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― 西門周辺 ―
くはは、年寄りをおだてても長い昔話しか出てこんぞ。
[揶揄めいた、けれど賞賛が込められた声>>145に返すのは、こちらも軽口めいた笑い声。
ちらりとクレステッド達を見れば、縛から逃れ騎乗する姿が見えた。
紡がれた宣>>142は彼の矜持か]
「愚か者共め、まだワシの恐ろしさが分からんと見える。
明日をセーファ滅亡の日としてくれる。
精々足掻くが良い」
[そう吐き捨て、妖術師は高笑いを残しその身を黒い霧で包んでいく。
逃走用の術は予め用意していたらしい]
ちぃっ!
[逃がすまいと剣を振るうが、小物が群がり身を挺してそれを阻む。
ぼたぼたと元の姿に戻り落ちる魚達の奥で、妖術師の姿は完全に掻き消えた]
逃がしたか…。
[呟きながら、左腕を拘束したままの蔓を剣で切り落とす。
袖の下では締め付けられた時の痣が残っていることだろう。
痛みはまだ残っていた]
明日また仕掛けて来るようだな。
[妖術師が逃げたことで徐々に撤退し行く異形共は捨て置いた。
可能な限り戦力を削るのは有効打だとは思うが、今回に限っては無駄骨になる可能性の方が高い]
戻って明日に備えねば。
[傍らのイェンスや馬上のクレステッド、カスパルにそう声を向ける]
― セーファ ―
[セーファへと戻り落ち着いた頃にはもう陽が暮れ始めていた。
左腕を診てもらい、徒弟と合流して剣を受け取り、その手入れを行う。
それが終わると飯を確保するために食堂へと向かって行った**]
/*
プロロのロール見てやりそうだなとは思ってたけど。
本当にやりおったwww
いやまぁ悪霊抜けてるなら害はないだろうけどもw
― 食堂 ―
[足を向けたのはセーファの東にある食堂。
月一の礼拝と墓参りの折には必ず寄る場所だった]
よぅ、いつもの頼む。
[食堂に入るなり店主に短い言葉で注文する。
略された注文はスミ湖で取れる魚のムニエルとサラダのセット。
連れ合いが居た時から月に一度、この食堂でこのメニューを食すのが決まりだった]
よぉゲオルグ。
大活躍だったそうじゃねぇか。
[大テーブルに陣取るゲオルグ達>>150に声をかけ、近くの席に腰を下ろす。
セーファ内への異形の侵入を防げたのはゲオルグ達の働きが大きい。
彼らが取水口の対処をしてくれたお陰で、こちらは壁や堀外に集中することが出来たのだ]
[やがて料理が運ばれて来て、チャールズはそれを腹へと納めていく。
何かを思い出すような目をするのは、この料理を食べる時の常からの光景*]
― 食堂 ―
成り行きみてぇなもんだがな。
あの姫さん、はっ倒しに行くってきかねぇんだからよ。
[騎士、と言われて>>157表情は苦笑に変わる]
んな大層なもんじゃねぇよ。
[騎士の道を絶たれた身、今ではもう割り切ってはいるが、自嘲めいた笑みになってしまうのは消せなかった]
まだまだ若ぇもんには、……と言いてぇところだが、無理出来ねぇのはその通りだ。
程々にしとくさ。
[とは言え、熱くなってしまった場合どうなるかは容易に想像出来よう]
― 食堂 ―
よぉサシャ。
なぁに、大したことはねぇ。
ちぃと痣にはなってるが、動かす分には問題ねぇさ。
[心配げに声をかけてくるサシャ>>159に笑みながら返して、敢えて負傷した左腕で力瘤を作ってみせる。
まだ多少の痛みや痺れのようなものは残っているが、休めば取れると思っている]
サシャは怪我ねぇか?
北の方は壁登られたりしたんだろう。
[元気良く肉料理を注文するサシャ>>160を見遣りながら、問いを一つ投げた]
― 食堂 ―
[食事を終えた後、振舞われている酒を貰いゲオルグに礼を言うようにグラスを掲げてから口を付ける。
相席を、とかけられる声>>164に顔を向ければ、先陣を切ってくれた騎士が居た]
勿論だ。
チャールズ・ヴァンクラフトと言う。
よろしくエンバー殿。
妖術の影響などは出ていないかね?
[献杯の仕草を返して名乗り返し、囚われた際の影響がないかを問う]
― 食堂 ―
信頼してもらえてるのはありがてぇことだな。
だが怪我を気にしてたら護れるもんも護れねぇ時がある。
まぁ、なるべく気をつけるようにはするさ。
[自分の腕に信を置いてくれている>>170のは本当にありがたいことだ。
それだけのものを培って来た自負もある。
サシャの心配も尤もだが、それを護れなかった理由にはしたくないとも思っていた。
護りたいものがこの地にあるため]
ほぅ、でかいゲンゴロウか。
昆虫なら足場がなくとも壁を登れそうだな。
油を流すのは有効打か、覚えておこう。
[誇張している、のは流石に察せる大きさだ>>171。
だがそれに対する指摘はせず、対処法についてを記憶に留める]
ともあれ、怪我がなくて何よりだ。
知恵が回るというのは俺も思ったな。
元になった生物の知能が如何なるか……ベルガマスコの入れ知恵もあるかもしれん。
― 食堂 ―
そうか、何も無いなら何より。
そうだな…あれだけ息巻いてたんだ、今日よりも強力な何かを用意してくるかもしれん。
異形の軍団であればある程度対処が可能と分かったが、妖術でこられると対処のしようがないな。
[クレステッドの言葉>>172に安堵を抱いたのも束の間。
妖術師の話になるとチャールズも難しい表情になる]
硬い鱗の魔物とな?
硬い鱗を鎧と見立てるなら、刃のついたもので応じるよりも打撃で叩き潰すのが一番だな。
その方が内部に直接衝撃を与えられる。
だが手持ちが槍や剣しか無い場合は……そうだな。
鱗となると、鎧とは異なり継ぎ目がないだろうからな。
少々難易度が高いが、鱗に覆われていない場所を狙うのが一つ。
それから、槍なのであれば敢えて石突を相手に向け、それを利用して打撃を与えるという手もある。
打撃点は小さいが、重ねれば衝撃も大きくなって行くだろうよ。
[アドバイスを、と請われ>>174思いつく限りを口にした]
/*
マウスの左クリックがなかなか作動してくれなくてだな…!
[発言ボタンが空振りすること多々]
しばらくの間この症状に悩まされるんだが、いつの間にか直ってる時があって原因が分からない。困る。
― 食堂 ―
話が広まるのが早ぇなぁ。
[料理を持って来てくれたフランツ>>180の言葉に苦笑を浮かべ、「まぁな」と返すに留まる。
姫が妖術師の下へ行こうとする時に丁度自分も出ただけのこと、とチャールズは思っているが、周りはどうもそうではないらしい。
それを説明したところで謙遜と取られるのだろうことは想像に難くないため、もうそう言うことにしておくことにした]
― 食堂 ―
キサンに潜んで挟撃とな?
[助力願いたい>>210と言われ耳を傾けると、明日の妖術師襲来に備えての作戦>>211を伝えられる。
頭の中で今日の出現場所と町の位置を照らし合わせ、なるほど、と頷いた]
不意を打てればベルガマスコへ直接迫るのも難しくはない。
請け負おう。
それと、戦槌なら工房にある。
キサンに潜むというなら、その時に取りに行けるぞ。
[ゲオルグと話していた時>>200の話題も引き出し、伝えておく]
― 食堂 ―
ふむ、悪くねぇな。
戦勝の折には飲み明かすとするか。
[隠されたものを察することは出来ないが、ゲオルグが口にしたこと>>215も偽りとは思えず。
普段は仕事だなんだと程々で止めている酒だったが、こういう時ならばそれも良かろうと。
ゲオルグの言葉に意気揚々と乗った]
― 食堂 ―
火計が効果的だってぇのは証明出来たな。
向こうが対策を立ててくるかは分からねぇが…次も使える手ではあるだろうな。
まだ油は残ってんのかね。
[その辺りは騎士らに確認すれば分かることだろう。
少なくとも、西門側に配置してあった分は大掛かりな火計を行わなかったためにいくらか残っているはずだ]
はは、その通りだ。
皆で力を合わせれば撃退出来る。
それは揺ぎ無い事実だ。
[サシャの言葉>>220に頷いて、呷るように酒を喉へと流した]
こっそりと行くのはキサンに潜むまでで良いだろう。
肝っ玉を抜くなら、挟撃時は派手な方が良い。
人数を絞るなら、挟撃時には人数を誤認させる策でも併用するか。
騎士団から馬を数頭借りて荷車か何か、音と土煙が派手に上がるものをつけて走らせれば良い。
軍馬なら戦場でも怯まんだろうし、敵軍を駆け抜けさせるだけでも混乱を招ける。
[人数についてを懸念するゲオルグ>>224や肝っ玉を抜いてやりたいと言うクレステッド>>229に少人数でも可能な策を提示しておく。
時間と場所を確認し、場を辞すというクレステッド>>231には是を返しその姿を見送った]
― 食堂 ―
全くアイツは。
[熱弁を振るったらしい宿屋の跡取りに対して苦笑しながらの嘆息を一つ。
彼の青年は少々熱が籠もりやすいのではなかろうか、と思ってしまう。
後で捕まったら煩そうだな、なんて思いつつ、その後は明日の作戦へと意識が移ってしまったため、一礼するフランツ>>230を目端で見送る形に]
― 食堂 ―
軍馬については俺が話をつけてこよう。
仕掛けは頼んだ。
炭も勿論だ。
工房に束がある、それを持っていこう。
[ゲオルグの言葉>>246に是を返し、一仕事、と弟子達を引き連れ食堂を後にする>>247のを見送る]
そうだな、キサン側から仕掛けることになるから、連中を西門側に引き寄せられると一番良い。
情報操作は戦いに於いても重要なものだ。
その策が嵌れば優位に進められそうだな。
[東側に大挙したとしても挟撃出来ないことは無いが、時間がかかってしまうのが難点だ。
なるべくなら西側に集めたいところ]
サシャ、皆と協力して奴を西側に引き寄せてもらえるか?
[発案者であるサシャ>>248にその手段を託す]
― 食堂 ―
あぁ、それがいい。
明日はリアンをこっちにおいていく、扱き使ってやれ。
そんじゃあ頼むぜ。
[分かりやすく明るい表情になったサシャ>>256に笑みつつ、空になったグラスをテーブルに置いてチャールズは席を立つ]
皆の協力があれば上手くいく。
間違いねぇ。
[にっこりするサシャに対して、つい頭を撫でてしまったのはきっと仕方の無いこと]
と、そうだサシャ。
ゲオルグのあれは揶揄ってるだけだからな、あんまり気にすんな。
酒もいずれ飲めるようになる。
そん時ぁ一緒に飲もうな。
[散々揶揄われて動揺していたこと>>205に対して、一応のフォローを入れておく。
本当にフォローになっているかは定かではないが、最後に告げた言葉は本心からのもの。
「じゃあな」と後ろ手に手を振り、フランツから見送りの言葉>>240を受けて、「頼んだぜ」と笑みを向けて食堂を後にした**]
― セーファ ―
[友人宅へと戻る前、聖殿に立ち寄り騎士団に馬を借り受けられるよう話をつける。
次いで何をするかは伝えておいたが、詳しくはクレステッドからも伝わることになるか。
発つ時間までに西門へ連れて来て欲しいと告げる]
それと、連中を西側に引き寄せるよう動いてもらえるか。
その辺りのことはサシャが動いてくれている。
協力してやってくれ。
[やろうとしていることが全体に伝わっていない状態は拙いからと、サシャと離したことも伝えておく。
騎士団に伝えておけば他の有志達にも伝わることだろう。
この地を護りたいと思うのは、誰しも同じなのだから**]
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