本のことを尋ねられたら、
軽くクララさんに尋ねるように目配せするが
強く反対されなければ包み隠さず伝えただろう。
もはや関係ない者などいないのだから。
言わないのはきっとよくない。
それに、読んでもらうために運んだものなのだから
何の問題もないだろう。］
図書室の方に置いておきますから、
よろしければ後でも…
あ、外の地面ぬかるんでますから
お気をつけておでかけくださいね。
［ 手が空いてれば補助がてら案内もできただろうが
今は宿を手伝うと約束した身
少しだけ心配そうな顔で旅人さんを見送った］*
羊飼い カタリナ
─ 掃除の途中・談話室 ─
［ リーザと手分けして>>628宿の仕事に取り掛かる。
エルナさんのお陰で仕事量が大きく減ったとはいえ
やらなければならないことは山ほどある。
レジーナさんが不在な今、手分けしたところで
きっと日が暮れるまでかかることだろう。
仕事の途中、談話室の前を通りかかると
中には三人の男性の姿が見えた>>704
中心にはやはり神父様がいて
語しかけているのはさっきの旅人さん。
内容は聞こえなかったけど神妙な顔だったから
きっと、昨晩のことだ。
ニコラスさんは少し離れて、話を聞いてるのかな？
そこは少しわからないけれど…… ］
羊飼い カタリナ
船着き場の話もまだ聞いてませんし
皆さんにもまだちゃんとお話されていないのでしょう？
昨晩お恥ずかしい姿を見せておいてどの口が言うかー
って、この口で言っちゃいますけど
思っているほどには皆子供ではないと思いますよ。
それにこの件で関係ない人はここいないのだから。
伝えるべきことは隠さず伝えたほうがいいと思います。
あまり内緒話ばかりしていると
なんか良くないこと相談してるのかな？
て思われちゃうかもしれませんし？
羊飼い カタリナ
［ 一瞬だけ顔から表情が消える。
それはつかの間、すぐに元のあっけらんとした
笑顔を見せて。 ］
今日は夜まで働いてますから、皆さんでお話とか
ある時は呼んでくださいね？
［ と一言告げて仕事に戻っていっただろう ］**
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