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ちなみに、直接データを送れないのは、裏システム(『Aeon System』)のせいです。
下手にリンク構築すると、これに差し障るとか、いろいろあるというお話。
[データ抽出をしている所に飛び込んできたのは、場を仕切る放送。>>24 >>27]
……こう言う所はさすがだよなぁ。
お祭り男、半端ねぇわ。
[想定外事態に強いのは素直に称賛している所。
そんな思いを乗せた所に飛び込んできた通信に、は、とひとつ息を吐いた]
了解しました。
……くま君に何かあったんでしょ?
なら、そっち優先しないとヤバいですからね。
[通信を返した後、蒼の機体をドッグに引き上げさせる。
その間にデータの抽出は完了していた]
……システムは、起こしといた方がいいか。
[何があるかわからない以上、その方が対処しやすいだろうから。
……それが自分に齎す影響は、とりあえず目を瞑る方向で。**]
[諸々が落ちつくまでの間、行うのは機体のシステムチェック。
『Chronus Drive』への干渉が余計な影響を出していないかのチェックは、何気に重要だった]
……取りあえず、大丈夫そう、かな。
[模擬戦に絡むあれこれには影響なし、と確認した所で機体から降りる。
やがて集められる士官の中、ゾフィヤを見つけたなら先ほど抽出したデータを保存したチップを渡しておいて]
……よーするに、くま君相手のかくれんぼと鬼ごっこ、と。
[なされた説明を一言でまとめるとそんな感じか。
それですませるには色々と大事なのはわかっているが]
了解、んじゃ、見回りがてら一巡りしてきます。
[能力的には、感知はできても、探査には向かない。
となれば、物理で歩き回るが吉だろう、と。
そんな判断に達するのは速かった]
[それじゃあ行くか、と歩き出そうとした所に目に入ったゾフィヤの動き]
……ぁー……。
[微笑ましいなあ、なんて。
ちょっとだけ思ったのは赦されろ。
それぞれ民間から『大事件』を経て引き抜かれた者同士、何気に接触する機会は多かったから。
ついつい、保護者視点で見てしまうのは已む無しだったりした。**]
― イベント会場内 ―
さて……足で探すのはいいとして、と。
[ドッグを出て歩きつつ、手を回して後ろ頭を軽く掻く]
宛が全くないんだよなぁ……俺、あいつとはあんまり関わりないし……どーすっか。
[正直、姿形以外の情報は皆無。
ただ、その特性はある程度把握してはいる]
ほんとに。
そもそも、なんでいきなりいなくなったか、だよなぁ。
それがわかれば、探しようもあるんだけど。
[前の時はどーだったっけ、と。
歩きながらぼんやり、半年前の記憶を辿ってみた]
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ゾフィヤの方でいぢけスイッチが入ってしまったので、必然的にこっちがメインになるんだけど、しかし、探す手段がほんとに物理しかない俺じゃった……!
あー、いっそまだ開帳してない過去語りでもするかー。
引き抜かれた理由とか、まだちゃんと書いてないし。
[あれやこれやと思考しながら歩く途中、『グライフ』のパイロットと気づいた子供たちに囲まれたりなんだり。
結構色々と足止めをくらう羽目に陥りながら歩いて行く]
……さすがに、人の多い所にはいない、か。
[やたらと怖がりで隠れたがり。
そんな印象が抜けないくまが、人の多いエリアにいるのはさすがにないかと思い。
足が向いたのは、休憩用に解放されている緑地エリアの方]
ここって、結構かくれんぼには向くんだけど……。
……さすがに、そんなに安直じゃあない、か。
[ぼやきを一つ落とした後、後ろ頭掻く]
っかし、まあ。
なんでこんな騒ぎ起こしてるっていうか、何から逃げだしたんだか。
……ま。
不意にそういう気持ちに陥るの、わかんなくはない……けどな。
[自分も、力の存在を知ったばかりの頃、そして、それが周囲を巻き込む大騒動を引き起こした直後はそんな状態だったから。
勿論、自分とは状況も何も違うはず、とは、一応思うのだけれど。*]
― 緑地エリア ―
…………。
[進んでいた歩みがぴた、と止まる。
ふ、と視線を向けるのは賑わうイベント会場の方]
ほんと。
これ以上、でっかい騒ぎになんないでくれよー?
[つい、こんな言葉が口を突くのは半年前のあれこれもあるが。
それよりも前の事にも、記憶が飛んでしまうから。
最初に力の発現が見られた時の事は、まだ、笑い話にできるけれど。
その次──軍入りする事を決めるに至った事件の事は、あんまり思い出したくはない]
[『シュヴェーアト事件』から、半年ほど過ぎた頃。
市街地の一角で、爆発騒動が起きた。
表向きには事故となっていたが、実際には『グロリアスチャイルド』を欲したとある研究機関の引き起こしたもので。
その渦中にいたのは、他ならぬ自分だった。
その場は特務部隊の面々のおかけでどうにか切りぬけたものの──あの時に受けたあれこれは、未だに大きくて、だから]
……不本意な巻き込み覚醒とかは、くま君も起こしたくないだろうしね。
気合入れて、行くか。
[気合でどうにかなるかはさておき。
今は、それしか思いつかないのが現状だった。**]
― 緑地エリア ―
んー、さてさて……この基地内でかくれんぼに適したとこって、後どこがあったっけ。
[歩き回る内、思考はいつの間にかそっちに向かっていた。
何となく、なんとなくだが。
『逃げたから捕まえる』という方向で動くと、自分も疲れるだけな気がしていた……のは、多分、最初にくまと遭遇した時のあれこれから。
あの時は色々と気ぃ張って疲れたしなあ、なんて考えつつ]
……お?
[見回す視界にぴょい、と跳ねたのは、茶色の影。
あれ、と思ってそちらに近づくとその足元を茶色の流れが駆け抜けて]
てて、ちょ、まっ……。
[慌てて立ち止まり、踏鞴を踏む。
態勢を整えようとするも構わず、その場に尻餅をついた]
……ぉぃ、お前ら。
なに、なちゅらるに増殖してんの……。
[転んだ自分の周囲を取り巻いた茶色のもふもふ──兎の群れに突っ込みひとつ。
兎たちは一斉に同じ方向に首を傾げた後、ふい、と消え失せた]
[気を取り直して立ち上がり、あちらこちらを巡り歩いて行く。
その途中、ふと目に入ったのは]
……あれ?
[さがすくま……ではなく、何やらしゃがみ込んでぼやく姿>>151、ひとつ。
何があったのか、は、まあ何となくわかるのだが]
おーい、だいじょーぶかーい。
[わかるからこそ、ほっとくのはどうか、と思って呼びかけた]
そっちも、くま君に振られ続け、かな、その様子だと。
あ、俺はメレディス。
メレディス・カルディナールロート。
[よろしく、と。
いつもの懐こい様子で名を名乗り]
こうやって、直接話すのは初めて……だよ、ね。
君の話そのものは、ちょくちょく聞かされてるけど。
[誰に、とは言わずにさらりと告げる。
もっとも、話す宛など一人しかいないのだがそれはそれ。*]
物凄い怖がりというか、臆病というか……だからねぇ、くま君。
懐けば素直なんだけど。
[苦笑と共に向けられた言葉>>178に、こちらも浮かべるのは苦い笑み]
うん、そう……って、あれ、なんで。
[こちらの事を知っているらしき言葉>>179に瞬いたのも束の間。
告げられた名前にがじ、と頭を掻いた]
ぁー……もう、あの人も。
持ち上げすぎだってのに。
[早口に言い放つ言葉は照れ隠し。
どうにも、こういう評価はこそばゆくていけなかった]
ああ、うん、そう。
あの子とは、色々と関わる機会も多くてね。
今は、特務に半分出向してるようなもんだから、余計に。
[問いかけ>>180はその通りなのであっさりと頷いて]
まあ、最初は大体、愚痴から始まるんだけどね。
でもまあ、あの子があんな風に話す相手って、俺が知る限りは他にいないから。
どんな奴なのかなー、ってちょっと思ってたんだ。
[にっこり笑って告げるのは、声をかけた一番の理由。*]
文字通り、メンタルしかないからね……最初にここに来た時も、それで大騒動になったわけだし。
[思えば、アレのおかげで封印とけたんだよなあ、と。
遠い目をしたのはほんの一瞬]
あー……そっか、君も、だっけね。
まあ、俺の経験は参考にし難い気もするけど……。
[最初に強烈なのに遭遇している分のあれこれはあるかも知れないけれど、とは口にはせずに、微かに笑って]
なんかあったら、遠慮なく言ってくれていいよ。
できるだけの事はするから。
[同じであるが故の悩みであれば、幾つか超えているから、とそう告げる]
まあ、最初はちょっと驚くけどね。
でも、決して悪い話じゃなかったよ?
……詳細を俺から言っちゃうと、後で怖い目にあいそうだから、ここでは割愛させてもらうけど。
[実際に聞いているのは、同級生時代の事や、『シュヴェーアト事件』での事。
きつい物言いも多いけれど、少なくとも、自分が聞いたのは信頼に基づくとわかるものばかり……なのだが。
まあ、そこは外野が言う事じゃないな、と触れる事はせず]
大体見たまんま、って。
いや、俺もそれ、良く言うけど。
[自分で自分を説明するのが難しいのはわかるから、冗談めかした口調で言って。
続いた言葉>>186に、あー、と短く声を上げた]
思ってても、どうにもなんない?
それだとますます……。
[口調や表情から、そこらの自覚はあるんだろうな、というのはわかる。
だから、続けた言葉は一先ず飲み込んで]
……あのさ。
多分、難しく考えなくていいと思うんだ。
あの子が怒ってる理由って、俺が見た限りは物凄く単純で、簡単だから。
[直接理由は聞いた事はないけれど、愚痴から始まる一連の話の最後がいつも同じ言葉──『人の気も知らないで』で終わる辺りから、大体の察しはつく。
その時の、思いっきり落ち込んだ表情も、そこらの推測を裏付けていた]
余計な事考えないで、自然体で接してあげた方がいいんじゃないかな。
……その方が、嬉しいと思うんだ。
最近は特に、大尉の代理とか補佐で矢面たって。
周りにおべっかだの余計な気づかいされて、イラついてるからね。
……ま、あんまり言うとほんとに後が怖いから、そろそろお節介は終わっとくね。
あ、こんな話してた、てのは一応内密でよろしく。
[冗談めかした口調で言った後、ぽん、と軽く肩を叩いて]
口止め料っていうとなんだけど、金平糖食べる?
甘いの食べると、気持ちほぐれるからね。
[言いつつ、引っ張り出すのは手縫いと人目でわかる巾着袋、ひとつ。*]
……お、メール?
[金平糖を勧めている所に飛んできたメール>>194に、瞬き一つ]
……休憩、ね。
そういや、確かに休みなしで動き回ってるなあ。
[これはちょっとまずいかなあ、と。
思いながら端末をしまって]
ま、確かに腹が減っては、とも言うし。
俺は熱量補給に行くけど、どうする?
[何せ、この騒動が終わってもやる事は山積みなのだから、と。
軽い口調への問いかけへの答えがどうであれ、青年が向かうのは賑わいの方。*]
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