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−訓練場−
−ぱぁん!
[ドロシー中尉のお誘いでお茶したり(>>0:75>>0:76)、同部屋の弟分と共に講義を受けたり…駐屯地内の生活にも少しずつ慣れて来た頃。
乾いた音の鳴り響く部屋に、まだ支給されたばかりの新品と思われる銃を握る、女兵士がひとり。]
…難しい、なぁ…
[難しい、というのは。
標的に見立てられている『的』であるマネキンに、『人間』を連想してしまうためである。
−目の前に相対するは敵なれど、彼等の帰りを待つ人々がいるかもしれない−と。
やらなければ、やられる世界−頭では解っていても。それでも。
そんなサシャの側にカスパル中尉の姿があれば、彼から感じられる『謀略』の気配に、少しの戸惑いを感じたかもしれない。*]
[水上列車について、いろいろ話してもらうと。]
海を切り裂く線路の上を、足元を泳ぐ魚たちと共にゆっくりと走っていく。
いいじゃないですか!
忙しなさも、喧騒も、戦闘でさえも。
ゆったりと流れる時のなかで、なにもかも忘れられそう…
[聞いているだけで、目の前に浮かんでくる煌めいた情景に、憧れにも似た、退屈とは違う反応を見せた。
そんな魔法のような経験をしてみたい…
なんて考えていると、食堂へのお誘いが。]
まだ荷解き終わってな…
(…ぎゅるるるる…)
…食堂行きます。
[腹の虫は正直である。
一旦部屋に戻る、と言いかけて鳴いた腹の虫には逆らえず、了承の意を示す。
道中や食堂でいろいろな話に花を咲かせながら、サシャはショートケーキを貪るのであった。*]
―Blutige Erinnerungen an〜血塗られた記憶の断片〜―
[どこかの宿らしき場所。]…お前、なのか?
…お前、なのか?
…お前だろう?
…あなたは、何を考えてるの?
[どこかの]
あの集落に行ってみようよ!
…お姉ちゃん、行っちゃイヤ!
こんな家に、いられるか!出てってやる!
―Blutige Erinnerungen an〜血塗られた記憶片のナイトメア〜―
[どこかの宿らしき場所。]
…わからない。お前、なのか?
…お前だろう?
…あなたは、何を考えてるの?淋しいよ…
[どこかの自然豊かな場所]
あの集落に行ってみようよ!
…お姉ちゃん、行っちゃイヤ!
[間違えようのない、実家。]
こんな家に、いられるか!出てってやる!
お姉ちゃん、なんでそんなこと言うの!?
[3つの場面が、不規則な順番で、高速で切り替わる。
…そして、ひと振りの刃によって身体を貫かれた愛する妹・アリーセの姿。
辺り一面に広がる赤・紅・朱…
お姉ちゃん…なんで行っちゃったの…?
宿の声が紡ぐ。
『…オオカミ』
ニュースキャスターが機械的に伝える。
『警視庁捜査一課は、行方不明になっている一家の長女が、何らかの事情を知っているとみて行方を追うとともに捜査を進めています。』
ボクじゃない!!
…はぁ…はぁ…
[声を発していたのかは定かではないが、自分のものとよく似た声で目が覚めた。
呼吸は非常に荒く、身体中汗だく。
−まただ。また、あの夢。
実家のシーンは前からあったのだが、ほかの所は、ここに来てから見るようになった。]
…なんなの、これ…
[とりあえず部屋のバスルームで嫌な汗を洗い流した後、外へ風に当たりに行く。
外周・船着き場・訓練場・食堂・部屋の屋上…などなど場所はいろいろである。
そして日が昇る前、落ち着いた頃に、部屋へ戻って再び寝る体制になる。
弟分が自分と同様であること>>10は知らず、一発お見舞いするのはご愛嬌。*]
−訓練場−
[観察されていたのだろうか>>12、横から飛んでくる声に迷いを見透かされたような感覚を覚えた。]
−殺すなら、容赦なく殺せ。
でないと、大切なものを失うことになる。
[百戦錬磨であろうカスパル中尉の口から紡がれる言葉は、感情の篭っていない、しかしそれでいて重みのある言葉たち。]
…はい。
[呼応するかのように、静かに返すと。
心を失ったような、無の境地に居るとでもいうような…
そんな表情を浮かべ、微修正されたフォームから放たれた弾丸は、マネキンの頭部へと突き進んでいった。]
[その一方で、見て技を盗もうとカスパル中尉の射撃>>13を見ていたり。
弟分の力みよう>>24を見た時には…]
手元がブレると、それだけで死ぬよ。
あ、そうだ。
カシム、いま何食べたい?
[声をかけて、サシャなりにリラックスさせようとしただろうか*]
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