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[ カサンドラに提案をした後,考えさせてくれ…と言われた男は,カサンドラの家を出た。行くあてはなかったが,カサンドラにも考える時間がいるだろうと考えてのことだった。 ]
(アイツは俺と違ってWお優しいWからなぁ…。それに,地面の上に立つ家ってのは,どうにも居心地が悪いし…)
[ 男はしばらくの間,カサンドラの家の周辺を歩いていると,ふと足を止める。そこには縦横5メートルほど,密集していた木々が途切れ,日光を遮る物のない空間ができていた。 ]
お!!ここ良いんじゃねえの?
[ 男はそう言うと,地面の上によくわからない古代文字と,円を書き出した。
しばらくすると,地面の上には,見事な魔法陣が描き出された。男はその魔法陣に触れない位置に立つと,ぶつぶつと何かを唱え始める。十秒程たっただろうか,魔法陣が怪しい薄紫色に輝き,浮かび上がる。それは何度も膨張と収縮を繰り返し,いずれ地面の一点に向かって収束した。
その場所には,先ほどまではなかった地下への入り口らしき鉄の扉が出来ていた。男がその扉のハンドルを回すと,ゆっくりと扉が開く。]
たっだいま〜♪俺のコレクションちゃん♬
[ 鉄の扉の向こうは,男のコレクション部屋のみに繋がっている。他の場所に繋げることはできないが,異国の珍しい魔導者や気味の悪い装飾品など様々なものが揃っているため,旅先での実験に困ることはない。
そしてそのコレクション部屋の中で一際,異彩を放っている本棚があった。その本棚の中身はーー全て エロ本である。]
さぁて,王都で買いためた新しいお宝でも読んで今日は寝ようッと♬
[ 翌朝,男が目覚めると村の空気は,昨日のものとは一変していた。突然の変化に少し動揺して,すぐに冷静になった男は,替えの服を着ながらその理由を考える。 ]
(ふむ…何だぁこの気色悪い空気は…。そういやカサンドラの家に行く前にどっかで人狼とか何とか聞いたな…。)
よぅし!!調べてみるか!!
[ 男は布団を畳むことも,例のお宝を閉じることもせず,魔導書のある本棚の方へ向かい,しばらく人狼についての記述を読み漁るだろう。 ]
おう,じゃあ聞いてみるよw
あー…そうなるのかもなぁ…
お?じゃあ先輩ムーヴしちゃいます?しちゃいます?
または『出会った時期は私の方が先だっ』『いやいや,志願したのは俺の方が先だっ』って先輩後輩争いをするのも面白いかもしれねぇよ?
ツェーザル、俺、ラヴィのお土産のフルーツを入れた革袋に氷の魔法をかけた魔術師は君のつもりで書いちゃったんだけど、そういえば君って氷の魔術は使えるの?
もし使えなかったら君に似た別の人ってことにしてもらえるかな?
よう!カレル♪
ん?一応師匠からは全属性の魔術を習っているから,使えないこともないぜ♬
OK OK…じゃあ俺がその氷の魔法をかけたってことで良いぜー♪
[ 人狼についての記述を読み耽っていた男は,ぐぅーと鳴る腹の音と同時に地下室の床に向かって大の字で倒れ込む。からの体の上も下も横も,全て書物で覆い隠され,見えるはずの床も見えないでいる。 ]
人狼なぁ…どれもこれも伝説ばっかりだ。実際の話がねぇ。実際にこんな化け物がいるんだとしたら,強すぎて,ほとんどの村が壊滅してるのかぁ?
んー…こういう本はカサンドラの方が持ってたりするのかもなぁ。
あー…それにしても腹減った…飯どーしよ。
[ 男はむくりと起き上がると,鉄製の扉を開け,外に出る。太陽は西に大きく傾いており,昼時などとうに過ぎていることが分かる。男は扉を閉じ,左手をふっと払うと,扉はたちまち見えなくなった。 ]
ん。これで誰にもバレないな。
じゃあ,飯屋探しに行くかなぁ!!
[ そして男は村に向かって歩き出す。情けない音を腹から響かせながら。 ]
昨日のさ。読んでないログから全部読んだんだけどよぉ…何?あの尊さ。
え?俺あれぶち壊していくの?え無理、尊すぎて無理。尊すぎて中の人が出てきちまう…
多分俺,この村が終わる頃には尊すぎて死んでるわ。
/*
ツェーザルにとって,神とは人の思いやりや優しさと同義である。
神頼みとは,人の優しさとそれによって引き起こされる運命に頼ることとほぼ意味が同じ。
だから彼は神を信じない。黒魔術は完全なる実力主義。神も優しさも頼ることはできないし,それを向けられれような覚えも,向ける相手も知らないから。
ルートヴィヒのことは,人としてそれなりに気に入ってるが,神に対しての意識だけは気に入らない。
*/
/*
カサンドラについても,魔術を平和利用しようと考える姿勢だけは気が合わないが,同じ師匠の元にいたためか,緊急時の対応に近いものがある?
それと密かに、カサンドラは多くの人に受け入れられるべきだと思っている。
という設定を今思いついたので,書きマッスル。
*/
/*
あ,そうそう。
狼としてのツェーザルは,バンバン人食べたいって思ってる。そんでもって,人狼の力についてもっと調べたいと思っているため,万が一仲間が死んだ場合には,その死体を掘り起こして,実験に使うかもしれない。
または自ら自傷行為を繰り返して,実験するかもしれない。狼になったことで,研究のマッド度が一気に跳ね上がった。
という設定も今後盛り込んでいくつもり
*/
/*
え?狼ツェーザルと普通のツェーザルは人格が違うかって?
別にそんなことはなく,れっきとした一つの人格です。元から欲望に忠実だったため,その欲望の度合いが底上げされ,尚且つ食人衝動が加わっただけ。
本人の思想や人格は常に一つ。生まれながらのクズエルフ。
*/
/*
でももしかしたら,愛情という感情がよく分からなかったのかもしれない。
愛される自覚も愛す自覚もなかった可能性もあるかもしれないし,ないかもしれない。そこは読んだ人感想で。
決してコイツは可愛そうな奴ではない。嬉々として人を傷つけるタイプのエルフ。
その中に優しさを見るか,生粋の悪を見るかは,人それぞれ…
というキャラにしたい…という願望。
*/
全魔術の属性!かっこいいな!
うんうん、ありがとう!君との繋がりを表で書きたかったからそう言ってもらえると助かるな!
君と宿で会えるのが楽しみだよ!
んー??
ここなら何か食えるかな?
[ 男が足を止めたのは,この村唯一の宿。いつの間にか日はすっかり暮れていた。男はドンドンと宿の扉を激しく叩いた。 ]
よ!大将やってる〜?
なーんてな!!勝手に座らせてもらうぜ〜♪
[ 男は手近な席に座ると,宿の妙な騒がしさに疑問を持ちながら,じっとメニューを眺める。そこに一組の客からの声が聞こえる。どうやら村人の一人が行方不明になったらしい。]
(お?とうとう事件発生ってヤツか?ふーん…何か飯食う暇なさそ♪)
[ そんなことを思っていると,一人の男が宿の全員に呼びかける声を聞く。男は先程座ったばかりの席を立つと,二ヒッと笑って,男に向かって話しかける。 ]
俺も行ってやるよ♪
この村に来て丁度暇してたし♪お前らと別の方向探すって事でいいんだろ?
んー…俺もエレオノーレの好きに決めていいと思うぜ!!
誰か引き込みたいなーって思うヤツいる?役職とか分からねえし,お前がコイツいいなぁって思ったので良いんじゃねえか?
セーラーローズ…良いな!!それ!!
ナイスアイデア♪あったま良い〜!
んじゃぁ,ある程度村から信用されてそうなヤツ引き連れてきた方が良いのか?
なぁ,ドロシー…
俺お前がカサンドラの弟子って聞いて,ものすごく驚いたんだが…
拐かされたりとかしてねぇか?
あ,今思った事だから今言うぜ…!!
俺めちゃくちゃ人狼の力に興味あるからよ。
もしお前らが俺より先に死んだりしたら,血の一雫まで実験に使おうと思うから,よろしくなぁ?
― <b>エーヴァルト捜索時―</b>
[ ローブを羽織って,男が宿を出ようとすると,>>72を聞き,男はくるりと振り返る。]
大丈夫大丈夫〜!
俺,ここに来る前に,誰かさんの家を探して村中歩き回ったからなぁ!!
[ そう言って男は,じゃあな!と陽気に手を挙げて,宿を出た。
男は村中を探し回る。自分が割り振られた場所とは言わず,森の中,吊り橋,街の中……しかしエーヴァルトらしき人間はどこにもいなかった。]
全然いねぇ…。どこにいんだぁ?
……あー,もし人狼がいるとするなら,既に腹の中…
綺麗さっぱり丸呑みにされたのかもねぇ。
ハッハッハ!!
そんな『7匹の子山羊』じゃああるまいし,丸呑みはないか!!
んじゃぁ,生きているにしろ,死んでいるにしろ,どったかに,いるはずなんだがなぁ
[ 男はまだ諦めきれなくて,探し続ける。諦めの悪さなら,黒魔術師の中でも群を抜いているだろう男の捜索は,朝まで続いた。 ]
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