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[頑張る、とは口にしたものの、術の体得はほぼ出来なかった。
『フレアと盟約できたし、術を使うための素地はいっぱいあるのにねぇ。』と、しみじみと誰かに言われたことがある。
……あれ、そう言ったの、誰だったっけ。]
フレア、悪いがいつもの身体能力向上と剣に火を纏わせるの、頼むな。
『はぁーい♪』
[場違いな会話に思える会話をして、青年は大きい影の狼へと駆け出す。]
湖に用があるんだ、お役目があるのかどうか知らんが、押し通させてもらう!!
[こちらに狙いを定め、爪を振りかぶる影の大狼の腹の下へと滑り込みながら炎を纏う両の剣で切りつけていく。
影狼は苦悶の咆哮を上げ、闇雲に周りへと爪や牙で攻撃してくる。]
フレア!!
『はぁい!』
[フレアは相手に見合う大きさへと変化し、大影狼へと突進する。
初撃の突撃は霧化し避けられるが、振り返り大影狼へと再び攻撃する。
一瞬、巨大獣(けもの)対戦、と思ったのは内緒だ。]
[赤が散るのを気にせず、大影狼と格闘している間、風などの援助があったか。]
ありがたい話、だな。
[小さく呟いた後、弱ってきた大影狼へ最後の一太刀を浴びせようと、駆け出した**]
落ちろ!!
[フレアの体を足掛かりにして跳躍し、大影狼を切り刻む。
後で雷が落とされるとは、一切考えに含んでいない。]
……っし、あとは残ってる雑魚を散らせば完了かな?
[切り刻んだ大影狼が復活しないか、数分警戒しながらも雑魚を散らしていった。]
[場が落ち着けば、]
あーー、楽しかったーー!
[いい笑顔で、余計怒りやらなんやらに火を注ぎ込みかねない一言を口にした。
先祖に似ている部分もあるだろうが、個性が爆発していてそれどころではなかった。*]
あぁ、楽しかった!
……うん?
[呆れたようなロヴィン>>136に、ニコニコ笑ったまま答えたが、上空から聞こえた金属音>>140に顔を上げようとしたところで綺麗にアイリのかかと落としが綺麗に決まる。]
上空からは……卑怯……ぐふぅ
『こーちゃんの自業自得なのよ?』
[きゅう、と伸びる青年に、盟約精霊も塩発言であった*]
……ぃてて……
だからって、かかと落としはないだろ、かかと落としは!!
[起き上がりながらも、そこは譲らんとばかりに主張して。]
……悪かったな……ぁ゛ーーってぇ!!
[素直に傷を見せながら、謝罪を口にしたが、よく沁みる傷薬に悲鳴を上げた。*]
[今よりも互いがずっとずっと小さかったころ。
遠い昔から家同士のつながりはあって。
傍にいる事が当たり前すぎて『ふーん、そうなんだ』、程度にしか当時少年だった青年は思っていなかったし、今もそう思っている。
ただ、家の役割としてだけではなく、自分にとって、
とても『だいじなもの』だから『護らなきゃ』という意識は強くあった。
ある時、アイリと共に街へ遊びにいった際に、『なにか』にだいじにしているアイリの命が脅かされた。
それが何だったのかは、わからない。
わからないけれど、だいじを奪われることが、なにより許せなくて、
『なにか』の攻撃をアイリの代わりに受けた。
……その結果、怪我をした自分より、アイリの方が大泣きし、困るという事になったのだが。]
『……大丈夫、痛くない、痛くないよ』
[アイリを安心させるため、そう伝えながら、帰ったのだが、その夜、しっかり傷が熱を持って魘されることになったのは、余談**]
― 風龍峡入り口 ―
『それはそうなのよー。』
[アイリの主張>>151に、フレアが相槌を打つのを、ほんのりジト目で見ながらため息をついて。]
めちゃくちゃ楽しかったから、つい……。
[おとなしく手当てを受ける青年を
ありがとうな、そうさせてもらうよ。
[へら、と気の抜けた笑みをアイリに向けて]
……ん、お疲れ様。ありがとな。
[差し出された金平糖>>152を、大事に受け取り、幸せそうに一つ一つ頬張った*]
― 風龍峡入り口 ―
[やれやれと息を吐く様子に困った様に笑って。]
ん、了解。
こういう時のアイリの勘は当たるからな。
[こくり、とアイリの言葉>>170に頷いて、少しゆっくりとする。**]
/*
一応、書きそびれたネタもとい案として。
>>159の時に、半端に獣人or海龍の力が発現して返り討ち→アイリギャン泣きを見て怖がらせちゃったと勘違い、で色々能力に制限がかかっちゃった状態だと面白い()かも。
― 翡翠ヶ淵 ―
[翡翠色の淵に、一瞬物珍しそうに視線をやったが、聞こえた咆哮>>190に双剣に手をかけた……が。]
『あっ、わーいわーい久し振りなの!!元気してた!?』
……おまえ、そんな状況じゃないのわかってる!?
[全力で妖白狼に尻尾を振るフレアの言葉に一瞬、力が抜けかけたのは内緒。]
いやうん、知ってた。
妖連中とフレアが仲いいの知ってた。
[余談ではあるが、カレルから知己の匂いを感じ取っていたが、ふとした瞬間に耳が悲し気に伏せるくらいであった。]
……はーー。
悪いけど、こうするって決めたアイリ、曲がらないから。
押し通させてもらう!
[気を取り直して双剣を構えて、妖白狼が呼び出した小鬼へと駆け出した。]
チッ
[一体目は難なく切り伏せたが、二体目は素早く避けたためか剣を掠めただけだった。]
こういうのが一番面倒くさいんだよなぁ。
[割と稽古でやらされてはいるけれど、それはそれ、あまり好んでいない稽古だった。]
うーん、調子が良すぎないか?
こういう時が一番危ないんだよなぁ……。
[違和感を小さく呟く。
炎と風に親和性が高いため、この場も青年にとっては居心地がいい。
居心地がいいのは別にいいのだが、何かしたっけ?と首を傾げた。]
うーん、うーん、……まぁ、いっか!!
[色々と考え込んではいたが、答えが出ない問題と判断し、すっぱりと切り捨てて、ほかの人の所へ助力に向かった*]
― 翡翠ヶ淵 ―
[響く一声>>267に小鬼たちは消える。
ぼやきにはフレアが妖白狼に、
『いろいろと、しょうがないんじゃないの?』と言いたげな視線を投げるだけに留めていた。]
『それはそれとして、あそぼ、あーそーぼーー』
はいはい、後でなー。
今俺が行くと間違いなくけが人!!って怒られるから。
『フレアのせいじゃないのにーー。』
[力試しにワフワフとフレアが手(?)をあげかけるも、わちゃわちゃしているうちに、カレル>>275が名乗りを上げて妖白狼へと向かっていった。]
[昔のこと>>125、>>159で、あまり青年が言いたがらないことが一つ。
嵐激王の時代、当時のファサン家当主だった半妖であった人と、様々血をひく人が婚姻したという話が代々伝わっている。
その影響か特徴であったり、力であったりが表出する者がそれなりにいて。
青年は、もちろん幼い頃から寝物語として聞かされていたし、アイリもおそらく承知しているはずの話で。
『なにか』に襲われ、怪我を負った際に、眠っていた妖としての力と獣人の力が半端に合わさって発現してしまい、
『なにか』が半死半生の瀕死になった。
アイリが泣いた理由は分からない。
分からないけれど、半端に発現した力が怖がらせてしまった、という事がトラウマになり、力は埋まったまま。
フレアと盟約したのは、そのあたりだった。]
[完全なる余談ではあるが。
現当主が、フレアに失伝している『双聖魔』の行方を聞いて、バチ切れされ、
今も許してもらえていない、という話は割と有名な話かもしれない。]
[決着がつけばフレアが喜び勇んで妖白狼へと近づいていき]
『ひゃふーーっ』
[喜びの声をあげながら、びょーーんびょーーんと周りを飛び跳ねたとか。]
……うん、俺が行かなくて、よかった。
すまない、守り人殿……。
[落ち着いたところでフレアを引き離し、謝罪したのだった。
休む、という言葉>>298に]
了解。
……なんか楽しそうな気配。
[そわっ、と周りから突っ込みが来そうなつぶやきを一つこぼすのだった。]
神代級……。
……こっち来て正解だったかも。
[聞こえた単語>>310に、そわり、とする。
確実に無茶する奴ですね、これ。]
[昔のこと>>125、>>159で、あまり青年が言いたがらないことが一つ。
嵐激王の時代、当時のファサン家当主だった半妖であった人と、様々血をひく人が婚姻したという話が代々伝わっている。
その影響か身体的な特徴であったり、力であったり、が表出する者が一定数いて。
青年は、幼い頃から寝物語として聞かされていたし、アイリや繋がりがある妖たちも知っている話で。
『なにか』に襲われ、怪我を負い、だいじなものが狙われた事実に、
眠っていた妖としての力と獣人の力が半端に合わさって発現してしまい、
『なにか』が半死半生の瀕死になった。
『なにか』がどうなったかは、幼かったからか、誰も教えてはくれなかったが。
アイリが泣いた理由を青年は知らない。
知らないけれど、半端に発現した力が怖がらせてしまったんじゃないか、という思いからか、その後、力は現れることがないまま。
青年がフレアと盟約したのは、そのあたりだった。
……完全なる余談ではあるが。
現当主が、フレアに失伝している『双聖魔』の行方を聞いて、
フレアが本気で怒り、今も現当主を許していない、とか。*]
『仕方ないね、って奴だと思うの。』
[妖白狼の呟き>>325に対し、ウェルシュの感想>>329に、フレアも同意し。
話が見えないコンラートは、ただただ首を捻るだけで。]
ありがとう、ウェルシュさん。
[ウェルシュ手製のミサンガ>>326に、礼を口にして、手首に装着した*]
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