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― 実技練習当日 ―
[空模様は雲が多く、風が速い。
これはそのうち雨が来るかもしれない――]
むう。
誰か倒れなければよいが。
[昨日と比較して、本日は冷える。
――思い出すのは、在籍資格を失った、2度目の四年生の期末――]
― 留年のプロが足を踏み外した理由 ―
[カサンドラ=ベルツリーは、不得手の武術の実技を、有り余る座学の成績で埋めてはいたのだが――
だが、馬との相性がとことん悪すぎた。
学期末も、カンニングなどせず馬鹿正直に正面から押し通そうと、性差の武器も目もくれず、馬との信頼関係を気付こうとした結果――
睡眠時間を馬の起床時間と合わせた結果。
期末試験に重なって体調を崩し、誰とも挨拶の出来ぬまま、欠席→追試欠席→退学決定 のコンボを決め、病の身のままシュヴァルベを去ったのだった。]
― 試験前・教職員のお楽しみ ―
[>>193 それは時間を試験より少し遡る]
シロウ先生が、アレを仕切ってると聞きまして。
一口噛みたく。
[教官室にひょっこりと回覧資料を持って来るフリをし、シロウが胴元をやっているというアレの話を持ち出す]
なるほど、これはうまくできている…。
[トールが一番低配当で、ジェフロイが二番、それから他の元・同級生が続く形になっており]
では、ジェフロイにこれだけ。
[当たったら、卒業時にいい酒でも振舞おうと、給料からそこそこのお金を出し――結果、ジェフロイとトールのオッズが最終的にほぼつりあうことになるのだった]
― 試験最終日の朝 街にて ―
[いつものように朝食目当にパン屋へ寄ると、前に並んでいた女の子は知り合いで]
おはよう、グレートヒェン。
[下宿先のご近所である。]
うん、今日で学校の試験がおしまい。
ノトカーもじきに帰ってくるんじゃないかな。
心配か? いや、ノトカーは大丈夫だろう。
[留年がやばい学生は教官ネットワークで筒抜けなのだが、ノトカーの名前はその中には入っていなかった]
― 学科試験の採点 ―
[午後からは実技試験の手伝いも入るが、それまでは自分の試験結果
ふむふむ、なかなか。
[苦心の見られる回答は、いわば追い詰められたものの知恵と勇気が発揮されていて面白い]
特に…
[今年は異例の受験者数だったらしい、8年生のテストは私情もあってみるのも楽しかった]
― 試験時の回想 ―
>>1:397
うむ、メモの厳禁。手ぶらでな。
メモを見ながら物の検分をするのはろくなことにはならない。
[実体験ありそうな真摯さで、ディークに告げ]
>>1:352
勢いあまって壊したりしない。断言できることはよいことだ。
油断は禁物だぞ、トール。
何せ、今日の皆は暫く勉強漬けで鬱憤もたまっているだろうからこそ、常日頃せぬ不注意をやらかすやもしれん。
>>1:412
それに、手にとった瞬間に砕けたら落ち着いて試験も受けられんだろ、ジェフロイ。
皆にとってこの試験が悪い思い出にならない為の周囲だと思ってくれればいい。
[授業が始まった頃。
実際に、「魔法」を詰める弾の材料を持ってきた時のこと。
「気をつけて」の一言じゃあ、やはり気をつけようがなく、ファーストコンタクトを失敗した候補生らの、「間」の抜けた顔を思い返した。
滅多に見せぬそのような表情を見られたのはよいものだ、と思ったし、ものは壊れるものだと学ぶのにもよかっただろう]
[トールの触り方は優しかった >>1:353
すぐに触ってすぐに帰ってゆくあたり、答に迷いがない。この分野に対する造詣を深めた結果であることは見てとれて。一年の講義への取り組み方に、親しみを感じた]
[そして、ディークの検分はなるべく見ないようにする。
触り方が丁寧すぎて、見るべきポイントのところでつい反応からヒントが出てしまいそうな気がしたからだ。
見ていないと不安であり、見ていても不安。
試されているのはまた自分もなのだな、と、眉をハの字にした]
[ジェフロイは触っているときの視線の動き方が、こちらが用意した引っ掛けにどうも気付いたようだった。
点差がつくのは、地力の観察力だろうとは思っていたが、見事なものである]
― 再び学科試験の採点 ―
ディークはやればできるじゃないか。
あれだけ学科は苦手だ実技がいいだの言っておいて。
[にい、と笑み]
そしてトールは安定のトールだな。昔から、真っ直ぐで文武両道。だが惜しいかな、少しだけ引っ掛けによわい。
逆にジェフロイは、こういう引っ掛けには強いのだが……ちょいとミスが目につくな。
二人とも正解を知ったら悔しがるだろうな。
……ふふっ。
皆、よき軍人になれるかな――
[地に落ちた鳥も、陸は歩ける。
そのことを教えてくれたのは誰だったか――*]
― 回想・武術教官室 ―
そうですね、学生時代は実によくここでお世話になりましたが。
[兎に角、運動能力が悪すぎた。
体格も悪ければ、兎に角武術のセンスがなさすぎたのだ。
なので、何度も何度も居残りもあれば教官室にコツとかありませんかなどと聞きにきたこともあったものだ]
ええ、モーリッツ先生はお元気ですよ。
冬は少し体調を崩しましたが、最近は元気でまた散歩に出歩けるくらいに回復した、と手紙で。
教え子の卒業式には来たいといっていますから、ひょっとしたらここに出てくるのかも。
[モーリッツのことについて話すとき、自然と表情が和らぐ。
師と教え子以上の絆が二人の中にあるのは、確かであった]
[変動するオッズを聞いて、頷いて]
ええ、大丈夫です。
しかし、……シロウ先生はすごいですね。賭けをやっている、とはシモン先生から聞いていましたが……
まさかここまで本格的なものだとは。
[算盤の扱いも、オッズの細かさもである]
ええ、楽しみにしています。
[教師間で、ジェフロイにどんと賭けたことが漏れて、入らぬ憶測を呼ぶことになるとは、今は気付いてはおらず。
文字通り、お酒購入額になって帰ってこいとうきうきして体育教官室を辞したのだった*]
― 教官室で ―
へっくち。
ううむ……噂、か?
ちょっと集中力が切れているな。
[甘い飲物でも淹れ糖分補給も兼ねるかと思ったが…]
しまった、切らしていたか…。
まあ仕方がない、大学校なればともかく、士官学校にカフェテリアがないのは、仕方がない…。
[まさか甘味事情の大幅改革に乗り出そうとしている候補生がいるなどとは露知らず。
口寂しさに悩まされつつも仕事している教官だった]
― 開始前・対幻獣協力戦 試験会場 ―
おはようございます。
キマイラはどうですか?
――ああ、たしかにちょっとリアリティありすぎるものになっちゃいましたからね。
もっとメルヘンチックなものがよかったかな。
[――召喚用魔器の入手を依頼されていた責任者は。
よくできているねえ、という同僚の言葉にふふっと笑い]
[キマイラにおかしな点がないか、魔器の具合を念入りにチェックをし]
よし、今日は思う存分暴れてくれたまえ。
[元気よく咆哮するライオンの頭をよしよしとなでてやり]
では、私も午後に再び整備と補助員として参加しますので、宜しくお願いいたします。
[試験の責任者に礼をし、その場を辞した]
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