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諸国漫遊中 オズワルドは、ランダム と ランダム を能力(刈る)の対象に選びました。
おう。隣は別の湯か。
そっちの具合はどうだ?
こっちは、白濁りで泡まみれになる湯だぞ。
[反響して聞こえてきた声>>6に声を返す。
黒もふは暫く泳ぎ回って堪能したのか、湯からあがって身体を震わせ、見事な水の弾幕を作り上げていた。
そのあと声がした方に行ったから、石床にかつかつ当たる爪音やら湯煙の中にぼやっと浮かぶ黒い影やら見えたり聞こえたりしたかもしれない**]
― 濃密炭酸白薔薇湯>>13 ―
おっと。
[飛んできた木の桶をぱしりと受け取り、間髪入れずに投げ返す。
檜の桶だったからそんな反応だったが、ケ○リン桶ならしばらくしげしげと眺めまわしていただろう。]
ここじゃそいつを投げ合うしきたりでもあるのかい?
[青薔薇の湯へと近づいていった黒もふはと言えば、ベネディクトに驚かれれば>>12 ぺたりと腹を付けてその場に伏せるだろう。
平たくなった姿勢のまま前脚だけを湯につけてかき回し、それをぺろりと舐めたあとで大きな欠伸をひとつする。
そのまま体を倒してごろりと横になった。
要はもうなんだかすっかりおくつろぎモードだ。]
おい、どうしたー?
[飼い主の呑気な声なども飛んでくる]
[投げ返した桶がいい音を立てた>>24
よほどの石頭でもなければ、別の桶で受けた音だろう。
悪くない反応だ。]
口より先に手が出る方か。
それともなんだ。心配させたんなら悪いな。
ほお。そんな遊びをするってえと、海の出か。
船乗りかなにかか?
[湯煙の向こうを想像しながら、近寄ってくる気配を待つ。
大海原を照らす夏の太陽みたいな声だな、などと頭に浮かんだ。]
やっぱり船乗りか。
道理で潮の匂いがすると思った。
船は好かないが、魚が美味いのはいいな。
そういや、未だ名乗ってなかったか。
[身を乗り出し、握手の手を伸ばす。]
ウォレン・オズワルドだ。
あっちの黒いのはヴォルフ。
だいたいは戦場をうろうろしているんだが、今はちと休みだ。
おまえも、船の櫂よりは剣握ってる方が似合いそうだな。
[肉体労働の身体ではないな、と相手を見て思う。
ほんの少し、相手の言動に銀の匙の気配を感じたけれども、別段不愉快に思わないのは、相手が"それだけ"ではないからだろう。]
あいつは俺の大事な腹心だからな。
[いくらか驚いた様子のアレクトールに、当然という顔をしてみせる。]
よく見ればおまえ、あいつにちょっと似てるな。
───ん? 連れとはぐれでもしたのか?
おう。またな。
ここは飯も酒も美味いって話だ。
特に温泉蒸しは絶品だとよ。
[上がるというアレクトールに手を振った。]
さてと。
あいつはなにしてるんだ?
[自分もまた湯船から出て、隣の湯へ近づいた。]
どうした?
なんか声が聞こえた気がするんだが。
[ごろんと寝転がっている黒もふ>>20と、青薔薇の湯の方にいる男>>12に声を掛けた。
ぐるるう、と黒もふがなにやら言っている。
が、勿論人間の言葉ではないのでよくわからない。]
― 青薔薇の湯 ―
驚かせたか?悪いな。
こいつはヴォルフってんだ。
おれの犬、っていやあ犬か。
[問い>>50に対する返答はわりと適当だが、つまるところ飼い主は犬でも狼でもなんでも気にしていないのだった。もっとも、犬にしてはでかすぎるが。
黒もふの方も、耳を立てただけで、誰に何と言われても構わないという風情。
ごろごろしている黒もふの首筋を撫でてから、先客に断りを入れて湯に入る。]
お、こっちの湯もいいな。
[首をひねった彼の目が、一瞬懐かしいものを思う色宿す。>>67
名を聞かれれば笑って黒もふの首を抱えるようにして引き寄せた。]
俺はウォレン・オズワルド。
こっちはヴォルフ。
本当は別に名もあるが、やたら長いんでヴォルフでいい。
[犬といえば犬、という黒もふを
けれどもそう呼ぶ口調には親しみと信頼がある。]
効能を聞くと、ますます効くような気がするな。
[解説された湯の効果に頷いて、肩までとぷりと浸かった。]
湯治というよりは物見遊山、だな。
面白い奴に会いたいっていうのもあるが。
国の連中には見識を広げて世界の情勢を実見してくる、と言ってある。
[聞かれたことに答えつつ、ベネディクトの方を見る。]
ああ、よろしくな、ベネディクト。
俺も何日かはいるつもりだ。
[ベネディクトがじっと黒もふを見つめるのを眺めていると、ふと、こいつ目が悪いのかと気が付いた。ものをよく見ようとするときに、少し目が細くなる。
おおかた、夜遅くまで蝋燭の灯りで書物でも読んでいるんだろう。そういう連中は何人も知っている。
…と、勝手に納得する。]
はは。別に悩んじゃいないが、効くってなら歓迎だ。
それに、あれだ。
美味い飯も、どこで獲れた食材だとか、どんなふうに料理してるだとか、何で美味いのか解説してくれる奴がいれば、より美味く食えるだろ?それと同じだな。
だからおまえみたいな奴がいてくれると嬉しい。
[屈託なく笑って、直球を投げる。
年のころは、たぶんおんなじくらいじゃないかな?]
学校と名のつくところに行ってたのは、ずいぶんと前だな。
周りはもう慣れてるから、なにも言わねぇ……いや、小言は言われるか。
――ああ。ありがとな。
おまえも十分、"良いもの"だよ。
[相手の説明にはいくつか理解不能な単語もあったが、そういうものもあるだろうと適当に理解している。
ずいぶんとあちこち出かけているので、よくあることだった。]
弟とは仲良いのか?
その部下は信頼できる奴か?
なら、なにも気にせず羽を伸ばせばいいさ。
英気を養っておけよ。
いざという時の覚悟があって、気力がありゃ、どうにかなる。
[なお、この男の言ういざという時とは、弟によるクーデターだとか部下による謀殺計画だとか、そういった類のことである。]
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